仏領ギアナ攻略法
南米の片隅にある小さな小さな団子三兄弟！？ギアナ三国の存在をご存知でしょうか？
訪れる旅人の少ない未知の国々を目指し、
ブラジルのベレンを飛び立ちました。
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窓を覗くとプロペラが見える！
そんな小さめの飛行機に乗って約2時間。
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フランス領ギアナという国にやってきました〜！
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フランス領ギアナ？
ギアナ三国？？
なんじゃそりゃ！？
ですよね。
私もそうでした。
南米の上の方にチョンチョンチョンと連なるギアナ三国。
元イギリス領、元オランダ領、現フランス領の三つの小国。
これらの国々になんの知識もなく、何があるのかも知らない。
つい最近まで国名もきちんと把握していなかったくらい！
それでよく来たよね！？という感じですが、
南米大陸を全制覇したい！
本当に、ただそれだけの単純な理由でギアナ三国を経由する事に決めたのです。
それから、あまり皆が行かないようなところに行ってみたいな、という好奇心も少々。
先人の旅の記録をチェックさせていただいたところ、
他の南米の国々とは全く雰囲気が違い、どちらかと言うとアジアやアフリカっぽい、らしい。
インドっぽくもある、とか。
？？？？？
なんだか未知すぎるギアナ三国、ワクワクしてきた！
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というわけで、
まず最初に足を踏み入れたのはフランス領ギアナ。
北海道ほどのミニサイズで、南米の中で最小国だそうです。
首都はカイエンヌ。
ちなみにこの国は南米唯一の非独立地域！
フランスの海外県となるので通貨もユーロです。
てことは私、人生初、おフランスに上陸したって事になる、のかな！？
でもここ、おフランスの優雅なイメージとは正反対。
もともとは先住民族が暮らしていたのを、徐々にフランス人が侵入していきカイエンヌの町を設立。
一時はポルトガルに占領されたそうですが、最終的にはフランスの海外県となりました。
フランス革命以降はギアナをなんと過酷な流刑地とし、囚人を次から次に本土から送り込み、
そのほとんどが終身刑で、
多くの罪人が故郷フランスの地を踏む事なくこの地で死んで行ったそうです。
「悪魔の島」と呼ばれる監獄の島も存在するとか。
なんだか、おどろおどろしいイメージですよね。
今回の記事の最後に、
私の経験や反省点を踏まえ、
フランス領ギアナの旅攻略なるものをご提案しますので、お楽しみに！？
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さて、
空港に降り立った私はまず街中へ移動しなければいけません。
ここで、噂には聞いていたフランス領ギアナの物価のえげつなさに早くも当てられる事になりました！
町までの移動手段はタクシ一択。
料金は一律40ユーロ！
単身でこの地に乗り込んできた身としてはタクシーをシェアする事もできないし。
でも、いきなり40ユーロの出費って痛すぎる！
けれども公共バスなどはなさそうなので、
空港のATMで現金を下ろし、仕方なく40ユーロで町まで運んでもらいました。
初っぱなから恐ろしすぎるよ、フランス領ギアナ・・・！
（後から聞いた話。
この国に訪れたという日本人の男の子二人の旅人に出会ったのですが、
私と同じようにベレンからやってきた彼らは、脅迫まがい！？のヒッチハイクを遂行したらしいw
おかげで、空港からタダで町まで移動できたとか。
ヒッチハイク、なるほどその手があったか。）
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まずは予約していたホテルに向かいチェックイン。
この国、安宿なんてものは存在しないのですよね。
探せばカウチサーフィンという手もあったかもしれませんが。
情報がほぼない中のギアナ三国初日という事でちょっぴりビビッていた私は、予めホテルを予約していたのです。
それが、こちら。
お値段なんと一泊75ユーロ也〜！
ひえぇぇぇ！
予約サイトではここが最安だったんだもん〜（泣）
もう、普通にホテルですよね。
この国には一泊のみでほぼ素通りするつもりだから、
（こんなお値段じゃ何泊もできないよ〜）
早速町歩きしなきゃ！
空港からタクシーで移動する間、
窓の外を眺めながらなんだか妙な違和感を感じていたのですが、
実際歩いてみると、
ここが首都とは思えないくらい、町が機能していない、そんなイメージ。
（カメラを構えて写真を取ったら道ゆくおばさんに危ないわよ！と注意された。）
ホテルのスタッフ曰く、カイエンヌの町のお店は12時から16時までクローズ。
長過ぎるシエスタです。
そのせいもあって、真っ昼間なのにシャッターは軒並み閉まっているし、人気も少ないし、
町全体が閑散としすぎているんですよ。
ここ、あまりよろしくないな、
と、直感レベルで肌身に感じるよからぬ空気。
久々に目にするアフリカ系黒人も多く、
彼らとすれ違う度にドキッとしてしまう。
もらった地図を片手に海沿いを目指していたつもりが、
道を間違えていたらしく遠回りになってしまったようです。
この雰囲気の中、無駄に歩きたくないよ〜。
一眼レフバッグを連れてきたのも失敗したな。
いつになく張りつめた緊張感で足早に歩きました。
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ようやく海に突き当たり少しホッとしました。
遠く広がる大西洋。
海沿いをずーっとお散歩します。
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16時をまわりお店がポツポツと開き始め、
町がちょっぴり賑やかになってきたなと思ったら、
やばそうなおじさんに付きまとわれたり、物乞いのおばさんに話しかけられたりして、
やっぱりここ、怖いって〜！
町歩きを切り上げて早々と宿に引き上げる事にしました。
今日はせっかく綺麗なホテル泊だし、お部屋でゆっくりしよっと。
本当は、ロケット打ち上げ基地のギアナ宇宙センターにも行ってみたかったけれど、
カイエンヌからちょっと遠いし、
公共交通機関はなさそうなので諦めました。
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夜になり、お腹ペコペコ。
そういえば、お昼は軒並みレストランが閉まっていて、今日一日何も口にしていません。
ディナーは町歩きの途中で見かけたベトナム料理屋さんに行きたかったけれど、
暗い中この町を出歩くのは命取りだから、
ホテル前の中華料理屋さんでスープ麺をいただきました。
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翌朝は6時40分にホテルをチェックアウトして、国境へ向かうシェアタクシー乗り場へ。
（快適ベッドの優雅な個室だったから、朝はノンビリしたかったんだけどな。）
お客さんがいっぱいになったら出発するシステムで、だいたいいつも8時頃に出発になるそうですが、
念のために7時には車に乗っていた方がいいというホテルのスタッフのアドバイスを聞いて、早めにやってきたのです。
けれども、
待てども待てども車内はお客さん私一人。
結局、満席になってシェアタクシーが出発したのは9時を過ぎた頃。
だったらホテルのベッドでゴロゴロしてたかったな〜。
と思ったけれど、
このタクシーを万が一逃したら、75ユーロ払ってホテルにもう一泊なんて無理だし。
ま、仕方ないか。
もちろん、この国境行き乗り合いタクシーも安定の高額で、
35ユーロ也！
本当に、お金がいちいち大量に飛んでいくフランス領ギアナなのです・・・！
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あまりこの国のいいところをご紹介できなかったのが心苦しいのですが。
高すぎる移動費や宿泊費をちょっぴり節約しつつ、効率良く回って観光も楽しめる、
そんなアイディアを思いつきましたのでご提案してみたいと思います♪
お役に立つか分からないのですが、
これからフランス領ギアナを旅する方へ、ちょっとでもご参考になれば！？
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＜uca考案！フランス領ギアナ旅攻略＞
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私と同じように、飛行機でカイエンヌinする方へ。
飛行機が着いた時間がお昼ちょっと過ぎで、スタッフは皆ランチに出かけていてもぬけの殻だったのですが、
空港にはズラリと、様々なレンタカー会社のカウンターが並んでいます。
そのうちの一つ、唯一スタッフがいたところで、参考までにレンタカーの値段を聞いたところ、
24時間レンタルでオートマ小型車が39ユーロ！
それに空港税？なるものがプラスされてトータル51ユーロ也。（空港税、なにそれ！？って感じだけど！）
町までのタクシーが40ユーロかかる事を考えると、51ユーロでレンタカー、悪くない！
ここで借りるかどうか真剣に悩みましたが、
地図を持っていなかったのと、ホテルを既に予約していたために、
トータルでかかる費用を天秤にかけて諦めました。
でも、例えば、
予めマップアプリでフランス領ギアナの地図をダウンロードしておいて、
空港に着いてレンタカーを借りれば、
タクシー代の40ユーロはカットできるし、
自由にドライブして、宇宙センターも行けちゃう！
そして、夜は車中泊でもすればホテル代も節約になる上に、かなり効率良くない！？
と私は思ったわけであります。
で、翌日はカイエンヌの町中のレンタカーオフィスで乗り捨てすればいいし、
会社によっては他の町にも支店がありそう。
その後スリナムを目指す場合、
もしも国境付近にレンタカー会社があれば、
空港から車を借りて、翌日お昼までに国境で乗り捨てできれば、これは一番シンプルで無駄がない！と思ったのですが、
国境付近にオフィスを構えるレンタカー会社はなさそうな気配、でした。
しっかり調べたわけではないので、もしかしたらあるところもある・・・のかも？
とにかく、このレンタカー&車中泊、
ガソリン代を考慮しても、
宿代や移動費差し引いて観光もできて、一石二鳥な気がするのですよね〜。
特に、二人以上で来られる方はシェアしてかなりお金を浮かせる事ができる！
どうでしょう？
私の体験と反省点から導き出した節約充実プラン。
どなたか是非実現してほしいな！
フランス領ギアナのレンタカー旅がうまく行ったら、記事に追記しますのでこっそり教えてください♪
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たった一泊でこの国を抜けて、
次はお隣スリナムを目指します！
＜検索キーワード＞
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