全裸で海へダイブ
ikkiプレゼンツ、マルメデイズ三日目。
お出かけ前の朝一番、末っ子koki君を保育園へ送ります。
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園に着くなり多国籍の園児たちの輪に飛び込んで行くkoちゃん。
simbaちゃんほどはまだ外国の言葉を話せないけれど、
日本語で果敢に話しかけながら全く物怖じしないkoちゃんを見て、
子どもって逞しい!!!
心底関心しちゃいました。
ちょうど昨日からオムツが外れてパンツライフに移行したkoちゃん。
「トイレトレーニング中なので、時々トイレは大丈夫か聞いてくださいね。」
ikkiが先生にお願いしていました。
こうやって成長していくんだねぇ。
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koちゃんを見送って、私たちは今日もお出かけです!
まずはikkiの食材の買い出し。
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広場の青空マーケットにて。
野菜が積み上がっている光景が好き。
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お買い物を終えて車を走らせていると、ニョキッと地面から突き出た背の高い物体が目の前に。
通称ターニング・トルソ。
スペインの建築家、サンティアゴ・カラトヴァがデザインしたこの建物は高さ193メートル、
スカンジナビア半島で一番高い建物です。
下はオフィス、上階は高級マンションなのだそう。
回りに高いビルがない中、一つだけのっぽの白いターニング・トルソは、
青空に映えてひときわ存在感を放っていました。
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今日はikkiお気に入りの日替わりランチへ連れて行ってくれるとのこと。
ターニング・トルソ近く、港湾の倉庫街に、
海外ではかなり珍しい、びっくり仰天の光景を目にしました。
レストランの入り口に大行列!
日本の人気ラーメン店、はたまた人気テーマパークのアトラクション等でよくお目にはかかりますが、
海外でこれだけの行列を見たのは初めてかも。
ikki曰く、スウェーデン人はとても忍耐強いのだそう。
確かに、誰一人列を乱すことなく皆お行儀よく並んでいます。
例えば子育てに関しても。
子どもに対して怒鳴るという事が全くないらしい。
悪い事をしたら、どうしてそうしたのか、その行動をどう思うか、
お互い納得いくまで根気強く話し合うんですって!
そういえば、
子どもたちが走り回って急に目の前に飛び出し行手を塞いでも、
大人は微笑みの眼差しを向けて子どもに先を譲る、
そんな光景を何度も見かけました。
koki君を見送った保育園では、
先生と園児が対等な関係で、子どもたちが自由奔放にのびのびと過ごしている印象を受けたし。
スウェーデン、子育てにとてもいい環境かもしれません。
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意外とすんなり入れた店内もこの通り満席。
今日のメニューはポークソテーにお野菜たっぷりのヘルシーランチ。
お肉が柔らかくて、味付けも優しくて美味しかった!
メニューは日替わりランチ一種類で、お水もカットパンも全てセルフサービス。
テーブルは食堂タイプで一個ずつ独立していないから、イスが空けばすぐ席に座れる。
ゆえに回転が早いし食材ロスもない。
献立はホームページであらかじめチェックできるので、食べたいメニューの日に合わせて来ることができます。
しかも、北欧とは思えないお手頃プライスでコスパかなり良し!
お料理は文句なく美味しい。
地元民にこれだけ人気なのも頷けます。
ゲイカップルが営むオシャレなカフェテリア。
マルメに来ることがあれば是非♪
↓レストランのホームページ↓
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スウェーデンはジェンダーレスに対しても寛容でおおらか、
同性婚も認められているのだとikkiが教えてくれました。
とは言いつつも、スウェーデン人はほとんど結婚という形式を取らないそう。
既婚夫婦もパートナーも社会的に同じ待遇なのであえて結婚を選ばないカップルも多く、
基本共働きで、家事育児完全分担が当たり前。
パパママ交代で育休を取るので平日の公園は驚くほどパパ率が高いらしい。
スウェーデン、婚活にもとてもいい環境かもしれません!?
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住みやすそうな国というイメージのスウェーデンでしたが、
実際に移住しているikkiから色々と話を聞くと、イメージが確信に変わります。
福祉は手厚いし、子どもに優しく大人たちにも優しくて。
ただ一点。
スウェーデン人、冬は鬱傾向にあるらしい。
北欧の冬は厳しく日が出る時間も短いので、気候が精神に及ぼす影響は大きいのでしょう。
一日中暗かったら、そりゃ鬱々もするでしょうね。
日照時間の極端に少ない冬は、子どもたちが意識的にビタミンDのサプリを摂らされるのも納得。
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お喋りランチタイムはあっという間。
お腹を満たした後は、
海沿いのサウナ施設へ!
北欧にサウナ文化があるなんてびっくりですが、そもそもサウナはフィンランド語。
こちらが本場だったんですね。
水着着用義務がなく素っ裸で入れるのは日本人として非常にポイント高い。
サウナ室での〜んびりくつろいでいたら、
暖炉の薪をくべに来たのがまさかの男性スタッフでギョッとしましたけど!笑
不意打ちすぎて大事なところを隠す間もありませんでしたが、
セクシー女体には目もくれず、淡々と仕事をこなして出て行かれました。
サウナで芯まで温まったらお外のウッドデッキに寝そべってクールダウン。
ひんやり外気が火照った体を冷ましてくれます。
日光をさんさんと浴びながら二人ゴロリと大の字に寝転がっていると、
そよ風と共に陽のぬくもりがお股に全集中。
それはもう、
も、漏らした!?と思うほど、
鏡で熱を集めているみたいに、お股だけスポット的に熱気を感じるのです。
それはikkiも同じだったようで、
二人して、
「お股、熱いよね?」
とお互い確認。
これは人間に本来備わった生命維持システム!?
股間から熱を吸収し全身を温める、これ意外と合理的なのかもしれません。←テキトー
何より、全裸で日向ぼっこの開放感はたまりません!
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二周目のサウナでホカホカに蒸された後、ikkiから魔のお誘い。
「海、入ろうよ!」
海!?
上に載せた外観の写真の通り、この施設は海上に建てられていて、
ウッドデッキのハシゴから外洋に直接アクセスできるよう作られています。
時は9月末。
冬の訪れにはまだ早いとは言え、北欧スウェーデンの海が冷たいのは言わずもがな。
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ちょっぴり躊躇しかけた私ですが、
ふと、あの頃を思い出してみます。
以前にも書きましたが、私たちが通っていた高校は当時理不尽なくらい厳しくて。
熱血教師陣のご指導のもと、軍隊ばりに心身を鍛えられる日々を過ごしていました。
特に、水泳とマラソンに異常に力を入れていた校風。
山に囲まれた盆地の地形ゆえ凍えるほど寒い真冬の早朝は、
『寒稽古』という名のもと生足ブルマ姿で毎日10km以上を走らされ、
夏のプール授業では生理で休む事すらも許されず、(休んでも必ず夏休みのプール補講でリカバリーさせられていた。)
スク水に水泳帽という思春期JKには耐え難い出で立ちで、
プールサイドにて行う念入りな筋トレと準備運動は、今思うと屈辱的とも思える露わな姿でした。
(大袈裟じゃなく。)
しかも、謎のパット禁止令。
(女の子たちはビー○クに絆創膏を貼ってしのいでいたと記憶している。)
それを、誰一人文句も言わずに怯えながら従っていた私たちって、
なんて健気だったのだろう。
二度とは戻らない青春時代の過ごし方を若干間違えた、
散々しごかれた私たちなら、
全裸で冷たい海にダイブなんて朝飯前よね!?
○○○(高校名)魂を奮い起こし、桟橋を、海に向かってズンズン歩きます。
サウナの桟橋から望める景色。
ターニング・トルソが対岸から見守ってくれています。
海との境目、足を少し浸してみると、
つ、つめてーーーー!
怖気付きそうになりながら、ふと左側に視線を向けると・・・。
長身のシルエットが二つ。
あちらは男側の桟橋だー!(鼻息フガフガ)
サウナ入り口では男女二手に分かれるものの、母なる海に性の区別なんてものはナンセンス。
大自然を前には男専用も女専用もありません。
10mほど離れたあちらの桟橋を、目を凝らして見つめます。
全裸や全裸や!(こっちもだけどね)
若者?じいさん?
見える?
ああっ!ちょうど柵がいい位置に邪魔してるぅ!
容疑者Aの目隠しみたく、うまーい具合に柵が局部を隠している〜!
公然わいせつ罪もここでは無効。
合法の痴女たちと化した!?私とikkiは、
男性の裸体を遠目に眺め、年甲斐もなくはしゃいでしまいました。
楽しかったー!笑
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おちゃらけタイムは終わりです。
気を取り直して。
目の前に広がる大海原と対峙。
若かりし高校時代を思い出し、体にグッと力を込めて、気合いを入れて。
スウェーデンの海へ、
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全裸でダーイブ!!!
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あ”あ”あ”
痛いっ
冷たいっ
でも、でも、
気持ちいい〜~~~!!!!!
生まれたままの姿で海に抱かれるって、羊水を漂う胎児の気分!?
テンションはマックス、思わずバシャバシャと泳ぎ回りました。
初体験の海を全裸でスイム、最高としか言いようがありません!
海から上がると、震えながら一直線にサウナに駆け込みましたが。
あなたも是非、全裸で海へ♪
↓マルメのサウナのホームページ↓
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身も心もスッキリデトックスして、
学校終わりのsimbaちゃんとfuちゃんを拾い、
ikki、お次はこんな素敵なところへ連れて行ってくれました。
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少し寂しげな小さな漁村。
SMYGEHUK
ここはスカンジナビア半島の最南端。
海の向こう側はドイツです。
荒々しく打ち付けるバルト海。
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波の動きに合わせてジャンプするガールズが可愛い!
陸の果ても海の果ても。
端っこって、どこも特別な景色に見えるのです。
不思議と。
村のシーフード屋さんでディナーのお買い物をして。
マルメへ戻ります。
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今夜は最後の晩餐。
ikkiがこんなに素敵な宴を準備してくれました!
じゃじゃーーーん!!!
スウェーデン名物、ザリガニパーティー!!!
家族や友人を招いて茹でたザリガニを囲む夏の風物詩。
スウェーデンの伝統的なイベントです。
(現在は冷凍品があるので年中開催できます。)
特筆すべきはザリガニづくしの飾り付け!
太陽のお顔のランタンはザリパの定番です。
ザリガニフラッグ、ザリガニナプキン、ザリガニグラスにザリガニ帽子。
スウェーデン人のザリパにかける熱い思いが感じ取れる、
ザリパ専用デコレーショングッズの数々。
華やかで可愛すぎる!
しかも、すんごい美味しいの!
無言でチューチュー、ザリガニエキスを一滴残らず全て吸い取りました。
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濃厚な三日間のマルメデイズはザリパで閉幕。
短い時間の中で、本当に、色んなところに連れて行ってもらいました。
ikkiがいなければ訪れることのなかった場所、レアな体験ばかり。
スウェーデンが大好きになってしまいました。
あと何年マルメに住むかなんて分からないけれど、
できることならばikkiがいる間に、もう一度スウェーデンを再訪したい。
ikkiのいるマルメがあまりにも楽しすぎて。
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強い思いは叶うものです。
まさかこの2年後、高校時代の友人を連れて、
再びikkiの元に遊びに来ることになるとは!
そのお話に辿り着くまでフォトたびを書き続けられるといいのですが。
書き上げる気持ちだけは強いから、いつかきっと叶うかな?
自分次第ですね。
二度目のマルメブログを綴るその日まで、
スウェーデン人のように忍耐強く!?
気長〜に楽しみに、お待ちいただけたら幸いです♪
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