私の品乳奪われた!
長かかったチュニジアもいよいよラスト。
雰囲気をぐっと変え、次の旅先に選んだのは、
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東海岸の南端に位置するジェルバ島。
面積は淡路島より少し小さいくらい。
歴史あるこの島は今ではリゾートアイランドとして開発が進み、
地中海を目指してヨーロッパからたくさんのバカンス客が集まるそうです。
青い海!真っ白の砂浜!まばゆい太陽!
そんなリゾート感は気分じゃない。
私が今心から渇望するのは、
タコちゃん!
海に囲まれたジェルバ島は魚介類が豊富で、特にタコ料理が名物だとか。
海の幸たっぷりのチュニジアングルメを堪能したくてこの島へやってきました。
大陸からほど近いジェルバ島は本土から橋で繋がっていて、乗り合いバンのルアージュで難なく入島。
島一番の大きな街フームスークへ着くと、まずはルーティーンの宿探し。
何件か当たって決めたのは、
Hotel Arischa
オスマン帝国時代にキャラバン隊のために建てられた隊商宿。
当時の建物を生かして改装した、ジェルバ島固有のフォンドック様式のホテルです。
ぐるりと回廊が取り囲む吹き抜けの中庭、
当時ラクダなどの動物や食料を保管した1階部分はプールとダイニングが設置され解放的な雰囲気。
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可愛いらしい客室。
毎日のベッドメーキングにはタオルアートやお花があしらわれ、帰宅するたびに華やかな気持ちになりました。
気分はもうハネムーンですね♪
うん、気分だけ。
一泊40ディナール也。
wifiもまあまあ良かったし(お部屋に入り込むと繋がりにくかったけど)、
ジェルバ島のオススメ宿です。
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フームスークはその名の通りマーケットが連なる街で、
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たくさんの衣類、雑貨、アクセサリー、陶器などが、
白壁の路地をカラフルに彩ります。
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アンティークショップもチラホラ。
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圧巻だったのが、
木陰に広がる陶器市広場!
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おびただしい数の色鮮やかな陶器がズラリと隙間なく並べられ、
小皿、深皿、プレート、壺、タジン鍋などがぎゅうぎゅうに敷き詰められたこの一角はなかなかの迫力。
毎日片付けて朝並べなおすのは大変ね、と思いきや、
番人が夜通し寝ずに商品を見張っているそうです。
のどかなチュニジアの片隅の島に、夜勤シフトで働いている人がいるとは!
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一方こちらは、ローカルでひときわ賑わう魚市場。
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近隣の海で獲れたばかりの新鮮な魚介類がズラリ。
壁のタイルが可愛い♪
こんなキッチンいいな。
威勢の良い怒号響く、名物競り市も行われていました。
ジェルバ島のシーフード、さぞかし期待できますね!
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色々と目移りしてそぞろ歩くだけで楽しいフームスーク。
この日の戦利品はというと、
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アニマル柄ハラコのサンダル500円也〜♪
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お気に入りを見つけてホクホクご機嫌!
町歩きを一通り終えて宿に戻ろうとしたその矢先。
事件は起きたのです。
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何度も往復してすっかり見慣れた路地裏をホテルに向かってテクテク歩いていると、
数メートル先を行く青年が何やらチラチラとこちらを振り返ります。
その男の歩くペースが徐々に落ち、少しずつ縮まる距離。
避けようと進路を逸れかけると、男がニヤニヤしながら手を差し出し握手を求めてきました。
は!?
なんなの。
知らない奴の握手には応じることはできません。
目を合わせないようにうつむいて、男の真横を通り過ぎようとした、
その時でした。
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ドンッ!!!
???
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胸元に軽い衝撃。
何が起こったのか一瞬状況を把握できなくて、
でもすぐに頭を切り替える。
これは、これは、
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痴漢だーーーーーーー!!!!
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明らかに、男の腕が私の胸目掛けて飛んできたもん!
触ろうとしたよね?いや、触ったよね!?
ところがどっこい、私の胸はそんじょそこらの女性と違って貧・・・品乳なんです!(ドヤ顔)
お胸のクッションで彼の手のひらがボイン♪とか、ポヨン♪なんてことにはならずに、
甲冑を打つかのごときドンッという強い反動が、相手の腕にも伝わったはず。
その予想だにしない感触に男は一瞬たじろいだように見えました。
フンッ、ざまーみろ!バー○←幼稚
その男の動揺?を私は見逃さず、彼を捕まえようと体制を構えると、
男は私の空気を察してくるりと踵を返し、猛スピードで走り出しました!
「まーーてーーーーーーーー!!!」
そう叫びながら、反射的に私の足も駆け足。
全速力で男を追いかけます!
私の雄叫びを聞きつけた近くの店の店主が「何事か」と援護射撃に加わり、
見事な俊足で私をあっという間に抜き去って、痴漢野郎の背中めがけて猛ダッシュ!
私のどこにそんな力が潜んでいたのか、
カミーノで鍛えた脚力をフル回転させながら二人の背中を追いかけて、
叫びながら、走って、走って、走って。
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角を曲がったところで店主が痴漢野郎をキャッチ!
なんと!運良くそこに居合わせた二人のPOLICEも鉢合わせ、
痴漢野郎、THE END。
この路地裏チェイス、まるでジャッキーのアクション並みに、映画のワンシーンのようだった!
POLICEと店主に捕らえられた痴漢野郎は高身長を小さく丸め、
怯えた目で、小声で何かを繰り返していました。
「僕は何もしていない。」
おそらくそんなことを呟いていたのでしょう。
「何があったんだい?」
とPOLICE。
「私、痴漢されたの!
この男が私の胸を触ったの!!!」
身振り手振りのジェスチャーを交えながら必死に彼の悪行を訴える私。
対照的に、拍子抜けしたような表情を見せるPOLICEと店主。
鬼の形相で睨みつける私の視線の先の人物が、
スリか強盗でも働いた極悪人のように、周りの人々には映っていたことでしょう。
そんなことで君は彼を追いかけたのかい?
とでも言いたげなPOLICE。
ギャーギャー騒ぎ立てる私の扱いに困ったように、POLICE二人は私と男の顔を交互に見つめます。
援護してくれた店主さんは、自分の役目はこれまでだと悟ったのか、
輪から離脱し、そっとお店へ帰ってゆかれました。
犯人捕獲に加担してくれた、男気ある俊足の店主さんがこの方。
その節は誠にありがとうございました!
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おとしどころのない事件の結末。
POLICEは痴漢野郎の名前などをメモして厳重注意。
騒ぐ以外何もなす術のない私は、
釈然としない思いを抱えたままその場を立ち去り宿へ戻りました。
なんで!?
どして!?
アラブの国では痴漢は大罪じゃないの?
あの青年、もうちょっと重たい制裁を受けても良さそうなのに。
あとから冷静になって考えると、
警察に捕らえられた男の顔を私の大砲のようなダーリン(一眼レフ)で激写し、
「私は日本の有名なジャーナリストなのよ。
あなたの顔と悪行を、日本国民全員に知らしめてやるからね!
テレビも新聞もあなたのことを取り上げて国際ニュースになるでしょう。
後からどんな罰があなたに下るか、心しておきなさいよッ!」
くらいに脅してやれば良かったぁ。
ううう、悔しい。
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イスラム圏の国々では旅行者に対する痴漢が多発していますので、
(胸やお尻を触るなど。モロッコでは露出狂に遭遇したこともあります。)
特に女性の皆様方、重々気をつけて旅を楽しみましょうね。
あともう一つ。
痴漢や泥棒にあっても、犯人を追いかけることは絶対にしてはいけません。
説得力皆無ですが。
カーッと血が頭に上って体が勝手に動きがちなのですが、
逆上して殴られたり、国が国なら最悪の事態が起こりうることも。
一連の事件を改ためて振り返り、
自戒の意味も込めて。
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フームスークの癒しのニャンコたち。
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