March 18, 2016  Categoyr: └ CHILE ( チリ )

モアイの島のものがたり

イースター島

Isla de Pascua

現地語でラパ・ヌイと呼ばれる、
ひとつだけ隔離されたかのように広大な太平洋にぽつんと浮かぶ、モアイの眠る不思議な島。



イースター島。


もともと、世界一周に旅立つ前はモアイってそんなに興味がなくて、
周遊の予定には入れていなかった場所。

けれどもエチオピアで出会ったとある旅人の子に、

「イースター良かったですよ!」

と言われたあの日から、

なんだか妙に気になり出して!


あれから約一年。

晴れて南米にやってきて、
サンティアゴが近付くにつれてソワソワ。
どうしよう?行こうかな。やめとこうか。
飛行機、決して安くないし。

迷いに迷ってかなりギリギリに航空券を購入し(実はチロエ島でチケット取った★)、
この度イースター島に行く事を決めたのです!




昨晩深夜まで飲んだくれてしまい、まだほのかにお酒が残る午前10時過ぎ。
サンティアゴから飛び立った飛行機の中、
なんと、たまたまお隣の席が日本人の男性!
定年退職されて、今は日本や世界を一人で旅されている方で、
今回は日本からはるか遠いイースター島という事で珍しくツアーに参加してやってきたそう。
確かによく見ると私の座席の回りには、
見るからに裕福そうな(明らかに長期バックパッカーとは身なりも空気も違う★)数名の日本人に取り囲まれておりました!

 

柔らかい雰囲気を醸し出す品のある素敵な方。
お互いの旅話などおしゃべりに花が咲き、束の間の空の旅、楽しい時間を過ごしていました。

そのお隣のおじさまに、
これを読んでみたらとバッグから取り出しすすめてくれた一冊の本。

 

イースター島 本

野村哲也著「イースター島を行く」

貪るように一時間で読んでしまいました!
時にはメモを取ったりなんかして(笑)

 

著者は世界中を旅しながら写真を撮ってまわるカメラマン。
初めて訪れたイースター島でその魅力に取り付かれ、それから何度となく足を運ぶうちに、
島の人々に出会い心を通わせ、
観光客には決して訪れることのできない秘密の場所に誘われながら何度も奇跡の瞬間に遭遇してゆく、
そんなお話。

 

飛行機の中だって事を忘れるくらい、周りが見えなくなるほどに夢中になって読み進め、
気付いたらどっぷり物語に引き込まれていました。
冒険心を掻き立てられワクワクするストーリー。(実話です)
読み物としても面白い上に、いつの間にか島の歴史、モアイの知識まで身に付き、
イースター島の地図と地形も把握できて、もちろん美しい写真もたっぷり!

島に降り立つ前にこの本に出会えて良かった。
読むと読まないとじゃイースター島を巡る際の思い入れが断然違ったと思う。

これからイースター島へ行かれる方、機会があれば是非事前にこの本を読んでみてください!
本当におすすめです♪




イースター島

サンティアゴから離陸して約5時間半。
飛行機はぐんぐんと高度を下げ始め、窓からはっきりと島の形を確認できるほどに!
果てしなく真っ青な海の中に突然現れたこの小さな島でモアイたちが待っている。
もしかして、もしかしたらここから見えちゃうかも!?

子どもみたいに窓に張り付き、心躍るのを落ち着かせながらじーっと島を凝視。

結局空からは、肉眼でモアイの姿を確認する事はできなかったのですが。


イースター島 LAN航空

飛行機は頭から雲を突き抜け地上を目指し、ふわりとランディング。
ついに、イースター島に上陸!


イースター島 マタベリ国際空港

テーマパークのエントランスみたいに可愛らしいマタベリ国際空港。
中へ入る通路の小さな出張カウンターで島内の国立公園入場チケットを購入し、
コンベアーから荷物を引き取って空港の外へ。

予約していた宿「ハレカポネ」のオーナーの方が迎えに来てくれていました。

 

「ハレカポネ」は長期旅行者の大半が訪れるであろうイースター島の有名な日本人宿。
物価の高い島で、ここはリーズナブルに泊まれるありがたい存在なのです。

オーナーさんは昔、世界を旅をしながら安住の地を探すうちにイースター島に辿り着き、
13年間この島に住み、今ではガイドの仕事と宿を経営しているというバイタリティ溢れる方!
去年この島で出会った日本人女性と結婚したそうです♪
(なんと、先ほど紹介した野村哲也さんの本に登場していた!)


宿に着いて一通りルールの説明を受けた後、
まずはここの本棚に置いてある「地球の歩き方イースター島完全ガイド」を読破。
これは、島をまわる前に宿であらかじめ読んでおくようにと旅友にすすめられていたものなのです。

飛行機の中で読んだ「イースター島を行く」と、「地球の歩き方」と、
島の事前予習はバッチリすぎるほどバッチリ!


やがて、近くのビーチから戻って来た日本人のお客さんたち。
その中に知った顔を発見!

マーブルカテドラルからチロエ島まで一緒に旅をしたyu君とmasa君。
そう、この島で再会する事になっていたのです!


こうして幕を開けた私のイースター島の日々。


島には5泊6日したのですが、なんと三度もレンタカーを借りてしまいました!

一度目は宿のみんなと7人でシェア。
二度目は、それでは物足りなかった4人で。
三度目は、私一人で!

(ちなみにイースター島のレンタカーは24時間刻みで一日カウントです★)

 

隅々まで行き尽くしたかった。
モアイとじっくり向き合ってみたかった。
朝日、夕日、夜空、晴れ、雨、曇。
島の色んな表情を見たかった。

6日間息つく間もなく、睡眠時間を削って観光に走った日々。
イースター島、北から南まで最低三周はしたし、
トレッキングもした、島の伝統的なダンス、カリカリショウも見に行った。

 

結論。

 

私には、5泊6日じゃ全然足りなかった!!!

 

正直オフデーが欲しかったし、のんびりビーチで過ごす暇もなかった。
(yu君たち、宿の近くの浜辺でウミガメを見たって!)
いくつか見逃したスポットもある。

もちろん人によって島の過ごし方、感じ方は様々で、
一週間もいたらする事がなくて暇だ〜!という人もいれば、
一ヶ月いたけどまだまだいれる!って人もいて、
(実際私が行った時、帰りの飛行機を延長して一ヶ月近く滞在している子がいた)
本当に人それぞれなのですが。

私は、二週間は余裕でいれちゃうと思う!
写真なんて全然撮り足りなかったし。

 

まったり過ごしたチロエ島が嘘みたいに、
一転、詰め込み型の超大忙しな毎日!


これから綴りゆく、モアイの島のものがたり。

 

私の目に映った、人の形をした巨岩たち。
ファインダー越しに覗いた彼らの姿、横顔、表情。
何を思い、感じたか。

 

イースター島で過ごした6日間を、
たっぷりの写真とともにお伝えしていけたらな、と思います!

(写真は正直あまり満足していないのですが・・・)


それでは、

 

フォトたびイースター島編、スタート!!!

 

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