July 14, 2017  Categoyr: └ GUATEMALA ( グアテマラ )

暗闇の凶悪都市を猛ダッシュ

アンティグア グアテマラ 町歩き

メキシコ旅を終えて、
北米と南米を繋ぐ細長い中米をいっきに駆け下ります!
ベリーズから国境を越えてやってきたのは、



グアテマラ。


帰国という名のリミットが控えているのでそこそこ弾丸な中米旅となりそうですが、
ここグアテマラだけは少し余裕を持って三週間ほど滞在する予定。
ベネズエラで会った日本人の旅の猛者に、
「グアテマラは一ヶ月あっても足りないよー」と言われていたその言葉がやたらと耳に残っていたし、
実際、グアテマラはそこまで大きな国でもないのに遺跡あり自然ありで見所満載!
全てを押さえていたら確かに三週間ではとても足りないので、今回は焦点を絞って観光する予定です。

絶景は南米でたっぷり見てきたし、
遺跡は実はそーんなに興味ないし、
ここでしか触れることのできない、
一番グアテマラらしさを感じられるもの。

私の大好物。

 

それは、

 

民族巡り!

 

かつて古代マヤ文明の中心地として栄えたグアテマラは、
現在もその流れを組む多種多様な民族の末裔が、昔ながらの独自の衣装を纏って暮らしているのです。
民族衣装はそれぞれのコミュニティによって個性もデザインもちょっとずつ違うらしく、これは巡り甲斐あり!
しかしその全てを、というのは到底無理なので、
かいつまみながらできるだけ多くの集落を巡ろうと、
欲張りな私は綿密な計画を練りながら、グアテマラ入国の日を楽しみにしていたわけであります。




ベリーズの小島キーカーカーからボートに乗ってベリーズ・シティへ渡り、
ローカルバスを乗り継ぎ乗り継いで国境を越えて、
やってきたのはグアテマラ遺跡のハイライト、ティカル遺跡への中継地点の街フローレス。
本当は遺跡にも立ち寄りたかったけれど今回は華麗にスルー。
ここからは夜行バスに乗っていっきにグアテマラ・シティを目指します。


中米の国々には、乗り換えで立ち寄るのも憚れるほど悪名高き治安の悪い都市がいくつかありまして。
ベネズエラの首都、グアテマラ・シティもその一つ。
そんな街にはほんのちょっとだって降り立つのもご免ですが、まさに乗り換えのためにいったん経由しなければならず、
戦々恐々としておりました。

 

ところが。

 

旅も長くなってきてだいぶ図太くなった神経が、時としてピンチを招く事もありまして・・・。


朝から続く移動移動で疲れていたのか、バスの中で爆睡していた私。
ハッと目を覚ますと外はまだ真っ暗。
異様な雰囲気にギクリとします。
だって、

 

バスの中には誰一人乗客がいないんだもの!

 

!?!?

 

一瞬状況が飲み込めずにフリーズしてしまったのですが、慌てて席を立って前方運転手のもとへ。

 

「ここはどこですか?誰もいないんだけど!?」

 

「ああ、まだいたのか。バスターミナルはもう過ぎてしまったよ。」

 

信じられない。
私の隣にも人がいたのに、バスが停車して、お客さんが下りていくのを全く気付かないなんて。
どんだけ緩んでるの、私!!
それに、客を下ろしたら、乗務員は一度車内を点検するものじゃない!?
誰か、私を起こしてくれれば良かったのにーーー!!!

 

「荷物!私の荷物は!?」

 

「全部バスターミナルに下ろしたよ。」

 

車体の下の荷台に預けていた私の大きなコロコロちゃんだけ、ポツンとバスターミナルに下ろされてしまったというのです。

 

「まだターミナルは過ぎたばかりだ。あっちだよ。」

 

あっちって言われても・・・ここからターミナルまで歩けと言うの?
真っ暗の凶悪都市グアテマラ・シティを、私、たった一人で!?
ああ、荷物は無事かな?
盗られたりしていないだろうか。

と、モタモタしていたらどんどんターミナルを離れてしまう。
意を決して飛び降り、
半ば半泣きになりながら言われた方向へダッシュ。

 

怖ひ、怖ひ、
怖すぎるよーーーーー!!!

 

暗闇にチラホラうごめく人影が見える。
どうか私に構わないで〜〜〜!!!

視線も合わせずに、祈りながら駆け足!


ここかな?
やっと、バス停らしきところに着きました。

思っていたよりも随分と小さなターミナル。

 

荷物はっ!
私のコロコロはどこっ!?

 

キョロキョロしながらオフィスに駆け込み、スタッフにジェスチャーを交えながら状況を説明すると、

 

あ、

あったー!!!

 

オフィスの奥に、心細げに私のオスプレイちゃんが佇んでおりました。
部屋の中に入れておいてもらって良かったぁ。
全身脱力、心臓はバクバク。
全く、肝を冷やしましたよ。


この街で、もう一つバスを乗り換えなければいけません。
そのままターミナルで乗り継げると思っていたのですが、バス乗り場はここから少し離れているようです。
少し薄明るくなるのを待って、同じ目的地へ行く旅人を見つけ、一緒にローカルバス乗り場へ歩き始めました。
あの、タクシーでも良かったんだけど、な。
こんなにもグアテマラ・シティをうろつく事になるなんて、思ってもいなかったよ。

 

そして、
無事にローカルバスを拾う事ができ、
グアテマラシティから約1時間。


ようやくゴールに到達!

 

本日の目的地はグアテマラの一大観光地、コロニアルな街並が美しい世界遺産の古都アンティグア。
グアテマラを訪れる観光客が必ずと言っていいほど立ち寄る街であり、
街中には外国人向けのスペイン語学校が充実していて、
安価で学べることから、ラテンアメリカを旅する前にこの街で長期滞在をしてスペイン語を習いに来る旅人も多いそうです。

 

とりあえずまずは、
予約していた宿El Viejo Danes Hostalに直行です。

 

アンティグア おすすめ 宿

かわゆい猫ちゃんがお出迎え。
というか、ひたすらお昼寝しているだけだけど。

 

アンティグア おすすめ 宿

バナナパンケーキはテンションが上がる!
美味しい朝食込みの宿でした。


一息ついたら早速街へ繰り出します。

(そろそろ聞き飽きた??)コロニアルな街並をしばしお楽しみください。

 

アンティグア 町歩き 中央公園

街のど真ん中にある、その名も中央公園。

 

アンティグア 町歩き 中央公園

はためくグアテマラ国旗。
青と白が爽やかな色遣いです。
両端の空色は太平洋と大西洋に挟まれていることを表しているそう。
そして、中央に鎮座するのは、

あいのり世代ならご存知?

 

幸せを運ぶ鳥、ケツァールです!!!

 

グアテマラ 国鳥 ケツァール

真っ赤なお腹と緑の羽毛に長い尾っぽを持つケツァールはグアテマラの国鳥。
なんてったってお金の単位がケツァール。
紙幣にもその絵が印刷されています。

見た者は幸せになれると言う幻の希少種ケツァールを、
是非ともこの目で見てみたいものですねぇ!(力を込めて)

 

アンティグア グアテマラ 街並


アンティグア グアテマラ 街並


アンティグア グアテマラ 街並

美しい街並。

 

アンティグア グアテマラ 街並


アンティグア グアテマラ 街並


アンティグア グアテマラ 街並


アンティグア グアテマラ 街並

お土産屋さんの中に、愛しのタラベラ焼きを発見!
メキシコのプエブラで魅了された陶器です。
このタラベラブルーが好き。

 

サンティアゴ・サカテペケス 死者の日 お祭り 凧

こちらのお店の天井には大きな傘のようなものが飾ってあります。

これ、実は凧!
アンティグアにほど近いサンティアゴ・サカテペケスという街では、
毎年11月2日の死者の日に盛大な凧揚げ祭りが行われ、
直径2mもの大凧が空中に舞い上がる景色は圧巻だそう!
見たいー見たいー!!!

 

アンティグア メルセー教会

淡いクリームイエローの壁に白亜の装飾がひときわ目を引くメルセー教会。

街中には大小たくさんの教会が点在しています。

 

アンティグア メルセー教会

知的そうなお姉さんが、土産売りの親子に一生懸命何かを見せて説明をしていて、
食い入るように真剣に、彼女の話に耳を傾ける彼らの姿が印象的で。
ぼーっとその風景を見ながら、
そんな彼女を私はマリア先生と名付けました。

 

グアテマラ 珈琲 カフェ

グアテマラはコーヒー豆が有名ですよね!
アンティグアはお洒落なカフェも充実しておりました。

 

アンティグア 市場

宿泊しているEl Viejo Danes Hostalの裏手には市場があって、

 

アンティグア 市場 カツ丼 日本食

迷路のような巨大市場の建物の一角に、なんと日本人が営むお肉屋さんがあるのですが、

 

アンティグア 市場 カツ丼 日本食

これこれ。
アンティグアで一番楽しみにしていたの!

テイクアウトして、宿でありがたくいただきました。

 

アンティグア 市場 カツ丼 日本食

カツド〜〜〜ン!!!
ボリューミーで大満足。
もう少し長く滞在していたら全メニュー制覇したのにー。


最後は、
アンティグアの街が一望できる丘の上の景色をご紹介致します。

 

町外れ。
ほどよいお散歩を経て上る十字架の丘。
ここから見渡せる街の景色は、

 

アンティグア 十字架の丘 景色


アンティグア 十字架の丘 景色

圧巻!

 

アンティグア 十字架の丘 景色

街を抱くようにそびえるアグア火山は、日本人なら誰もが連想するでしょう。
我が国富士山の姿を。
完璧な三角形のシルエット。
夏に見た富士山を思い出すな。

 

実は私、つい最近まで夏の富士山が真っ黒、というか、てっぺんに雪をかぶっていない事を初めて知ったのです!
静岡県を訪れた時、

え?どれ?え?あれが富士山?

と、その勇姿を見逃しそうになった失敬な私でありました。

 

ここアンティグアは、過去に地震で大規模な被害を被った街でもあります。
石造りの建物が一瞬にしてがれきの山になり、
いまだ当時のままの姿をした崩れた教会なども、街の片隅にひっそりと残っています。

 

アンティグア 十字架の丘 景色

現在はすっかり復興して、観光客を引きつける美しい姿に。
悲しみと、希望の上に建つアンティグアなのでした。


明日は、ここから日帰りプチトリップ!

 

グアテマラでどっぷりとその世界に浸る予定の民族巡り第一弾。

 

いよいよスタートします。

 

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