September 08, 2017  Categoyr: └ COSTARICA ( コスタリカ )

再会と、幸せを探して

サンホセ コスタリカ ハチドリ

久しぶりの縦配置どでかトップ画像。

コスタリカと言えば、
恋愛バラエティ番組あいのり全盛期世代の私(?)にとって、忘れられないキーワードがあります。
まあ、この頃は見たり見なかったりだったので詳細はハッキリとは覚えていないのですが、
その名前とコスタリカの繋がりだけは、頭に残っていて。



それは、

 

見たものは幸せになれる、幻の鳥ケツァール。

 

中には、ああ、そういえばとピンと来た方もいたのでは?
確かコスタリカで、ケツァールを見たら告白しようと女の子が決意して好きな人と探しに行ったような??←完全にうろ覚え。


あれから十数年。(月日の流れは早すぎるw)
コスタリカと言えばケツァール、という記憶だけが残ったまま、
まさか30半ばにもなって、自分がコスタリカに足を踏み入れる事になろうとは、
若かりしあの頃の私は夢にも思っていなかっただろうけど。

兎にも角にも、あのピンクのラブワゴンが駆け抜けた中米の大地に今私は立っているわけで、
コスタリカに来たからには、番組で見たあのケツァールを是非ともこの目で見てみたい!
そう思うのが自然ですよね!?

 

だって、

 

幸せになりたいじゃないですかっ!!!(切実)

 

幻と言われるほど希少価値の高いケツァールを求め、
そしてそして、待ちに待った嬉しい再会を楽しみに、
ビハグアからさらに南へ、コスタリカの首都サン・ホセへと向かいました。


ありがたい事に、こんな小さな村ビハグアにもサン・ホセ行きのダイレクトバスがあって、
でもここが始発ではないので、バスに乗り込んだ時にはまさかの満席。
うそーこれから4時間立ちっぱなし!?と愕然としたものの、30分ほどで席が空いてホッとしました。


バスは終点サン・ホセのターミナルに到着。

 

ここでプチハプニング発生!

 

バスターミナルから予約していた宿TripOn Open Houseへ移動するのですが、
ターミナルは少し離れているので久しぶりにタクシーを使う事に。

タクシーを拾い、
荷物をトランクに詰め、行き先を告げて助手席に乗り込み、
車はゆっくりと動き出しました。

 

ところが。
異変に気付いたのはものの数分後?

メーターの料金がありえない早さで、まるで点滅しているかのようにボンボン跳ね上がっていくのです。
ターミナルから宿までのタクシー料金の相場を予め聞いていたのだけど、
この調子だと、宿に着く頃には法外な金額になりそう!

てか、これ絶対おかしい!!!

 

「Stop!ストーーーーーップ!!!
ねえ、このメーター変だよ!
もうここで降ろして。」

 

初めて遭遇したけれど、これはメーターをいじったぼったくりタクシーで間違いありません。

車が停車している間にも、狂ったようにメーターの料金は高騰していきます。

 

「じゃあお金を払って。」

 

「私、コスタリカのタクシーの相場知ってるもん。
このメーター絶対におかしい。
払う必要なんてない!」

 

「払えよ!」

 

そんなやり取りを数回した後、私は強引に助手席のドアを開け片足を外へ。
ただ、コロコロがトランクに拉致?されたまま。

 

「いいから、トランクを開けて!」

 

我ながらなかなかの迫力。
鬼気迫る表情で毅然と対応した私に押されたのか、
彼は明らかにぼったくりなのでやましさもあったのか、渋々トランクを開けた運ちゃん。
ドアを開けたままタクシーの外に出て、トランクからコロコロを引きずり降ろして、
「ふざけんな〜!!」と言わんばかりに思いっきりバンッとドアを閉めてやりましたよ。

そのまま、何事もなかったように、タクシーはブーンと走り去って行きました。

 

全くもう~、すぐに気付いて良かったよ。
あのまま宿まで行っていたらメーターがありえない事になっていた。
バスターミナル近辺のタクシーはぼったくりが多いとは聞いていましたが、
皆様もお気を付けくださいませ。

 

住宅街の中で降りちゃったけれど、ちょっと歩いて通りに出たらすぐに流しのタクシーが拾え、
正規のメーターで無事にホステルに辿り着けました。
比べたらやっぱり、最初のメーターの動き方えげつなかったな。


TripOn Open Houseでは、
嬉しい再会が待っていました。

 

「uca!」

 

「harunaちゃん~~~!!!」

 

harunaちゃん。
年末年始、カンクンとキューバを一緒に旅した友達。
キューバの後、彼女は3ヶ月間かけて中米をメインに旅する予定で、
パナマ諸島に飛び、コロンビアに飛び、中米の一番下から北を目指して移動していて、
私はキューバの後、メキシコから中米に入り少しずつ南下していたので、
どこかでルートがぶつかって合流できたら嬉しいねと話していたのが、ここサン・ホセで実現したというわけです!

本当は、
二人でどこか国立公園でも行けたらいいねえなんて言っていたのだけど、
想定外のグアテマラの体調不良で一週間もロスしてしまった私は時間の余裕がなく、
また、harunaちゃんもなかなかの弾丸北上の旅をしていたので、彼女のスケジュールも超タイトで、
二人で過ごせるのは今日のたった一日だけ。
それでも、タイミングがばっちり合ってこうして再会できて良かった。

 

ここで、冒頭で話したケツァールに繋がるのですが。

 

ケツァールガイドツアーはサン・ホセから日帰りで行ける場所にあって、
それこそ、幸せを求める(切実な)お年頃の二人で青い鳥を探しに行くつもりだったのですが、
そこへ行くにはサン・ホセを早朝に出発しなければならず、
harunaちゃんは明日にはチェックアウトなので、
先行して、昨日単身でケツァールの巣へ乗り込んでいたのです。

さて、彼女は無事に幸せをgetできたのでしょうか!?
その結果は後ほど・・・。


さて。

私のチェックインを済ませ、早速二人で町歩き。
サン・ホセはとりたてて見所のない街。
広場、劇場、教会などをなぞりながら一通り回って、
ショッピングエリアでharunaちゃんの防寒用のジャケットを買ったりして、
(サン・ホセ写真一切なしですwここまで文字だらけ★)

 

お腹ペコペコの私たちは、harunaちゃんが調べてくれて前から約束していたランチへ。
香港大好きな二人がチョイスしたのは、

 

サンホセ 飲茶 レストラン おすすめ

飲茶!

皇朝 Wong’sという名前のお店。
お値段もお手頃で、なかなか本格的な飲茶。
美味でしたよ♪

 

サンホセ おすすめ 安宿

その日の夜は、harunaちゃんが昨夜作っていた美味しいカレーをいただきました。
(今のところ食べ物の写真だけ・・・)

お互いの、キューバ以降の旅の話を報告し合ったり、情報交換をしたり、
これからについて語ったり。
たっぷりと、同世代ガールズトークを満喫した夜。

 

明日はharunaちゃんも私も朝早く出発なので、寝床に着く前にお別れをして。




翌日、
harunaちゃんはニカラグアのグラナダ、そしてホンジュラスのカリブの島々を目指して旅立っていきました。

 

私は、

幸せの青い鳥、探しに行ってきます!!!


朝早く、タクシーに乗ってターミナルへ。
バスに乗り、ケツァールのポイントで降りると、

 

サンホセ ケツァール

こんな看板が。

脇道へ入り、このサインを頼りにしばらく歩くと素敵なロッジが現れます。

 

サンホセ ケツァール 人気ホテル

Paraíso Quetzal Lodge

予約サイトで見てみると、評価がすこぶる高く人気のホテルのようです。
木に包まれた建物の中の、レストランもお土産コーナーも素敵だったもの。

 

ここのレセプションでケツァールガイドツアーを予約します。
ちょっと前のネットの情報では30ドルって書いてあったけど、(それでも高いけど)
なんとなんと、倍の60ドルに跳ね上がっておりました!
ちょっと躊躇してしまう高さですが、
でもここまで来てケツァールを見ないで帰るなんて選択肢はないのでもちろん払います。
けれども、野鳥相手ですから見られない可能性もあるわけで。
見られなかったとしても全額返金なんてきっとないよね・・・。

 

ツアーを予約して出発までの時間、Paraíso Quetzal Lodgeの裏手のバルコニーで時間潰し。

ここには、

 

サンホセ コスタリカ ハチドリ

ハチドリをおびきよせる蜜の壷が設置してあるのです。

 

サンホセ コスタリカ ハチドリ

次から次へとやってくるハチドリたちをしばらく観察。

 

サンホセ コスタリカ ハチドリ

実は、本物のハチドリを見るのは初めてで、
ナスカを訪れた時に空から見た一番有名なハチドリ、あれは伝説の鳥かと思っていた。
大きな地上絵からは想像付かないくらい小ぶりなボディ。
細長い針のようなくちばしが「ハチ」の由来でしょうか。
羽根を広げた時の鮮やかな羽毛がキラキラと輝いて、それはそれは美しい鳥たちでした。

 

サンホセ コスタリカ ハチドリ

動きは鳥っぽくなくて、
直線的な、カクカクとした軌道を描いて飛び回ります。

 

サンホセ コスタリカ ハチドリ


サンホセ コスタリカ ハチドリ

見ていて全然飽きない。

 

そうそう、トップのイメージ画像は幸せの青い鳥ケツァールではなくハチドリさん。
リオ・セレステの滝みたいに、今回は初っぱなからネタ明かしはしていませんよ。w


いくらでも見ていたかったけれど、ツアーの時間がやってきました。
四駆に乗ってケツァール生息地へ移動するのですが、同乗者になんと日本人男性。
短期旅行でコスタリカを選んだというなかなかマニアックな青年。
来春からは日本が世界に誇るあの大企業に就職が控えている、とても将来有望な彼なのでした!
中米南下の旅で、harunaちゃん以外に日本人に会ったの初めてかも。

さあ、私たち一行、ツアー代60ドルの元は取れるのでしょうか?
幸せを掴む事は果たしてできるのでしょうか!?

 

aki君とぺちゃくちゃお喋りしていたらあっという間。

 

サンホセ コスタリカ ハチドリ

さあ、ケツァールスポットへやってきましたよ!

 

サンホセ コスタリカ ハチドリ

ガイドさんが特大望遠鏡でケツァールを探します。
私たちはワクワクドキドキしながら待機。
大きな音は御法度なので、静かに、静かに。

 

やがて、

 

「いたよ。ほら、あそこ。」

 

ガイドさん、やってくれました!
肉眼では確認しづらいので、変わりばんこに望遠鏡を覗かせてもらって。

 

この目でしかと見たケツァールは、
幻の鳥と言われているくらい、種の存続が危ぶまれているケツァールは、
手塚治虫の「火の鳥」のモデルとなったケツァールは、
見る者に幸運の鍵を運ぶケツァールは、




サンホセ ケツァール ツアー コスタリカ

もうね、
さっきのハチドリちゃんたちが霞むくらい、(ごめんっ)

 

サンホセ ケツァール ツアー コスタリカ

まあるく黒めがちのつぶらな瞳と、エメラルドのような真緑の羽毛。
長い尾っぽをひらひらと風に揺らして、

 

サンホセ ケツァール ツアー コスタリカ

この世のものとは思えないくらい、
愛らしくて、美しくて、優雅で、華やかで。
これはまさに、KING OF BIRDSだな、と思いましたね。
虹色のパパガヨちゃんたちでさえ叶わない風格。
(個人の勝手な所感ですw)

ちなみに、
ボディは3、40cm、尾っぽのフェザーは60~90cm。
全長1mもあるそうです。
間近で見たら迫力あるんだろうな。

 

サンホセ ケツァール ツアー コスタリカ

しかし、女の子はかなりコンパクト仕様。
鮮やかな緑色を除けばただの鳥?(鳩!?)
男女の見た目の差が酷なまでにはっきりしている鳥の世界。
もちろん男が華やか。
孔雀も、宝塚みたいな羽根を背負っているのは雄ですものね・・・。

 

それから、

これらの写真、若干トリミングしちゃってますが、

 

サンホセ ケツァール ツアー コスタリカ

実は、望遠鏡の覗き口越しに撮影しています。
(これは極端な失敗作ですが)

掲載したのは、ガイドさんの指導により撮影した、数ある中の(これでも)選りすぐりのコンデジフォト。
他のお客さんたちはみなガイドさんにスマホを委ねていたけど。
私はどうしても自分で撮りたかったから。

 

訪れた時期も良かったみたいですぐに見つかったし、幸せの青い鳥をしっかり拝めて満足なのですが、
一つだけ心残りが。

ケツァールのお腹って、真っ赤なんですよ。
緑と赤のど派手なコントラストをどうしても写真に収めたかったのですが、
止まり木のケツァールたちはみな向こう側を向いていて、緑の背中しか撮れなかったのがちょっぴり残念。


話は少し戻りますが、
一日前にツアーに参加したharunaちゃん、
めでたく幸運のケツァールにありつけたかと言うと・・・、

 

ありつけたどころじゃなく、

 

超ベストショットを収めていた!!!

 

ブログ用にと写真をもらったので、皆様にもお裾分け♪

 

サンホセ ケツァール ツアー コスタリカ

photo by haruna

完璧なアングルやないですかっ!
これ、私が見たかったやつー!
撮りたかったやつーーー!!!

ね?お腹真っ赤でしょ?
首は青くて。
内側のしっぽは白くて。
本当に綺麗。

しかも、彼女がちょうどビデオを回した時にふわっとケツァールが飛び立って、
尾っぽの長い羽根がひらりと空に舞う瞬間もばっちり収めていて。
あれは奇跡的な動画だったなぁ。

 

ケツァールたちからたっぷりのサービスをもらって、harunaちゃんの幸せは約束されたはず、です!?

 

私はと言うと、
あいのりみたいに、aki君と一緒にケツァールを見たってのに、ロマンスはつゆほども生まれなかったけど、(笑)

 

私もいつか、
これできっと、幸せになれるかな?

神様仏様ケツァール様、頼みますよ〜。

 

てか、
幸せって、何さ?笑


Don’t think,

 

Feel!!!


そんな格言で、今回の記事を締めくくりたいと思います。


<オマケ>

 

コスタリカ お札 可愛い

コスタリカの紙幣って可愛いんですよ!
金額によって違う動物のイラストが施されているという、なんともカラフルでメルヘンなお札。
多分、何かの紙幣が欠けてますが。


というわけで、

国立公園の自然、
ケツァールと続き、

 

今度はコスタリカの動物たちに会いに行きます!




↓広島近郊にお住まいの方へ告知〜〜〜↓

 

写真展 ライオン

島本伸一郎 写真展開催!
『王者の眼差し』~Eye of the King~

 

場所:gallery G
住所:広島市中区上八丁堀4-1公開空地内
会期:2017.9.19(tue)-24(sun)
時間:11:00-20:00(last day-17:00)

 

友人の島本氏が、アフリカのサバンナに通い、撮り溜めたライオンの写真を大判サイズで一挙大公開!
彼が愛情をいっぱいに込めて切り取った、大迫力で超イケメンのライオンたちの眼差しに是非囲まれてみてください♪
また、広島東洋カープを心底愛する島本氏。
優勝もすぐそこみたいだし?もしかしたらカープコーナーも設置される・・・かも!?

 

写真が好きな方、
アフリカが好きな方、
ライオンが好きな方、
カープを愛する方、
ただギャラリーの前を通り過ぎただけの方も、

 

是非是非、
お気軽に、写真展へ足をお運び下さいね!

 

写真展会場の詳細はこちら

 

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