フォトたび始動!カメラ心に火を付けたアイツ
ウシュアイア二日目は予想通り曇天、時々雨。
ラストデーに賭けるしかないと、ビーグル水道ツアーの予約を取った三日目の朝。
けれども、
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目を覚ますと、外はシトシト小雨の音。
はぁ、今日もお天気、ダメだったか。
既にバスチケットを購入してしまっていたので明日は次の町へ移動。
もう後がないので予約の変更はできません。
この旅初の登場!折りたたみ傘を差して、カメラバッグはビニール袋に包んで抱え込み、
ブルーな気持ちで海沿いのツアーオフィスへ向かいました。
海沿いに数あるツアー小屋の中で、最終的に選んだのはここ。
MAX8人乗りの小さなボートは大型船では入れない狭いルートを辿り、
海の動物たちにも極限まで近付けるというフットワークの軽さが決め手!
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ツアー参加者が時間通り小屋の前に集まります。
その中に一人、日本人の男性を発見。
彼は会社の休みを利用してパタゴニア旅行にやってきている、
なんと!いつもいつもお世話になり私の敬愛する某社の社員さんでした!
会社勤めをしながらも休みをうまく繋いで世界中を回る、日本人短期旅行者に度々出会うのですが、
意外にも彼らは旅の猛者ばかり!!
この方も既に80カ国を旅したそう!
今回は3週間の休みを取って来ているそうです。
とは言っても、日本国内で見るとかなりの少数派。
もっともっと、日本もそういう風潮になればいいのになぁと心から思います。
最長1ヶ月くらいの休みが必要!
ゆっくり家族や友人と過ごしたり、旅行したり、趣味に没頭したり勉強したり。
そんな時間が仕事への活力に繋がり、休みを回す事で一人一人の生産性も向上すると思うのになぁ。
と、独り言はおいといて。
さてさて、
小雨にも関わらずツアー決行!
いったんバンに乗り込み、ボートのある場所まで小一時間ほど陸移動します。
車窓の曇り空を睨んでいたらいつの間にか爆睡。(フテ寝?)
気付いたらバスはボート乗り場へ到着。
あれ?あれあれ!?
晴れ間だ!
青空が見えてる!
なんだか、ワープした気分。
ゴムボートであの小さな船に乗り込み、
ビーグル水道ツアースタートです!
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このツアー、海峡をクルージングしながらめいっぱい動物鑑賞を楽しもうというもの。
言うなればボートサファリ!?
て事で、アフリカンサファリ以来の修羅場フォーメーション♪
今彼(5D)元カレ(60D)総動員!一眼レフ二台体勢で臨みますよ!!
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船がゆっくりと進み出し、水面を揺らします。
冷たい風が吹き付けて、甲板の上は凍えそう!
寒さに負けじと景色を眺めていると、
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まず最初に遠くに見えてきたのは、
動物ではなく、
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町!?
実は、あれこそが世界最南端の町なんです。
ん?ウシュアイアじゃなかったっけ?
いえ、ウシュアイアは世界最南端の「都市」
目の前に見えるプエルト・ウィリアムズは人口約2000人の、ウシュアイアよりさらに南に位置する世界最南端の「町」。
もっと言うとさらに南、ここが本当の一番南と言うべき世界最南端の村まであるそうです!
物は言いようだな。
船はこんなルートを辿るんだよ。
今はこの辺。
ガイドさんが地図を広げて教えてくれました。
山々に囲まれた海峡をゆったりとクルージング。
そろそろ動物たちに出会いたいところ。
登場を心待ちにしていると、
お!!
何やら騒がしい気配。
白い岩肌にまとわりつくあのおびただしい数の動物は、
早速、ペンギン!?
海の動物シリーズ第一弾は、
配色がまるでペンギンなボディを持つ海鳥、「ウミウ」さんたちでした。
一カ所に群れて止まる習性があるのでしょうか。
目を凝らすと、あんなところにも!
断崖絶壁に張り付くようにして群がるウミウたち。
その崖に沿うようにボートを進めると、
またまたウミウの群れ。
いや、違う、
あの大群は、
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海の動物第二弾はビーグル水道の人気者、マゼランペンギンだ!
このペンギンコロニーの島、数あるツアー会社のうち一社だけが島に入る事を許されている独占状態。
最初はそこで申し込みをしようと思っていたのですが、他と比べてツアー料金がずば抜けて高い!!
そのくせペンギン島以外は全てバスでの陸移動、途中見たくもないミュージアムに立ち寄らされ別途入場料も必要。
ペンギンに近付いて一緒に歩きたかったけれど、
至近距離のペンギンは南アフリカのケープタウンでたくさん拝んだし、
自分で言うのもなんですがなかなか素敵な写真もいっぱい撮れたのでペンギンフォトは南アで大満足!
(マゼランペンギンとケープペンギンは姿形、模様も色もそっくりなのです。)
というわけで、ペンギンコロニー入島ツアーは却下。
代わりに、海峡をクルージングしながら動物にもギリギリまで近付けるこの小船ツアーを選んだわけです。
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船の上からペンギンたちを観察していると、マゼランペンギンに混じって一匹だけ異色のオーラを放つ変なやつ!
首もととほっぺが黄色くて、明らかに他とは種類が違う。
まさか、こんなところにキングペンギン!?
けれども、キングとは思えないずんぐりむっちりなフォルム。
地面に根っこが生えたかのように固まって、
周りでわちゃわちゃ騒ぐマゼランペンギンたちを気にする様子もなく、
ただただ静かに空を仰いでいるだけ。
群れからはぐれちゃったの?
仲間を思っているのかな?
ピクリとも動かないから、まるで置物みたい。
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今回は、ケープタウンで間近に見る事ができなかった海の中のペンギンに注目。
陸ではヨチヨチペタペタで頼りなさげなペンペンたちも、水の中ではスイ~っと優雅に泳ぐのね。
気持ち良さそう♪
ここで十分に時間を費やして、ペンギン島を離れます。
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ビーグル水道の水は澄んでいて、空を写す水面には水草が揺れています。
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小島の間を縫って進む船。
雪化粧をした山々が美しい。
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ウシュアイア名物、
丘の上に見えるのは通称フラッグツリー。
強風で木の形が変形してしまったのです!
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今日は比較的穏やかと言えど、ボートの上は風を受けて寒く、体が芯から冷えてしまいます。
小さい船ながらも部屋付きで優秀!
ここでしばし休憩タイム。
ホットチョコレートをふるまってくれました。
美味しい〜!!!
体が十分に温まったところで再び甲板の上へ。
と、
前方にただならぬ気配。
あれは一体?
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ソローリ近付いてみると、
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あ!
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アザラシの群れだ!!
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岩肌に張り付いてダラダラゴロゴロ。
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ふわぁ〜。
だって眠いんだもん。
岩と同化して微動だにせず、
日がな一日寝そべってグースカ。
水族館でお目にかかる芸達者で俊敏なアザラシはどこへ?
同じ生き物と思えない、ゆるーい彼ら。
この姿、一日の大半を木の上で寝て過ごすコアラといい勝負なんじゃ!?
憎めないフェイス、つぶらな瞳、まあるいフォルム、lazyなムード。
アザラシは、やっぱり海のコアラだ!
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★8人乗りの小さな船は、自慢のフットワークの軽さでピタリと島にくっついてくれるので、
愛くるしい被写体を目の前に皆夢中でシャッターを切っています。
もちろん私も、200mm望遠レンズ搭載の60Dに持ち替えてパシャパシャ。
アザラシ島の端っこには、
羽根を広げっぱなしにして、一時停止のようにピタリと止まっている鳥たち。
サービス精神旺盛なのか、立派な翼を見せつけたいのか、それとも日干しをしているのか。
動かぬ姿がまるで彫刻のよう。
漆黒の羽根と真っ赤な頭が美しい海鳥でした。
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それにしても、
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久しぶりによく撮ったな〜!!!
旅に出て早3週間。
やっと、やっと写真心に火を付けてくれたアザラシ君たち!
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遠目から見るとナマコ?いや、ナメクジの大群みたいだけど!
昨日の事なんて忘れよう!
明日って何?
「今」の心地良さが最重要事項★
そんな、まったりゴロゴロアザラシ君たちに癒されて終わったビーグル水道クルージング。
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杞憂していたお天気もすっかり晴れて、結果大満足のツアーでした!
しかし、これはパタゴニアの旅のほんの序章。
これから待ち受けるであろう、めくるめくる大自然に思いを馳せながら。
私の旅も、
フォトたびも、
ここウシュアイアからようやく動き出した事を実感するのでした!
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★オマケ★
ツアーの帰りにいただいた芋かりんとう、涙がちょちょぎれそうなくらい美味しくて噛み締めた♪
芋けんぴ、コンビニに寄ったらつい買っちゃうくらい大好物なんです(*´ω`pq
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