ごめんねウユニ塩湖
オルーロから千と千尋列車（？）に乗って夜9時過ぎ。
ついにやってきました。
日本人に大、大、大人気のウユニ塩湖の拠点の街、その名も、そのまんまウユニ！
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列車を下りて、
目星を付けていた「Wara del Salar」に向かいチェックイン。
宿の中は案の定、
いや、予想以上？
ここは日本か！？
てくらい、たくさんの日本人！！！
やはりそうなるか。
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実は実は私、ウユニ塩湖に対して、
かなり天の邪鬼というかただ性格悪いというか、
妙に斜に構えていたところがありまして。
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え、ウユニ塩湖？
んー、そんなに興味ないかな。
日本にいた時は本屋さんで数あるウユニ塩湖の旅本や写真集を手に取り、
SNSでは雨期の時期になると旅仲間のウユニ写真がバンバン上がって。
どこまでも広がる反射の世界、
まるで人々が空に浮いているかのようなウユニ塩湖の景色は確かに、途方も無く美しい。
けれども、
あまりにも見過ぎてしまったウユニ写真で既に満足、というかお腹いっぱい！
正直に言うと、若干見飽きた感も・・・。
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さらに、
ウユニ塩湖に水が張る、いわゆる雨期と言われるベストシーズンの数ヶ月は、
ウユニの街には日本人だらけになるという噂は常々聞いておりました。
ちょうど大学生の卒業旅行の時期と重なって若者もいっぱい！
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そして、ウユニ塩湖と言えば外せない団体写真。
湖の上でジャンプしてみたり、手を繋いでみたり、ワンピースを真似て拳を突き上げてみたり。
みんなで一斉にポーズを取るあれ。
私はそれらを総称して「青春ポーズ」と呼んでおりまして（笑）
私、もう35歳。
青春ポーズ、絶対にしたくなーい！！！
特にワンピースポーズ。
知りもしないし興味もないのに、あのポーズで写真を撮る流れになんかなったら、
私逃げ出したくなるよ〜？←ワンピースファンに殴られる？非国民！？
（ごめんなさい苦手なのワンピース・・・（＞＜）
過去、頑張って10巻まで読んだけど、二回くらいトライしたけど、何度か泣いたりもしたけど、
どうしても読み続ける気力が湧かず挫折してしまうのーーーーww）
それからこちらもよく見る、遠近法を利用したトリック写真。
でっかな怪獣オモチャと戦ったり、靴から人間が飛び出したり。
そして定番中の定番、
あのプリングルスから続々と人が飛び出す動画！
あれ、どうしてなの？
なんでみんな金太郎飴みたいに同じ動画を撮るんだろう？
プリングルスじゃなきゃダメなの？
山本山の海苔缶の方が渋くない？←論点ずれてる
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以上、
そんな偏屈な理由から、
ウユニ塩湖を訪れるまでは、若干食傷気味だったのです。
だったら日本人の集まる雨期をずらして、乾期に行ってもいいな。
雨期の水たまりの時期に好んで訪れるのは圧倒的に日本人、韓国人が多いらしく。
前回の旅の途中で出会った数名の欧米人たちに言わせると、
ウユニ塩湖、8月に行ったわよ。
塩湖は絶対に乾期でしょ！
どうして雨期なんかに行くのよ？
なんていう声もチラホラ。
ウユニ塩湖に対する価値観が我々と真逆だったりするんだよな〜。
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すみません、
ツラツラと悪態をついてしまいました。
そういうわけで、
ウユニ塩湖の時期を合わせて南米旅のルートを組む、という事を特にはしていなかったのですが。
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あれ？
あれあれ？
気付けばもうすぐ、日本人大好き超ベストシーズン、雨期の最後。
私、図らずも、
ウユニ塩湖に確実に近付いている！！！
そうなってくると、
人間とは欲が出てくるもので、
このままウユニに行かず、わざわざ迂回して避けて数ヶ月後にここに戻って来るのは時間の無駄だし、
それなら、
せっかくなら、
水たまりの完璧なリフレクションと、塩湖に写る星空が見たい・・・
かも！
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あれだけ雨期のウユニ塩湖には興味がないなんてツヤ〜に言ってたのに、
ここにきて、星空撮影に最適な新月を狙いたくなってしまったのです！
（雨期の新月って言ったら、それこそ一番観光客が集まる時期★）
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そしてちゃっかり、
新月の数日前にウユニin！←結局合わせ過ぎ！笑
息巻いてディスッてた？のにお恥ずかしい。
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この時期、いざウユニにやって来てみると、
確かに想像通り、いやそれそれを遥かに上回るほど、
ウユニの街には日本人が溢れかえり、その多さににちょっぴり恐れおののく。←自分もそのうちの一人なクセに！
どうしよ、私、若者に混じって青春ポーズできるかしら・・・。
こうして、約1週間にもおよぶ私のウユニデイズがスタートしたのです。
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街の真ん中のツアーオフィスは連日人だかりで、
ツアーを申し込む人、今からまさにウユニ塩湖へ出かける人などで大いに賑わっていました。
ツアーはサンセット、サンライズ、デイ、スターライトの4種類。
オフィス入り口の壁に張り出された日にち別、種類別のツアー参加要因募集のリスト用紙の空欄に名前を書き込んで、
MAX7人埋まるとツアー代をより安くシェアできるというシステム。
この時期は人数が足りないという心配はほぼなく、張り紙の名前はすぐに埋まってしまいます。
みんな限られた日程を駆使して競うようにツアーに参加していて、
例に漏れず私も、ウユニに着いた次の日からせっせとツアーの予定を入れて何度も塩湖を訪れました。
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たくさんの写真を見過ぎて気持ちが萎えていた雨期のウユニ塩湖ですが、
実際この目で見てどうだったか、というと、
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ウユニ塩湖、
すげ〜〜〜！！！！！！！
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目の前の偉大なる絶景に、完全にひれ伏しました。
そりゃあみんなが憧れるのも納得だわ。
これは、死ぬまでに一度は見たい景色No.1なのも頷ける。
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正直自分が撮った写真は全然イマイチで、
Google画像検索をした方が、ずっとずっと、感動するウユニ塩湖の景色にたくさん出会えます。
けれども、一応フォトたびという事で、抜粋して写真を載せますね・・・。
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それではどうぞ、いっきに写真をご覧下さい。
ウユニ塩湖 in 2016、スタート！！
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どこまでも広がる塩の平地、
薄く張った水鏡にそのまま反射して、天地の境目が分からないくらい。
真っ青な空も、流れる雲も、真っ赤な夕焼けも、黄金の朝日も、瞬く星も。
完璧なリフレクション。
足元に空が写る。
ウユニ塩湖は、本当に、本当に綺麗だった。
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そうそう、
青春ポーズの謎が解けました！
あれって自発的にやるんじゃなくて、
ツアードライバーさんの、粋な？計らいだったのです！
やりました。
やりましたよ私も、青春ポーズ！
あんなに嫌がっていたのに、
結構、いやかなりノリノリで！！！←そういう奴（笑）
飛ぶわ、跳ねるわ、ゴジラに飛び蹴り入れるわ、
毛嫌いしていたワンピースポーズだって、腕をピシッと天に伸ばして拳を突き上げしっかりと。
プリングルスからだって、踊りながら飛び出しましたよッ！！！
郷に入っては郷に従え。
実は順応性ある方なんです（笑）←ただのお調子者。
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ドライバーさんの力量が試される集合写真タイム。
やっぱり人気ドライバーってのが数名いて、お客さんの盛り上げ方、ポーズのバリエーション、写真の撮り方などに差が出てくるのです。
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とにかくこの写真たちのように、
ツアーに参加する度に違った表情を見せてくれて、毎回感動しっぱなしのウユニ塩湖だったのですが、
実はひとつ心残りがございまして。
一週間もいたのに、毎日ほぼ雲のない快晴！！！
ウユニ塩湖の反射って、雲があってこそのアートなんですよ。
空中に広がる色んな形の雲が水面に写り込んだあの幻想的な景色！
こればっかりはお天気の神様のさじ加減なのですが、
普段は大助かりの晴れ女パワーも、ここではちょっぴり仇になった！？
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なにやらウユニ塩湖の下にとんでもい資源が埋まっているそうで、
ゆくゆくは塩湖を掘り返して鉱物を採掘するという政府の発表があったらしく、（事実なのか都市伝説なのかは不明★）
この景色は未来永劫残るものではないかもしれない。
まだここが残っているうちにいつかリベンジしに来たいな、と、
ひそかに目論んでいます。
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最後に、
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冒頭の主張から180度ひっくり返りますが、
ここは素直に、
ごめんなさい！！！
生意気言ってごめんなさい。
かっこつけて、気取ってごめんなさい。
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雨期のウユニ塩湖、
やっぱり最高でした♪
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★追記★
〜スマホを塩湖に落とした時の対処法〜
そういえば思い出した。
私、ウユニ塩湖でiphoneをポチャリと落としたんだった！
もちろんオール浸水。
慌てて拾い上げて塩水を拭き拭き。
一説によると、スマホを水没させた時って、電源を切って数日放電した方がいいと聞きます。
できればジップロックに、シリカゲルなんかと一緒に入れてひたすら乾燥させてあげる。
ところが、
塩湖の水分にまみれた私のiphone4sはスリープボタンがおバカになっちゃって、
電源を落とせなくなってしまったのです！
そればかりか、ツアーから帰って部屋に戻り充電ケーブルを差してみてもうんともすんとも言わない。
充電差し込み口までおバカちゃんになってしまった・・・！！
今の所iphone自体は普通に使える。
けれども、それはバッテリーが尽きるまでの命。
むしろ、こんな状態でむやみやたらに使っていたら内部に残っている水分でショートしちゃうかもしれない。
だけど、電池が死んでしまうまでにバックアップをできる限りやっておかなければ。
そんなこんなでワタワタしていたらもちろんバッテリーはどんどん減って、
ついぞご臨終となってしまわれたのです。
ああ、私の相棒ちゃん・・・。
とりあえずスペアのiphoneがあと二台あるからそれで対応するか、と、
替えのiphonw4sにLINEをダウンロードしてみるも、IDが引き継げない事態発生！！！
まずい、LINEが使えん・・・。
あれって、もともと使っていたiphoneで引き継げるよう設定しておかないと、新端末にIDを移行できないらしい。
知らなんだ。
あーもう！なんてマヌケな私。
よりによって大切なiphoneをウユニ塩湖に落としちゃうなんて。
しばらく落ち込んでいたのですが、
壊れたものは仕方ない。
気持ちを切り替えて、対策を考えよう。
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それから数日後。
ふと思い立って、何気なく死んだiphoneに充電器を差し込んでみたら・・・！
電池マークが点滅！
充電、できてる。
なんと、三途の川から引き返してくれたのです！！！
iphone、生き返った・・・。
奇跡の復活を遂げました！！！
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あれから数ヶ月。
不具合は一切なく元通り、ちゃーんと使えちゃってますよ♪
充電もバッチリできるしデータも飛んでない。
このように、ウユニ塩湖にスマホを落とす人は結構まわりにも続出しているのですが、
かなりの確率でみなさん復活していますので、
慌てず焦らず、しばらく放電してあげてください。
きっと、数日後には元通りになりますよ＾＾
以上、スマホを塩湖に水没させた体験者の小話でした！
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