November 21, 2014  Categoyr: └ MOROCCO ( モロッコ )

心も体もデトックス!涙と月夜とミントティー

マラケシュ

今回の記事は文章多めになっちゃいました!
ちょっぴりスピリチュアルな内容もあり!?苦手じゃない方は続きをどうぞ★
まずは、お買い物編からスタートです♪


  

モロッコ マラケシュ

一度行ったお店にもう一回辿り着きたくても、なかなか辿り着けない!
そのくらい、マラケシュのスーク(市場)は広い。なんてったって、モロッコ一巨大なメディナ!
今回の買い物のお目当てはワンピース。なんとしても、可愛いワンピースをGETしたいのです!!!

  

長期旅行者にとって、大きすぎる荷物は身軽な移動を邪魔する憎たらしい存在!?
荷物を極力減らすためには、洋服を必要最低限に押さえるのが断然賢い旅のスタイル。

  

そう、分かっちゃ〜いるのですが()´д`()!!!

  

私は、たびたび洋服を新調してしまうタイプ・・・

すぐに飽きて、洋服を変えたくなっちゃうんですよね。

特にワンピースが好きだから、ついつい目が行っちゃう。

リアルタイムの今も、
コロコロオスプレーの中の洋服やTシャツを全部一新したくて、買い物欲がうずいている真っ最中なのです★
多分カイロで思いっきりお買い物するっ!

  

ここマラケシュでは、絶対に可愛いワンピースを買うぞ〜!!!と意気込んでいたのですが、
なかなかお気に入りが見つからず、市場の中をぐるぐるぐるぐる。

つい足を止めて本来の目的を忘れてしまう、誘惑だらけのモロッコ雑貨天国!

  

モロッコ マラケシュ

モロッコでたまに見かける、このフリルデザインのラグが欲しい〜!!
荷物を送る予定もないし、ここはグッと我慢。

  

モロッコ マラケシュ

カラフルな絵皿屋さん。
私はやっぱり深いブルーに惹かれる。青い大皿が欲しいな!でも、グリーンかイエローも可愛いなっ♪

  

モロッコ マラケシュ

フェルトのお店。
いちいち可愛いぞ・・・。フェルト小物も、いいなぁ♪

  

モロッコ マラケシュ

ちょっとスークを外れると、ツーリスティックな印象から一転、地元民たちのエリアに。
そこには生活があります。

  

思い描くワンピースにはなかなか出会えなかったのですが、
なんとか見つけた1枚を値切って値切って、やっと購入。
マラケシュは他の町と比べて、金額の吹っかけられ方がすさまじいのです。
平気で5、6倍からのスタート。
daisuke君も言っていたけど、マラケシュの品物はクオリティが低い割に値段交渉が大変で、
なんだか疲れるねって。

モロッコでお買い物をするなら、フェズやエッサウィラがいいかも!?

  

ま、とりあえず、お気に入りのワンピースも買えたし、スカーフも買ったし!
狙っていた革のサンダルはGETできなかったけれど・・・。
マラケシュのお買い物はこれにて終了!


お買い物の次は、やっぱり美容でしょ♪
今日の私は短期旅行者気分!?



ここマラケシュで初体験したもの。それは・・・

  

高級ハマム!

  

ハマムとは、中東で見られる公衆浴場の事。
浴場といっても銭湯のような浴槽があるわけではなく、
スチームされたサウナの部屋で汗を流し、自分であかすりをして、洗面台の蛇口のお湯で体を流す、というもの。

温泉なら入りたいけれど、サウナって苦手だし・・・と、
そんなに興味が湧かなかったのですが、
女子力の高いtomoさんにくっ付いて、これも経験!と行ってみる事に。

  

マラケシュ ハマム


マラケシュ ハマム

こちらが今回行ってみたハマム。

庶民的なハマムは数百円から。
このハマムは、アカスリから全身マッサージまで付いて3500円くらいだったかな?

  

マラケシュ ハマム

初体験ってなんでもドキドキしますね(≧∇≦*)
サウナが熱すぎませんように!!

  

浴槽がない上にサウナが苦手って事で、全く期待していなかったハマム。

これが、



想像を遥かに上回る満足感!!

  

まずは脱衣所に通されて、真っ裸+Tバックの紙パンツスタイルにチェンジ。
ボリューミー体系の下着姿のお姉様(?)が担当して、最初から最後まで付きっきりでお世話をしてくれます。

  

まずは、サウナ室。
あれ?もっと熱くてもいいかも・・・って思うくらいぬるめのサウナ。
でも全身がしっとりしていくようで気持ちがいい♪

しばらくサウナに放置された後は、場所を移動して台の上に寝転がされて、
お湯を掛けられながらアカスリスタート。
ザリザリしたタオルが肌を刺激してちょっぴり痛いけれど、垢がポロポロと、生まれる生まれる!
旅に出て半年。
浴槽なんてものはなく、シャワーをささっと浴びる毎日。
そりゃあ垢もしっかり溜まっていた事でしょう!今回一回だけじゃ取りきれないな★

あーらよっとひっくり返されて、まな板の上の鯉状態。
表も裏もくまなくアカスリされた後は、お湯で全身を流されて、またまた別の部屋へ。

ビニールの台に寝かされて、今度は全身オイルマッサージ。
はぁぁぁぁ、幸せ(*´Д`*)

脳内までとろーんととろけそう。
気付いたらウトウト夢の中。

  

旅の間は贅沢は禁物!な〜んて思っていたけれど、たまにはこんなのもいいな。
髪も伸び放題のボサボサ、半プリン状態。
肌も焼けてかかともカサカサ。
美容に気を使う生活から果てしなく遠のく、女度低めの長旅生活。

いかんいかん、こんなんじゃ!
女性である事を思い出させてくれるわ〜(笑)

  

至福のマッサージタイムが終わると、泡でしっかりと全身を洗ってくれて、シャンプーまでしてくれて、
まさに至れり尽くせり!

お湯をじゃぶじゃぶとかけられて泡を流し、癒しのハマムタイム終了です!

  

モロッコ ハマム


モロッコ ハマム

休憩室であたたかいチャイを飲みながら、しばらくまったりと余韻に浸ります。

  

半信半疑でtomoさんに付いて来たハマム、
今は思う。心の底から、来て良かった〜〜(´ω`*)

自分を癒し慈しむ時間って必要かも。
体だけでなく、心まで潤う気分。
これからは時々、旅の合間に美容タイムを取り入れちゃおうかな♪



マラケシュの最後の夜は、
モロッコで出会ったヒーラーの女性とお食事&お茶をする事に。

  

ヒーラーさんに会うのは、インドのハンピ以来

旅の要所要所で、そういったパワーを持つ人に出会うようになっているのかな?

彼女との出会いもまた、大事な事を気付かせてくれるきっかけとなりました。

  

彼女も、インドで出会ったkanaさんと一緒。
土地土地を癒しながら旅を続ける「ミッショントリップ」をしていてる人。

ささやくような心地よい彼女の声が、ひとつひとつ私の心の殻を外してゆく。
素直な気持ちになって、私の中にいる子どもの部分が解放されていくような。


旅のはじまりに近いインドのハンピで、ヒーラーさんに言われていた、私のこの旅の課題というのが、

  

attachment

  

「執着」を手放すこと。

  

執着・・・自分では自覚がなかった。
人や物にあまり執着心がない方だと思っていたから。

でも、彼女が言い当てた、私の両極端。
そう、私は0か100か。
こうと決めた事は100でないと満足しない、そんな一面があって。

例えば今回の世界一周もそうだったかな。

叶わないと幸せじゃない、達成しないと意味がない。
ずっとそう思って生きてきた。

そこに向かうプロセスに目を向けずに、0か100かで幸せを決める。

そういう執着心。

これは、リスキーな面もあって。

この世界一周が途中で挫折したり、志半ばで手に入らないものがあったとしたら、
私の中では0になる可能性がある。

  

でもね、

彼女は言いました。

そうなりたい、手に入れたい、叶えたい。
その想いこそが尊くて、意味があるもの。
100じゃなくていい。完璧じゃなくていい。そこに固執しなくていい。手に入らなくたって0じゃない。

その執着を断ち切る事が、この旅の課題。

執着を手放したら、あなたは願いが全て叶うようになっているのよ。

これがインドのハンピでヒーラーさんに言われた事。

  

旅を続けるうちに少しずつその意味を理解し、ゆっくりと腑に落ちてきた気がします。


けれども、ひとつだけ、私の中に残る解けない執着。
それをなんとか手放したくて、
今回、モロッコで出会ったヒーラーの彼女に問いかけてみたのです。

  

「私ね、お金の事を気にしちゃうの。
頑張って夢のために貯めた資金を、今は浪費してゆく毎日。
お金の終わりが旅の終わりって思ったら怖くて、ちょっとでも長く旅を続けたくて。
お金の事を気にしすぎて旅をしたくないのに、ついつい、あー今日は使いすぎたかなって自己嫌悪。
そう思っちゃうのをなんとか断ち切りたいんだけど!」

思い切って、彼女に悩み(?)を打ち明けてみたところ、

単純明快な答えに、驚くほどスーーーッと胸のつっかえが取れたのです!!

  

お金の事は全く気にしなくていいんだよ!
お金はまわるんだから!!!

  

目から鱗。

そっか!

すごく素直に入ってきた彼女の言葉。
また一つ、自分で作り上げていた重〜い執着の枷がコロンと外れたような、そんな感覚!

  

残金を気にしながら旅の毎日を過ごすなんて、もったいない!
今は、楽しむ事が何より重要!!
お金は天下の回りものだしね♪

  

シンプルな一言が魔法のように、私の心をスーッと軽くしたのです。
そんな私もまた、単純明快なのかも(笑)

それ以降、若干お金使いが荒くなりました(;´▽`A アハ

でも、変なストレスは一切なくなっちゃった!!
相変わらず、細々と家計簿(旅のやりくり簿?)は付けているんですけどね★



それから、もうひとつ。

地震って?原発事故って?戦争って?どんな意味があるの?と問いかけてみたところ、

ここ三年ほど、地球は激動の変換機に入っている。
ものすごい変化を遂げているんだよ、と。
うんうん、と興味深く、彼女の話に耳を傾けていました。

  

三年・・・かぁ。
何か変わったのかしら?なんだか自覚はないけれど。

ふと、自分の三年前を振り返ってみました。

そうしたら、忘れていた、記憶から追いやっていた、あまりにも大きな変化を思い出したのです。


私の三年前といえば。
あまりの激務に体を壊し、それでも仕事を続け体のSOSに耳を傾けなかった代償に、
世界一周に出る直前まで5年間ほど病気を患ってしまって。
病とは無縁だった私の人生がこの5年でひっくり返ったような。
出口のないトンネル。あの時私は、確実に闇の中にいた。
体を壊してまで稼いだお金を一瞬にして失い、自分を保つ事が精一杯のギリギリの状態。
ずっと口にし続けていた夢は遠のくばかりで、時は無情にも過ぎて行くばかり、年齢という数字だけが刻々と重なってゆく。
絶望の日々になんとか希望の光を見つけたくて、仕事も生活も放り投げて、インドへ旅した3ヶ月間。

それがちょうど、三年前の自分。

  

あの時は、3年後の今、私がこうやって夢を実現している姿なんて、全く想像できなかった。

今があまりにも楽しくてすっかり忘れていた、3年前のトンネルの中の自分を、たった今思い出した。

  

苦しくてもがいていたあの時があって、今の私がいる。
辛かったね、頑張ったね、よくやったね、って。
すごく愛おしく思えて。

  

そしたら、
涙が溢れて止まらなくなってしまったのです。

  

勝手に、次から次へと、涙の粒が溢れ出して。子どもみたに泣きじゃくった。


たかが3年、されど3年。

3年間の変化って、すごいんだね。
色んな事を乗り越えて、成長して、手に入れて、壁にぶつかって、大きくなって、また、夢を描く。


3年後の自分は、こうやってまた、今の自分を愛おしく思うのかな。

  

フナ広場が見下ろせるカフェで、終わりの来ない、毎夜繰り返される喧噪を眺めながら、
ミントティー片手に、こちらも尽きないガールズトーク。
そんな私たちを、大きな満月が照らしています。

  

「ucaちゃんは、今のucaちゃんのままでいいんだよ!」

彼女が、ありのままの私を肯定してくれる。

幸福感に包まれて、すっきりと、穏やかな気持ち。
心地よい夜風が、ハマムでスベスべになった肌を優しくなでてくれる!

  

旅も半年が過ぎた今のタイミングで、彼女と出会えた事に感謝して。

  

体と心のデトックスをした、マラケシュ最後の日。

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明日は久しぶりのリフレッシュダイブ!緊張とワクワク!!
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