青春の鼻ちょうちん
アイルランド旅もクライマックス。
最後に訪れるのは、私が青春時代に出会って感涙したあの・・・。
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アイルランド第二の都市、南部マンスター州のコークにやってきました。
リー川の両岸に栄える街。
青空がよく似合って、どことなく南特有の明るさを感じます。
コークはアイルランドの教育の中心地で、総人口のうち10%を学生で占めるのだとか。
下校中の中学生かしら。
制服がパンツとスカートから選べるみたい。いいですね!
ああ、キラキラして眩しい。
青春時代、羨ましいぜっ!!!
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お散歩中、路地裏で見かけたエキゾチックなインテリアに足が止まります。
ここはインドカレーのお店でした。
大好物!
しかもこのランチプレートがなんと5ユーロ!
コスパ神!!!
あー写真見てるだけでお腹空いてくる。
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クロフォード市立美術館。
入場無料だったので立ち寄ってみました。
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葉っぱ隊。(古い?)
行きそびれたけれど大聖堂や公園、イングリッシュマーケットもあって、
清潔感があり治安も良さそうだし、
観光もいいけど、住みやすそうな街だなという印象を受けました。
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ただコークはあくまで中継地点。
この街を拠点に真に目指すアイルランドの最終目的地へ。
電車で日帰りトリップしてきました。
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コークから電車で30分、入江の町コーブ。
駅から中心地に向かって歩いて行くと、
わ、この町も素敵!
丘の上にそびえるバラ窓が気にります。
海沿いを歩き、
ぐるりと回り込んで丘の方へ。
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高台から見下ろすコーブは屋根の色が全体的に暗めのトーンで、
下から見るの町の顔と随分と雰囲気が違います。
一方、傾斜に立ち並ぶ三角屋根のおうちはこんなにもカラフル!
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壁一面に塗られた色がどれ一つとして隣と重なることはなく、
赤、青、黄色、緑、紫と多様な色彩が使われているのに見事に調和が取れているのです。
メルヘンだわ。
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コーブの町を見守るコルマン大聖堂。
クラシカルなゴシック様式の教会です。
1868年に着工してから完成までに47年もの歳月を要したのだとか!
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5月から9月の毎週日曜日にはカリヨンの無料演奏会が開かれるそうで、週末に合わせて来たかったなぁ。
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丘の上の大聖堂から町を一望すると、ここが入江の地形であることがよく分かります。
コーブは外の世界とアイルランドを繋ぐ重要な場所でした。
1845年から1849年にヨーロッパ全土を襲ったじゃかいも飢饉。
アイルランドの裕福な貴族や地主たちはほとんどがグレートブリテン島に住んでいて、
自分たちの食物を確保するのに必死でアイルランドを見放したために、
この頃の飢餓死によって人口が25%も減少し、多くの人々が逃げるように他国へ移住して行くのです。
1950年までの総移民数600万人のうち、250万人ものアイルランド人がコーブ港から世界中へ旅立ったのだそう。
貧乏な画家の青年ジャックも、海のはるか彼方に新天地を求めて豪華客船に乗り込んだのでしょうか。
1912年のタイタニック号沈没事故。
アイルランドのベルファストで建造された船はイギリスに移され、
乗客を乗せたタイタニックはサウサンプトンから華々しく処女航海の旅へ出航。
その後、フランスのシェルブール、アイルランドのクイーンズタウン(コーブ)に寄港します。
つまり、ここコーブは沈没前の最終寄港地。
最後の乗客123人を乗せて、ニューヨークを目指し大西洋へと航路を進めました。
(ジャックが乗船したのはサウサンプトン港だし、彼自身はアメリカ人という設定なんだけど!)
私がアイルランドの最後にコーブに来た理由。
タイタニック博物館「Titanic Experience」が一番の目的でした。
この映画には個人的に深〜い思い入れがありまして。
公開されたのがちょうど高校生の頃。
映画タイタニックは一斉を風靡し、当時私も映画館に足を運んで大スクリーンで鑑賞したのですが、
迫力の映像とストーリーに一瞬で引き込まれ、
こんな愛の形があるのかとピュアな?高校生の私は衝撃!笑
もう、泣きすぎて泣きすぎて!
大号泣しているのが周りにばれるのが恥ずかしかったので、
漏れそうになる嗚咽を喉の奥に無理やり押し込めて、垂れ流れる鼻水をすするのも我慢していたら、
プクーッと、人生で初めて鼻ちょうちんを膨らませました。
鼻ちょうちん。
漫画やアニメの中だけの現象だと思っていましたよ。
居眠りする時にのび太の鼻のところに描かれるあの風船。
デフォルメされた漫画的表現の一種。
実在したんです。
人は鼻から風船を膨ませることができるのです。
後にも先にも鼻ちょうちんを召喚したのはあの時だけ。
鼻ちょうちん記念日。
そういう意味でも?思い出深い映画です。
後に2本立てのVHSを買って何度も繰り返し見ましたよ。
(ビデオテープが時代感じる〜 汗)
そのくらい大好きなタイタニックですから、
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このミュージアム、個人的にかなりかなり楽しめました!
様々な数字が視覚的に表されていてその規模を想像してみたり、
ガイドさんの解説あり、映像あり、
展示物も充実していて、
小さな博物館でしたがかなり見応えありました。
ただ、このミュージアムは映画とは全く関係ありませんのでMy Heart Will Go Onは流れてはきません。
ジャックもローズも出てきません。
現実に起こったタイタニック号沈没事故の事実をありのままに伝える博物館です。
ところが、
最後のお土産コーナーで見つけてしまった例のアレ。
映画タイタニックと言えばの象徴的な重要アイテム。
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ローズが海に放った碧洋のハートネックレス。
シレーっと映画に乗っかってるー!!!
最後はツッコミで終わったTitanic Experienceでしたが、
総じて大満足でした。
しばらくタイタニックモードが抜けなくて、宿に戻ってからもネットで調べまくっちゃいました。
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アイルランドの旅はここコーブで終わり。
グレートブリテン島、アイルランド島、二つの島国を十分に満喫しました。
ダブリン空港から大陸へ戻ります。
※2017年9月の旅のお話です。
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