モミアゲフェチ
嘆きの壁に祈りを捧げる花嫁。
次回はムスリム地区の記事!
と予告しておきながら、あっさり変更です★
イスラエルと言えば、ユダヤ教!
世界中に普及したキリスト教、イスラム教、仏教とは相反して、
イスラエル人のみが信仰を許される民族宗教。
今回は、エルサレムで一番興味深かった「ユダヤ人地区」に迫ってみたいと思います。
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ユダヤ教、キリスト教、イスラム教。
実は、この3つの宗教のおおもとはひとつ。
元々はイスラエル民族の信仰する神様からすべて始まっていて、
ユダヤ教が生まれ、そこからキリスト教が派生し、さらにイスラム教が派生。
神は同一なのにお互いを受け入れられず、歴史の中でしばしば迫害や争いを繰り返し、
今もなお戦争の種になる宗教問題。
神様はもとを辿れば同じだという事実。
区別し、聖地を奪い、破壊し合うのは全て人間の行い。
同じだからこそ、争いが生まれる。
エルサレムという地に、3つの宗教の聖地が集まっている所以。
世界史には、仏教が絡む大きな宗教戦争ってあまり出てこないような!?
(旅の間に、せっかく世界を回るのだからと、誰でも分かる世界史!みたいな本を日本から持ってきて、
頑張って2回通しで読んだのです!
なのになのに!歳のせいか全然頭に定着しない〜汗)
さて、そんな3つの宗教の根本となったユダヤ教。
日本にいると全く馴染みのない宗教だし、はっきり言ってどんなもんか想像も付きませんでした。
ミステリアスすぎるユダヤ教!
一体どんな感じ!?
風にはためくダビデの星。ユダヤ民族を象徴するしるし。
イスラエルの国旗です。
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旧市街の中のユダヤ人地区を歩いてみます。
ちょっぴりドキドキ。
というのも、アイスランドで中東マニアの友人sacoちゃんに、
「エルサレムのユダヤ人地区では、ユダヤ人に気軽に話しかけたりはできないよ!
旅人ならではの交流なんて望めない。」
とあらかじめ言われていたから。
きっとここにいるユダヤ人たちは、世界中で出会うイスラエル人たちとは一線を画す、ガチな信者!
なんせsacoちゃん曰く、
仕事にも就かず、生涯祈りを捧げる事を生活としているユダヤ人たちが、ここにはいる!
って話ですから!!
どういう事!?
それは是非、この目で見てみたい!
旧市街の坂道の路地はどこも、このように、ちょっと物寂しげな雰囲気。
とある通りの一角に、小洒落たユダヤ教グッズを売る仕立て屋さんを発見!
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麻地のものや編んであるキッパが、店頭にズラリと並んでいました。
ちょっと可愛い♪
ちなみにキッパとは、ユダヤ教の男性が被る民族衣装の帽子。
キャンバス地に描かれた、陽気に踊るユダヤ人たちの絵なんかも。
この後、この愉快な感じとは完全に相反するイメージの、
ユダヤ教の男性たちを目の当たりにする事になるのですが。
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エルサレムの旧市街の中で最も訪れたかった場所へ向かいます。
その広場に繋がる全てのゲートには、荷物検査のX線が配置され、セキュリティがものものしく監視。
チェックをくぐり抜けて到達するユダヤ教徒の祈りの聖地、
そこは、
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黄金の丸屋根がまばゆく主張するイスラム教の岩のドームを背後に、
天高くそびえる「嘆きの壁」
エルサレムの旧市街を城壁の外から眺めるとまるでシンボルのように輝く岩のドームは、
神殿の丘と呼ばれる場所に鎮座しています。
ここは、かつてさかのぼる事紀元前10世紀ごろに、ユダヤ教のエルサレム神殿が建てられていたところ。
ところが紀元70年に、東ローマ帝国によるエルサレム侵攻によって破壊され、
その時に残ったのが外壁の西側部分。
この壁こそがユダヤ教徒にとって特別な場所となり、
聖地として今なお祈り続けられている「嘆きの壁」なのです。
お祈りスペースの外側に、水場が設けられていました。
祈る前に、手を洗ったり口をゆすいだりするのでしょうか?←日本のお参り的発想。
真ん中のしきりを境に、手前が女性用、奥が男性用と、男女がきっちりと分けられています。
外国人観光客も中に入る事を許されてはいますが、
男性スペースは、ユダヤ教徒以外の人もキッパを着用しなければ中に入れません。
レンタルキッパを貸し出してくれます。
祈りを終えたユダヤ人たちは、背を壁に向けないよう、後ずさりしながらその場を離れていきます。
毎日通った「嘆きの壁」ですが、
エルサレムに到着した金曜日の夕方は安息日で、
大きなカメラを携えてお祈りスペースに入ったらめちゃくちゃ怒られました!
ゴメンンサイ(>ω<)
他の曜日は写真を撮っても特に何も言われませんでした★
ちなみに、一週間を7日間とひとまとめにしたのはユダヤ人だそうです!
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ひたすらひたすら、祈りを捧げるユダヤ教徒たち。
時には泣きむせぶ人も。
新郎新婦が、男女別各々に分かれて祈りを捧げていました。
結婚の儀式の一環でしょうか。
私も彼らに倣い、壁に両手を添えて祈ってみました。
日本の神社で手を合わせる事もそうですが、祈るって心が落ち着いて穏やかな気持ちになる。
と同時に、ここから3つの宗教が生まれた皮肉な運命に思いを馳せると、
なんだか切なくて悲しい気持ちにもなってしまいました。
嘆きの壁の石の隙間には、願い事を記した紙切れがびっしり。
絵馬とか、おみくじを木や紐に結んで帰る、日本の参拝と似ている!
と思っちゃったのは、こじつけすぎ!?
一説には、日本人とユダヤ人は共通の先祖を持つ兄弟民族である、日ユ同祖論というものがあるそうですよ!
噓か真かはさておき、小さな共通点を無理矢理見つけてみました★
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ところで!
33年の人生の中で、一度も見た事がなかったガチのユダヤ教徒!
ロンドンからイスラエルに向かう飛行機の中で、
ハテ?あの黒づくめの人たちは何者?と思っていた、
テルアビブからエルサレムへ向かうシェアタクシーの中にもチラホラ見かける、
あの黒装束の紳士たちは一体!?と思っていた、
まさにあの人たちこそが、
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ガチのユダヤ人だったようです!
ユダヤファッション個性的!!
ハットを被り、髭を生やし、黒いスーツ、黒いコートを身にまとう男たち。
なんか、イケテル!!!
そして、私のハートをギュッと鷲掴みにしたのが・・・
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モミアゲッヽ(*´∀`)ノ
モミアゲ!!
風にたなびくモミアゲ。
短いモミアゲ。
長〜いモミアゲ。
巻き巻きモミー。
辮髪風モミー。
あんなモミアゲ♪こんなモミアゲ♪
もうすっかり、モミアゲに夢中♪
同じ宿のkazu君と旧市街に繰り出しては、
いいモミアゲ撮れた!?
あ、モミアゲきたきたきたッ!!!
あのモミーいいよね!?
ね、このモミー見て!良く撮れたでしょっ♪
モミアゲ撮影と品評会。
嘆きの壁にて、完全にモミアゲハンターと化していた私たち。
しかも、基本、表情を崩さないポーカーフェイスなユダヤ人たち。
なごやかな雰囲気は皆無!
そりゃ、みんな仕事もせずに真剣にお祈りしに来てるんだもんな。
そんな彼らにびびりながら瞬撮!
サッとカメラを構えてサッと下ろす、まさに一瞬が勝負!!
なもんだから、ブレブレ写真ばかり。
なかなか捉えるのが難しいモミアゲハントでした(´∀`;★
一回くらいは彼らに声をかけてみたかったんだけど、
ガチのユダヤ教徒と直接お話してみたかったんだけど、
sacoちゃんの言葉が頭に張り付いていて、とてもそんな勇気は湧きませんでした・・・(-_-)
あの格好をしたモミーさんたちの、お腹を抱えて爆笑する姿を、一度でいいから見てみたいっヽ(´□`)ノ!!!
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★オマケ★
子守りをするユダヤ教徒パパも、安定のポーカーフェイス。
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とある日の暮れた嘆きの壁の前。
突如、六芒星の国旗を翻しながら若者たちが集まり出して、
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輪になって叫んだり、飛び跳ねたりを繰り返し、大騒ぎに。
イスラエル人たちの団結力ってすごい。
世界を旅していて感じる。
独自の血、独自の民族、独自の宗教。
彼らはもしかしたら、どの国の人たちよりも、
自分たちがユダヤ人である事を、心から誇りに思っているのかも。
生まれて初めてユダヤ教に触れ、そんな事をふと思ったエルサレムの夜。
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素敵なご縁がありました♪
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