インティライミ
南米三大祭のひとつに数えられるペルーのインティライミ。
それは毎年6月24日に行われる。
そんなお祭りがある事を知ったのは、クスコに来る直前!
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あら、私のクスコ行きと日程が被りそう。
だったらお祭りに合わせて行ってもいいな。
くらいの気負いのない感じで10日前にクスコにやってきたわけですが(合わせるのちょっと早過ぎたw)、
蓋を開けてみると、その街の浮かれようにびっくり!
連日お祭り騒ぎは続き、
24日に向けて日に日に盛り上がりは上昇し、前夜祭で最高潮!
ついにインティライミ当日を迎えました。
相変わらず事前予習を全くしていなかったので、
一体何時からどこで、どんな催しが繰り広げられるのかとんと見当がつかない。
サクサイワマン遺跡を舞台にするとは聞いていたけれど、お祭りを見るためには高額の入場料を払わなければならないらしいし。
(確か200ドルとか言ってたかなあ?)
宿のスタッフに聞いたところ、
街の中心部からサクサイワマン遺跡まで、お祭り部隊が大名行列をなして移動するんだよ、と。
じゃあ、今日はそのパレードを拝むことにしよう。
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というわけで、
友人と連れ立って9時過ぎ頃からのんびりと街に繰り出してみました。
すると、いつも通る道が今日は観客でごった返しているではありませんか!
何?パレードはここを通るの!?
観客の列に沿って歩いてゆくと、サント・ドミンゴ教会前、コリカンチャ広場に辿り着きました。
どうやらここで何かが起こるらしい。
既に観客の大群がペスポジを陣取り、全然前が見えない状態。
アチャー、これはかなり出遅れたな。
そこへ、立ち見台用簡易チェアレンタルのおばさまが現れた!
ナイスサービス、ナイスタイミング!
速攻レンタルして上がってみます。
うん、イスの上からだと広場がギリ見渡せる♪
一体ここで何が始まるんだろう!?
頭上には数台のドローンが飛びかっています。
許可を取った撮影クルーかしら!?
でも、ドローンを下ろした先の主を見てみると、観光客風の欧米人だったんだよなぁ。
もしそうだとしたら、テレビや写真に写り込んでしまうのでこういう場でのドローンはちょっと考えものですよね。
お祭りの空撮なんて、最高に素敵な絵が撮れるだろうけど!
やがてホラ貝が鳴り響き、
太鼓のリズムとともに、色とりどりの衣を纏った人々が入場してきました。
厳かな雰囲気の中、ステップを刻み、歌い踊る彼ら。
なんだか、RPGの世界を見ているみたい。
そして、太陽の神殿にインカ王が登場!(逆光のため写真なし)
その堂々とした立ち振る舞い、
かっこよすぎる!!!
どうやってインカ王役が決まるのだろう?
オーディションなどがあるのかな?
それとも選ばれる何か基準でもあるのだろうか。
王様が神殿のバルコニーで浪々と歌い上げ、
今年のインティライミがスタートです!
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コリカンチャでの儀式も終盤に差し掛かったであろう頃、
徐々に観客たちがざわつき、わらわらとその大群が散り始めます。
私たちもレンタルチェアをその場に置き去りにして、人の流れに乗って移動。
なになにー!?
なんだかよく分からないけれど、ついてっちゃえ!
わけもわからずダッシュです!
その流れの先はおなじみアルマス広場でした。
広大の広場のまわりには場所取りに躍起になる観客たちの姿が。
みるみるうちに人が増えてゆくので焦る!
またもやレンタルチェアを借りて、私たちもいい感じの場所にポジション取り。
しばらく待機していると、始まりの合図であるホラ貝が再び鳴り響き、
次から次へと祭りの人々が広場に入場してきました。
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様々なタイプの衣装。
兵士、剣士、司祭、魔法使い、踊り子、遊び人。
それぞれに役どころがあるのでしょう。
(完全にイメージはドラクエw)
王様と王妃も、神輿にかつがれて登場です。
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くるくると広場を回りながら舞い踊る彼らの衣装を眺めるのが楽しい!
やっぱりコスプレ、じゃなくて、
民族衣装って萌えますね♪
女王様のおな〜り〜〜〜〜!!!
王妃の神輿がゆっくりと広場を回り、
その後にインカ王の神輿が続きます。
やっぱり祭りの主役はオーラが違う。
威風堂々とした佇まい。
目がハートになって、ついミーハーな黄色い声援を送ってしまいますねw
この大名行列はここから、インティライミの儀式が行われる舞台、サクサイワマン遺跡へ移動するのです。
一行が去った後のアルマス広場。
観客たちが一斉に広場になだれ込みます。
ちょうど私たちの位置からは木の陰で見えなかったけれど、
広場の真ん中には、お祭り用にこのような銅像が立てられていたらしい。
普段はここ、噴水です。
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午後から始まるサクサイワマン遺跡での儀式は、正直見に行くかどうか迷っていました。
というのも高額の入場料を払わなければいけないと聞いていたから。
それに、10日間もクスコにいて、お祭りの雰囲気にはだいぶ満足していたのです。
とりあえず街中をのんびりお散歩して、
お昼ご飯を食べてお茶をして。
だいぶゆる〜っと過ごしていたけれど。
んー、せっかくだし、
やっぱりサクサイワマン遺跡、行くだけ行ってみようかな。
そこへ宿のスタッフから朗報!
中に入ると入場料が必要だけど、裏手にある小高い丘からはタダで遺跡の会場が見下ろせるから、そこに行くといいよ!
とのアドバイスをもらい、
(それ先に教えて〜w)
やっぱり遺跡に向かう事に決めました!
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公共バスに乗って丘の方へ。
けれどもお祭りの影響か、道の途中から大渋滞でバスが全然動かなくなっちゃった。
これなら歩いた方が早いかも。
着く頃にお祭り終わっちゃってたら悲しいし。
というわけで、バスを降りて、歩いて丘を目指します。
道中はもちろん上りも多く、そこそこ標高の高いクスコだから(3399m)息も上がる。
ぜーはー言いながら山道を抜け、
キリストの立つ丘を越えて、
道路に出ると屋台がズラリと並んでいました。
その様子は日本のお祭りと同じ!
あちこちに子ども用のスライダーがあって、まるで移動遊園地みたい!
これならアルマス広場の後直接ここに来ても良かったな。
屋台をひやかして歩くだけでも十分楽しめる。
ようやく、遺跡が見下ろせる丘に辿り着きました!
「なによ〜、ここで十分じゃん。」
ここから見る分にはタダなんですよ!
広場では厳かに儀式が執り行われています。
遺跡を舞台にしたそのロケーションは完璧!
そこだけ切り取ると、まるでインカ時代にタイムスリップしたみたい。
周辺には2つの小高い丘があって、もう一方にも移動してみました。
別角度からの眺め。
私たちがここに着いたのは夕方。
祭りは既にクライマックスを終えていたようで、
インカ王がリャマの心臓をえぐり出して太陽の神に捧げる一番重要なシーンは見逃してしまいました★
あらら。
こうして、
収穫祭であるインティライミは幕を閉じるのでした。
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もうちょっと事前予習しとけば良かったな〜とは思ったけれど、
10日間、ペルー最大のお祭りを存分に楽しめました!
今後インティライミに合わせてクスコへ向かわれる方へ、
ちょっとしたアドバイスを。
6月24日の本番だけを見るのはもったいない。
せめて前夜祭、
いや3日前、
できれば一週間前にクスコ入りすれば、
アルマス広場で見目鮮やかな踊りやパレードをうんと堪能できますよ♪
むしろ、インティライミよりもその前が楽しかったし。
そしてインティライミ当日は、
朝早くにコリカンチャ神殿で場所取り。
↓
コリカンチャの儀式が終わる頃アルマス広場にダッシュで移動、場所取り。
(コリカンチャを削ってアルマス広場に焦点を定めるのもいいかもしれない。)
↓
サクサイワマン遺跡の丘へ移動、場所取り。
という流れで、インティライミを一日中味わい尽くしちゃってくださいね!
(各場所のスタート時間などの詳細は現地インフォメーションや宿のスタッフなどに要確認)
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街やお祭りもさることながら、
周辺にも見所スポット満載のクスコ!
次回からは、ちょっと郊外へ足を伸ばしたお出かけレポートをお送りします。
世界一人気の観光地!?
もちろんあの遺跡にも行ってきましたよ〜♪
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