モンマルトルのフレンチビストロ
建物の高さ規制により、パリには高層ビルがほとんどありません。
だからこそ、凱旋門の上からもモンマルトルの丘からも、
街を見下ろす感覚に浸れます。
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長い一日のラスト、モンマルトルにやって来ました。
パリ随一の歓楽街エリア。
赤い風車が目印の老舗キャバレー、ムーランルージュ。
パリならではのナイトライフを楽しめる人気スポットです。
アメリが働いていたカフェを覗き込む。
昔映画見たんだけど内容ほとんど忘れてるわ〜！
実際目にしたパリの風景を重ね合わせながら、もう一度見たくなっちゃいました。
ガチでワインを勉強しているhitomi、ワインショップに出会う度に足を止めます。
あちこちにパン屋さんも。
魔女の宅急便に出て来るおソノさんみたいな雰囲気！
奥の棚には、絵本に出てきそうな細長～いフランスパン。
街のパン屋さんも高級ベーカリーも、
フランスパンだけは価格を上げないよう法律で決められているんですって！
主食だから？
日本のお米みたいなもの？
青年が街中でパンをかじる、
こんな光景もフランスならでは。
繁華街を逸れて丘の方へ。
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石畳の小道が入り組んで迷路のよう。
芸術家が愛する街。
モンマルトルは色んな表情を見せてくれます。
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坂道を登り切ると途端に視界が開け、街並みがパノラマに一望できる点慕情へ。
モンマルトルはパリで一番高い丘の上にあるのです。
背後を振り返ると、
てっぺんにそびえるのは白亜のサクレ・クール寺院。
（曇り空の下、残念ながら白亜には見えないけれど。）
今日は終日降ったり止んだりの忙しいお天気。
パラソルが咲いて灰色の景色に彩りを添えていました。
ドーム型の屋根の教会。
最近は鋭利な尖塔が伸びるゴシック様式の大聖堂ばかりを目にしていたので、
こんな形の教会はちょっぴり新鮮です。
サクレ・クールに見られるビザンチン建築は、
トルコイスタンブールの前進、コンスタンティノープルで栄えた建築様式。
ああ、だからモスクと重なるんだ。
教会の中はまた別の意味で新鮮でした。
天井に描かれたフラスコ画が劇画タッチの漫画絵というか。
新興宗教のプロモーションアニメというか。
キリストの目力よ。
とにかく今まで見たことのない絵柄です。
珍しい。
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教会を出る頃には雨は止み、青空が顔を出してくれました。
モントルイユの蚤の市から始まった長く濃いパリ観光の一日。
締めくくりはやっぱり美味しいご飯でしょ！
ネットでチェックしていたモンマルトルのワインビストロへ向かいます。
「三匹の子豚」
こじんまりとした、温かみのある店内。
お腹空いた・・・
選択式のコースにグラスワインをオーダーしたのですが、
どのお料理もハズレなし!
全てが美味しすぎました。
前菜。
フレッシュヤギチーズとグリーンオリーブのトマト詰め。
スパイスマリネの生サーモンとヤギチーズのミルフィーユ。
メインディッシュ。
ランド県産のアヒルの胸肉ロースト、グリーンオリーブの付け合わせにピスタチオとレモンを乗せて。
火入れが絶妙！
鯛ヒレのグリル with アンチョビとガーリックソース、バジル、セロリ、ポテト添え。
デザート。
濃厚なダークチョコムースケーキとピスタチオクリームソース。砕いたアーモンドのトッピング。
ベイクド・アラスカとアイスクリーム。
トップに乗せたメレンゲはアルマニャックのブランデーでフランベのパフォーマンス！
セボ～～～ン！
トレェビア～～～～～～ン！
最初から最後まで手抜きなし。
丁寧に作られた家庭的なフレンチで、ボリューム感も大満足。
美味しかった！美味しかった！
胃袋、大喜びでした。
パリでようやくありつけた美食。
ここ、また絶対に行きたい！
どうか、コロナに負けないで！！！
※2017年9月の旅のお話です。
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