砂漠の月の谷
ラピスの村TulauhuenからOvalle、La serenaとバスを乗り継ぎ、
いっきにSan Pedro de Atacamaへやってきました！
長い（時間的にも地形的にも）チリの旅にようやく終わりが見えてきました。
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チリの北部に位置するSan Pedro de Atacamaはアタカマ砂漠と星空観測で有名な町。
さらに周辺は間欠泉や湖など自然の見どころも多く、
日本人なら一度は聞いた事がある？大人気のウユニ塩湖が目と鼻の先！
San Pedro de Atacamからボリビアのウユニ塩湖へ抜ける3泊4日のツアーが大人気なのもあって、
街はザ・観光地の様相を呈しています。
つまり、
物価が異様に高い！！！
宿代が恐ろしく高くてたまげました。
なんて事ないホステルのドミトリーで、ホットシャワーが出なかったという一泊目の宿が約3,000円！
南米の宿代最高値を軽く更新。
いや、ヨーロッパだってなかなかここまで値の張るドミトリーってないんじゃないの！？
しかも同室の男のいびきがうるさくて眠れたもんじゃなかったし。
お引っ越しした宿Hostal Alabaltiの方がもう少し安くて落ち着けました・・・。
（後から最初の宿と系列だった事が判明したんだけど！w）
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そんなSan Pedro de Atacamaで一番楽しみにしていたのが星空ツアー。
サンティアゴで購入した三脚の出番ですよ！
実は星空撮影って本腰入れてした事がなくて、（過去に失敗して苦手意識）
世界一綺麗な観測スポットのひとつと歌われる星空をばっちり収めてやろうじゃないの！
（ウユニ塩湖星空撮影の練習も兼ねて！）
と意気込んでいたのに、
宿でツアーを申し込もうとしたら、
新月から一週間経って月が明るくなってしまったので、星空ツアーは昨日で終わり！
とな。
えーーーーーーー！？
残念・・・。
アタカマ、色々と出鼻をくじかれて、
なんだかいっきにヤル気失せたわ～。
ウユニ塩湖は別ルートから入る予定だし、この町でやる事なくなっちゃった。
とりあえずせっかくだし、王道「月の谷」くらいは行っとくか。
と、半ばやっつけ感満載で月の谷ツアーの予約を入れてみました。
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ツアー当日朝。
あれ、なんだか腰に違和感を感じる。
旅立ち前に人生初のプチぎっくり腰を誘発して以来、ごくごくたま～に調子が悪い事があって、
けど、旅に出てからは一度もなかったのに。
若干の不安を残しつつ、
夕方16時、バスが宿まで迎えに来てツアーがスタートしました。
ところで、なんともロマンチックなネーミング「月の谷」
San Pedro de Atacamaから約30分ほどの場所にあるその谷は、
アタカマ砂漠と深く刻まれたゴツゴツの岩肌があたかも月面のクレーターのような景観を作り出し、
その名前が付けられたそうです。
そもそもこの町には星空目的でやってきたので、
正直月の谷にはそんなに期待していなかったのですが、
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あらあら？
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意外といいかも。
まるでカーテンがたなびくかのようなひだを描く横長の1枚岩は、
細かい層のストライプ模様が美しく、まさに自然のアート。
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ツアー中盤のハイライトは砂漠トレッキング。
高くそびえる砂丘のてっぺんを目指してひたすら歩くのですが、
砂で足が取られ、炎天下のうだるような暑さが体力を奪いなかなかにハードです！
腰の痛みも忘れ必死に這い上がると、
頂上にはちゃんとご褒美が待っていました♪
白く渇いた大地に切り立つ赤い岩山、そして砂漠。
確かに、生物の住まないどこか別の星にやってきたような、そんな錯覚に陥る風景。
今まで見てきたどの景色とも違う、初めて見る不思議な世界。
これは、オンリーワンかもしれない！
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サハラ、ナミブ、インド。
今まで訪れたいずれの砂漠とも違った表情を持つアタカマ砂漠。
そんなに気分乗らなかったけれど、月の谷に来て良かった。
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砂丘のてっぺんから絶景を堪能した後は、もちろん元来た道と同じルートを辿って下山。
は～疲れる。
こんなに体力使うツアーだとは思わなかったぁ。
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砂丘の次は極めつけ！
さらにアグレッシブに攻め込んでいきます！
今度は奇岩の合間をぬって歩く洞窟トレッキング。
頭を天井にぶつけないように腰をかがめて、
低い体勢のまま岩肌に沿って歩き、
て私、今日腰に爆弾抱えてるんですけどっ！！！
これ、今一番したらあかんやつじゃないですか。
腰をかばいながら前へ進み、
最後はロッククライミング。
腰痛が悪化したのは言うまでもありません（泣）
このタイミングで参加するツアーじゃなかったな。
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お待ちかね！
月の谷ツアーのクライマックスは、
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夕焼けスポット！
て、夕日もう落ちてる〜！！！
実はツアーが押していてサンセットに間に合わなかったのです。
岩山トレッキンングよりもここの夕暮れが見たかったのに～！
ピンク色に染まりゆく月の谷は綺麗だったから、
まいっか。
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ツアーはこれにて終了。
予想をいい意味で裏切る充実の内容とアタカマ砂漠のダイナミックな自然美に出会い、
思いのほか満足しちゃいました。
旅の間で何度も経験しているのですが、
「期待しない」これ大事。
ハナから期待値が低い分ちょっとしたプラスが高ポイントになったりして、いい印象が残りやすいのです。
ま、期待しないってなかなか難しいんですけどね！
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しかし、
案の定腰の痛みがひどくなっている。
そりゃ、あれだけ酷使したもんなぁ。
南米に来てから、体調面がかなり厄なんですけど（泣）
私、厄年じゃないよね？
え？前厄？
よくわからん～。
腰の痛みなんて飲んで忘れちゃえ！
ちょっぴりお高めな地元アタカマ産のワインを開けてみたり、
外食が続いたりで、
宿代と食費で随分高く付いちゃったなぁ。
この町は本当に物価が高い。
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こんなところに長居していられない。
とっとと抜け出してお隣の町Calamaでしばらく腰痛の療養。
奮発して落ち着ける個室に泊まり数日ゆっくり過ごして、
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ついにチリ旅ラストの町。
最後にどうしてもあれが食べたくて、
最北端へ向かいます！！！
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