突然カメラが
キャノクリスタレスツアーを終えて、マカレナから帰ってきたボゴタ空港。
今夜は空港で夜を明かし、早朝の飛行機に乗ってコロンビア第二の都市メデジンを目指します。
格安航空会社Viva Columbiaのエアチケットは激安で!
当初は長距離バスでメデジンへ向う予定だったのですが、何気なくフライトを調べてみると荷物込みで4000円。
(LCCなので荷物代は別途かかるのですが★)
わざわざバスターミナルに移動して夜行バスに乗るよりも、
マカレナから戻ったそのままの足で飛行機に乗っちゃえばラクかな、と。
何よりこのお値段だし!
というわけで、国内線を利用する事にしたのです。
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早朝フライトまでの空港待機も、
ボゴタの国際空港は真新しい建物で内装も綺麗だし、フリーwifiは使えてカフェやレストランもあって快適!
ここなら安心して時間を潰せます。
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それはあまりにも突然で、
全く予期せぬ事態でした。
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カフェに入り、
何気なくコンデジを取り出し電源を入れてみると、
あれ?
入らない。
バッテリーは・・・うん、ちゃんと入ってる。
確か、昨日充電もしたはず。
もう一度。
ダメだ。
バッテリーを入れ直して、もう一度。
な、なんで!?
うんともすんとも言わなくなってしまったコンデジちゃん。
思い当たるフシは全くないんだけど。
キャノクリスタレスでは問題なく使えていたし、
ウォータープルーフケースに入れて水中写真も撮った。
急にどうしちゃったの〜?
困ったな。
この後、コンデジをフル活用する機会が控えているのです。
三週間後に予約している往復エアチケット。
行き先は、独自の進化を遂げ固有種の動物たちが多く住むガラパゴス諸島。
島ではクルーズツアーに参加してシュノーケリングをしまくる予定で、
いつもは名脇役のコンデジちゃんも、ガラパゴスでは完全にスタメン入りですよ!
あと三週間。
それまでに、絶対に治さないといけません!
メデジンに着いたらすぐに修理に出さないと!
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翌早朝。
Viva Columbiaのカウンターで荷物を預け、飛行機に乗り込みました。
(LCCですので、事前のWEBチェックインとEチケットのプリントアウトはもちろんマスト。)
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空の旅はあっという間。
ボゴタから1時間ほどでメデジンの空港に着陸です。
そうそう、
到着するまで知らなかったんだけど、
メデジン行きのフライトではあるのですが、
Viva Columbiaの飛行機はメデジンの隣町、RioNegroにあるホセ・マリア・コルドバ空港に着陸。
ここからメデジンの街まではバスで1時間ほどかかります。
ちょっとした誤算だったわ。
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空港から公共バスに乗ってメデジンへ。
バスを降りてTAXIを拾い、予約していた宿へ向かいました。
Booking.comで見つけた宿Hostel Monarcaは、
セントロからはちょっぴり離れている閑静な住宅街の一角にありました。
なぜここにしたのかというと、Canonの修理屋さんに近かったから。
この辺りの住宅街は治安の良さそうな雰囲気で、
メトロに乗ればセントロまですぐだし、宿主さんは親切だし、朝ご飯は美味しいし、
とてもいいホステルでした。
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さて、
カメラカメラ!
先ほど慌ててボゴタの空港で調べたところ、
幸いメデジンにはCANON専属の修理店があるようでした。
そこは電気店が集まるショッピングモールの中に入っていて、
宿からは歩いて10分ほど。
建物の中に入り、CANONの赤文字を探してあっちへウロウロこっちへウロウロ。
ところがなかなか見つけられず、聞き込み調査に切り替えです。
けれどもみんな分からないって。
有力な情報が全くGETできません。
なぜ!?
天下のCANONだよ!?
なんでみんな知らないなんて言うの~!
さらに聞き込みを続け、
最終的に辿り着いたのは、一見クリーニング屋さんみたいな雰囲気の、小さな小さなカメラ修理店。
CANONの文字はありません。
お店に入って聞いてみると、
「CANON専用の修理屋さんはメデジンにはないよ。
ボゴタにはあるけど。」
との事。
やはり、ここはCANONの修理店ではありませんでした。
ホームページには、メデジン店がこの住所にあるって載っていたんだけどな。
とりあえず、
動かなくなったコンデジを見せてみました。
「これ、電源が入らなくなってしまったんです。
修理お願いしたいんですけどできますか?」
「ああ、大丈夫だよ。」
はぁ~、良かったーーー!!!
「3日後に取りにおいで。」
「よろしくお願いします。」
祈るような気持ちで我が子を託し、モールを後にしました。
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翌日。
ここメデジンではある再会が待っていました。
メデジンはバックパッカーに大人気の街。
とても綺麗で快適だと噂の有名な日本人宿があって、
この街には親日家が多く、日本語を勉強する大学生がいたり、日本文化を取り入れたお店があったりするそう。
さらにコロンビア美女もわんさか!
あまりの居心地の良さに沈没してしまう旅人続出らしい。
その有名な日本人宿に泊まっていた旅友と、一緒に郊外の観光地に行く約束をしていたのです。
そう、
ベネズエラでお世話になった塾長とスワ君!
この日は朝早く、彼らとバスターミナルで待ち合わせ。
メデジンからバスで2時間ほどのところにある小さな町、グアタペへ向かいます。
なんでも、グアタペは絵本の中に迷い込んだようなカラフルでメルヘンな街で、最近人気の観光地らしい。
ザ・日本男児。
メルヘンという言葉からはほど遠い、男臭~い二人を連れ立って行くのはちょっと笑えるけど!
ハロウィンナイトにクラブに繰り出して、コロンビアのコスプレ美女たちと写真を撮りまくってウハウハだったとか、
そんな話を聞きながらおしゃべりしていたらあっという間。
バスはグアタペに到着しました。
街の脇には風光明媚な湖が広がっています。
早速グアタペの街を散策。
確かに、
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建物の壁は原色に塗られ、
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お花や動物が描かれ、
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おもちゃの街のよう!
このメルヘンチックな景観に特に歴史があるわけではなく、
町おこしのために、建物の壁を全て塗り替えてしまったそうです!
カメラ好きの塾長とスワ君、
似つかわしくない風貌で、このメルヘンチックな街並をせっせと写真に収めていました。
街以上にそんな二人の姿が可愛い。w
小さなグアタペの街をお散歩したら、
ランチを挟み、
船着き場に降りて貸切ボートを見つけ、
ペニョル貯水池をクルージングする事に!
人工湖のペニョル貯水池は、
入り組んだ湖岸に半島が突き出し、ところどころに小島も浮かんで、
この複雑な地形が、独特で美しい湖の景観を演出しています。
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ここはコロンビア屈指のリゾート地。
モダンなホテルや別荘があちこちに建てられています。
ちなみにこの湖のどこかに、
コロンビアの英雄と呼ばれ、最もお金持ちの犯罪者の一人とされる麻薬王、
故パブロ・エスコバルの別荘があったとか。
彼は麻薬密売組織メデジン・カルテルを創設し、世界中にコカインを密売して勢力を拡大させ、
当時世界で7番目の大富豪にのぼり詰めたのです!
その資産は3兆円!
彼の命で400人以上もの人間が殺されたと言われている悪名高き麻薬王ですが、
貧困層の住宅、サッカースタジアムの建設など地元の慈善事業に熱心に取り組み、
メデジン市民の心を掴んで英雄と呼ばれたそうです。
コロンビア麻薬王のプチうんちくでした★
遠くに見える、ぽっかりとそこだけ突起した黒い一枚岩。
次は、あのてっぺんへ!
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ボートを降りてトゥクトゥクに乗り換え、
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ドン!
やってきたのは、先ほどボートから見た巨岩。
「大きな岩」を意味するラ・ピエドラ・デル・ペニョール。
長い間、この岩が宇宙から落下して大地に突き刺さったと信じられ、
信仰の対象として、また悪魔のタワーとも呼ばれ、岩の上に登る事を許されていなかったそうです。
確かに、そういう対象になるのも頷ける。
明らかに回りとは異質のオーラを放つ、天然石のメノウのような美しい縞模様と、
天高くそびえる一枚岩の迫力。
何か神がかっているものを感じます。
現在は岩の頂上まで登れる階段とミラドールが設置され、
多くの観光客を引きつけるのでした。
THE BEST VIEW IN THE WORLD
否応無しに期待しちゃいますけど。
その実力やいかに!?
天に上るジグザグ階段。
その数730段。
こんぴらさんよりは遥かに楽勝です。
とはいっても、絶賛運動不足の怠惰な中年旅人。w
いざ、気合いを入れて登りますよ!
体育会系男児二人のあっという間に離されてゆく背中を見送って、
途中休憩を挟みながら一歩一歩足を運び、
階段を上り詰めるた先には・・・。
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そのキャッチコピーはあながち間違いではなかった。
岩のてっぺんから見たペニョル湖は、
この美しさ!
360度絶景ビュー!!!
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ミラドールはグアタペテイスト。
これが人工湖だなんて信じられない。
もともとはダム目的とは言え、
美しい自然の景観すらもこの手で作り上げてしまう。
今度はそのミラドール(展望所)のために、聖なる岩に階段をかけてしまう!
人間とは全く、欲深い生き物だわ。
世界中の行きたいところは全部巡りたい。
世界中の見たいものは全てこの目で確認したい。
そんな私も、強欲人間★
ラ・ピエドラ・デル・ペニョールを後にして、
バスでメデジンへ帰ります。
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本日後半はプチメデジン観光。
スワ君の熱〜い要望で、とあるカフェへ行く事に。
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扉を開け、地下へ続く階段を下りると。
「お帰りなさいませご主人様、お帰りなさいませお嬢様ぁ!」
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甲高い声とともに、
コロンビア美女のメイドちゃんたちが並んでお出迎え!
そう、ここは、
メイドカフェだったのです!!!
メデジンにメイド喫茶があるという事は前々から聞いていて、
そこが日本人旅人の観光スポットになっている事も知っていました。
でも私はちーーっとも興味がなくて、
一人だったら絶対に足が向かなかった場所。
(むしろ一人で行ってたらちょっと怖いか!?w)
塾長も「しょーもないんちゃう?」とイマイチ乗り気じゃない様子だったんだけど、
スワ君の、静かながらも内々にほと走るただならぬ情熱を感じて。w
私としても、まあこんなチャンスでもない限りメイド喫茶に行く事なんてないし、いいかな、と。
そんなわけでやってきたメデジンのメイドカフェ。
パフェを注文。
パンダにデコレーションされた可愛いグラスがやってきました。
食べようとすると、
なにやらメイドちゃんがパフェに魔法をかけてくれるという!
「おいしくな~れ!」と魔法をかけている図。
なんだかんで、
しょーもないとか言っていた塾長が一番テンション上がっていて。ww
このメイドちゃんが気に入ったんだって!
た、単純・・・・!ププッ!
ちなみにこの動物メイクはハロウィン仕様だそうです。
でも、メイドちゃん16歳だってよ。
塾長、鼻の下伸ばしてるけど犯罪です。
ポーカーフェイスのスワ君は一見シレーッとしていたけど、
念願のメイドカフェに来られて内心では満足してたのかな!?
クールガイなスワ君の本心を読み取るにはまだまだ修行が足りない私でした。
お店を出て、
タクシーを拾い、小高い丘の上の夜景スポットへ移動。
手前にビル群や車のライト。
その奥に、緩やかな斜面に連なる家々の灯り。
なかなか素敵な景観。
ミラドールは地元のカップルやファミリー、観光客で賑わっていました。
ひとしきり夜景を堪能したら、
ここのフードコートで晩ご飯を食べて、
今夜は贅沢に夜景のハシゴ。
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メトロを乗り継ぎロープウェイにやって来ました。
眼下に広がる光の粒。
その宙を優雅に滑るロープウェイ。
盛りだくさんな長〜い一日の、素敵な締めくくり。
ロマンチックとはかけ離れた面子だけど。w
塾長、スワ君、ありがとね!
次はガラパゴス諸島でまた会える、かな!?
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さてさて、
私の可愛い可愛いコンデジg7xちゃん。
田舎の小さな診療所レベル。
我が子をお預けした先は、ちょっぴり心許ない修理屋さんだったけれど、
果たして、ちゃんと意識を取り戻して、
私の元に戻ってきてくれるのでしょうか!?
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