目標

ポピー

人によっては、黄色だったり紫だったり、緑だったりすると思うけど。

私の記憶の色は赤。
どこまでもどこまでも道を彩る、真っ赤なケシの花。



一年の始まりはいつも大きなものから小さなものまで目標を紙に書いて、
(まあ、それが継続できるか、叶うかどうかは別としてね!)
書き出したリストを眺めてはヨシッと気合いを入れる私ですが、
2017年の一番大きな目標は、前の年の結構早い段階から既に決めていました。

 

え?2017年って。
年を間違えてないかって?
前にも書きましたが、このブログはタイムラグがあってナンボ!
昨年の出来事をさも今現在体験しているかのように書くのがフォトたびの基本です!
(遅れに遅れてリアルタイムで書けない私・・・)

改めまして、これは2017年春のお話ですよー!
そこんとこどうぞよろしくお願いします。





日本にいたら知るきっかけなんてほとんどないその存在を、
初めて耳にしたのはいつだったか、ハッキリと覚えています。


あれは、トルコのイスタンブールに到着した日
ドミトリーで同室になった日本人の女の子が、
今年トライするんだ!と言っていた、その言葉を、
私は話半分に聞いていました。

 

それから、モロッコで出会って仲良くなった女性。
彼女は既に体験済みで、
へーそんなのがあるんだーすごいな〜。
と、自分とは全く別世界の出来事にただただ感心しながら彼女のお話を聞くばかり。

 

その後も、
日本では知り得なかったこのワードを、世界中を旅していると時々耳にすることになります。


中でも私の脳裏に最も印象を残したのは、南米で出会い仲良くなったhiro君。
彼もまた経験者でした。
体験や景色を大絶賛する彼の話を聞いていると少しだけ興味が湧いたけれど、
でもやっぱり、その時点でもまだ自分には関係のない事で。


実は、
いつ、何がきっかけで決意したのか、正直全く覚えていないのです。

よく、「インドに呼ばれた」というフレーズを聞くことがありますが、
これはもしかしたら、「呼ばれた」というのがぴったりかもしれないな、なんて。
気づいたら激しく恋い焦がれ、渇望している自分がいたのです。


明確な決断の時期は記憶にないけれど、
ブラジルのリオオリンピックを観戦していた時ぐらいにはもう心は決まっていた事だけは覚えています。
つまり、2016年の夏頃か、その少し前あたり。

 

情熱に火が付いてパッと炎が燃え上がるとすにぐに、
日本の友人たちや、旅先で会う人会う人全員に決意表明。
「私、来年はこれをやるんだ!」と聞かれてもいないのに伝え、
経験済みの旅人に出会ったら「ねえねえ、どうだった?」と体験談を聞きまくり、
ブログを探して読み漁っては少しずつイメージング。




ところで、少し話は脱線しますが、

 

直感で、これだ!とまず最初にドカンと雷が落ちて、
そのまま心がワクワクドキドキときめいて気持ちが高ぶったら、
その瞬間から周りの人たちに言いまくるのが私の性分。

 

例えば、世界一周。
旅立ち前は友人知人誰一人ほぼもれなく、
私が世界一周、世界一周とうわ言のように呟いていたのを聞いていたはず。
今このブログを見ている昔の友人がいたら、
あ、そういうえばuca、いつも言っていたな、と思い出してくれるはずです!?
特に世界一周に関しては年季が入っていて、この呪文を唱えて始めてから実現までに10年弱かかったから、
こいつ、いつも言ってるけど本当に行くのか!?と半信半疑だった人もいるんじゃないかな〜(苦笑)

 

私の半生を振り返ると、
大きな夢から小さな目標、今後の方向性まで、
思い返せば、漠然とでもこうしたいと思ったことが、その後、だいたいそっちに流れていくな、と。
今は逆の発想で、
これしたい!という情熱が湧き上がってきたら、
ああ、私の人生きっとそうなっていくんだろうなーと、
冷静と情熱の間を行き来できてしまう術を身につけたり、、、てなんのこっちゃ!?

 

何が言いたいかというと、
言霊パワーはやはり侮れません。
まずはめくるめく妄想からスタートして、それを声に出してアウトプットし続ければ、
決断力と行動力が付いてきて、
そっちの方にグイと引き寄せられる、何か見えない力まで働くんじゃないかな、と。
そんな気がします。


2016年の半ば頃にその事がふと降りてきて、
みんなに話しているうちに、
それが、2017年の一番大きな目標のひとつとなっていったという、
非常に前置きが長くなりましたが、これが経緯です。




ちょっとばかり焦らしましたが!?
それでは発表しますね!


2017年の目標は!


スペインの、サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路を歩く。

 

中でも世界遺産に登録されていて一番ポピュラーな800kmの道のり、カミノ・フランセス(フランスの道)に挑戦する。


カミーノ 地図 camino map

地図を拝借

スペイン北部の太い赤いラインが「フランスの道」です。

 

イエス・キリストの十二使徒の一人、聖ヤコブの遺骸が眠る、スペイン北西部のサンティアゴ・デ・コンポステーラ。
その聖地を目指してヨーロッパ中から伸びる道をEl Camino de Santiago(サンティアゴの道)と呼び、
11世紀頃から始まった巡礼の旅路に、現在は世界中から集まった多くの人々が、今日もカミーノを歩いています。
その目的は様々で。
もちろん信仰心により歩く人もいれば、
運動だったり観光だったり願掛けだったり人それぞれ。

私はクリスチャンではなく宗教にはめっぽううとい人間。
私をカミーノへ駆り立てる動機を一言で言えば「挑戦」

運動不足の怠け者、きつい事と努力が苦手で楽へ楽へと流される。
旅の間だってトレッキングも登山も極力避けてきたし、移動にすーぐタクシーを使う体力温存派。

 

そんな怠惰な私が800kmだなんて、想像もできない果てしない道のりを本当に歩き切れるの!?
日本では東京から広島くらいの距離らしいです。


挑戦する前からなんですが、
今回は正直、全く、全く自信がありません!!!!

 

途中で挫折するかも。
体が持たないかも。
怪我しちゃうかも。

 

未知の挑戦を前に、
弱気な自分がチラチラと姿を現すのですが、

 

たとえゴールできなくても、トライする事に意味がある、よね!?

と自分に言い聞かせて。
他人にも、決意表明とセットでこの言葉を必ず付け加えて、達成失敗の時のための逃げ道準備。w


でも、
できる事なら800kmを歩き切りたい。
やり切った暁には今まで見たことのない世界、価値観が広がるだろうな、と。
そんな希望と自分への期待も込めて。


昨年から温めていた目標に一歩踏み出すべく、スペインに飛んできたというわけです。


まあ、
こんなにも周りに言いまくってしまったからにはもう後には引けない、というのもある。
やっぱ挑戦や〜めた、とは言えない。
自らを追い込む、これも言霊パワーの恐ろしさ!




フォトたび第三章、スタートにして最大の挑戦。

 

カミーノに、呼ばれた。

 

サンティアゴ・デ・コンポステーラを目指して、
超絶運動不足の36歳が「フランスの道」を辿り、
800kmの、果てしなく長い長い道のりに挑み始めます。

 

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