アイルランドの正しい歩き方
ちょうどプライベートで行き詰まることがあって、
悶々とした気持ちで旅を進めていたこの頃。
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ドゥーリンから南東に約38km、エニスという小さな町へ。
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Rowan Tree Hostelはシャノン川のほとりに建つ可愛らしい宿。
ベランダからの眺めも素敵です。
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エニスはアイルランド西部クレア州に位置するこじんまりとした町で、
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メイン通りのオコンネルストリートには、
レストラン、ショップ、カフェ、パブなどのカラフルな建物が引き締め合うように立ち並びます。
腹ごしらえ。
ヨーロッパではアジアンテイクアウトみたいなレストランで済ませることが多いです。
リーズナブルだし馴染みある味付けにホッとする。
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宿のレセプションで写メしていたパブマップを片手に、夕刻、再び町へ飛び出します。
音楽の街と言われるエニスはアイルランド伝統音楽の本拠地として知られ、
毎年5月に開催されるアイルランド音楽のフェスティバル「フラー・ヌア」には、狭い通りに寿司詰め状態になるほど多くの人で賑わうのだそう。
音楽と深い繋がりのあるエニスのパブでは毎夜パフォーマンスが繰り広げられ、
その演奏はどれもハイレベルらしく!
ビール片手にアイリッシュミュージックに酔いしれる夜。
パブ巡りこそがエニスの正しい歩き方なのです。
一軒目に訪れたパブで、普段は飲まない黒ビールをオーダー。
形から入るのも大事ですよね♪
本場アイルランドで口にするギネスはクリーミーな泡とコク、ほろ苦い味わいがまるで上質なコーヒーみたい。
雰囲気もあいまって、黒ビールを初めて美味しいと感じました。
弦のリズミカルな調べの中にどことなく哀愁を漂わせる、
心地よい音色に身を委ねていると、
お隣に腰をかけたダンディーなおじさまがギネス二杯目をご馳走してくれました。
なんだか映画の世界みたい!
笑顔がチャーミングおじさまPeterは58歳。
ロンドン生まれの彼ですが、アイルランド人の女性と恋に落ちてエニスに移り住んでからもう30年にもなると言います。
不動産関係の税理士さんでした。
「今演奏してるミュージシャンはね、
一人がアイリッシュ、一人が南アフリカ、チェコ一人、スペイン一人、三人がアルゼンチン出身なんだよ。」
おお、なんてグローバル。
私、全部の国に行ったことあるよ!(えっへん。)
本当はパブをはしごするつもりだったのに、
Peterが延々とビールをご馳走してくれるものだからタイミングを失ってしまいました。
と突然、
Peterがミュージシャンの輪の中に乱入!
気心知れた仲のようで、即席バンド結成。
リクエストした曲の演奏に合わせてボーカルPeterが気持ち良さそうに歌い始めたんだけど、
これがまた息ぴったりで素敵!
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宴は夜遅くまで続き、
私はパブのはしごを諦めて、賑やかな夜を心ゆくまで楽しみました。
宿に戻ったらお酒グルグルでバタンキューだったけど。
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翌朝も若干二日酔い。
ホステルの朝ごはんでリセットします。
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お昼過ぎにはすっかり仲良くなったPeterとカフェで待ち合わせてティータイム。
ここのところちょっぴり落ち込む事があった上に風邪も引いてしまい、
旅の原動力がだいぶ弱まっていた時期だったのだけど、
昨夜のロックな姿とは打って変わって、落ち着いた雰囲気の紳士なPeterとたわいのないお喋りをしていたら、
鬱々としていた気持ちが少しずつ晴れて。
Peterとハグをしてさよならした帰り道。
あ。
修道院の向こう側に大きな虹。
前に進もう。
夕焼けに染まったピンクの虹が「大丈夫」と背中を押してくれるのでした。
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※2017年9月の旅のお話です。
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