May 13, 2017  Categoyr: └ CUBA ( キューバ )

きっと誰もが恋をする

キューバ ハバナ 街並

女三人inカンクンはいわばプロローグ。
これからが本編突入です!

国境を越え、海を越え、目指すは未知の国、



キューバ!!!


kaorinとharunaちゃんと私、カンクンで大集合したミソジョ三人組ですが、
キューバ行きの飛行機はみんなバラバラ。
各自がそれぞれエアチケットを手配した結果こうなってしまいました。

まずは私がキューバに一番乗り。
それから数時間遅れでharunaちゃん、翌日にkaorinと続きます。

 

そこで一つ問題が。

キューバってインターネットがないんですって!
いや、決められたエリア(公園など)ではwifiが飛んでいるそうですが、
アクセスするにはwifiカードなるものを購入しなければならないらしい。

つまり、
いまだかつてなくインターネット事情に乏しい国に上陸するわけです。

キューバにいる間は一切ネットを使用せずに束の間のデジタルデトックスもいいな、なんて思っていたけれど、
知らない土地で待ち合わせをするのに連絡が取り合えないのは非常に不安です。
さらに、年末には4人目の旅仲間、hiromiちゃんとの合流も控えている。

集合場所はもちろん、もし合流できなかった場合の対応など様々なパターンを考慮して、
予め綿密に計画を練っておきました。
果たして、私たち3人、無事にキューバで再会できるのか!?
なかなか難易度の高い待ち合わせとなりそうです。


この日は、
私だけ朝一でチェックアウトを済ませ、
一足お先にカンクンからキューバの首都ハバナに飛んできました。


一国の首都の国際空港とは思えない、ボロっと古めかしい建物。
しかも、預け荷物のベルトコンベアー待機時間が過去最長を更新!
メキシコシティもたいがい遅かったけれど、
自分の荷物が出てくるのに2時間も待たされてしまいました!
まわりの乗客もみんなイライラしていました。
そりゃそうですよね。

 

散々待たされた末にようやく荷物を受け取って、出口を抜けるとものすごい人だかり!
最近のキューバは観光客が激増している上に、年末の時期も重なってのこの有様なのでしょう。

 

まずはお金を用意しようと両替所の場所を聞いたらこの上の階にあると言うのですが、
エスカレーターが壊れて完全に停止しているじゃありませんか!
もちろんエレベーターなんてないし。
重たーいコロコロを一段ずつ引き上げながら2階へ上がり、USドルをキューバ通貨のCUCへ両替。
外国人向けの通貨であるCUCはUSドルと同じレート。
ここ数ヶ月は100円近くで推移していた為替レートが、
トランプ大統領当選確実をきっかけにグングン上昇し、いっきに120円近くまで上がってしまいました。
USドルを国の通貨に採用しているエクアドルに加え、ここキューバでももろに円安の煽りを食らうという、
なんともタイミングの悪い私・・・。
ぐやじーーーーぃぃぃ!!!

 

とりあえず数日間過ごせるくらいのお金を両替して。

あとは、harunaちゃんを待つのみ。

数時間後の飛行機でやってくるharunaちゃんとは空港で待ち合わせる事にしています。
でも、預け荷物の受け取りにあれだけ時間がかかったから、
harunaちゃんが出てくるのは予定よりもだいぶ遅くなるかもな。
それに、この人ごみでharunaちゃんを見つけるのは難しそう。

 

腹をくくって脇に腰を下ろし、
溢れかえる人々の様子をしばらく眺めていたら、

 

「uca!」

 

「あ、harunaちゃん!」

 

思ったより早くに登場!
預け荷物もスムーズに出てきたみたいでほぼ予定通り。(私のフライトだけだったのね、荷物2時間待ち・・・)
この人だかりの中、すぐに私を見つけてくれました。

 

無事にharunaちゃんと合流できてホッと一安心。
彼女も両替を済ませ、これから街へ向かうのですが、
空港を出るとすっかり日も落ちて真っ暗になっていました。
調べていた情報によると、街までの移動手段はタクシーか、ここから歩いて20分ほどのところで拾う地元民用のバス。
バスだと街まで破格の5円で行けるけど、ものすごく混雑しているらしいし、
見知らぬ土地でのバス乗車は降りる場所にも集中しなければならない。
かたやタクシーはシンプルで確実だけど、そこそこ値が張る。
でも、もう時間も遅いし、
んーーーどっちで行こうかねぇ、と考えあぐねていると、

 

「すみません、タクシーシェアしませんか?」

 

声の方を振り向くと、日本人の二人の女の子。
彼女たちもこれから街へ向かうところ。
4人でタクシーをシェアする事になりました。
良かった!

 

運転手はノリノリの陽気なジャマイカン風お兄さん。
街灯のほとんどない真っ暗な道路をぐんぐん走ります。

時折おしゃべりをしながら窓の外を眺めていると、

 

「あ!ゲバラ!」

 

キューバの革命家、チェ・ゲバラの顔が、
壁一面にライトアップされてその輪郭を浮かび上がらせている建物が目に飛び込んできました。

 

「早速ゲバラが見られるなんて思わなかったね〜!」

 

キャッキャとテンションが上がる私たち。
思わぬゲバラのお出迎えを受けて、キューバに来た事を改めて実感します。


しばらくして、タクシーは真っ暗な裏通りに止まりました。
ここが、提示した住所の場所?

あ、ドアの看板を見つけた!

 

キューバの首都ハバナの街には日本人に有名な宿がいくつかあって、
そのうちの一つ、「シオマラの家」というところに当たりを付けていたのです。

ネット環境のないキューバでは、今までのようにBooking.comで宿を探したり予約をしたりという事ができず、
メキシコにいる間に宿や移動手段など、ある程度の情報を集めておいたのです。
現代の旅がいかにネット情報に依存しているかという事を思い知らされるのですが、
悲しいかな、一度便利に慣れてしまうとそれをなかなか手放せないのが人間のサガ・・・。

 

シオマラの家の扉を開け、細くて急な階段を2フロア上がると(結構しんどい)広々としたリビングに繋がります。
シオマラさん?が迎えてくれて、
ちょうど4人分のベッドの空きがあり、ここに泊まる事になりました。
今夜の寝床も無事クリア!


荷物を置いて、
お腹が空いた私たちは4人でディナーを食べに行くことに。
街灯というものがおよそ見当たらない、真っ暗な夜の街を歩くのは憚られたけれど、
4人固まって歩き、宿の人が教えてくれた近くのレストランへ足を運んでみました。

 

キューバ ハバナ 食事

キューバ初のお食事は、キューバらしからぬアメリカンなディナー。

 

空港で声をかけてくれたmeguちゃんとsakiちゃんは、もともとフィリピン留学でともに学んだ仲。
メキシコから一緒に旅をしているようです。

 

「さっきタクシーの中からいきなりゲバラ見えてびっくりしたよね〜!
嬉しかった〜!!!
と言っても、ゲバラそんなに詳しくはないんだけどねw」
と私。

 

するとmeguちゃん、

 

「ucaさん、この子なんて、ゲバラの存在を知らなかったんですよ!
さっきタクシーからゲバラが見えた時、あれ誰?って小さな声で聞いてきたんですからー!!!」

 

「うそ!?sakiちゃん、まじでーーーー!?笑」

 

さすがに、チェ・ゲバラの名前くらいは誰しもが聞いた事あると思っていたし、
ゲバラの存在を知らずしてキューバに来るなんて、そんな人いるの!?

sakiちゃんのマイペースぶりに大笑いしてしまいました。

 

そんなsakiちゃん、
まだ中南米の旅は始まったばかりなのに、早くもホームシックにかかってしまっているそう。
旅疲れと体調不良に加え、
キューバに来る直前のメキシコで、空港に移動する際に大雨に降られてずぶ濡れになってしまい、すっかり心が折れてしまったらしい。
全く旅を楽しめていないし、なんならもう帰国したいとまで言うのです!
確かに、ちょっと元気のないsakiちゃん。

 

そこで、
彼女に元気を出してもらうべく私の不幸話をご披露。

 

「sakiちゃん、雨に濡れたくらいかわいいもんだよ?
私なんてついこないだメキシコでパスポートを盗られたんだから。
そのちょっと前はガラパゴス諸島で35万円もするこの超高額な一眼レフを海に水没させてしまってね、
メキシコシティのCANONに持っていってめちゃくちゃお金かかったんだよ!
しかもガラパゴスへ行く直前に乗っていたバスが事故って肋骨骨折したんだから!
それからそれから、
旅をしてトータル2年くらいになるんだけど、その間に2回もパソコン盗られたし、
宿で現金盗まれた事もあるし、
もうね、ちょっとやそっとのトラブルじゃ動じなくなっちゃったんだから!
それでも旅はものすごく楽しいよ♪」

 

と、ニコニコ顔で話す私に、
(振り返ると私、危機管理能力欠如しすぎだわ・・・)

 

「ucaさんっ、なんでそんなに盗られるのーーー!?
てか、なんでそんなに笑顔なのーーーーっ!?」

 

私の話を半ば呆れ気味に聞きながら、ムクムクと元気を取り戻したsakiちゃん!
人の不幸は蜜の味と言いますしね!?

 

「上には上がいるんですね。
雨に濡れたくらい大した事ないわ。
私、これから頑張れそうです!」

 

「うんうん!頑張って!」

 

私の不幸話も誰かのお役に立てて良かったわ♪




そんなこんなで翌日。

 

一日遅れでカンクンからハバナに飛んできたkaorin。
シオマラの家に来るように伝えていた彼女と無事合流!
ネット環境のないキューバの地でちゃんと会えて良かった。
再び3人が勢揃いしました。
ところが、この日はシオマラの家の予約がいっぱい。
スタッフさんが紹介してくれた、数件隣の建物のお部屋へ移動する事になりました。

 

3人で荷物をうんしょうんしょと運んで階段を上がると、

 

ハバナ カサ キューバ 宿

若いママさんが出迎えてくれました。

 

ハバナ カサ キューバ 宿

息子君とワンコも!

 

泊まらせてもらうお部屋はベッドが二台のツインルーム。
ベッドをくっつけて一つにして、
うん、なんとか3人で寝られそう。


今夜の寝床も確保したところで、早速街へ繰り出してみます。

 

昨日の夜、
宿に着いてディナーを食べに外を歩いた時は、
街灯のない真っ暗なボロボロ道と、廃墟のようなシルエット、
人通りも少なく、まるでゴーストタウンのような印象を受けたのですが、

宿の建物を一歩出ると、

 

キューバ ハバナ 街並


キューバ ハバナ 街並


キューバ ハバナ 街並


キューバ ハバナ 街並


キューバ ハバナ 街並

老朽化したコンクリートの建物がひしめき合うようにそびえる路地。
整備されないままのガタガタ道。
暗闇の中で想像した街の景色とそう大差はないのですが、
太陽の下でカラフルに色付く建物と、行き交う人々や颯爽と走り抜けるトゥクトゥクが加わって、
夜の街とは一転、にわかに活気を帯びています。

 

そして、
キューバと言えばやはり、

 

キューバ クラシックカー アメ車

クラシックカーですよね!

 

キューバ クラシックカー アメ車


キューバ クラシックカー アメ車


キューバ クラシックカー アメ車


キューバ クラシックカー アメ車

噂に聞いていた通り、
ハバナの街にはオールドファッションのいかついアメ車がそこかしこに走っています。

 

古めかしくもお洒落なクラシックカーは1959年以前のもの。
スペインからの独立を支援したアメリカの企業がどんどん流入し、アメ車もその一つ。
ところが、フィデル・カストロ指揮のもと1959年に起こったキューバ革命によりバティスタ政権が破れ、国が社会主義に向かい、
そこにソ連が絡んできて、1961年にキューバとアメリカの国交は断絶。
それから新車の販売が禁止されていた2011年まで、当時のアメリカ製の中古車しか市場に出回らずに、
今現在も、時が止まったかのようなクラシックカーが街中に溢れているわけです。

ところが、
ちょっと前まではクラシックカーしか見なかったキューバに、
今は真新しい車やイエローキャブもたくさん走っていて、
近代化の波は確実にキューバに押し寄せているのだろうな、と、
一昔前の姿を知っているわけではないのですがそう感じました。

 

だって、

 

キューバ ハバナ 街並

きっと10年前には、こんな乗り物なかったはず。

 

それから、

 

キューバの今の象徴?
インターネットもそう。
まだまだ普及にはほど遠いのですが、

 

キューバ wifi

スマホを手に持つ人たちで溢れかえる公園や通り。
観光客やキューバの若者たちが電話をしたりネットに見入っています。
現在、決められた公共の場所や高級ホテル内などでwifiが飛ばされるようになりました。
ところがこのwifiはフリーではなく、1時間ごとにログインするパスワードが書かれたカードを買わなければ使えないのですが。
きっと、スマホ軍団のたむろするこんな光景も一昔前のキューバではお目にかかれなかったはず。

 

2014年にオバマ元大統領のもとでアメリカとキューバの国交が50年以上ぶりに再開され、
古き良きキューバの街並がアメリカナイズされていくのも時間の問題だろうという事で、
現在キューバに観光客が押し寄せているのです。

 

そうそう、オバマさんと言えば、

 

キューバ ハバナ 結婚式

突然現れたウェディングカー!

 

キューバ ハバナ 結婚式

よく見るとあの新郎新婦、オバマさんとミシェル夫人にそっくりじゃありませんか!?
ちょっとノッチ寄りか?
海外で結婚式に遭遇すると、ラッキーが舞い込むようで得した気持ちになります。
末永くお幸せに♪

 

そんな、
車好きの男性にはたまらないだろうクラシックカー天国のキューバですが、

 

キューバ ハバナ クラシックカーチャーター

セントラルパークの一角にズラリと並ぶ、ピカピカのカラフルなオープンカー。

これ、クラシックカービジネスなんです!

 

キューバ ハバナ クラシックカーチャーター

車をまるごとチャーターして、ハバナの観光スポットを回ってくれるというもの。

一人旅なら絶対に縁のない代物ですが、今は無敵のガールズ3人!?
年末だし、奮発して乗っちゃおう♪
全員の意見は即一致。

 

キューバ ハバナ クラシックカーチャーター

ザ・キューバな葉巻が似合う客引きのお兄さんと交渉して、

 

キューバ ハバナ クラシックカーチャーター

こちらの真っ赤な車をチャーターしました!
お値段はいくらだったかな?
1時間で20CUCくらいだったかなぁ??
(共同財布を作っていたので、詳細の価格のメモを残しておらず値段不確か。すみません★)

 

キューバ ハバナ クラシックカーチャーター

それでは、
オープンカーで優雅にハバナの街をドライビン、
LET’S GOーーーー!

 

キューバ ハバナ クラシックカーチャーター

カピトリオを通り過ぎ、中華街を抜け、

 

キューバ ハバナ クラシックカーチャーター

街を突っ切り、

 

最初に向かった先は、

 

チェ・ゲバラ 革命広場 キューバ ハバナ

こちら!

革命広場の脇の、内務省の壁に描かれたチェ・ゲバラ様!

 

空港からタクシーを拾って宿へ向かう途中に見たライトアップのゲバラの顔は、まさにこの建物の事だったのです。

 

対をなすように建つのは、

 

チェ・ゲバラ 革命広場 キューバ ハバナ

つい一ヶ月前に亡くなったキューバ革命の発起人、共産主義を掲げたフィデル・カストロさん
(ブログは2016年12月末のお話です)

ではなく!

キューバ革命の指導者の一人、カミーロ・シエンフエゴス様でした・・・。
カミーロ様ごめんなさい。
(ブログ読者様の優しいご指摘により私の恥ずかしすぎる間違いが判明しました。
改めて、ありがとうございました♪)

 

ここではゲバラをバックに心ゆくまで写真撮影タイム。
(一人ではほとんど自撮りをしない私なので、写真の撮りあっこは仲間旅の醍醐味の一つですね!)

 

キューバ ハバナ クラシックカーチャーター

ついでに若〜いドライバー君もパシャリ。

革命広場でたっぷり時間を使ったら、

 

あとは街へ戻るだけ。
車のチャーターは1時間でお願いしているので。

 

キューバ ハバナ クラシックカーチャーター

とは言ってもまだ時間が余っているようで、
ドライバー君のススメにより、とある場所へ連れてってくれました。

 

ハバナ ジョンレノン公園 キューバ

ん!?

 

イマジンッオーザッピーポオオオゥ

 

ハバナ ジョンレノン公園 キューバ

ジョンさん、なぜあなたがここに?

ジョンレノン公園。
その目的は残念ながらよく分かりませんでした。
連れてきてくれてありがとうドライバー君。
でも、キューバでは特にジョンさんは求めてないかなっ。

 

それからですね、道中で北朝鮮大使館を発見して思わずパシャリと写真を撮ったのですが、
そういえば、大使館って撮影してはいけないんですよね。
しかも、こんなデータを持っていたら我が身に何が起こるか分からない、そんなお国。
慌ててすぐに写真を消しました。

 

キューバ ハバナ クラシックカーチャーター

最後は海沿いを走り、

 

キューバ ハバナ クラシックカーチャーター

モロ要塞を通り過ぎて、

 

キューバ ハバナ クラシックカーチャーター

街へ戻って来ました。

一時間のオープンカードライブ終了。
気持ち良かった〜!
太陽光がもろに刺さりましたけどね。
こりゃ焼けるわ。

 

車を降りて、旧市街の方へ歩いてみます。

 

ハバナ 日本食 レストラン

ハバナ唯一の日本食屋さんでランチを食べ、

 

街中や民芸品市場、海沿いをお散歩。

 

ハバナ 旧市街 キューバ


ハバナ 旧市街 キューバ


ハバナ 旧市街 キューバ


ハバナ 旧市街 キューバ


ハバナ 旧市街 キューバ


ハバナ 旧市街 キューバ

あてもなく、ブラブラ歩く中で、
私たちはとある楽しみを見いだしてしまいました。

 

それは、

 

チェ・ゲバラ ハバナ キューバ

ゲバラハント。

 

メキシコへ亡命中のフィデル・カストロと、その弟ラウル・カストロに出会い、
彼らに感化されて歴史のうねりに身を投じていくアルゼンチン人の青年医師。
世界中の人々に今もなお愛されている若き革命家、チェ・ゲバラ。

ソチ五輪シーズンで大活躍したロシアのフィギュアスケート選手の女の子、
リプニツカヤちゃんの愛読書がキューバ革命に関する本で、愛犬の名前が彼女の大尊敬するゲバラ、
なんていう、そんなレベルの知識しか持ち合わせいなかったのですが、
(かなりどうでもいい知識w)

 

チェ・ゲバラ ハバナ キューバ


チェ・ゲバラ ハバナ キューバ


チェ・ゲバラ ハバナ キューバ


チェ・ゲバラ ハバナ キューバ

町中で、どんなに小さくてもゲバラを見つけるたびに心ときめく。
なんせイケメン!
彼の濃く短い人生史はもちろん、
このビジュアルが人を引きつける大きな要因の一つなのでは!?

 

キューバに来れば、誰もが彼に恋をする。

 

てのは大袈裟でしょうか。
いや、キューバに行った事がある人であれば分かってくれるはず。
期間限定のエセゲバラファンに、みんななっちゃいますよ!

現に、キューバにきていっきにゲバラ熱が急上昇していく私なのでありました。


その夜、

女三人で繰り出したのは、
旧市街の目抜き通り、オビスポ通りの一角にある観光客向けのレストランEUROPA。
食事をしながらキューバのサルサダンスと音楽を鑑賞する事ができるのです。

 

ハバナ EUROPA レストラン サルサ

キューバのお肉料理と、ハバナが生んだミントのカクテル、モヒートをオーダー。
プレート、茶色いぞ・・・!w

見た目通り?味はともかく★

 

ハバナ EUROPA レストラン サルサ

おじさんバンドの軽快なリズムに合わせて華麗に踊る男女ペアのダンサー。
そのセクシーでキュートなステップにうっとり見とれていると、

 

ハバナ EUROPA レストラン サルサ

お店の外からダンスを覗く通りすがりのおばちゃんも、ノリノリで踊り始めたじゃないですか!
可愛い〜〜〜!!!
途中からダンサーよりおばちゃんに釘付け。
音楽を聞けば自然に体がリズムを刻み、ついつい踊り出しちゃうこのソウルは日本人には持ち合わせていないもの。
羨ましいですよね。

私たちは一番前のテーブルを陣取っていたので、
幾度となくダンサーのお兄さんから踊りのお誘いを受けたのですが、
根っからの日本人である私は断固拒否!!!

 

すると、

自ら名乗りを挙げた一人の女性。
奥のテーブルから立ち上がってツカツカと前にやってきました。

お兄さんのエスコートにより、音楽に合わせて踊り始める二人。
この女性のダンスが、今まで食事をしていたお客さんとは思えないハイクオリティで!

 

ハバナ EUROPA レストラン サルサ

もしかしたら、プロの女性ダンサーの上を行っていたかもしれない!
体の奥から沸き上がるリズム、迫力のダンス、
即席ペアとはにわかに信じ難い息の合ったステップ。
サルサって、アドリブでここまで合わせられるものなの!?
バーンとしたセクシーボディを遺憾なく発揮して、ものすごくかっこ良かった!

こんなに自由に踊れたらどれだけ楽しいだろう。
ここで、kaorinの来年の目標が決まりました。
サルサのダンス教室に通う!って。
いいねいいね。
私も通ってみたい〜!

さっきみたいに突然踊りに誘われた時になんの迷いもなくお受けして、
この彼女みたいに、軽やかに鮮やかにステップを踏めたら最高だもんね!

 

キューバ音楽に触れながら、女三人ハバナの夜は更けてゆくのでした。




最後に、

ちょっとだけキューバのお金のお話。

 

キューバには、外国人用のCUCと地元民用のCUP(モネダ)、2種類の通貨があります。
空港で両替したCUCを、町中でいくらかCUP(モネダ)に両替してみました。
1CUC=24CUP。
USドルとレートが同じ1CUCを120円と仮定すると、1CUPが5円。
CUCで支払う外国人向けのお店、CUPで支払う地元民向けのお店がきっちり分けられていて、
CUCとCUPの物価は全然違います。
例えば、
(紛らわしいので以降CUPをモネダと表記しますね)

 

ハバナ ビール 酒場

シオマラの家の前にある酒場にて。
ビール6モネダ(約30円)

 

ハバナ プリン キューバ

中華街のプリン5モネダ(約25円)

他、シェイクが5モネダとか、アイスが3モネダとか。
CUC払いの物に比べて驚くほど格安!

 

キューバ人の月収が20ドルとか25ドルとか、そんなものらしい。
そうすると、モネダ物価も納得!?
社会主義国のキューバ。
みな平等に国から20ドルそこそこのお給料をもらい、
それ以外にも物資の配給があったり医療がタダで受けられたりはするそうですが、
いくらモネダの物価が安いとは言え、一ヶ月20ドルで、本当に満足に暮らしていけるのでしょうか?

 

だって、若者たちが群がっていたwifiゾーン、
wifi利用カードを買うのに1時間2CUCとか3CUCとかしましたよ!?
これも、国民には特別に無料で支給されたりするのかな?

 

CUCをベースに旅をする外国人にとって、キューバは決して物価の安くない国。

宿にしても、国が認めた家が営むCASAという民泊スタイルが一般的で、

 

キューバ カーサ カサ 宿

このアンバランスな目のようなマークが、国に認められたCASAの証。

基本的にはこのマークのお家の、空いたお部屋に泊まらせてもらうのですが、
一泊一部屋20CUCとか30CUCとかするし、

 

お昼にやったオープンカーのチャーターも1時間20CUCとか。

 

サルサライブのディナーだって、お酒と合わせて一人10CUCは越えたような。


外国人が観光に来て落とすお金と、キューバ人の月収20ドル。
CUCとCUP(モネダ)価値の違う2つのお金が使われ、2パターンの物価が存在するキューバ。
このバランスがあまりにもチグハグで、頭の中、???
ハテナマークだらけ。

つまり、キューバ人にとって目の前を歩く外国人は金づるって事ですよね?
自分の月収の、何倍ものお金を持ち歩く人たち。
ところが、キューバの治安は悪名高き中南米の国々に比べて断然良く、比較的安全な国と言われています。
盗難やスリなんかも少ないみたい。
(もちろん油断は禁物)
それは、今の生活や収入、国からの保証に満足し、満たされているという事なのか、
月収20ドルの不満をただ押し込めているだけのか。
計り知れない社会主義の深い闇があったりするのか。

 

街中にはスーパーなんてなくて、売店も少なくて、
地元向けのお店に入ると、あまりの物のなさにびっくりしてしまいます。(ベネズエラ以上だった。)
ワンピースが欲しくて街中を駆け回ったけれど、可愛い洋服なんて全然売ってないし!
そもそも表立った洋服屋さんが少なすぎるし!
その割にはキューバ人の若い子たち結構可愛い服着てたけど、それ、どこで買った!?

 

謎だ。謎すぎるぞキューバ。

 

最近自営の規制が緩和されて、観光客相手の個人事業主が増え、
キューバ人の貧富の差がどんどん広がっているそう。
国を社会主義へと導いたフィデル・カストロが死亡し、これからアメリカとの国交がますます活性化され、
(トランプさんになってどうなるか分かんないけど)
時代から隔離され時が止まったかのような古き良きキューバは終わりを告げ、
これからさらに変貌を遂げていくのでしょうか。
マックとかできちゃったりして!?
観光客のエゴかもしれないけれど、それはやっぱり寂しいな。

 

古びた国際空港に一歩足を踏み入れた瞬間から、
今まで訪れたどの国とも違うと、直感的にそう感じたキューバ。
街を歩いて気付いたチグハグ感や深まる謎、
モヤモヤしたものを言葉でうまく表せなくてもどかしいのですが。

 

観光客として過ごすたったの10日間という短い期間で、頭の中のハテナマークを拭いさる事は到底できないでしょうが、
変換機を今まさに迎えているギリギリのタイミング!?
まだまだキューバらしさが残る「今」のキューバをこの目に焼き付け、
同世代ガールズとともに過ごす年越しを、この地で思い切り楽しもうと思います!

 

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