パーフェクトガールの弱点
サンタ・クララを少し観光してから、次に目指すはバラデロ。
バスターミナルに戻り、バラデロ行きのシェアタクシー仲間を探すもなかなか人が集まらず苦戦したのですが、
ようやく2組の欧米人カップルをGETして、いよいよ楽園へ出発です!
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ちなみに、
キューバの長距離移動の選択肢として、
外国人専用の快適バスか、トラックを改装したような地元民の足、カミオンというものがあるのですが、
年末で長距離バスはチケットが取りにくく、
カミオンはバスに比べて格安だけど、乗り場や乗り継ぎ、乗り心地、全てにおいて非常に難易度が高いらしいので、
今回旅程がタイトなキューバの旅は、時間に融通の効く乗り合いタクシーを利用しています。
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本日の目的地バラデロはキューバ随一のリゾート地。
細長く突き出た半島にはメキシコのカンクンのように細長いビーチが28kmにも渡って続き、
海辺には宿泊施設や大型リゾートホテルが林立しています。
大晦日前日のこの日、
トリニダーから予約していたのは、
半島の最先端にほど近い4つ星ホテルMemories Valadero。
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サンタクララから出発したタクシーは、一組のカップルを別の街に降ろすために随分と遠回り。
バラデロのホテルに着く頃にはすっかり暗くなってしまいました。
予定ではもっと早く着いてのんびりするはずだったのに、高ーいお金を払った貴重な一泊分が~!
タクシーを降りてホテルのエントランスをくぐると、
レセプションの大広間にはバーカウンターが併設されていて、お酒を片手に談笑するグループやファミリーで埋め尽くされています。
その様子はとても4つ星ホテルとは思えぬ賑やかさとカオスぶり!
バラデロの高級ホテルのほとんどが飲食込みのオールインクルーシブを採用しており、
滞在中は、三食はもちろんアルコールも好きな時に自由にいただく事ができるので、
終日オープンしているバーは、このように常に人だかりが絶えないのでしょう。
館内マップ。
ブログに載せる用じゃなかったので雑な写真でごめんなさい!
Memories Valaderoは宿泊部屋の棟が独立して敷地内に点在しているので、
受付を済ませカードキーをもらうと、巡回カートに乗って自分たちの棟まで運んでもらいました。
広大な敷地内、灯りのない遊歩道は真っ暗で辺りの様子が全然分かりません。
ハバナでも街灯のなさに驚いたけれど、キューバって電気の使用量に規制とかあるのかな。
これはカートがないと辿り着けなかったわ。
私たちの番号の棟の前でカートを降りて、階段を上がってお部屋へ。
ドアをノックすると、
眠そうな顔をしたhiromiちゃんのお出迎え!
これで、4人目の仲間をGETです!!!
イースター島で出会ったhiromiちゃんは中学校の国語教師。
正月休みを利用して日本からキューバに飛んできてから、
お互いwifiカードを買って、ネットの不自由な中なんとか連絡を取り合っていました。
hiromiちゃんは今日のお昼にバラデロに着いて、
先にホテルにチェックインをし、ランチを食べて、海辺で読書をしたりお昼寝したり、
私たちを待ちながらのんびりと過ごしていたようです。
hiromiちゃんとも無事に合流を果たし、キューバで全員集合!
お部屋はこんな感じ!
4人なので2部屋を取らなければいけませんでした。
奥のラジカセがなんとも懐かしいけれど、バストイレも綺麗でいいお部屋。
この日の夜から翌日のお昼までMemories Valaderoを堪能したら、もう次のホテルへ移動です。
ああ、優雅にゆったりと過ごしたかったのに、
慌ただしすぎるーーー!
そんなメモリーズなバタバタホテルライフをダイジェストでお送りしますね!
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チェックインを済ませたら、
早速晩ご飯を食べに急いでレストランへ。
ホテルの中にはジャンルの違うレストランがいくつかあるのですが、ブッフェ以外は夕方までに予約が必要で、
遅くにやってきた私たちは予約が取れなかったので必然的にブッフェレストランへ直行です。
だだっ広いダイニングルーム。
ごちそうが乗ったブッフェ台。
「ハピニューイヤー!」
と陽気なシェフたち。
皿から溢れんばかりの料理と食い意地。
突然現れた踊り子たちを横目に、
改めて、異国の地での再会を祝し乾杯!
忘年会という名のもと、
胃袋のリミッターを外して料理を貪るガールズでした!
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夜はまだまだこれから。
イベントのタイムスケジュールをチェックして、
食後、ホールへ移動。
脇にはバーカウンターがあり、モヒートを飲みながらステージを鑑賞します。
くるくる変わる衣装と踊りで観客を飽きさせず、
予想以上に見応えのあるショウでした!
ショウが終わると講堂の外へ。
今度は野外ライブのスタートです。
スタッフのボーイさんに誘われてhiromiちゃんとサルサのステップを踏んでみたけれど、
ヘナチョコすぎて悲しくなった〜!
ご飯を食べてショウを見て、忙しい忙しい!
今日のお昼前、ゲバラゆかりの地巡りをしたサンタクララが遠い昔のよう!?
あっという間に深夜を回り、お部屋に戻ってシャワーを浴びてコテッと就寝です。
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次の日も早起きをして朝から行動。
まずは朝食ブッフェで腹ごしらえですね。
え?こしらえすぎ??
ところで、
昨夜は真っ暗すぎて外の様子が全く分からなかったのですが、
朝の光のもと、ようやくホテルの全貌が明らかになりました!
団地のように、あちこちに宿泊棟が点在しています。
敷地内に張り巡らされている、施設を繋ぐ遊歩道。
芝生には、南国ムードたっぷりのヤシの木がニョキニョキと生えています。
こちらは昨夜ショウが行われた講堂前。
野外ライブの噴水広場です。
こんな感じだったのね。
リゾートホテルに欠かせない存在、それは、屋外プール。
スライダーもありました。
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実は、昨日夕方頃には雲がムクムクと空を覆い強風が吹き荒れ、バラデロのお天気がどうなる事かと心配したのですが、
一夜明けてご覧の通り。
ピカピカに晴れてくれました!
プールでダンスエクササイズ。
通りがかった時には水着を着ていなくて参加できず、
これやりたかったねー!とkaorinと嘆き、
かわりに、
プール脇でkaorinと温泉卓球対決!
じゃなくて、リゾート卓球に興じました。
(写真は別人です。そりゃそーだ。)
他にも、
スポーツコートありーの、
ぬいぐるみショウありーの、
なんでもありのMemories Valadero。
子どもたちの熱い視線を捉えて離さないネズミ君とネコちゃん。
ホテルのマスコットゆるキャラでしょうか!?
そして、いよいよお待ちかね、
プライベートビーチへ!
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風を捉えながら空をかけまわるカイト。
目の前に広がる大西洋を眺めながら、
hiromiちゃんはデッキチェアでのんびり。
kaorinはセノーテで日の目を見なかったマイゴーグルを装着して海へ。
私は、
読書!
キューバに来る前にどうしても読みたかったヘミングウェイの老人と海、
まさかバラデロで出会えるとは!
hiromiちゃんが日本から持ってきていた本を借りて読ませてもらいました。
なんでも、hiromiちゃんがハタチくらいの時に付き合っていた彼から、当時「これを読むべし!」と渡された思い出の?一冊。
彼女にヘミングウェイを勧めるなんて渋すぎるわっ!
どんな文学青年なの!
キューバを愛し釣りを愛したアメリカ人の作家ヘミングウェイ。
まさにキューバの漁港を舞台に描かれたこの小説を、キューバの地で、といっきに読み上げた、
私の拙い読書感想文、以下。
<ネタバレあり>
若かりし頃腕利きの漁師だった老人。
おじいさんを慕う少年を引き連れて毎日漁に出るも、一匹も釣れない数ヶ月が続きます。
ある日老人は、少年を置いて、小船に乗って一人海へ。
じいさんの大冒険の始まりました!
全く釣れなかった日々が嘘のように、
巨大なカジキマグロに出くわし、
死闘の末に大マグロを仕留め、
獲物を狙うサメの群れと格闘。
結局、サメにマグロを全て食い散ぎられ、命からがら港に戻ってジ・エンドというお話なのですが、
読み進めるうちに、
これは過去の栄光と現実がごっちゃになった、おじいさんの妄想か夢の世界なのでは?と。
漁師としての勘はにぶり、すっかり衰えた老体。
数日間も飲まず食わず、海の上で大マグロやサメの大群とやり合う体力がとてもあるとは思えないのだけど、
孤独な海で魚と対峙するおじいさんは急に勇ましく饒舌。
現実感のないふわふわとした世界観。
スッキリしない読後感。
納得のオチやハッピーエンドなんて求めちゃーいけない、
これが文学というものなのでしょうか。
誰にも感情移入せず、物語にグイグイ引き込まれる事なく、
ちょっぴり退屈しながらも頑張ってなんとか最後まで読み終えた感じです。
文学とは縁のない私がサラーッと一度流し読みしただけの中身のない感想なのであしからず。
とんでもなく解釈が間違っているかもしれないし、なにか物語の奥に深いメッセージが込められていたのかもしれないし。
というわけで、
ヘミングウェイマニアの方、怒らないでくださいねっ?
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ひと泳ぎしたkaorinが爽やかな顔で海から上がってきました。
「あれ?harunaちゃんは?」
「それがさ、しばらく見ないんだよね。どこに行っちゃったんだろ?」
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harunaちゃんとはぐれた私たち三人は、ビーチを引き上げいったんお部屋に戻ることに。
荷物をまとめチェックアウトの準備をしていると、harunaちゃんが戻ってきました。
「全然見なかったけどどこに行ってたのー?」
「気付いたら隣のホテルにいたの!
ビーチを歩いていたらみんなの姿が見えなくなって、ホテルの中に入ったんだけど、
最初別の場所って気付かなくて、でもなんか雰囲気変わったなと思って受付の人に聞いたら、
違うホテルだったのー!」
「えーーーーー!?」
ひとつひとつのホテルの敷地はかなり広く、
ビーチで繋がっているとは言え、お隣のホテルまで結構離れてるよ!?
この一件で新事実が判明しました。
実は実は、
harunaちゃんは極度の方向音痴なのでした!w
いや、harunaちゃんってですね、
とても聡明で、英語はペラペラ、スペイン語もそこそこ話せるし、
いつも旅のプランを考えてくれて、率先して交渉はしてくれるし、私たちを先導してナビもしてくれるし、
超ーーーー頼り甲斐のあるしっかりした女の子なんです。
いつも頼りっぱなしで彼女の後をついていくばかりの私たち。
そんなharunaちゃんが方向音痴なんて、とても信じられないんだけど!?
「私、maps me(オフラインのGPS地図アプリ)がないととんでもない方向に行くから。
しかも自信を持って進んで行く道がだいたい反対方向なんだよね。」
そういえば。
思い返すとharunaちゃん、私たちをナビしてくれる時や街をうろつく時は片時もスマホを離さず握りしめ、
横にしたり逆さにしたり、スマホをくるくる回転させながら歩いてた、ような。
あれ、一生懸命maps meを見ていたのですね!
まさかビーチ伝いに隣のホテルまで歩いて、しかも別のホテルだという事に気付かないって、
それホンモノだわー!!!
面白くて可愛くて、ついついいじり倒してしまいました。w
ゴメンネ♪
あー面白かった!
ビーチ脇の露店で、トリニダーで買ったワンピースにぴったりのピアスを発見。
ブルー×オレンジ。
選べなくて両方買ってしまいました!
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お部屋をチェックアウトしてレストランへ直行。
最後のあがき、ブッフェランチを平らげて、
Memories Valaderoから次のホテルへタクシーで移動。
食べてばっかりで、まったく胃袋の休まる時がありません。
今夜の大晦日ディナーまでなんとかお腹を空かせなきゃーーー!!!
<検索キーワード>
バラデロ,ホテル,4つ星ホテル,高級ホテル,オールインクルーシブ,海,ビーチ,年末,サンタクララ,キューバ,世界一周
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