長年の旅の憧れを叶える
カミーノから始まり、約半年かけてヨーロッパを周遊した今回の旅もついにクライマックス。
実は、旅立ち前から旅の終わり方を決めていました。
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いつか必ず叶えると決めていた、私の夢と憧れ。
それは、シベリア鉄道でロシアを横断すること!
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モスクワ最終日。
ヴェルニサージュ市場を後にして、メトロに乗って大きめのスーパーマーケットАшан(アシャン)へ寄り道。
鉄道内で過ごす一週間分の食材を買い込みます。
主に自作サンドイッチセット。
先日のオーロラレンタカーと似たようなラインナップになってしまいました。
あとは、不味そうなカップ麺をごっそりと。
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大量の食材を購入してNereus Hostel near Kremlinへ戻り、預け荷物をピックアップして夜22:00に宿を出発。
最寄りのメトロ駅から地下鉄に乗ってコムソモーリスカヤ駅へ移動します。
地中深くに吸い込まれてしまうんじゃないかと思うほど長いエスカレーターを降りて、
セキュリティスタッフにコムソモーリスカヤ行き列車のプラットホームの場所を聞いたら、
上の階だと言うじゃありませんか!
折り返して再び長い長いエスカレーターを上がり、
「コムソモーリスカヤ~」と叫びながらホームを探し回っていたら、←怪しすぎ
おびただしい私の荷物の量に驚いた女の子とおじさんが二人がかりで手助けをしてくれました。
うぅ、ありがとう。
この時私が抱えていた荷物たちは、過去MAXの量かもしれない。
タイヤの壊れた岩のようなコロコロに、カメラバッグと三脚、麻のハンドバッグ、バックパック、
後半買い込んだお土産の入ったビニール袋、一週間分の食材が入ったチェックのずた袋。
これらを全て一人で抱えのたのたと歩いていたら、そりゃぁ目立つのも致し方ありません。
しかも、体力を無駄に使って絶賛暑がりが発動し、
冬に差し掛かる寒~いロシアで半袖Tシャツ一丁のアジア人!笑
そのままプラットホームまで連れて行ってくれて、おじさんはここでさよなら。
スパシーバ!!!
女の子は同じ電車に乗り込みます。
彼女の名前はinga。
実は実はこの美女、私を助けるためだけに一緒に列車に乗ってくれたことが判明し、
本来の行き先は近くのセントロだったと言うじゃないですか!
なんてなんてご奉仕の精神、、、天使様ですか?
Ingaはヨガのインストラクターとバリスタを兼務していて、ベジタリアンカフェで働いているんだって。
本当はお寿司もお魚も大好きだったけれど、今は動物性食品を断ち完全ビーガンを目指しているそう。
空手や日本文化が好きなことも話してくれました。
結局、Ingaはコムソモーリスカヤまで同行し、
荷物を手助けしながら上の改札まで一緒に上がってくれました。
お別れする際に持っていた紙袋を手渡されたので中を見て見ると、たくさんのミニパンケーキとラップサンド用のピタパン。
もらえないよ!
何度も断るのですが、彼女は頑なに紙袋を受け取りません。
これから長旅が始まる私に、自分で買ったパンを全部、見知らぬ旅人に持たせてくれたのです。
「ありがとう。。。スパシーバ!!!」
なんて、なんて心の美しい優しい人。
泣き出しそうになりながらも笑顔で、
彼女の背中を、姿が見えなくなるまで見送りました。
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コムソモーリスカヤのメトロ駅を出て、今度はシベリア鉄道が出発するヤロスラブスキー駅へ向かいます。
しかし、ここは3つの長距離鉄道駅が併設されている場所でとてもややこしい。
こんな大荷物を抱えているからには、間違えずに一発で目的駅へ到達したいところです。
「ヤロス。。。」
「ラブ。。。」
「ヤロスキ。。。」
「スキヤキー。。。!」
もーう、なんだっけ!?
ロシア語って全く頭に入らない。
旅の最後のためにと、日本からわざわざロシア語会話帳を持ってきていたのに、
結局1から10まで数えることもできないままロシア旅が終わりそう。
ましてや固有名詞なんてちんぷんかんぷん!
全然ちゃんと言えてないんだけど、舌を噛みそうになりながら道ゆく人に手当たり次第に場所を聞いて回っていると、
今度は救世主の男の子が現れた!
大きい荷物を半分サッと持ってヤロスラブスキー駅のカッサまで連れて行ってくれて、
チケット交換の通訳まで!
無事発券されると、ご丁寧に私の乗る列車のゲートを確認し、指差して教えてくれました。
彼の名はAlesina君。
マッチングアプリを運営する会社で働いていて、(今風!)
フレキシブルワークで今日は午後からの出社だったために終わりが遅くなったとのこと。
中心地から15kmほど離れたベッドタウンに住み、ちょうど帰宅するところに大荷物半袖の怪しいアジア人に居合わせたというわけ。
お仕事で疲れているだろうに、わざわざ時間を割いて見知らぬ人に手を差し伸べてくれて。
「スパシーバ、スパシーバ・・・」
何度もお礼を伝えながらまた泣きそうになってしまいました。
実際に訪れてみると肌で感じることが多々ある。
ロシアの人たちはとても温かく優しかった。
こうして、たくさんの親切に触れながら何の問題もなく滞りなく、
シベリア鉄道発車時刻一時間前に、出発駅のヤロスラブスキーに辿り着くことができました。
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さあ、いよいよ憧れのロシア横断。
7日間かけて私を極東まで運んでくれる長い車体。
ドキドキワクワクを胸に列車に乗り込みます。
グレードは完全個室の一等車、コンパートメントタイプの二等車とがありますが、
私は三等車一択。
価格が安いのもそうだけど、
wifi環境のない、外界と遮断された一週間という長い時間の中、
乗客同士のコミュニケーションが生まれやすい三等車に魅力を感じたから。
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23:45
定刻、列車はゆっくりと動き始めました。
さあ、今回の旅のクライマックス!
憧れのシベリア鉄道ロシア横断、
どんな出会いと出来事が待ち受けているのでしょうか。
※2017年10月の旅のお話です。
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