神様はヘビースモーカー
民族巡り、まだまだいきます!
再びアティトゥラン湖に舞台を戻し、
この日はパナハッチェルから湖を渡って、
パナのほぼ対岸に位置するサンティアゴ・アティトゥランの火曜市へ向かいました。
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気持ちの良いお天気!
渡し船に乗って、
湖そのままの名を持つ、サンティアゴ・アティトランへ上陸。
マヤ系トゥトゥヒル族が暮らす村。
どのような民族衣装にお目にかかれるのでしょうか。
早速市場の広場を目指し直行します!
お、いましたいました。
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道ばたに、野菜や果物のカゴを広げる女性たち。
彼女たちの民族衣装をよーく観察してみると、
縦縞基調のトップス。
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柄によっては横縞も入ってチェックのように見えるのもあり、
首元に、お花や鳥の刺繍がたっぷりと施されているデザインが多いみたい。
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スカートは赤、ピンク、青、紫と色も模様も様々で、
フリンジの付いた大判ストールを、羽織ったり首にかけたり。
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現地の人々は、衣のデザインや刺繍の柄によってどこの集落に属しているかがひと目で分かるそうです。
マヤ民族の部族はかなり細かく分かれていて、
決して大きくないアティトラン湖の周りでさえこんなにもたくさんの村があり、
衣服も言語も文化もちょっとずつ違うのだから面白い。
ちなみに、
民族巡りではどうしても影の薄くなりがちな男性陣★
伝統衣装の着用率が女性に比べて低いような気がするし、色鮮やかで華やかな女性陣についつい目がいってしまうのです。
ところが、彼らは珍しくそれっぽいものを着ていたので慌ててパシャリ!
白地に黒のストライプの短パン、腰帯と白いハットがこの村の男性の民族衣装のようです。
サンティアゴ・アティトランの火曜市は規模の小さな青空市。
金曜日と日曜日の方が盛り上がるそうです。
ひとしきり露店を冷やかして回った後は、もう一つの目的地へ。
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この村で、どうしてもお会いしたいお方がいらっしゃるのです。
でも、
彼が一体どこにいるのかさっぱり分からない!
ガイドブックには教会の中に、と書いてあるのですが、それはどうも違うみたい。
なんなら彼の居場所は点々と移動するという噂も!?
村の人に聞き回っても曖昧な回答しか得られず、
こっちだよー
あっちだよー
に翻弄されながら、彼の行方を探して歩きました。
どこ!?
どこにいるのー!?
有力な情報が掴めず全然埒が明きません。
道ばたで井戸端会議をしているおばちゃまたちに尋ねてみると、
「あら。連れて行ってあげるわよ!ついてきなさい。」
と言ったニュアンスで、先導してスタスタ歩き始めました。
彼女達の後をついていきます。
そこは何の変哲もない民家の並ぶ路地。
「あそこよ!」
ん?どこ!?
この狭いところを上がっていくの!?
どなたかのお宅、ではない?
不法侵入にならないよね??
塀と塀の隙間の細い階段をそろりそろりと上がっていきます。
振り返ると、階段の下の入り口で心配そうに、いや、好奇心旺盛な表情で私を見守る4人のおばちゃまズ。
あ・・・
この中っぽい!
細道に戻り、階段下で待機しているおばちゃまたちに「スィースィー!グラーシアース!」とお礼を告げました。
ニコニコ顔で手を振り返してくれる4人。
これは、一人ではとても来られなかったわ。
彼女たちに連れてきてもらわなかったら絶対に辿り着けなかった。
おばちゃーん、ありがとう~!!!
おそるおそる中を覗いてみると、
!!!
(食い倒れ人形の遠い親戚?)
!?!?
このお方が、あの噂の・・・、
チョイワル親父な神様として名高い!?
マシモン様!!!
葉巻をくわえて髭を生やしたその面立ちはダンディで、悪そう〜。
黒いハットを被り、首にはこれでもかとネクタイ、スカーフを垂らし、
その隙間にはお札がチラリ。
こう見えて、サンティアゴ・アティトランの守護神様です。
お供え物はマシモン様の大好物、タバコとお酒。
女とギャンブルも好きそうだな。
そこへ、
女性が一人、この倉庫のようなマシモン様のアジトへやってきました。
お祓いか、祈祷か、
何やら儀式が始まるようです。
神主様?が香炉を炊いて、小さな部屋の中はモクモク煙だらけ。
しかも、お付きの男性がおもむろに、
マシモン様のタバコに着火!
灰が落ちて消えかかる度にタバコに火を付け足します。
なかなかシュールな絵面だ・・・。
でも、マシモン様が本当に生きていて、
美味しそうにタバコを吸っているように見えてくるから不思議。
先日チチカステナンゴの丘の上で見た儀式とはまたグッと趣の異なる、
見てはいけないものを見てしまったような、
そんな、怪しさを秘めた儀式。
考えたらちょっと笑ってしまいそうな光景ですが、
これを本人たちは真剣にやっているのだから、土着の信仰とは興味深いものです。
過去に、神様を見て思わず吹き出してしまった観光客が追い出されてしまったという話も聞いたし。
しかし、なんでこんな悪そうな神様が生まれ、祀られるようになったのだろう?
素朴な疑問をぶつけてみたかったのですが、
言葉も通じないし、粛々と儀式が執り行われているので諦めました。
見学料にチップを渡し、
マシモン様をもう一度しっかり見納めてから、そーっと小屋を出ていきました。
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是非ともお会いしたかった神様に無事お会いする事ができたので、
再びお散歩の続き。
今度は市を離れて、路地をあてもなく歩いてみます。
ちょっぴり小高い丘に差し掛かり、
この辺りの家の屋上から湖を眺めたら綺麗だろうなぁと、
その景色に思いを巡らせながら建物の隙間覗き込むと、
民家の入り口に子どもがいて、中からお父さんが出てきました。
私、明らかに不審者!
慌ててジェスチャーを交えながら、屋上に上がらせて欲しい旨を伝えると、←図々しいw
快く承諾してくれ、
お母さんまで歓迎してくれて、私を上まで連れて行ってくれました。
最上階のバルコニーからの景色は、
ああ、やっぱり。
最高!
三つの火山に両サイドを挟まれた入り江に位置する村、サンティアゴ・アティトラン。
この恵まれたロケーションが、より風光明媚な景観を作り出しています。
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民族衣装。
マシモン様。
湖の景色。
全て拝むことができて、サンティアゴ・アティトランは大満足!
今日も民族をハシゴ。
乗り合いトラックに乗って、次の村を目指します。
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