July 14, 2017  Categoyr: └ BELIZE ( ベリーズ )

カリブの宝石

キーカーカー ベリーズ 中米

メキシコが終わり、ここからは駆け足中米南下の旅が始まるのですが、
第一弾を飾るのは、ベリーズ!
はて、ベリーズってなんぞや?



ベリーズとはれっきとした国の名前。
中米を旅しなければその国名も場所も、存在すらも、一生縁がなく知らなかったかもしれません。
(そんな国が世界中には多々ありなのですが★)

 

ユカタン半島の付け根に位置する、メキシコとグアテマラに挟まれた国。
国境がやたらシャキーンと直線な国。
中米で唯一公用語が英語な国。

もともとはマヤ民族が暮らしていた地域で、スペインが中米に乗り込んできてからはグアテマラの一部だったのですが、
イギリスの海賊が上陸したのをきっかけにやがてイギリスの植民地となり、1981年に国として独立。
なので、いまだにグアテマラが領有権を主張しているそうです。
(ざっくり)

 

カリブの海に恵まれたこの国は、
ベリーズバリアリーフと呼ばれる世界第二位の大きさを誇る珊瑚礁を抱え、
シュノーケリングやダイビングススポットが豊富で、かなりの確率でジンベエザメに出会えるポイントもあったりと、
小国ながらも、マリンアクティビティやリゾートアイランドを求めて世界中から観光客がやってくるのです。
なんてったって「カリブの宝石」という異名を持つベリーズですから!
なんでしょう、この超魅惑コピー。
これを名乗って美しくないわけがない!


とりあえず、
脇目もふらずに目指すのは、
多くのバックパッカーがこの国に足を踏み入れると訪れる、キーカーカーという不思議な名前の小島。
直前までキーキーカーと勘違いしていたのはここだけのお話です★




早朝にメキシコのトゥルムを出発し、バスを幾度か乗り継いでベリーズ・シティへ。(首都っぽい名前だけど首都ではない。)
ベリーズに入国してから、今までとは雰囲気がガラリと変わったのを肌身で感じます。
急に英語が当たり前のように通じるようになり、思わず出かかる「グラシアス」の言葉を引っ込めて「サンキュー」。
(いや、ほとんど出てしまっていたかな。)
なにより、グッと黒人が増えました。
かつて奴隷として連れてこられたアフリカンルーツの人々が、人口のかなりの割合を占めているそうです。
また、街中では中国経営のお店も多く見かけ、今まで旅してきた南米やメキシコとはちょっぴり異質。
例えるならば、以前訪れたギアナ三国のような。

 

変化した街の空気に改めて気持ちを引き締めて、
バスターミナルを出、徒歩15分ほどのボート乗り場へ向かいます。

 

ベリーズシティ マリーナ ボート

海沿いのマリーナに辿り着き、オフィスでチケットを購入。

 

ベリーズシティ キーカーカー ボート

17時半発のボートに乗って1時間弱。
キーカーカーに上陸する頃にはだいぶ暗くなり、
しかも最悪なことに、このタイミングでジャンジャン降りの大雨!

珍しく宿を予約しておらず、まずは宿探しから始めなければいけないのですが、
この大雨の中を、でっかなコロコロを引きずって飛び出して行く気にはなれません。
乗客は各々の目的地へ向かいあっという間に散らばって、
取り残されてひとりぼっち、小さな船着き場の小屋で雨が弱まるのを待ちました。

 

この降り方はやはりスコールだったようで、30分もするとようやく雨が弱まり、
すっかり真っ暗になってしまった街の中を、足場の悪い砂の道をヨロヨロと歩きながら一件一件宿を探し始めました。
にしても、
ある程度予想はしていたけれど、なかなかに宿代が高い。
ドミも見つけたんだけど狭苦しくて泊まる気にはなれず、今日は移動疲れしたから個室でゆっくり寝たい!
妥協ポイントを見つけられぬまま一時間は経過したでしょうか。
薬局が併設された優しいお母さんが営む宿、Marin’s Guest Houseを寝床に決めました。
一泊30ドルくらいだったかな。

 

荷物を解いて落ち着いたら、お腹が空きすぎていた事に気付いたのですぐに外へ。
人気のない暗い通りに小さな安食堂を見つけたので、ここで晩ご飯をいただく事にしました。

 

キーカーカー 食堂 ご飯 レストラン

期待していなかったので、出てきたお料理のその美味しさにびっくり!
チキンの煮込みとお赤飯?とコールスローの定食でした。


ところで、

 

実は、今回の旅立ち前に中南米旅のルートを計画していた時に、
ここベリーズの素晴らしい絶景の存在を知って、当初プランに組み込んでいました。
それは、モーリシャスの海の中を流れる滝同様、空から見るもの。
珊瑚礁に囲まれ海にぽっかり開いた、巨大なブルーホール!
高額なセスナに乗るしか方法はないのですが、是非とも上空からこの目で見てみたい、と。

しかし、南米を旅しているうちに次第にブルーホールの情熱は冷めていき、
大金はまた別の事に使おう、と、
結局セスナツアーは参加しない事にしました。

 

だとしたら、
ここキーカーカーで何をしようかな。
今はジンベエザメの季節でもないし。



翌日。

 

とりあえず、まずはお散歩です!
真っ暗闇の雨ジャージャーで全貌が掴めなかった街の様子や海の色を確かめなきゃ。

 

キーカーカー 宿

ちなみに、こちらが泊まった宿の外観。
お部屋は広く、バストイレも付いて申し分なしでした。


今日は、雨雲もすっかり晴れてくれて気持ちのよい青空!
お散歩の足どりもはずみます。
街、というよりは村?
のんびりした空気漂うキーカーカー。
だってここ、

 

キーカーカー 街中 町歩き

車が一台も走っていないのですよ!
道が砂だらけなのも理由なのか、このようなゴルフカートが島民の移動手段なのです。

 

海辺へ出ます。
昨日辿り着いた船着き場って、どんな感じだったのだろう。

 

キーカーカー ベリーズ ビーチ


キーカーカー ベリーズ ビーチ


キーカーカー ベリーズ ビーチ

白い砂浜とヤシの木。
人も少なく静かで、なかなかいいビーチです。

 

キーカーカー ベリーズ ビーチ


キーカーカー ベリーズ ビーチ

海はこの通り!
言葉は必要ありませんね。

 

キーカーカー ベリーズ ビーチ


キーカーカー ベリーズ ビーチ


キーカーカー ベリーズ ビーチ


キーカーカー ベリーズ ビーチ


キーカーカー ベリーズ ビーチ


キーカーカー ベリーズ ビーチ

ビーチ沿いにはお土産を並べたテーブル、
ダイブショップにカフェ、ホテルなどが並びます。

 

この細長い島は、端から端まで歩いても1時間ほどで辿り着けちゃうくらい小さい。
北側の、島の端っこに辿り着きました。

 

キーカーカー ベリーズ 海


キーカーカー ベリーズ 海

島の先っぽには、
輝くマリンブルーを眺めながらお酒が飲めるバーが建てられていて、
ここまでの静かな道のりが嘘みたいに、その周辺は欧米人の観光客がワンサカ!

 

キーカーカー ベリーズ 海

彼ら、日光浴大好きですよね!

 

キーカーカー ベリーズ 中米

サップに興じる人もチラホラ。

 

カリブ海に面した東海岸から、北端を折り返して湾に沿う西側へ回り込むと、

 

キーカーカー ベリーズ 中米


キーカーカー ベリーズ 中米

穏やかな水面が続きます。

 

キーカーカー ベリーズ 中米

止まり木のペリカンを見つけては、レンズを向けて延々と撮影タイム。
お酒片手に寝そべる水着姿の欧米人と比べると、ビーチの過ごし方がだいぶ暗いな私。(笑)
だいたいですね、
ボッチリゾート、ボッチビーチ、ボッチアイランドなんてもうすっかり慣れたもんですから!
三十路女の一人海。
なんの恥じらいも戸惑いもございません。

 

ひとしきり海沿いをお散歩して島の規模や土地勘を掴みました。
せっかくだし、明日はシュノーケリングツアーにでも参加してみるかな、と、
ビーチ沿いのツアーショップで予約をして、
この日はまったり過ごしました。


日暮れ時は、

 

キーカーカー 夕焼け ベリーズ

桟橋で一人、ボッチ夕焼けハントね♪

 

キーカーカー 夕焼け ベリーズ


キーカーカー 夕焼け ベリーズ


キーカーカー 夕焼け ベリーズ

後からやってきたお客様。
カップルで夕焼け鑑賞。
あれが桟橋の正しい過ごし方ですね。きっと。

 

キーカーカー 食堂 ご飯 レストラン

本日の夜ご飯。
今日のメニューは中華屋さんの焼きそば!
レストランも全体的に島価格で若干お高めなキーカーカー。
その中で、中華テイクアウトのお店は良心的なお値段設定でした。
中国人経営のスーパーや商店も島内で幅をきかせていたし、
やはり彼らは世界中のどこにも根っこを張って生きていて、本当に逞しいわ!




次の日。

 

この日は予約していたシュノーケリングツアーに参加する予定だったのだけど、
雲行きが怪しく、ついに雨がパラパラ。
昨日ならパーフェクトだったんだけどな。
こんなお天気じゃ海に出ても楽しめないかも。

 

宿を出て、小走りでビーチ沿いのツアーオフィスへ。
キャンセルの旨を告げると快く了承してくれました。
それからまた一目散に宿へ戻り、バタバタと荷物をまとめて。

確か、ベリーズシティへ戻る午前中のボートの時間は10:30。
あと15分だ!
コロコロを引きずって船着き場まで行くのはかなりギリギリの時間です。

でも、
お天気待ちをするためにこの島で待機するほどのモチベーションは湧かず、
そうと決めたら早く駒を前に進めたい!

 

「ごめんなさい!私、今日チェックアウトします!」

 

突然の申し出にも関わらず、
「もう船が出る時間よ。私のカートで港まで送ってあげるわ!」
と宿のお母さん。
ああ、優しい。


こうして、
無事にボートに間に合いベリーズ・シティへとんぼ返り。

 

特に何をしたわけでもない、束の間のキーカーカーでしたが、
のんびりした島の雰囲気はなかなか気に入りました。
慌ただしい旅は似合わなかったかな。


そのまま、ベリーズ・シティのターミナルからローカルバスを乗り継いで、国境を越えてベリーズを出国!
本当に、ただ通り過ぎただけのような弾丸ベリーズになってしまいました。
なんせ、7つもある中米の国々を、リミットまでに駆け下りなければならないのですから。
今後のペース配分重要です。

 

と言った側からなんですが、
次に訪れる国は少し余裕を持って長めの滞在予定。

 

だって、

 

大好物の○○三昧の日々が、私を待っているのですから!

 

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