March 24, 2015  Categoyr: └ EGYPT ( エジプト )

逃げた、追われた、捕まった!恐怖のイスラム死者の町

カイロ イスラム地区 ハン・ハリーリ

カイロにイスラーム地区というエリアがありまして、
そこに、「ハーン・ハリーリ」と呼ばれる広大なバザールがあるらしい。
な〜んかお買い物し足りない私は、市場を求めて行ってみる事に!


  

ハーン・ハリーリは宿から約3キロ程離れていて、歩いて40分くらいかな?
時間もあるし、カイロ散策も兼ねてのんびり歩いて行く事にしました。

  

カイロ イスラム地区 ハン・ハリーリ

ハーン・ハリーリへ続く道すがらも、延々とお店や露店が並んでいて、
冷やかしながら歩くのがとっても楽しい!!

  

カイロ イスラム地区 ハン・ハリーリ

撮って撮って〜ってオチャメなおじさんたち。親子かな?
オッサン同士のチューも、なんだか可愛くみえちゃう♪
これが日本人のおじさま同士だったら・・・んー、ちょっと想像したくありませんね(;´Д`)笑

  

カイロ イスラム地区 ハン・ハリーリ

ティッシュの売り子さん?が、
路上の隅っこに座り込んでコーランを読んでいる。
日本ではありえない光景。

  

イスラム 女性 チャードル

チャードルママさん。
珍しく、うちの子撮っていいわよ!のサービス♪

  

イスラム 女性 ファッション エジプト

そして、こちらはお買い物中?
頭に大きな荷物を乗せた女性。
美しい瞳が覗くそのベールの下は・・・て、想像を掻き立てられる!

チャードル女性、実は好きなんです。
ちょっと萌えます♪

  

大好きな海外ドラマ、SEX AND THE CITYの映画版パート2で、
4人がアブダビに旅行するんですけど、
そこで出会ったチャードルの女性たち。
彼女たちが家の中で真っ黒な衣装を脱ぎ捨てた時、
そこに現れたのは、ブランドものに身を包み目一杯お洒落をした、華やかできらびやかな美女たちの姿!!!
(若干うろ覚え)

  

ギャップって、たまりませんね(>艸<○)♪

イランで出会った上品なチャードル美女も、
その中身は露出度の高いセクシーなギャル(←死語?笑)だったしな〜。

「ナンパ橋とチャードルの下のセクシーな姿」をチェック!

  

ちなみに、SATCの中では、サマンサ推しのucaです。←どうでもいい。


お散歩、続けます。

  

道中はひたすらお店と露店の連続。
売り物は多種多様!

  

カイロ イスラム地区 市場

おもちゃ屋さん。

  

カイロ イスラム地区 市場

靴屋さん。
エジプトでモコモコムートンブーツって必要かしら!?

  

カイロ イスラム地区 市場

サンダル屋さん。

  

カイロ イスラム地区 市場

ひと昔前のオフィスにありそうな電話!

  

カイロ イスラム地区 市場

ラジオ??

  

カイロ イスラム地区 市場

生鮮、日用雑貨まで!

  

カイロ イスラム地区 市場

ありとあらゆる物が売られています。
ここを歩いていて揃わないものはありません★
言うなれば、青空スーパーですね!

  

カイロ イスラム地区 市場

「出血大サービスのタイムセールだよ〜持ってけドロボー!!!」

と、言っているかは定かではありませんが、
もう投げ売り叩き売り状態!?

奥様方も真剣ですっ!!

  

こんな風景の中を、キョロキョロしながら歩いていたら、

  

カイロ イスラム地区 ハン・ハリーリ

あっという間にハーン・ハリーリに到着です!

  

カイロ イスラム地区 ハン・ハリーリ

この中も、狭い路地に所狭しとお店が並び、
迷路のように入り組んでいて、なかなかカオス!

  

カイロ イスラム地区 ハン・ハリーリ


カイロ イスラム地区 ハン・ハリーリ


カイロ イスラム地区 ハン・ハリーリ

コスメ、薬局、日用品、洋服、お土産、スパイス、美術品。もう、何でもかんでもごった煮!!!

  

カイロ イスラム地区 ハン・ハリーリ

この優しそうなパパさん、実はランジェリーショップのご主人!(*ノ▽ノ)

女性ものの下着屋さんのお店もたくさんあったのですが、
みーんな売り子さんが男性なんですよ。
ちょっと物色しようもんなら、
「これは?これなんてどうだい?」
と、ブラジャーをワシャッと掴んで営業が始まりますから・・・。
落ち着いてゆっくりなんて、見ていられません。
パンツ欲しかったのにぃ(笑)

  

エジプト カイロ コシャリ

スークの中にはコシャリ屋さんなんかも。
お買い物に疲れた女性たちがちょっと休憩。無心にコシャリをかき込んでいます。
シチュエーションは違えど、日本のデパートと大差なし!?

  

物が溢れすぎていて、結局何も買わずじまいだったのですが、
見て歩くだけで楽しい「ハーン・ハリーリ」とその道中でした!



そういえば。

  

もう少し先まで歩くと、宿の番をしていた男の子に熱くオススメされた「死者の町」があったはず。

地球の歩き方を取り出して、地図を確認。
ここから1〜2キロ先みたい。

せっかくだから、足を伸ばして行ってみよう!

  

ハーン・ハリーリを出て、死者の町に向かって歩きます。

  

カイロ 死者の町 エジプト

この辺りは、そこら中に尖塔のミナレットとドーム型の屋根。
雰囲気のある町並みが広がります。

  

カイロ 死者の町 エジプト

私を撮って撮って♪
モデル立ちで次々とポーズを決める女の子。

  

カイロ 死者の町 エジプト

幹にペイントが施された木を発見!
可愛い模様だけど、どんな意味があるのだろう?

  

さらにテクテク歩いて行くと、

  

あ、見えてきた歩道橋!
あの橋の上から眺める死者の町が、雰囲気抜群だと言っていたはず。

  

階段を上がって歩道橋の端っこに立ってみると、

  

カイロ 死者の町 エジプト

確かに素敵!!

目の前には、まるでタイムスリップしたかのような、
おとぎの世界に迷い込んだような、アラビアンな町の景色!

  

カイロ 死者の町 エジプト


カイロ 死者の町 エジプト

緑の丸屋根とミナレットが可愛らしいモスク。

死者の町の中は閑散としていて、
一人で入ると危ないかも、と言われていたので、
歩道橋の上からうっとりと眺めるだけ。

随分遠くまで歩いてきたけれど、来て良かった。

  

カイロ 死者の町 エジプト

歩道橋の上には、学校帰りの男の子たち。

  

ところで、偶然、背景に写り込んでいた、
デニムを履いた背の高い男性、分かります?
ぼやけているけど。

  

ここからが恐怖の始まり。

  

この後、
あの男が私の方に歩いて来て、
そして、目の前に立ちはだかったのです!

  

え、何?

  

「★□●◎☆※○」

  

なんなの!?

何かを喋りかけているけど、分からない!

この人、耳にインカムみたいな物を付けて、スピーカーで誰かと連絡を取り合っている。

  

やだ、怖い。

  

英語があまり喋れないらしく、
アラビア語だからサッパリ分からないけれど、

でも、ついて来いって、言っているみたい。

  

どうしよう、怖いよ!!!


気付けば、歩道橋の上は私と彼、二人だけ。
助けを求める事はできない。

  

そしたら、突然グッと腕を掴まれて!

私は反射的に彼の腕を振り払い、走って逃げ出したのです!!!

今思うと、無謀なのですが。

  

元来た方へ、階段を駆け下りて、後ろを振り返らずに全力ダッシュ!!!
ただただ怖い。状況が理解できない。
無我夢中で走りながらも、頭の中は真っ白です。

でも、相手は大人の男性。
逃げ切れるわけありません。

もちろん向こうも全速力で追いかけて来て、

あっという間に追いつかれ、
ガシッと腕を掴まれたのです。

  

ああ、終わった。

心臓はドキドキバクバク。
この旅で一番の恐怖を感じている。

  

インカムで連絡をしていたから、
きっと、車なんかに乗せられて、このまま仲間のところに連れて行かれるんだ。

  

彼に腕を掴まれたまま、引きずられるように連れて行かれ、

道の角を曲がった先に現れたのは・・・









え!?

  

パトカーと、ポリスが二人!!!

  

「君、パスポートを出しなさい。」

  

警察だった・・・・。
マフィアじゃなかった!!

  

強ばっていた体の力が、フニャフニャと抜けていくのを感じます。

  

でも、どうして?
私、何も悪い事はしていないはず。
麻薬の密売かなんかと間違われて、このまま逮捕なんてされちゃったら、どうしよう。

別の不安が頭をよぎります。

  

常に携帯していて本当に良かった。
肩にかけて洋服の内側に仕舞い込んでいるパスポートを取り出しました。

こういう時、日本のパスポートに感謝する。
世界で一番と言っても過言ではないくらい、信頼性のある我が国のパスポート。
少しだけ強気な気持ちを取り戻します。
私にやましい事なんてないんだから!!!

  

この警官は英語を喋りました。

「君、写真を撮っていたね?何を撮っていたんだ。」

「歩道橋の上から、死者の町の景色を撮影していました。それだけです。」

「データを見せろ。」

  

ジャーナリストに間違われたら厄介だな。
ズッシリと大きな一眼レフを取り出し、全ての写真データを見せました。
ダハブ辺りから入っている、膨大な量の写真たち。

そして、スマホの写真まで、全て!

あぁ、これだけは見せたくなかった。
スマホの中には、私のセミヌード写真が〜〜(笑)

なぜなら、宿で体中を蚊に食われ、あまりのひどい刺されぶりを友人にLINEで伝えたくて。
それでつい昨日自撮りした、虫刺されだらけのセミヌード!
ばっちり見られました・・・。

  

ね?
分かった??
何もやましい事はないでしょ!?
死者の町の写真を撮りに来ただけなんだからっ!!!

  

二人の警官、全ての写真を確認して、ようやく納得してくれたみたい。
シロだって!!!

私を捕まえて連行したのは、どうやら私服警官だったようです。


こうして、3人から無事解放された私は、ホウッと安堵のため息。

  

それにしても、

  

もうーーーーなんだったの!ホントに!!!ヽ(#`Д´)ノ

この辺に、国や軍の施設なんかがあったのかしら?

各国大使館なんかもそうですけど、そういう国の機関の建物とかって、
絶対に写真を撮ったらいけないのです。

  

結局理由は分からなかったけれど、

さすがに今回は、

  

焦った。
怖かった。
もう駄目かと思った!!!

  

カイロの警察に一言。
あの私服警官の役、
お願いだから、英語が喋れて、状況をきちんと説明できる人材を配置してくれ〜ぃo(>ω<)o


ハーン・ハリーリのバザールを心ゆくまで楽しんだその直後に、
旅の(というか命の!?)ジ・エンドを覚悟した死者の街。

  

なんだか慌ただしい、そんなイスラーム地区の一日でありました。

  

<検索キーワード>
カイロ,ハーン・ハリーリ,死者の町,観光,お買い物,エジプト,世界一周

リアルタイムつぶやき、ucaのTwitter要チェック!?

▼世界一周バナーポチッで、ランキングUP応援よろしくお願いしますm(_ _)m▼

にほんブログ村 世界一周ランキングに参加しています。
1日1回のCLICKが順位に反映される仕組みです。
応援よろしくお願いします!

クリックしてから表示が切り替わって、はじめてワンカウントとなるそうです!
ちょっぴり時間がかかるFBのイイネ気分で、クリックしていただけると嬉しいです♪