【前編】ユーラシア大陸横断!シベリア鉄道7日間の旅
「世界一古い」「世界一深い」「世界一透明」
三つの世界一を持つシベリアの真珠、バイカル湖。
3月頃になると真冬に凍りついた湖面がひび割れ始め、一面クリスタルのような絶景を見せてくれるのです。
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7日間のシベリア鉄道の旅が始まりました。
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こちら、タイムテーブル。
23:45にモスクワを出発し、6日後の23:55にウラジオストク着。
時刻は全てモスクワ時間で記載されているので、実際は7日後の早朝に到着予定です。
(横に長い広大なロシアはモスクワ時間が基準となりますが、
実質、冬時間のモスクワとウラジオストクとの時差は6時間になります。)
三等車の中はこんな感じ。
右側は窓に沿うように配置された座席、左側は車体に垂直に並ぶ座席。
それぞれが二段ベッドとして機能します。
私は上の段を予約していました。
(ふだん使いの荷物をとりあえずドサっとコロコロから出したので、
ベッドの上がちょっぴり?乱雑な感じになっているのはお見逃しを!w)
座れないくらい狭い幅!笑
寝るためだけのスペースになりそうです。
もしくはゴロンと寝っ転がってスマホに入れておいたKINDLEの読書タイム。
お昼間のみんなが起きる時間は下段を座席として利用させてもらえるので問題ありません。
そういう意味では上段の方が、
誰にも邪魔されない、よりプライベートスペースを確保できるというメリットも。
たまたまグレードがいいのに当たったのか、はたまた車体がリニューアルしたのか、
各区画のテーブル下にコンセントが設置されていたのには驚きました。
なぜなら事前に調べていた情報では、車体ごとに入り口付近の二箇所にしか充電スペースがなく争奪戦になる、と。
だから、モスクワのガルブーシュカでモバイルバッテリーを購入しておいたのですよね。
必要なかったな。
ゲストハウスでもベッドはアッパーを選びがちな私だけど、
これなら電源を繋ぎっぱなしにできるロウワーを予約しておいても良かったかもしれません。
S字フックと私の旅の必須アイテム洗濯ピンチはここでも大活躍!
濡れたタオルや洋服を気軽に掛けられる場所があるってノンストレスなのです。
10月末のロシア、車内は寒いかもと構えていたけれど、
寒いどころか暖房効きまくりで暑かった!
始終半袖Tシャツで過ごしていましたし、なんならちょっと寝汗も掻いたくらい。
シャワーなしの7日間、毎日せっせとウェットティッシュで体を拭いていました。
頭皮だけはどうしようもなかったけれど、
ある時期を過ぎると痒みも消えて、そんなに気にならなくなるものですね!
(こうして旅女子は逞しくなっていくのです。)
各車体には、常に熱々のお湯が注げる給湯器が設置してあります。
やはりインスタント麺人気は高く、乗客の皆さんそれぞれ自前のカップ麺をすすっていましたよ。
私もスーパーАшан(アシャン)で買い込んでいたこちらが大活躍!
不味そう・・・なんて思っていたけれど、長い列車旅の中で熱々の汁麺はかけがえのないご馳走でした。
時々やって来る車内販売もありがたい存在。
ピロシキでティータイム。
グラスは給湯室で貸し出してくれます。
パッと電車から降りて、停車駅のキオスクで食料を補充することも。
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クロスワード、数独、
トランプ、
タブレットでゲーム、
読書。
時には窓の外を眺めてみたり。
車内ではみな思い思いの時間を過ごします。
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さて!
旅は道連れ。
私の区画の仲間たち、モスクワから乗り込んだ初期メンバーのお三方をご紹介!
左から、
Sergey。
溶接の仕事をしているそう。
奥さんと二人の息子さんをモスクワに残し、
これから3ヶ月間仕事をするために、チタというところに移動します。
21歳の時に結婚して、上の子は現在19歳、下の子は10歳と年齢差の大きなお子さんを持つ二児のパパ。
嬉しそうに、携帯の写メを見せてくれました。
息子さんもだけど、アニメのキャラみたいなもふもふニャンコがブサ可愛いーーー!!!
真ん中の女性はAlbina。
穏やかで優しくて、みんなのお母さん的存在。
一番右は現在求職中のMojave。
仕事を求めて新天地を目指します。
彼の、目が合うとニコッと微笑んでくれる笑顔にとても癒されました。
旅のロシア語会話帳を片手に頼りない自己紹介をすると、みんなすぐに私の名前を覚えてくれて、
頼まずとも大量の荷物の上げ下げを手伝ってくれたり、
(荷物置き場は座席下と、上段ベッドの上に網棚があります。)
uca、ご飯食べるかい?
uca、お茶飲むかい?
といつも気にかけてくれて。
皆さん物静かながら気遣いと思いやりに溢れていて、適度な距離感がとても心地良い大人なメンバーでした。
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モスクワから遠ざかると雲が晴れて、窓から青空が覗くのが嬉しかった。
ただ、6時間の時差を埋めるように東へ東へと向かうので、夜の訪れも夜明けも日々早くなり、
生活リズムをモスクワ時間に合わせたままだと少しずつ調子が狂っていきます。
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4日目朝、イルクーツクに到着。
ということは、夜間に通り過ぎると思い込んでいたバイカル湖を、しっかり昼間に拝むことができそう!
お天気も快晴でまさに湖鑑賞日和!
その日は久しぶりに車窓に張り付き、外の景色を目いっぱい楽しみました。
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列車は、世界遺産のバイカル湖沿いを、延々4時間かけて走り抜けます。
目の覚めるほどの清々しいブルーが、身動きの取れない日々に彩りを添えてくれて心が晴れやかに!
乗客の皆さんも窓の外を眺めていましたよ。
イルクーツクは「シベリアのパリ」とも言われる美しい街だそうで、
いつか、バイカル湖がクリスタルの絶景を見せてくれる3月頃に、ゆっくりと訪れてみたいな。
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その日の深夜を過ぎた早朝4時。
初期メンバーでありみんなのママ的存在、Albinaが一足先に列車を降りてしまいます。
駅に着く頃にはみんなも起きていて、
SergeyもMojavaも彼女の荷物を下ろすのを手伝い、
列車の外に出て3人でお見送りをしました。
優しいAlbina、お元気で。
さよなら、お母さん。
シベリア鉄道の旅もあっという間に折り返し、後半に突入です。
※2017年10月の旅のお話です。
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