青の深海
前回の一時帰国中、(一時と言っても10ヶ月も日本にいちゃったけどw)
旅の先輩の助言のもと一緒に南米ルートを練ってもらっていた時に、彼が言った一言。
「ここには行けなかったから、ucaは行ってきてよ」
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ふむ。
ちょっぴり離れ小島な「ここ」を、どうルートに組み込もうかな。
再出発の前からずっと思い描いていた「ここ」。
その、
念願の「ここ」を目指して、
オリンピックのリオデジャネイロからまたまた飛んできちゃいました!
ブラジルはとにかくでっかい。
そして長距離バスが高い。
区間によっては飛行機が同じくらいの値段か、少し安かったりもする。
まさにこの区間はバスより飛行機の方が安かったので、いっきに飛んで来たわけです。
ブラジルの首都、
ブラジリアへ!
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ここはブラジルの中でも異色の街。
1955年、当時の大統領がユートピア構想を掲げ、ブラジルど真ん中に計画都市の建設がスタート。
ブラジルを代表する建築家、ルシオ・コスタとその弟子オスカー・ニーマイヤー、二人の巨匠が設計を託され、
たった3年5ヶ月の建設で、何もなかった荒野に新しい都市が誕生。
1960年、リオデジャネイロからここブラジリアに首都が移されたのです。
しかし、早急な首都の移転、莫大な建築費用はブラジルに大きな負の遺産を残し、
経済が悪化の一途を辿ってしまったそう。
そんなブラジリアの街は、なんとジェット機の形に設計されたのです!
地図を見ると、少年の夢と憧れが詰まったような理想郷を目指していた事が分かる!
飛行機の窓から眼下を覗き込んでみたものの、
残念ながらその形は確認できなかったのですが。
空港に降り立ち、
コンベアから荷物を引き取って、
タクシーで予約していた宿Kitinet Brasíliaへ。
アパートメントタイプのお部屋の中には、
綺麗なキッチンがある!
リオデジャネイロでは、高くてイマイチな外食に飽き飽きしていたところ。
最近明らかに野菜不足だし、たまには自炊でもするかね!←旅中あまり自炊しない派。
宿から歩いて15分ほどのところには大きなスーパーがあって、食材を物色しているとワクワクしてきた。
何作ろうかな〜♪
しこたま買い込んで久しぶりにキッチンに立ちます。
ブラジリアで食べたご飯たち。
トマトパスタ。
トマトリゾット。
チーズハンバーグトマト煮込み。
てトマトばっかー!!!
トマトを大瓶で買ったから、使い切るためにトマト味のご飯ばかりw
さすがに飽きてクリームパスタ。
やっぱり手作りご飯は胃袋に優しいですね♪
おかげさまで野菜もたーーーっぷり補給しました!
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さて、ブラジリア観光!
ブラジリアって、一見都会の様相なのにどこか閑散としていて寂しげな街。
あまり活気を感じられないのです。
そびえるビル郡やデザイン性の高い建築物が、なんだか現実味がなくて舞台セットみたいな。
そんな印象。
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ここブラジリアは建築マニアにとっては垂涎ものの場所なのかもしれません。
特にオスカー・ニーマイヤーオタク。
至る所に彼の近未来風な建築がゴロゴロ。
ただ、私は建築マニアではないので、
行きたいところを数カ所マークして、サラッと一日で周りました。
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ひとつひとつの場所が地味に離れていたので、移動は主にUBERを利用しました。
これ、世界中で展開されている個人タクシーサービス。(日本にはない。)
スマホにUBERのアプリをダウンロードして、予め個人情報やクレジットカードなどの登録をしておきます。
タクシーを呼びたい場所でUBERアプリのGPSマップを開くと、自分がいるところの周りに流れているタクシーが表示されます。
それから、現在地と目的地の住所を入力して表示される見積もり料金をチェック。
予測金額を把握したら近くにいる車に依頼をかけて、
お呼びがかかった車の運転手もGPSマップを見て、自分のいる場所まで迎えに来てくれるのです。
それから、目的地に着いて降りる時に現金のお支払いはナシ。
全てシステム上で管理されていて後々カードで決済されるというわけ。
だからトラブルも起こらない。
そして、UBERタクシーの料金はパブリックタクシーよりも断然格安!
登録している個人タクシーの人たちは、
仕事や家事の合間に小遣い稼ぎとしてマイカーを出している方が多いみたい。
お互いの需要と供給が合致したWIN-WINのシステムなのです!
私も今まで知らなかったけれど、これは便利だな〜。
でも、タクシー会社にとっては確実に脅威ですよね。
色々な事が猛スピードで変化していく世の中だわ。
というわけで、
UBERに乗って一番最初に訪れたのが、
不思議な不思議な宗教施設!
ここはパラグアイで出会った旅友にオススメされて、絶対に足を運んでみようと思っていた場所!
このフォルムからしてなんだか怪しげですよねw
ボア・ボンタージ寺院。
世界平和を願い、全ての宗教のための祈りの場として作られた施設らしい。
7面のピラミッド型の建物の、中はこのようになっています。
瞑想の間。
裸足になって黒の渦巻きを辿ると中央に続く。
この天井には世界最大のクリスタルが据えられているらしい!
真ん中から、
今度は白の渦巻きを辿って歩くと円の外側に出ます。
最後はクリスタルの祭壇?の前に辿り着く。
そして、世界平和のお祈りを。
私もグルグルやってみました!
それから、お隣の建物を見て回ります。
色々なグッズや絵画が展示されていたり売られたりしていて、まるで宗教ミュージアムのよう。
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キリスト、イスラム、ユダヤ、仏、ヒンドゥー、その他諸々・・・。
かなりカオスな空間!
なぜこのような施設を作ったのか、お布施はどこから発生しているのか、これが一つの宗教となっているのか、
もう何がなんやら謎だらけでしたが、
宗教の垣根を越えて皆で世界平和を。
そのコンセプトには同意です。
いやーでもここ、
なんか頭オカシクなりそうな、
そんな不思議な場所だったなぁ。
ある意味面白かったけどね!
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ブラジリア観光、
続きましては、
またまたUBERで移動しまして、
こちらっ!
ミルククラウンみたい。
これはブラジリアの象徴とも言えるオスカー・ニーマイヤー建築のひとつ、
カテドラル・メトロポリターナ!
16本の支柱が王冠のようにグルリと円を描く、凡人には理解不能な超個性的なフォルム!
中に入ると、
す、すごい。
支柱の隙間を埋め尽くす波模様のステンドグラス。
空には3体の天使が浮遊しています。
世界でも類を見ない近未来型教会!?
ニーマイヤーのデザイン、その自由な感性にど肝を抜かれました。
しかも、頭の中の空想を、現実に立体に起こしちゃうんだから、
建築家ってのはすごい職業だな。
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ボア・ボンタージ寺院、
そしてカテドラル・メトロポリターナ。
二つの強烈な建築物に頭クラクラになりながら、
次に向かうラストスポットは、
「ここ」
友達が行きたかったけれど行けなかった、
「ここ」を目指します!
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すっかり手慣れたUBER利用。
UBERタクシーでやってきたのは、大きな白い箱形の建物の前。
少しくたびれた風合いの外観。
その扉を一歩くぐると、
一瞬で「ここ」に引き込まれた。
深海の底にひっそりと佇む青の教会。
四方を、ブルーのモザイクグラスの光で埋め尽くされた、
ドン・ボスコ教会。
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深く沈んだ海の底。
静けさの中、
ただただ青い。
言葉を失うくらい綺麗だった。
いつまでもいつまでも、時間を忘れてこの青の光に包まれていたいと思った。
青は、私の一番好きな色。
何故か分からないけれど、無性に青に惹かれる。
若い頃は赤が好きだったんだけどな〜。
今も好きだけど、ブルーの方がもっと好きになっちゃった!
情熱、攻撃、アグレッシブ。
何も怖いものなんてなかった若かりしあの頃から、
随分と時を経て、
いつしか静寂・鎮静・孤独をより求めるようになったのかも。
今まで色んな青の景色を見てきたけれど、こんな青は初めて。
「ここ」こそが、
ブラジリアに来た理由。
「ここ」に導かれて良かった。
ドン・ボスコ教会に来られて、本当に良かった!
旅の先輩友に感謝!!!
彼の助言がなければ、
ブラジルの真ん中にポツンと人里離れたブラジリアに来ようだなんて思いもしなかったもの。
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ブラジリア観光はこれにて終了。
お次は、
日本人にはあまり知られていない、
ブラジルのディープスポットを目指します!
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