逃げた、追われた、捕まった!恐怖のイスラム死者の町
カイロにイスラーム地区というエリアがありまして、
そこに、「ハーン・ハリーリ」と呼ばれる広大なバザールがあるらしい。
な〜んかお買い物し足りない私は、市場を求めて行ってみる事に!
ハーン・ハリーリは宿から約3キロ程離れていて、歩いて40分くらいかな?
時間もあるし、カイロ散策も兼ねてのんびり歩いて行く事にしました。
ハーン・ハリーリへ続く道すがらも、延々とお店や露店が並んでいて、
冷やかしながら歩くのがとっても楽しい!!
撮って撮って〜ってオチャメなおじさんたち。親子かな?
オッサン同士のチューも、なんだか可愛くみえちゃう♪
これが日本人のおじさま同士だったら・・・んー、ちょっと想像したくありませんね(;´Д`)笑
ティッシュの売り子さん?が、
路上の隅っこに座り込んでコーランを読んでいる。
日本ではありえない光景。
チャードルママさん。
珍しく、うちの子撮っていいわよ!のサービス♪
そして、こちらはお買い物中?
頭に大きな荷物を乗せた女性。
美しい瞳が覗くそのベールの下は・・・て、想像を掻き立てられる!
チャードル女性、実は好きなんです。
ちょっと萌えます♪
大好きな海外ドラマ、SEX AND THE CITYの映画版パート2で、
4人がアブダビに旅行するんですけど、
そこで出会ったチャードルの女性たち。
彼女たちが家の中で真っ黒な衣装を脱ぎ捨てた時、
そこに現れたのは、ブランドものに身を包み目一杯お洒落をした、華やかできらびやかな美女たちの姿!!!
(若干うろ覚え)
ギャップって、たまりませんね(>艸<○)♪
イランで出会った上品なチャードル美女も、
その中身は露出度の高いセクシーなギャル(←死語?笑)だったしな〜。
ちなみに、SATCの中では、サマンサ推しのucaです。←どうでもいい。
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お散歩、続けます。
道中はひたすらお店と露店の連続。
売り物は多種多様!
おもちゃ屋さん。
靴屋さん。
エジプトでモコモコムートンブーツって必要かしら!?
サンダル屋さん。
ひと昔前のオフィスにありそうな電話!
ラジオ??
生鮮、日用雑貨まで!
ありとあらゆる物が売られています。
ここを歩いていて揃わないものはありません★
言うなれば、青空スーパーですね!
「出血大サービスのタイムセールだよ〜持ってけドロボー!!!」
と、言っているかは定かではありませんが、
もう投げ売り叩き売り状態!?
奥様方も真剣ですっ!!
こんな風景の中を、キョロキョロしながら歩いていたら、
あっという間にハーン・ハリーリに到着です!
この中も、狭い路地に所狭しとお店が並び、
迷路のように入り組んでいて、なかなかカオス!
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コスメ、薬局、日用品、洋服、お土産、スパイス、美術品。もう、何でもかんでもごった煮!!!
この優しそうなパパさん、実はランジェリーショップのご主人!(*ノ▽ノ)
女性ものの下着屋さんのお店もたくさんあったのですが、
みーんな売り子さんが男性なんですよ。
ちょっと物色しようもんなら、
「これは?これなんてどうだい?」
と、ブラジャーをワシャッと掴んで営業が始まりますから・・・。
落ち着いてゆっくりなんて、見ていられません。
パンツ欲しかったのにぃ(笑)
スークの中にはコシャリ屋さんなんかも。
お買い物に疲れた女性たちがちょっと休憩。無心にコシャリをかき込んでいます。
シチュエーションは違えど、日本のデパートと大差なし!?
物が溢れすぎていて、結局何も買わずじまいだったのですが、
見て歩くだけで楽しい「ハーン・ハリーリ」とその道中でした!
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そういえば。
もう少し先まで歩くと、宿の番をしていた男の子に熱くオススメされた「死者の町」があったはず。
地球の歩き方を取り出して、地図を確認。
ここから1〜2キロ先みたい。
せっかくだから、足を伸ばして行ってみよう!
ハーン・ハリーリを出て、死者の町に向かって歩きます。
この辺りは、そこら中に尖塔のミナレットとドーム型の屋根。
雰囲気のある町並みが広がります。
私を撮って撮って♪
モデル立ちで次々とポーズを決める女の子。
幹にペイントが施された木を発見!
可愛い模様だけど、どんな意味があるのだろう?
さらにテクテク歩いて行くと、
あ、見えてきた歩道橋!
あの橋の上から眺める死者の町が、雰囲気抜群だと言っていたはず。
階段を上がって歩道橋の端っこに立ってみると、
確かに素敵!!
目の前には、まるでタイムスリップしたかのような、
おとぎの世界に迷い込んだような、アラビアンな町の景色!
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緑の丸屋根とミナレットが可愛らしいモスク。
死者の町の中は閑散としていて、
一人で入ると危ないかも、と言われていたので、
歩道橋の上からうっとりと眺めるだけ。
随分遠くまで歩いてきたけれど、来て良かった。
歩道橋の上には、学校帰りの男の子たち。
ところで、偶然、背景に写り込んでいた、
デニムを履いた背の高い男性、分かります?
ぼやけているけど。
ここからが恐怖の始まり。
この後、
あの男が私の方に歩いて来て、
そして、目の前に立ちはだかったのです!
え、何?
「★□●◎☆※○」
なんなの!?
何かを喋りかけているけど、分からない!
この人、耳にインカムみたいな物を付けて、スピーカーで誰かと連絡を取り合っている。
やだ、怖い。
英語があまり喋れないらしく、
アラビア語だからサッパリ分からないけれど、
でも、ついて来いって、言っているみたい。
どうしよう、怖いよ!!!
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気付けば、歩道橋の上は私と彼、二人だけ。
助けを求める事はできない。
そしたら、突然グッと腕を掴まれて!
私は反射的に彼の腕を振り払い、走って逃げ出したのです!!!
今思うと、無謀なのですが。
元来た方へ、階段を駆け下りて、後ろを振り返らずに全力ダッシュ!!!
ただただ怖い。状況が理解できない。
無我夢中で走りながらも、頭の中は真っ白です。
でも、相手は大人の男性。
逃げ切れるわけありません。
もちろん向こうも全速力で追いかけて来て、
あっという間に追いつかれ、
ガシッと腕を掴まれたのです。
ああ、終わった。
心臓はドキドキバクバク。
この旅で一番の恐怖を感じている。
インカムで連絡をしていたから、
きっと、車なんかに乗せられて、このまま仲間のところに連れて行かれるんだ。
彼に腕を掴まれたまま、引きずられるように連れて行かれ、
道の角を曲がった先に現れたのは・・・
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え!?
パトカーと、ポリスが二人!!!
「君、パスポートを出しなさい。」
警察だった・・・・。
マフィアじゃなかった!!
強ばっていた体の力が、フニャフニャと抜けていくのを感じます。
でも、どうして?
私、何も悪い事はしていないはず。
麻薬の密売かなんかと間違われて、このまま逮捕なんてされちゃったら、どうしよう。
別の不安が頭をよぎります。
常に携帯していて本当に良かった。
肩にかけて洋服の内側に仕舞い込んでいるパスポートを取り出しました。
こういう時、日本のパスポートに感謝する。
世界で一番と言っても過言ではないくらい、信頼性のある我が国のパスポート。
少しだけ強気な気持ちを取り戻します。
私にやましい事なんてないんだから!!!
この警官は英語を喋りました。
「君、写真を撮っていたね?何を撮っていたんだ。」
「歩道橋の上から、死者の町の景色を撮影していました。それだけです。」
「データを見せろ。」
ジャーナリストに間違われたら厄介だな。
ズッシリと大きな一眼レフを取り出し、全ての写真データを見せました。
ダハブ辺りから入っている、膨大な量の写真たち。
そして、スマホの写真まで、全て!
あぁ、これだけは見せたくなかった。
スマホの中には、私のセミヌード写真が〜〜(笑)
なぜなら、宿で体中を蚊に食われ、あまりのひどい刺されぶりを友人にLINEで伝えたくて。
それでつい昨日自撮りした、虫刺されだらけのセミヌード!
ばっちり見られました・・・。
ね?
分かった??
何もやましい事はないでしょ!?
死者の町の写真を撮りに来ただけなんだからっ!!!
二人の警官、全ての写真を確認して、ようやく納得してくれたみたい。
シロだって!!!
私を捕まえて連行したのは、どうやら私服警官だったようです。
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こうして、3人から無事解放された私は、ホウッと安堵のため息。
それにしても、
もうーーーーなんだったの!ホントに!!!ヽ(#`Д´)ノ
この辺に、国や軍の施設なんかがあったのかしら?
各国大使館なんかもそうですけど、そういう国の機関の建物とかって、
絶対に写真を撮ったらいけないのです。
結局理由は分からなかったけれど、
さすがに今回は、
焦った。
怖かった。
もう駄目かと思った!!!
カイロの警察に一言。
あの私服警官の役、
お願いだから、英語が喋れて、状況をきちんと説明できる人材を配置してくれ〜ぃo(>ω<)o
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ハーン・ハリーリのバザールを心ゆくまで楽しんだその直後に、
旅の(というか命の!?)ジ・エンドを覚悟した死者の街。
なんだか慌ただしい、そんなイスラーム地区の一日でありました。
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