サファイヤのように青く輝く神秘の洞窟
仕事の休みを取って、日本からわざわざやって来てくれたsacoちゃん。
彼女がアイスランドでどうしても叶えたかった二つの事。
ひとつは、オーロラを見ること！そして、もうひとつは・・・
氷の洞窟に行くこと！
冬の間のみツアーが組まれる氷河の中のアイスケーブ。
真っ青に輝く神秘の洞窟。
この景色を求めてアイスランドを訪れる旅人も少なくないはず。
アイスランドの絶景ベスト3に入ると言っても過言ではないでしょう！
しかし残念な事に、私たちがアイスランドを訪れたのが時期より少し早く、
この氷の洞窟の一般解放が約二週間後と聞いていたため、当初から計画に入れていなかったのです。
ところが。
スカフタフェットル国立公園に到着した二日目、
インフォメーションセンターのカウンターの一角に、ふと、あるものを発見してしまったのです！
氷の洞窟の写真がプリントされた名刺。
これって・・・！！！
「すみません！このツアー、もう始まっているんですか？これ、参加できるんですか！？」
「Sure！」
・・・え？シュ、シュアって！？
ほんとに！？
氷の洞窟ツアーの時期は少し先だと思い込んでいたから、ハナから諦めていたのだけど、
実は、もうオープンしていたの！？
sacoちゃんのアイスランドの夢が、ひとつ叶う！！！
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「明日、是非参加させてくださいヾ(≧∇≦*)〃！！」
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しかし！！！
翌日のツアーの有無と予約状況を確認してもらったところ、
なんと、ツアー自体は出るけれども、今の所三人の空きがあるか微妙。
明日の早朝にならないと回答できない、との事。
参加できるかどうかは、フィフティフィフティ。
今日のうちに申し込みを済ませて、ツアー参加の確約が欲しかった。
じゃないと、今日も明日も、貴重な時間を無駄にしてしまう事になりかねない。
それでも、可能性に賭ける！
今日はこの辺りに車中泊をして、翌朝一番、直接ガイドさんに空き状況を聞きに行く事になりました。
参加できる事を心から信じて。
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・・・と、その前に。
初日に買い込んだ食料が底を尽きかけている〜∑（｡･Д･｡）！
絶対絶命のピンチ！
食料を補充しなきゃ。
この近辺は町からかなり離れていて、ガソリンスタンド以外は何も無いところ。
もちろんスーパーマーケットなんてありません。
次にスーパーがあるのは、ここから2時間半かかるホフンという町。
どうしよう。
行って、戻ってくるか。それとも、なんとか飢えを凌ぐか。
でも、このタイミングで明日以降の食料を確保しておきたい。
決断を迫られた結果、往復5時間コースにはなるけれど、ホフンへ買い出しに行く事に決まりました！
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車を走らせて、ホフンの町を目指します。
辺りはもうすっかり真っ暗。
たまに雨、たまに霧、見通しの悪い闇夜の中をただひたすら運転。
食欲だけがモチベーションです。
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夜7時過ぎ、ようやくホフンに到着しました！
て、あれ？スーパーらしきものが、見当たらないような・・・？
ガソリンスタンドに入って尋ねてみると、
「BONUS！？この町にはないよ。一件だけあるスーパーは、もう6時に閉店しているよ。」
な、何ですとーーーー∑(=ﾟ∀ ゜=;)！？
わざわざ2時間半かけてここまでやってきたのに、スーパーが、ないだって～！？
あまりのショックに呆然・・・。
お腹空いたよーひもじいよ～(｡´Д⊂)
選択肢が他にないので、仕方なくガソリンスタンドのショップでホットドッグを購入し、
脇のイートインカウンターで電源ジャックしてお湯を湧かし、スープを作りました。
もの足りなさを感じながらも、とりあえず腹ごしらえを済ませた私たちは、
またまた2時間半かけて、氷の洞窟ツアーガイドの小屋へ戻りました。
ああ、収穫のない5時間ドライブ。さすがに疲れたよ。(T∇T)トホホ
小屋の脇に車を止めて、寝袋にくるまりながら朝が来るのを待ちます。
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翌早朝。
小屋に人が入っていくのが見えた！
慌てて飛び起きて、彼を追いかけました。
「昨日連絡していたものです！今日の洞窟ツアー、3人！参加できますか！？」
「OH,Sorry… 結局、フルで空きが出なかったんだ。」
申し訳なさそうに答えるガイドさん。
そ、そんな・・・。
愕然とする私たち。
「どうしても、参加したいんです！そのために日本から来たんです！！！」
今にも泣き出しそうになりながら訴えるsacoちゃん。
すると、彼の友達もガイドをしていて、今まさにツアーに出発するとの事。
その人にすぐに連絡を取ってもらい・・・
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なんと、空きスペースあり！！！！ヾ(*・∀・)/
sacoちゃんの熱意が現実に引き寄せたのです！
彼女の夢見た、アイスランドの氷の洞窟。
時期が少し早すぎたと諦めていたのに、まさか、行ける事になるなんて！！
というわけで、
アイスランド三日目は、氷の洞窟と氷河を探検！！！
晴れて、ツアースタートです！
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この車に乗って、洞窟ポイントまで移動。
ここ最近ずっと降り続いていた雨のせいで、川の水が氾濫しています。
道なき道、岩を豪快に乗り越え、水にザブザブ浸かりながら川を横切り、
パワフルな四駆は、私たちを洞窟まで連れて行きます。
ポイントに辿り着きました。
足場が悪い氷河を伝って歩くので、アイゼンを装着します。
この洞穴が、アイスケーブに続く入り口のようです。
まずはガイドさんが状態を確かめに。
ところが、あまりにも水位が高くなっているせいか、足場が悪いせいなのか、
ここには立ち入れない、というガイドさんの判断。
ああ、この中にスペシャルな景色があるはずなのに。
アイスケーブが目の前にあるというのに！
この悪天候のせいで中に入れないなんて・・・。
不安が募ります。
場所を移してトライするという事になり、再度車に乗り込みました。
お願い、あの景色を見せて・・・！
次に辿り着いたポイント。
こちらはアイゼンなしで歩いて行けるようです。
期待と一抹の不安に鼓動が早まりながらも、列に続いて洞窟を目指します。
果たして、リベンジなるか・・・。
ガイドさんが中を確認して・・・
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こちらは、大丈夫！
OKサインが出ました！
良かった・・・！！
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水浸しの足場、天井は低く、腰をかがめながら頭上を低く保ちながら、
そろりそろりと歩き、中に入り込んで行くと・・・
そこに待っていたのは、
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真っ青に輝くクリスタルの世界！
海の中のような色をした氷たち。
スーパーブルーと言われている、アイスランドの氷の洞窟。
まるで、サファイヤに包まれているみたいです。
一筋の氷柱から流れ落ちる水。神がかりな程に神秘的で美しい。
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そこには、深く青くきらめく、奇跡の空間が広がっていました。
これは、アイスランドならではの、オンリーワンの景色ではないでしょうか！？
宝石のように輝くこんな青の洞窟、見た事ない！！
うっとり。
時間が許す限り、ずーっと眺めていたい。
sacoちゃんの強い想いがなければ、ここに辿り着く事はなかった。
導いて、ここに連れて来てくれて、ありがとうね！sacoちゃん！！！
それに、sacoちゃんの喜ぶ顔が見られて嬉しい！(≧∇≦)
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氷の洞窟を抜けた先にも、見た事のない絶景が待っていました。
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私たち、どこの惑星に迷い込んじゃったの！？
層を描く氷のミルフィーユ！
どうしてこんなところに！？ポツンと佇んでいた氷のテーブル。
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氷の柱。
ソーダのシャーベットみたいな天井。
岩の階段には、溶け出した氷河の水がしたたり落ちて・・・
エルサのドレスみたい！
（つい先日、初めてアナ雪を見ました★今更！？）
タンタンみたいなガイドさん！
サバイバルな環境でツアー客を引率してくれるガイドさんって、頼もしい存在ですよね♪
きゃっほーい♪と氷の斜面へ上ってしまったsacoちゃん。
足場が滑って動けなくなった彼女を、飛んで来て助けるタンタン（笑）
かっこいい！！！
（この後しっかり注意されましたが 笑）
sacoちゃんだけはしゃいでいるように書きましたが（ゴメンネ♪）もちろん私も大はしゃぎです！
takako、ナイスショット！！
気付いたら黙々と写真を撮っているtakako。
後でデータ整理したら、断然私より枚数多かったもの！！
フォトたびブロガーとして、私、もっと貪欲にならなきゃ(;´▽｀A
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サハラ砂漠で見た砂の風紋みたい。
ここは、氷の砂漠！
自然の造形美は、私の想像をいとも簡単に超えて、圧倒的に神々しく美しい姿を、いつも見せつけるのです。
最初はどうなる事かと思ったけれど、たまに雨にも降られたけれど、
無事、ミッションコンプリートです♪
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車へ戻る帰路で見た、紫芋みたいな岩。
やっぱり、ここはどこか、地球じゃない別の惑星みたい。
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ツアーを終えた車は、ヨークルスアゥルロゥン氷河湖（舌噛みそう）のほとりのパーキングに戻り、
ここで解散です。
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ガリガリ君がたくさん浮かんでいる。
クマの形の氷河を発見。
氷の洞窟ツアー、大成功だったね♪
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