巨大プールが空から降ってくる!
個室からドミトリーに移るためにお引っ越ししたホステルは、予約サイトBookin.comでの評価の良さでチョイス。
コーヒーと甘いクロワッサンという、簡単ながらも毎日朝食が付いているし、スタッフも親切だしお部屋も綺麗だし、
評価通り悪い印象は全くないのに・・・初日から問題発生!!
★
★
腕がありえないほど腫れて・・・、
痒い、死ぬ程痒い、こんな堪え難い痒みは初めてだ!
見苦しくてスミマセン・・・(*´Д`)
大きく縦に載せるような写真じゃないんだけど、どうしても伝えたくて!!
このように、あっという間に全身虫刺され!
ブエノスアイレス暑いし、ずっと、蚊の仕業だと思っていたんです。
けれども、蚊にしては痒み成分が強いし腫れ方尋常じゃないし。
そもそも蚊の姿形が見えず、あの忌々しいプ~ンという音が聞こえない。
さらに、日に日に虫刺されは増えていき、
もしや、ダニ!?
いやいや、でも、この宿掃除は行き届いているし、シーツも真っ白で綺麗だし。
評価の高い宿でダニなんて発生するわけない。
て、あ〜〜〜毎日、体中が痒過ぎて辛い(泣)
そこへ、日本からLINEにて友人の一言。
「シーツじゃなくてベッドのマットレスにダニがいるんじゃない?」
目から鱗。
私、ダニ未経験だったから、そんなこと想像も付かなかったよ〜!
きっと、そうに違いない気がしてきた。
気付いた時には後の祭り。
よっぽど私の血が美味しいのか?体中が虫刺されと掻き跡と痣だらけ。
見るも無惨な姿になっていたのでした。
他のお客さんはそんなに刺されている感じしないのに~!
★
★
それからそれからとある日の事、
私のベッドの下段にチェックインしてきた、ガラガラ声の大柄なアルゼンチーナガール。
(私はドミに泊まる時、二段ベッドであれば大抵上段を陣取ります。
普通は下段の方が便利だし人気があると思うけれど。
自分の世界を作れる上段が好きなのです♪)
その子、チェックインしたその日から毎晩欠かさずクラブへ出かけ、昼の間中ずっと寝ているんだけど、
彼女がやって来て3日目の夜、その日ももちろん足繁くクラブ通い。
みんなが深い眠りに付く中、ドタドタッと騒音がして!
宿のスタッフに抱えられて彼女が部屋に戻ってきたのがなんと明け方4時!!
臭い。
部屋中がタバコと酒にまみれた強烈な臭さ。
しかも、デロデロに酩酊していてとても一人では歩けない状態!
カエルのようにひっくり返って私のベッドの下段に倒れ込んだかと思うと、ゲーーーと嘔吐しやがった!!!
最悪!!!!
私ともう一人、ドミに泊まっている女の子は別部屋に緊急避難。
もうやだ~(´□`。)
★
★
ダニと酔っぱらい。
そんなこんなの、久しぶりのドミトリー生活。
旅の初っぱなから洗礼を受けています。
★
★
★
さて!
★
★
今日もいつもの地下鉄に乗って。
私の宿の最寄りはインディペンデンシア駅。
ラインCの最終駅、レティーロで降車。
この日の目的地はレコレータ地区!
毎日気の赴くままに、好きな時間に外へ出かけ、
行きたいところへ行って、食べたいものを食べて、
たまらなく自由。
大好き。
これ、なかなか手放せないなぁ。
★
★
緑がいっぱいで公園や芝生が多く、
高級住宅街でもあるレコレータ地区は治安も良さげでお散歩に最適!
★
★
★
★
ちょっぴり見頃を過ぎたハカランダが、道ばたに紫の絨毯を作る。
自然を感じながら気持ち良くトコトコ歩いていると、
★
★
ものすごく強大なエネルギーが宿っていそうなパワースポットを見つけた!
★
★
樹齢何年だろう!?
神社の御神木クラスの木々がそこだけに生えて丸い結界を作る、とてつもなく不思議な空間。
★
★
地元の人たちにとってはただのなんでもない公園であるらしく、
学生たちが談笑したり、男の子がボールを蹴って遊んでいたり、
カップルが幹の麓で寄り添っていたり、おじさんがボーッとベンチに座っていたり。
私もベンチに腰をかけて、木のパワーをいっぱいに吸い込んで。
気が済むまでのんびりしてから、
レコレータ地区の中心地へ向かいました。
★
★
白亜が美しい教会にフラリと吸い寄せられて、
★
★
★
★
前回のヨーロッパの旅以来。
教会に入るのは久しぶり。
シンと静かで厳かな、外界から一瞬にして変わる神聖な空気。
教会に入って木のイスに座ると・・・、
★
★
眠くなる!
祭壇をホケーッと眺めていると、うつらうつら。
信仰心のない私は、街歩きの休憩スポットとして利用してしまう教会なのでした★
眠気と格闘しつつ、重い体を無理矢理イスから引きはがして、
教会をちょうど出るところで私に声をかけてきたおじちゃん。
彼の名はadam。
イギリス出身で、刑務所で働いているそう。
流れのままに二人で、教会のお隣、レコレータ墓地へ行くことになりました。
ここは、アルゼンチン中のお金持ちが眠っている高級墓地!!
歴代大統領やノーベル賞受賞者などなど。
★
★
あちこちに彫刻が並び、まるで美術館のよう!
自己主張の激しいアートなお墓がいっぱい。
そして、ここは巨大迷路のようでもあって、
自分たちがどこを歩いているのか、出口はどこなのかさっぱり分からなくなってしまいます。
突然、adamと宝探しスタート!!
探して探して、歩き回って、でも見つけられなくて、
エントランスで場所を確認してようやく辿り着いたのは、
元大統領夫人エバ・ペロン、通称エビータのお墓!
田舎で貧しい少女時代を過ごした彼女。
女優を目指しブエノスアイレスへ上京し、大統領夫人にまで上り詰めたアルゼンチンのシンデレラガール!!
そして、33歳という若さで短い生涯に幕を閉じたエビータ。
映画のようにドラマチックで激動の人生を生き抜く人たちは、どうして短命な人が多いのだろう。
それに引き換え、エビータより余計に生きている私は好きな事ばっかりやって、人様の役にこれっぽちも立てず、
なんて生ぬる〜い半生・・・(苦笑)
そんな、アルゼンチン人に絶大な人気を誇るエビータのお墓は、
想像よりも随分と小さく拍子抜けするくらい目立たないもので、
華やかな墓地の奥にひっそりと佇んでいるのでした。
お宝を無事探し当てた私たちはこれにてお墓巡り終了。
近くのバーのテラスで、これからパタゴニアを巡る私にうってつけのビールで乾杯!
ビールを飲みながら急にadamが、
「明日ここでショウがあるんだけど一緒に見に行かない!?
シルク・ド・ソレイユみたいなショウが格安で見られるんだよ!」
え!?
シルク・ド・ソレイユって、あの世界的に有名な?
まさかブエノスアイレスでサーカス?
まだアルゼンチンタンゴも見ていないんだけど。
んんん、ま、いいや!
なんだか気になるし、乗っちゃえ~!!
★
★
って事で、
翌日チケット販売の時間にadamと再びレコレータで待ち合わせ。
チケットは確かに安くて2,000円ちょっと。
FUERZA BRUTAというショウだそうです。
今夜のチケットを購入したら、開演時間までまだ5時間くらいあるので暇つぶしに近くの美術館へ。
★
★
立派な国立美術館はなんと入場料無料!
モネ・ゴッホ・レンブラント・ゴーギャン・シャガール・ピカソまで!!
彫刻、絵画、現代アート、なんでもありのカオスな様相!?
中は広くて見応えもあって、時間潰しにしては楽しめたかな♪
★
★
★
★
★
★
★
★
美術館付近には遊歩道、公園、広場、大学などがあって、ここもお散歩にちょうどいい。
カフェに入ってお茶したり、バーでビールを飲んだりしていたらあっという間に開演時間が近付き、
レコレータ墓地横の特設イベント会場へ戻りました。
★
★
本日のメインイベント、FUERZA BRUTA。
2000円で一体どんなショウが繰り広げられるのか!?
前情報もないままノリで来ちゃったけれど。
全く想像が付きません★
日本語のポスターを発見。
この団体、世界的に活動しているらしく、2014年には東京で公演を行ったらしい!
知らなかった・・・。
これって、実は有名なの!?
★
★
20時。会場の扉が開いて観客がドッと中へ。
座席なんてなくて、そんなに大きくない箱に人々がギュウギュウと詰め込まれている感じ。
DJブースもあってクラブっぽい雰囲気。
一体これから何が始まるの~!?
音楽に合わせて観客のボルテージが上がる中、
パーカッションのパフォーマンスからショウタイムスタート!
そしてすぐ頭上では、パフォーマーが空中ブランコのように振り子状態!!
空間全体がステージに早変わりでどこを見たらいいのか首が痛くなるくらい、めまぐるしく変化してゆくショウ!!
★
★
スタッフに誘導されて観客が強制的に押しやられ、簡易ステージが作られたと思ったら、
その上を男が猛ダッシュ、おびただしい紙吹雪が舞い上がる!
と思ったら、あれよあれよという間に壁づたいにラメのカーテンが張り巡らされ、
壁沿いをワイヤーに吊るされながら女性が空中ダンス!
★
★
★
★
突然観客にシートが覆い被さり、真っ暗になった途端シートが風で舞い上がってドーム型の天井に早変わり。
穴から人が落ちて来て。
もう、何が何だかわけわからない!!!
★
★
そして、ついにこのショウのハイライト!
一番圧巻だったのは、
★
★
空から降ってくる巨大プール!!!
★
★
★
★
★
★
透明のプールに張られた水の中を滑りながらパフォーマンス!
美女たちがびしょ濡れになりながら妖艶に動きまくる、超独特の世界観。
極めつけは天井から水しぶきが降ってきて観客もびしょ濡れ!
最後は演者たちが大集合して、ダンスとパーカッションでフィナーレ。
★
★
上記に書いた他にも、様々な、見た事のない演出と舞台セット、パフォーマンスが繰り広げられ、
ジェットコースターのような80分。
正直全く期待していなかったんだけど、
2,000円ちょっとで大満足!
空間を余すところなく使い切り、観客を取り込んで一体化してしまう圧巻のパフォーマンスはまさに「体感型」
間違いなく初体験の世界。
つまり、
かなり、かな〜り楽しめました!!!
★
★
後から調べてみると、主要スタッフはみなブエノスアイレス出身。
世界中を驚かせたこのフエルサブルータ、実はアルゼンチン発信のパフォーマンス集団だったのです!
ラッキーにも本場で見る事ができたって事♪
また日本で開催される機会があれば、FUERZA BRUTA、是非足を運んでみてください!
超オススメ!!!
※ちなみにこの何でもありの体感ショウ、写真や動画撮影までオールOKなのでした★
★
★
最後は近くのハードロックカフェでディナーして、adamとお別れ。
充実の二日間、とってもいい時間を過ごせたはず、なんですが!?
唯一苦労したことがあって・・・。
それは、adamとの会話!
イギリス出身だというのに、彼の英語がほぼほぼ聞き取れない!!!
意思の疎通がうまく図れず会話が噛み合っていない。
なんで!?何かがおかしい。
もしやと思い宿に帰って調べてみると、バーミンガムの訛りはかなり強くクセがあると分かり大納得!
イギリス人同士でも聞き取れない事もあるらしい。
そら、英語耳のお粗末な私が彼の訛り英語を聞き取れるはずもなかったわけだ。
バーミンガム出身のadamさん、コミュニケーションはかなり辛かったけれど、
素敵なショウに誘ってくれてありがとーーー!!!
<検索キーワード>
アルゼンチン,フエルサブルータ,FERUZA BRUTA,サーカス,シルク・ド・ソレイユ,ブエノスアイレス,ショウ,レコレータ地区
明けましておめでとうございます!
今年もどうぞ、フォトたびをよろしくお願い致します(´ω`*)
▼世界一周バナーポチッで、ランキングUP応援よろしくお願いしますm(_ _)m▼
にほんブログ村 世界一周ランキングに参加しています。
1日1回のCLICKが順位に反映される仕組みです。
応援よろしくお願いします!
クリックしてから表示が切り替わって、はじめてワンカウントとなるそうです!
ちょっぴり時間がかかるFBのイイネ気分で、クリックしていただけると嬉しいです♪