January 13, 2016  Categoyr: └ URUGUAY ( ウルグアイ )

時が止まったままの小さな可愛い港町

コロニア デル サクラメント ウルグアイ

ブエノスアイレスを離れ、船で川を渡り隣町へ。
いや、隣国へ!
日帰りでプチトリップするのは、



ウルグアイ。

 

正直、あまり印象にない国でした。

アルゼンチンとブラジルという、南米の二大大国に挟まれた小さな国で、
物価は南米一高いとの噂。

 

masato君からウルグアイにまつわる興味深い話を聞きました。

 

昨年任期を終えた前大統領は世界で一番貧しい大統領と言われ、
国民から大人気だったそう。
ちょっぴり彼の事を調べてみると、魅力的な逸話がゴロゴロ!

貧困家庭に生まれ育った彼が、2009年11月に大統領選挙に当選してからは一度も大統領公邸には住まず、
首都郊外の農場に奥さんと二人でつつましく暮らし、
収入の大半は寄付し続けて毎月1000ドルほどで生活、個人資産は18万円相当の古いワーゲン・ビートルのみ!
大統領専用機も持たないために国際会議は飛行機のエコノミー。

在任中は人工妊娠中絶や同性婚、世界初のマリファナ合法化を認めるなど、
画期的な政策を打ち出し実現していったそうです。

いずれ映画や小説になりそうな、異色の前ホセ・ムヒカ大統領!
(ウルグアイは連続再選が禁止されているため、今は新しい大統領に変わっています。)

 

そんなウルグアイが有する小さな港街「コロニア・デル・サクラメント」は、
ブエノスアイレスと川一本で隔てたられたお隣さん。
旧市街の景観が世界遺産に登録されていて、
長期旅行者の間ではもっぱら、
アルゼンチンの闇両替用に米ドルを手に入れるためだけに、日帰りで訪れる町という位置付けのようです。
(ウルグアイのATMでは米ドルが下ろせる。)

日本から旅立ったばかりの私は米ドルを十分に用意してきていたので早急に必要という事はないのですが、
ブエノスアイレスで随分とのんびり過ごしている日々。
たまには観光っぽい事でもしようかな!と、ウルグアイへワンデイトリップする事に決めました!
世界遺産の街並ってのも惹かれるし。


フェリーチケットはあらかじめ街中のオフィスで購入。

 

船は朝8時に出発するので、
旅立ちの日は久しぶりに早起きして、メトロに乗って7時にはフェリー乗り場へ。

 

プエルト・マデーロ地区

マリーナが続く川沿いのプエルト・マデーロ地区は随分と都会的な印象で、
港沿いにはお洒落なカフェやレストラン、高層ビルが立ち並びます。

 

フェリー乗り場に到着しました。
アルゼンチン側のイミグレで、出国と、ウルグアイ入国手続きまで済ませてしまうという珍しいシステム。
無事フェリーに乗り込み約1時間。


コロニア デル サクラメント ウルグアイ

あっという間に「コロニア・デル・サクラメント」、通称コロニアへやってきました!

帰りの船は16時。
約6時間のプチ観光。
この旅で初!久しぶりに最愛のダーリンEOS 5Dを片手に街歩きスタートです!

 

コロニア デル サクラメント ウルグアイ

旧市街を目指し、町のメインストリートを西へ西へ。

 

コロニア デル サクラメント ウルグアイ

並木道のフローレス通り。
この木々の幹の模様が珍しくて!

 

コロニア デル サクラメント ウルグアイ

まるで迷彩柄ですよね!!

 

一応メインの大通りなんだけど、あまりにも静か。

 

コロニア デル サクラメント ウルグアイ

ブエノスアイレスとは正反対。
大都会の喧噪とは打って変わって穏やかな空気が流れています。




コロニア デル サクラメント ウルグアイ

世界遺産の旧市街に辿り着きました。

 

本当に小さな小さな旧市街で、端から端まであっという間。

この静かで穏やかな港町。

端的に言いますと、

 

いたく気に入った!!!!

 

特別な事は何もない町。けれども、

 

コロニア デル サクラメント ウルグアイ


コロニア デル サクラメント ウルグアイ

石畳の道、

 

コロニア デル サクラメント ウルグアイ


コロニア デル サクラメント ウルグアイ


コロニア デル サクラメント ウルグアイ

レンガの壁、

 

コロニア デル サクラメント ウルグアイ


コロニア デル サクラメント ウルグアイ

おもちゃみたいなレトロな車、

 

コロニア デル サクラメント ウルグアイ


コロニア デル サクラメント ウルグアイ


コロニア デル サクラメント ウルグアイ

パステルカラーの家々。

 

コロニア デル サクラメント ウルグアイ

町のあちこちにクラシカルなランプ。

 

コロニア デル サクラメント ウルグアイ


コロニア デル サクラメント ウルグアイ


コロニア デル サクラメント ウルグアイ

町を彩る花々。

 

人通りがなく、観光客もほぼ見かけず、
柔らかい空気が静寂を包み込み、

 

コロニア デル サクラメント ウルグアイ

ここだけ時が止まっているような。

今まで見てきたどの町とも違う雰囲気。
人気がないけれど寂れている感じじゃなく、

 

コロニア デル サクラメント ウルグアイ

メルヘンチックな絵本の町に迷い込んだ錯覚。
ここの住人は動物で、
イメージはシルバニアファミリーの世界!

 

コロニア デル サクラメント ウルグアイ

コロニア・デル・サクラメントは、
なんとも言葉では言い表せない、不思議な顔を持つ町でした。



コロニア デル サクラメント ウルグアイ

人間、発見★

 

ラ・プラタ川


ラ・プラタ川

濁った水を湛えるラ・プラタ川。

この向こうには大都会ブエノスアイレス。
川一本隔てて時空が違う。
時間の流れる速度がまるで違うもの。


ところどころに点在するカフェやショップはさりげなくセンスが良くて、

 

コロニア デル サクラメント ウルグアイ


コロニア デル サクラメント ウルグアイ

テーブルにちょっとしたお花が生けてあったり、

 

コロニア デル サクラメント ウルグアイ

レストランの手作りハンコみたいなロゴマークが可愛いだとか、
家具のペイントもカラフルなのに品があって、

 

コロニア デル サクラメント ウルグアイ

森の中みたいな緑たっぷりのガーデンには、

 

コロニア デル サクラメント ウルグアイ

面白いオブジェ!

 

コロニア デル サクラメント ウルグアイ

無造作に並んだアートもなんだか素敵で、

 

コロニア デル サクラメント ウルグアイ


コロニア デル サクラメント ウルグアイ


コロニア デル サクラメント ウルグアイ

お店の看板としてよく使われている黒板も、なんだかイチイチお洒落。

 

コロニア デル サクラメント ウルグアイ

なんでしょうか。
女子心をくすぐるこの世界観!
この町、男性陣には退屈であまりピンと来ないかもしれない!?



コロニア デル サクラメント ウルグアイ

町のゴミ回収BOXまでアンティークっぽくて、

 

コロニア デル サクラメント ウルグアイ

目の覚めるようなブルーがアクセントになっているし、
蓋の白文字がまたさりげなくいい!
町中のゴミ箱がお洒落って、テーマパーク級!

 

さらに目を付けたのが、

 

コロニア デル サクラメント ウルグアイ


コロニア デル サクラメント ウルグアイ


コロニア デル サクラメント ウルグアイ


コロニア デル サクラメント ウルグアイ

表札や住所の番地、サインがタイル使いでアート。
それぞれに個性があって、

 

コロニア デル サクラメント ウルグアイ

何なのこの徹底したランドスケープデザイン?
町自体が映画のセットみたいな。
ちょっとあざとすぎるくらい!?

 

いや、でも本当に、

 

コロニア デル サクラメント ウルグアイ

カワイイがギュッと詰まったメルヘンな町。
旧市街だけだとあっという間に一周できちゃうんだけど、
こうやって小さな発見を楽しみながら歩いているといくらでも時間を潰せちゃう!

 

この日はクリスマス前。

 

コロニア デル サクラメント ウルグアイ


コロニア デル サクラメント ウルグアイ

サンタさん見ーつけた♪


いつも、
どの町でも歩いていると何気なく目に入ってくるのは、

 

コロニア デル サクラメント ウルグアイ


コロニア デル サクラメント ウルグアイ


コロニア デル サクラメント ウルグアイ


コロニア デル サクラメント ウルグアイ

私、34歳になって改めて気付いたけれど、
ワンピースがかなり好きらしい。


て事で!?
突然ですが、

 

それでは発表します!

 

コロニアのワンピース大賞は・・・、







コロニア デル サクラメント ウルグアイ

こちらっ!

 

一目惚れ♪
あーーー欲しいっ。
欲しかった。
今でも欲しい。
さすがにこの時は我慢した。

買っておけば良かったぁ。
一期一会ですもんね。
荷物増えるの恐れちゃ何も始まらない(?)
日本に送る事だってできるんだし。
このワンピ、自分に似合うかって言ったら微妙だけどww


町歩きを堪能しつつ、物欲ともほんのり戦いながら辿り着いたのは、


コロニア デル サクラメント ウルグアイ

旧市街の真ん中。
緑がたっぷり、マヨール広場です。
この町はかつてポルトガルとスペインの植民地争奪戦が繰り返され、
この広場は軍事演習場として使用されていたらしい。by 歩き方先生

両国の取り合いが続いたために、
わずか12ヘクタールの街並にスペインとポルトガルの建築が混在しているそう。by wiki先生

 

今はピースフルな空気が流れるこの広場。
その奥にそびえるのは、

 

コロニア デル サクラメント ウルグアイ

真っ白な灯台!

 

コロニア デル サクラメント ウルグアイ

せっかくだから灯台に上ってみる事にしました。

 

コロニア デル サクラメント ウルグアイ

細い螺旋階段をくるくる上り切ると、

 

コロニア デル サクラメント ウルグアイ

小さな町を360度見渡せるビュースポット!
しかしこの川、なんでこんなに汚いのかねぇ!?
ドブ色!


軽くランチを食べて。
船の時間が迫ってきたし、そろそろ引き上げるとするか。


最後に、オマケ。

 

町の一角で不思議なサボテンを見つけたのです!

 

コロニア デル サクラメント ウルグアイ

赤いつぼみ。

 

コロニア デル サクラメント ウルグアイ

中身は黄色の花びら。

 

コロニア デル サクラメント ウルグアイ

突然南国ムード満天の不思議な植物!
サボテン・・・ですよね?

毒々しくも美しく、ものすごく気になってしまいました。


コロニア デル サクラメント ウルグアイ

駆け足ウルグアイ、コロニア・デル・サクラメントの観光はこれにて終了。
フェリーポートに戻り、ブエノスアイレスへ。


帰りの船である出会いが。

 

建築家のアルゼンチン人Gonzaloさん(55)

ウルグアイのプンタ・デル・エステというリゾート地にマイ別荘を建設中。
車ごと船に乗せて毎週ウルグアイに通っているそう。
仕事と平行してアート活動もしていて、絵を描いては時々展示会を開いているそうで、
スマホで彼の作品を見せてもらったり、別荘建設の途中経過写メを見せてもらったり、
(海辺の真っ白なお家、海側は全面ガラス張りの窓で、リビングからは直接海に飛び込める作り!
別荘ができたら休暇ごとにここへやってきて、ウィンドサーフィンやカイトサーフィンをして遊ぶそうな。
男のロマンを体現していました!!)

私の旅の話を聞かせたり、彼の家族の話を聞かせてもらったり。
ちなみに彼のお父様はお医者さん、
娘さんも建築家で息子さんは脳外科医。
なんちゅう頭脳家計!
賢い血は遺伝するのね。
私もそんな一族に生まれて女医さんになりたかったよ~!?

 

フェリーの中でずっと喋っていたら仲良くなって、




ブエノスアイレス ドライブ

後日ランチをご馳走になりました!

待ち合わせ場所に颯爽とハーレーで現れて、
ポルシェのスポーツカーに乗り換えベルグラーノ地区、パレルモ地区をドライブ。
ちなみに彼が住むベルグラーノ地区はハイソな人々が集まるブエノスアイレスの高級住宅街なのであります。

船の中では若干のうさん臭さを感じていたけど(笑)
このおっちゃん、ほんまもんの金持ちやったのね。


次回はお腹が空いちゃう人気企画!?
ご飯特集だっv(。・ω・。)

 

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