Yin and Yang
キチェ族の巨大マーケットを求めてやってきたチチカステナンゴ。
色鮮やかなウイピルと迷路のような混沌の世界にすっかりハマってしまいました。
市場では民族衣装を始め、衣類、工芸品、日用品、薬、雑貨、食料品、陶器、動物、家畜と、
それはもう何から何まで売られているのですが、
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私が特に気に入ったのが、
前記事で書いたウイピル通りと、
食堂エリア!
チチカステナンゴの市場の台所は女性の聖域。
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トウモロコシ香るトルティーヤの生地をペッタンペッタン。
トントントン、小気味良い包丁の音。
お鍋の中はグツグツコトコト、いい香り。
手際良くお皿に盛り付けるさばけた手付き。
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彼女たちのきびきびと働く姿は美しく、
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珍しいおかずを覗き込んだり、人々の食べる姿を見るのも楽しい!
食は生の基本ですから。
その土地土地の、
庶民的な食の文化を垣間見るのはとても興味深いものです。
食堂エリアを徘徊していたら自然とお腹が空いたので、ここでランチ休憩。
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食事の後は、
いったん市場迷路を飛び出して、ちょっと気になっていたあるところへ行ってみます。
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活気ある市場を出ると、
途端に、喧噪とは無縁ののどかな田舎道に早変わり。
10分ほど歩くと、
工芸品博物館のような建物に入り、
その敷地を通り抜け、丘へ差し掛かる道へ上っていきます。
しばらくすると、カラフルな箱?の集合体が遠くに見えてきました。
あそこはなんと墓地らしい!
随分とポップなお墓。
さらに丘を上り、
てっぺんに辿り着くと、
松林の奥に、簡素な小屋がひとつ、ぽつりと佇んでいます。
ここは、キチェ族のサンクチュアリ。
パスクアル・アバフの丘。
野良ワンコたちの寝床でもあるようですが。
こちらが丘の守り主。(ワンちゃんではありません。)
今もキチェ族の人々に信仰されているという、パスクアル・アバフ神が祀られている祭壇。
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祭壇を中心に、あちこちに黒い十字架が立てられていて、
まるで結界を張っているようです。
松の木の根元には、お供えもの?魔除け?がらくた?が無造作に散らばっていました。
誰もいないと思っていたら、瓦屋根の小屋の中に人が。
一見キチェ族のイメージとはかけ離れたヒッピー風の親子が、なにやら儀式のようなものを始めました。
この場には、
その様子をじっと見守る私と、祈りを捧げる親子の3人だけ。
私など眼中にもなく、
気にする様子もなければ邪魔もの扱いをするでもなく、
ただ黙々と、
たき火に視線を落とし、呪文を唱えながらロウソクや粉をポイポイ放りなげ、鉄の棒で炭をかき回す。
その繰り返しをただひたすら、30分は続けていたような気がします。
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彼らの儀式はようやく終わったようです。
後片付けをして、
何事もなかったかのように、親子はその場を去っていきました。
一人取り残された私も、
彼らを追いかけるように、神様の住む不思議な丘を後にしました。
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再び、市場へ。
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止まっていた時間が動き出す。
そこは変わらず、
営み、欲望、混沌うずまく人間の世界。
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静と動。
聖と俗。
光と影。
そのコントラストはどちらも真実で、どちらもキチェ族の顔。
どちらも人間の真理。
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巨大迷路の日曜市、そしてパスクアル・アバフの丘を十分に満喫し、
チチカステナンゴから湖の街パナハッチェルへ戻ります。
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