クリームソーダの滝
中米弾丸南下の旅もいよいよ後半戦。
ニカラグアの次に訪れるのは、
2012年「世界で最も幸せに暮らせる場所」1位に選ばれた国!
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調べてみると他にも色々と興味深く、
例えば、
電力の9割が自然エネルギー。
チリ、ウルグアイと共にラテンアメリカで最も長い民主主義の伝統を持つ。
1949年軍隊を放棄。軍隊を持たない国家。
国土の1/4が自然保護区。
などなど。
まるで現代の理想郷のような!?
その国はコスタリカ。
自然豊かな小国コスタリカは先ほども書いたように国土の1/4が自然保護区、国立公園となっていて、
鳥や動物の楽園であり、エコツーリズム発祥の地とも言われています。
国中には無数の国立公園が点在していて、それぞれに見られる自然も動物も違います。
限られた時間の中で、どれかひとつくらいは行っておきたいな〜と調べ始めたところ、
コスタリカには、それはそれは美しい滝が存在するという情報をキャッチ。
旅を始めてから、意外と滝萌えな自分を発見。
気付けば世界中色んな滝を見てきました。
滝コレクター(?)としては、ここは外せないんじゃない!?
というわけで、
行き先は決まりました。
コスタリカ北部に位置するテノリオ火山。
ボルカン・テノリオ国立公園。
けれども、ここに関する情報が極端に少なく、
ツアーがどこから出ているのか、はたまた個人で自力で行けるのか、
どの街を拠点にするのか、交通手段はあるのか、イマイチ全貌が掴めない。
Google Mapを穴が空くほど睨み、
一番近くにあるであろう街をマークして、
宿の有無を調べ、
ホステルを見つけたので電話で予約。
ビハグア(Bijagua)という街を目指す事になりました。
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ニカラグアのグラナダから国境行きのバスに乗り、
難なく国境を越えてコスタリカin。
そこからリベリアという街へ行くバスに乗り込みます。
分岐点のリベリアへ行けば、なんとか乗り継いでビハグアへ近付けるだろう、と。
リベリアに着くと、そこは思いのほか立派なバスターミナルで。
バスを降り、チケットカウンターで行き方を尋ねてみると、ビハグアへ向かうバスがこの後15:30に出ると言います。
ここからダイレクトで行けるみたいで良かった!
2時間ほどターミナルで時間を潰し、
定刻、予定通りバスに乗って、
本日の目的地、ビハグアに到着しました!!!
効率良く動きたいがために、次の行き先への行き方を念入りにネットで調べるのが習慣となっている私ですが、
情報がなくても、こうしてなんとか辿り着けるんですよね。
昔はそうしてたもの。
一度味を知ってしまった文明の利器を手放す事は、もはやできないのですが。
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ビハグアは、とても街とは呼べないくらいの小さな規模。
一本の道路の両脇に、ポツポツとお店やレストランがあるだけ。
予約したRio Celeste Backpackersは、さてどこだ?と辺りをキョロキョロ。
目の前のレストランに飛び込んでホステルの場所を尋ねてみると、
私の大荷物を見たオーナーのおじさんが車で連れて行ってくれる事になり、
すんなり今夜のお宿に辿り着けました!
ありがとうおじちゃーん!
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ところで。
中米諸国もアフリカのように、南に下るにつれて物価が上がってくるとは聞いていたけれど、
確かに、コスタリカに入って急に物価上昇の波を感じます。
だって予約していたホステル、ドミトリーで2000円近くするんだもん。
ニカラグア、グラナダの個室が10ドル。
サン・サルバドルのドミが7ドル。
直近の宿泊費を一部抜粋してみましたが、
こうして比較してみると、グッと物価が上がった事がお分かりいただけると思います。
物価の高さは長期の旅人には大敵ですが、うう、仕方ない。
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次の日。
早速、美しい滝を求めて国立公園を目指します。
どんより曇り空なのが少し気になるところですが、お天気待ちをする猶予なんてありませんので本日決行です!
宿のスタッフに尋ねたところ、ボルカン・テノリオ国立公園までの公共交通機関はない!との事。
では、どのようにして辿り着くのかと言いますと、
ヒッチハイク〜!
宿の目の前の道路から、国立公園へ続く分岐点の曲がり角まで30分ほど歩き、そこで車待機。
ここを曲がってくる車はだいたい国立公園が目的ですので、車がきたらすかさず親指を立てて笑顔!
あっけないほど簡単にヒッチハイクは成功しました。
レンタカーを借りてコスタリカを旅しているというヨーロピアンカップルの車に便乗させてもらい、
ぐんぐん山道を上って、あっという間にボルカン・テノリオ国立公園に到着。
入場料は10ドルくらいだったかな?
チケットを購入し、いざ、公園内へ!
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トレイルに添って奥へ進んでいきます。
緑の中のウォーキングは気持ちが良い!
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鳥のさえずりをBGMに、マイナスイオンを肺いっぱいに吸い込みながら、
奥へ奥へとズンズン歩いていきます。
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20分ほど歩いたでしょうか。
この階段が、美しい滝への入り口。
ついについに、
世にも美しい滝とご対面〜〜〜!!!
って、
もったいぶらなくても、冒頭の画像でネタ明かししてますからね。w
はい、そうです。
これが噂のリオ・セレステ滝です。
クリームソーダみたいな、バスクリーンみたいな淡いブルーをした滝壺に、
ダバダバとものすごい勢いで流れ続ける白い滝。
妖精が住んでいそうなファンタジックな色とビジュアル。
曇りの今日でさえこんな鮮やかな色なんだから、晴れの日はより青く、さらに輝きを増すのでしょうね!
滝壷から流れる川。
しっかりとリオ・セレステを目に焼き付け、
階段を上がって再びトレイルに戻ります。
さらに歩みを進めると、
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今度は、毒々しいほどのミルキーブルーをたたえる川に突き当たりました。
リオ・セレステの滝壺も、この川も、
ボルカン・テノリオ国立公園の水はどうしてこんなに目の覚めるようなブルーをしているのでしょう。
火山の地層が関係しているのかしら?←適当な考察w
誰か教えて!
吊り橋を渡り、川を越えて、
さらに奥へ奥へと深く進んでゆきます。
国立公園内にはこんな動物たちも生息するようなのですが、
出くわす気配は全くありません。
是非ジャガー様にお目にかかりたい!
実際バッタリ遭遇したら、恐怖で腰抜けそうになるかもしれないけど。
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今にも降り出しそうな空から、ついにポツリポツリと雨が落ち始めました。
ほどなくして、
じゃんじゃん降りの大雨に!!!
え!?
うそ!!!
待って!!!
雨を想定して持ってきていた100均のレインコートを慌ててかぶったものの、
テロテロ薄手の安物では心許なく、雨脚は強くなる一方です。
これ以上先には行けない。
カメラバッグを胸に抱え込み、かばうように前屈みになりながら、
くるりと引き返し、元来た道を戻ります。
柔らかい土の道はあっという間にグチョグチョ。
ところどころ大きな水たまりも出現していて、防水機能ゼロのコンバースのハイカットは瞬く間に水浸しです。
雨は全く弱まる素振りも見せず、激しく体を打ち付け、
カメラバッグだけはなんとか守り抜きつつも、全身ずぶ濡れになりながらようやく入り口に辿り着きました。
はー災難だった。
でも、ギリギリ雨の前のリオ・セレステ滝を拝めたから、まあ、ラッキーだったかな?
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行き同様、帰りもヒッチハイクの車を探さなくてはいけないのですが、
こんなドロドロぐちゃぐちゃビショビショの人間を、
大切な車に乗せてくださる親切なお方は果たしているのでしょうか?
いました♪
レバノン出身カナダ在住の男性二人組!
彼らもレンタカーをしてコスタリカを旅しているそう。
最初にヒッチハイクをしたあの曲がり角のポイントで下ろしてもらおう。
そう思い、走る車の窓の外を注意深く見ていたのですが、
ここだっけ、あれ?ここかな?
あのヒッチポイントまでは一本道だったはずなのに。
なんだか来た道と景色が違う気がするし、分岐点のT字路も現れません。
「この辺り、だったと思うんだけど。」
「本当に?大丈夫かい?」
「ちょっと待って!あの人に聞いてくる!」
通りすがりの地元民に尋ねてみると、
なんと、ビハグアはここからかなり遠いみたい!
て、どういう事〜!?
レバノンガイズが携帯のGPSマップで所在地を確認してくれたところ、
ボルカン・テノリオ国立公園がある山から、ビハグアの真反対の方向に降りてきている事が分かりました。
いや、彼らが宿泊する街はこちらの順路で間違いないのです。
私のミステイク。
国立公園への道は、あのビハグアから曲がる一本道しかないとてっきり思い込んでいて、
行き先も確認せずにヒッチハイクを敢行してしまい、こんな事になってしまったわけです。
彼らの貴重な旅の時間をこれ以上邪魔できない。
「ここで大丈夫!本当にありがとう!なんとか帰ってみる!」
「いや、ここは車通りも少ない。
せめて大通りに出よう。そうすればきっとバスが走っているさ!」
優しくて親切なレバニーズ・・・。
うう、ごめんなさい〜〜〜!!!
そこから車を走らせ大きめの道路まで出てくれて、
さらに、流暢なスペイン語で道行く人にビハグアの行き方も聞いてくれて、
「ここからバスを拾えるはずだから。」
と、小さなバス停の前で私を降ろしてくれました。
ううう、なんてナイスガイズ!
本当に本当にありがとう〜〜〜!!!
車が見えなくなるまで手を振って彼らを見送り、バス停で待機。
あんなに土砂降りだったのが、今は雲の隙間から晴れ間も見えるくらいにお天気が回復しました。
ところが。
しばらくバスを待つも一向にやってくる気配がないので、
またまたヒッチハイクに切り替えです。
(また人様のご好意に甘える作戦)
結果、
優しい地元民の車を二度乗り継ぎ、
ウパラという街の大きめのバスターミナルに辿り着いて、
ここからはちゃんと公共バスに乗って、
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やっとやっと、ビハグアに帰ってきましたーーーー!!!
長かった・・・。
あんなに近かった国立公園なのに、随分遠回りしてしまいました。
でも、親切な人々にたくさん助けられ、こうして無事に帰って来られて、
こんなプチハプニングも旅の醍醐味、ですよね!
疲れ果ててお腹ペコペコの私は、
昨日、わざわざ車を出してホステルまで送ってくれたおじちゃんの営むレストランに、
お礼も兼ねてお食事に来ました!
宿に戻って、濡れた洋服を洗濯紐に吊るし、ドロドロのコンバースを水洗いして。
暖かいお茶を入れてリビングのソファにどかっと座って。
ふぅ。やっと、落ち着けた!
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明日は、
嬉しい再会と幸せを求めて!?
またまた移動。
まだまだ中米を南下していきますよ!
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