日頃の行いの結果
アマゾン川ツアー二日目。
まだ日の上らない真っ暗な早朝。
携帯のアラームを止めて、まどろみながらベッドでゴロゴロしていると、
サーーーっと小雨の降る音。
今日は朝一でサンライズボートクルーズなんだけど、このお天気じゃ綺麗な朝日は見込めないな。
眠たすぎるから、サンライズはいいや。
もう一眠りしてロッジで待機しておこっと。
雨の音ですっかり行く気が萎えてしまったのと、眠気に負けて、
サンライズツアーはパスして再び眠りに落ちました。
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サンライズ組が帰ってきたようです。
共用スペースに行ってみると、やはり参加者は少なかったよう。
やっぱり大半は、私と同様雨音を聞いて行く気にならなかったんだな。
どうだったか様子を聞いてみると、
「サンライズは見れなかったけれど、ピンクドルフィンに会ったよ!」
そう興奮ぎみに話すお客さん!
な、なんですとーーーーーー!?
「ボートの近くに来てピョンと跳ねてくれたよ!」
しまった・・・。
あああ、私はなんて事をしでかしたんだ。
雨にも眠気にも負けず、意地でも行くべきだった。
貴重なチャンスを逃してしまった事を激しく後悔。
今日はラストデー。
ピンクイルカ様、もう一度だけ顔を出して!
お願い!!!
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共用スペースで朝ご飯を食べて、
身支度を整え、
貸し出し用の長靴を履いて、
今日はロッジの裏手からジャングルウォークです!
(前の蛍光イエローカップルは、昨夜のボートクルーズでギャーギャー騒がしかったマライアと、その彼氏です。)
草木をかき分けながら森の中を歩いてゆくと、
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アマゾンの不思議な植物にたくさん遭遇して、思いのほか楽しい!
パンクな幹とか、
食べたらヤバそうなキノコとか、
毒々しい花?とか。
これはマングローブ、でしょうか。
褐色の沼から生える木々。
日本では見かけないような、ザ・アマゾンの光景。
「uca!ほら、見てごらん。」
とNilton。
「ん?マリファナの葉っぱ?」
そういうとみんなにキャッキャと笑われた!
マリファナ好きって思われた?
ちょっとちょっと!
私、マリファナはおろか、タバコも生涯一度も吸った事ないんですけどッ!
「これはYucaの葉っぱだよ!」
南米の広い地域で食されるカッサバという種類のお芋。
南米の多くの国ではこのお芋の事を「ユカ」と呼びます。
ですから、私の名前は南米では非常~~~に便利。
すぐに現地の人に名前を覚えてもらえるからです!
食事中ユカ芋が出て来たらみんなニヤニヤして話しかけてくれるし。
ユカがユカを食べてる~って。
「amigo」とか、「My Family」なんて私はいつも返してますが。
こういったツアーでも、ガイドさんが個々のお客さんの名前を覚えるってなかなかない事だとは思いますが、
私の場合90%以上の確率で覚えてくれて、必ずユカと呼びかけてもらえる。
この名前がこんなにも役に立つなんて、南米に来るまでは思いもしませんでした。
全国のユカさん、南米は旅しやすいですよ~w
少し話しが逸れましたが、
これは、今日本で話題のマリファナ畑ではなく、
ユカ芋畑だったのですね!
こちらは天然コットンが取れる植物。
こうして時折Niltonの解説を挟みながら、アマゾンの自然にたっぷり触れて、
一時間ほど歩いた頃でしょうか。
唐突にポツリと現れたのは、一件の藁葺き屋根の小屋。
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売り物の民芸品が並べられていている小屋の中、
いつの間にやら部族の人々がゾロゾロと登場。
どこからやってきたの!?
アマゾンの先住民の方々でしょうか。
男たちは腰蓑を巻いています。
女性たちも上半身を露にして、腰に赤い布を巻いているだけ。
さすがに年頃の女の子は体を蓑で覆い隠し、恥ずかしそうにしていました。
そりゃそうだよね。
(後々友人に、あれはビジネス民族だよ、と言われたけれど、真相は分かりません。)
大人も子どももみな一様に硬い表情で、
観光客のやってくるこのルーティンの時間を淡々とこなしているようにも見えたのですが、
なかなか表情を崩さなかった女の子にしつこくつきまとっていたら、
観念して?フッと可愛い笑顔を見せてくれて!
そのニコリとした表情に、してやったり♪と、こちらまで嬉しくなってしまいました!
首長さん登場!
この小屋では、お客さんみんな顔にペイントを施され、
首長さんの合図で列を作ったり、輪になって踊り、(前方セクシー姉ちゃんマライア)
見事な吹き矢の技を見せてもらった後は、
我々の吹き矢体験の番。
指名を受けたお客さん数名が皆の前で吹き矢にトライします。
遠くの柱の的を狙い、チャンスは3回。
誰一人として3回とも失敗する人はいない中、
(みんな上手ね!)
何故か私の番がやってきた!(やだな〜)
頭には首長の証をセット。
こんなに長い筒を吹いて、遠くの的に当てるんですよ!
なかなか難しそうでしょ?
案の定、
一回目、失敗。
二回目、失敗。
もう最悪。
無理だよ~、恥さらしだよ~!
と乱れる心を整えて、集中の三度目!
無事成功!
ホッ。
なんとか吹き矢が的に当たりました。
助かったぁ・・・。
最後は予想通り、民芸品購入のお時間。
寡黙だった部族の方々が途端に騒がしくなり、営業に力が入ります。
私もアクセサリーをひとつ買いました。
小屋を出て、ここからロッジまでは歩いてすぐに辿り着きました。
以上、ジャングルトレッキングはこれにて終了です。
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川沿いではピラニア釣りを楽しむ別グループのお客さんたち。
私はタイトな一泊二日組なので釣りの時間は設けられていません。
残念。
釣り、したかったなぁ。
ブラジルのパンタナールで食べたピラニア、美味しかったもん。
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あとはお昼ご飯の準備が整うのを待つのみ。
しばしのくつろぎフリータイムです。
この空き時間を逃すまいと、すかさずNiltonを捕まえた私!
「ねえ、昨日言ってた、もう一度裏の池でボートに乗りたいんだけど!」
とダメもとで、いや、ちょっぴり強引にお願いしてみる。
するとNilton、
ランチまでの短い時間を使って、私のワガママに付き合ってくれる事に!
やったーーーー!!!
客は私一人!
なんと贅沢なボートクルージング!
Nilton、ありがとう!!!
貸し切りボートトリップスタートです!
ロッジ裏のこの池、全長は3km、幅は15mほどらしい。
昼と夜とでは随分と表情が違う。
昨夜の池はこんな景色だったのね。
一見水の上とはとても思えない、びっしりと水面を埋め尽くすレチューガの絨毯。
私を先頭に座らせてくれたNilton。
なんとVIP待遇♪
何でも言ってみるものですね!
小船の上には舵のNiltonと私だけ。
ほんの束の間の時間だったけれど、
水草の上を優雅にたゆたうボートクルージング、最高でした!
遠くからドンッドンッと太鼓の音が鳴り響き(食事の合図)、慌ててロッジへ引き返します。
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最後のランチタイムはスイカのデザート付き。
ご飯が本当に美味しくて、毎回食事の時間が楽しみでした!
二日間のアマゾンライフを終えて、ボートでイキトスへ帰ります。
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そうそう、日頃の行いの行方。
ピンクイルカはね、
残念ながら、姿を見せてはくれませんでした。
日々の善行が足りませんでしたね。
ピンクドルフィンの存在は、私にとって幻と終わってしまいました。
精進せねばっ!
けれども、
一泊二日じゃ物足りないかなと思ったけれど、
ディープなアマゾン体験、にはほど遠かったけれど、
それでもなかなか充実のツアー内容と美味しいご飯、
そして何よりNiltonの素晴らしいガイド!
最後はワガママ聞いてくれたし♪
十分に楽しめたアマゾン川ツアーでした!
↓私の利用したツアー会社↓
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さて、
2ヶ月もの長い時間を過ごしたペルーの旅が、ついに終わります!
これからアマゾン川を下って、長い長〜い船の大移動が始まる。
目指すはオリンピックサッカー!
目指すはブラジルのマナウスです!
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