September 30, 2017  Categoyr: └ PANAMA ( パナマ )

違いの分からない女

ボケテ パナマ

やってしまった。まさに、頭隠して尻隠さず状態。
シュノーケリングツアーで、体前面に日焼け止めをしっかり塗ったつもりだったのに、
泳ぐ時に太陽を受けるのは背面だった。
ゆえに、背中ヒリヒリ、お尻には水着の後くっきり!!!



紫外線をもろに浴びてしまいました。
若い頃何も気にせず真っ黒に焼けていたそのツケが、シミ・シワという凶器となって容赦なく襲いかかる今、
日焼け対策をこれ以上怠ってはいかんと言うのに!!!

 

ま、焼けてしまったものは仕方ない。
今後気を付けようっと!?


さて、現在中米最後の国パナマ。

 

ボカス・デル・トロ 渡し船

珊瑚の楽園ボカス・デル・トロから小船に乗って本土に戻り、

バスを乗り継いでやってきました。
超高級品のアレを求めて!


ボケテ。
パナマ最高峰、バルー火山麓の渓谷の街で、標高約1000m。
爽やかな気候と高原の花々に恵まれ、山岳リゾートとして多くの人々が訪れ、
自然豊かな地形を利用した釣りやハイキングやラフティングなど、アクティビティも盛んに行われています。

 

ボケテ パナマ

花と永遠の春の谷

 

ボケテ パナマ

桃源郷をイメージするようななんとも美しいキャッチコピーで呼ばれているボケテの、
少し街を離れたところには、こんなにものどな田園風景が広がり、

 

ボケテ パナマ

緑の丘をオレンジ色に染め上げる花景色を見ていると、
桜咲き乱れる春の故郷をその風景に重ね、思わず郷愁の念にかられます。


ボケテ パナマ

適当なお店でランチを取って、

 

ボケテ パナマ

小さな街の小さな教会を通り過ぎ、

ゆるやかな上り坂の一本道を歩きます。

 

パナマ ボケテ グアイミー族

向こうからは、民族衣装を纏ったファミリー。
先住民族グアイミーです。
赤や青、原色の色鮮やかな布地に横縞の模様が入ったワンピースは、
グアテマラなどと比べるとだいぶ簡素でシンプルなデザイン。


ボケテ パナマ ゲイシャコーヒー

街の手前から20分ほど歩いたところで、
見えてきました。
本日の目的地、コーヒーショップ、カフェルイス。

 

ボケテ最大にして唯一のミッション、
それは、

 

ボケテ パナマ ゲイシャコーヒー

超高級なコーヒー豆を購入する事!

 

ここカフェルイスはコーヒー農園の直売所。
高額なゲイシャ種の豆が、ここでなら手が届く価格で販売されていると聞きやってきたわけです。

 

中米と言えばコーヒー豆の栽培が盛んで、
メキシコ産、グアテマラ産、ニカラグア産、コスタリカ産などなど、
日本でもこれらのコーヒーは人気ですよね。

 

なかでも、
パナマのボケテで作られる「ゲイシャ種」は、
希少価値の高さとその美味しさからまたたく間に人気に火が付き、オークションなどでいっきに価格が高騰。
日本のスタバでは2014年に、スタバ史上最高額の、なんとカップ1杯2000円で提供されていたと言うから驚きです!

ちなみに、ゲイシャと聞くと我々は「芸者」の字面をまっさきに思い浮かべますが、
日本向けに生産されている品種、ではなく、原産地の名前がルーツ。
1930年代にエチオピア南西部のゲシャという村で発見されたものが、その後中米に持ち込まれて栽培され今日に至るのです。
よって芸者とは無関係。

ゲイシャ種の木にはあまり多くのコーヒー豆が実らないために、一粒一粒に栄養分が行き渡り旨味が凝縮され、
その収穫の難しさが希少性を高めているのです。

 

ボケテ パナマ ゲイシャコーヒー

40ドルの250gパックひとつと、12ドルの75gパックをいくつかお買い上げ。
ここでだってそこそこ高いのに、日本ではいくらで売られているのだろう。

 

せっかくだから、カフェスペースでコーヒーも飲んで帰ります。

香りまつたけ味しめじ、
ならぬ、
香りジャスミン味マンゴー(や桃)
と言われているゲイシャコーヒー。
さて、その風味はいかに?

 

まずは、通っぽく、芳醇な香りを存分に楽しんだ後、
カップを持ち上げて一口すすってみる。


う、にがっ!

 

誰か、ミルクと砂糖をば〜!!!

 

とはさすがに言いませんでしたが、
味わいながらゆっくりと、なんてコーヒータイムの優雅さはかけらもなく、
グビグビっといっきに流し込みましたよ。

 

そう、私、ブラックコーヒー飲めない人なのです。
ラテやカプチーノは大好きでカフェで良く飲みますが、ブラックは絶対に頼まない。
だって苦いんだもの。
美味しさが分からない。
違いの分からない女なのです。

世界に名高いゲイシャ種も、いっき飲みなんて台無し。
コーヒーマニアに殴られそうな飲み方ですね。

 

購入した豆はもちろん自分用ではなくお土産。
あげた方たちが喜んでくれればそれで十分、ボケテに立ち寄った甲斐もあるというものです!

 

カフェ・ルイスでは農園や工場を見学するツアーも行われているのですが、
コーヒーに興味のない私はパス。

 

この街には一泊もせずトンボ返り。


帰国の日ももう目前に迫ってきました。

 

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