ただいま
長旅の疲れもしっかり癒えて、
イグアスの滝とバードパーク(特にこちらw)を十二分に満喫したフォズ・ド・イグアス!
次の目的地はもちろん・・・、
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日本の裏側にある日本!
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バスに乗ってすぐの国境をまたぎ、パラグアイのシウダー・デル・エステへ。
そこからさらにバスを乗り継いで。
窓の外を流れる景色に、少しずつ懐かしさが増していきます。
ペールブルーの空一面には、天使の羽をめいっぱいに舞き散らしたような軽やかな雲!
少しずつ日が傾き始め、
空がほんのりピンクに染まり出す。
その色は徐々に深くなって、
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「キロメトロ、シンクエンタイトレース!」
車掌さんに促され慌ててバスを降りた53km地点。
道を挟んだところには、見慣れたSOSポステの看板!
ここで、
私は、
バスを降りた道路脇から固まって動けなくなってしまいました。
息を飲むってこういう事。
だって、
目の前。
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燃えるような空、
オレンジ色の光の筋が真っすぐ伸びて天を突き刺している。
雲の隙間から大天使様が降臨してきそうな!
あまりの神々しさに立ちすくんでしまう。
どうしてなんだろ。
パラグアイの夕焼けって、
どうして、こんなに美しいのかな。
前回見た夕焼けもすごかったけれど、
今日のはそれを遥かに越えている。
今までの旅の間、
様々な場所、シチュエーションで、それはそれは見事な夕焼けに数多く遭遇してきました。
サハラ砂漠、ナイル川、サントリーニ島、アフリカのサバンナ、モーリシャスの海、
その度に、あぁ今回が一番だって感動するんだけど、
一本の道路が伸びている以外は何もない牧歌的な風景の中で、
真っ赤に色付く空だけが圧倒的な存在感を放つ。
夕焼けをドラマチックに演出する海も街も砂漠もない、
ただただ、茜色に広がる空。
怖いくらいに綺麗・・・。
心ゆくまでシャッターを切り、
日が落ちるのをしっかり見届けた私は、道路を横断してSOSポステ看板脇のあぜ道を突き進みます。
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薄闇の中、
見覚えのある大きな建物のシルエット!
門の呼び鈴を押すと、
パタパタと足音が聞こえ、
出迎えてくれたお父さんとお母さん!
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「わぁ、おかえりー!!!!
よく戻ってきたね~!
こんなに短い間に、パラグアイから日本に帰ってまた戻ってきたなんて、信じられないよ!」
「おお!帰ってきたかぁ!」
「お父さん、お母さん、ただいまーーーー!!!」
手を取り合って再会を喜びました!
そう、「民宿小林」に帰ってきたのです!!!
なんだろう?
福岡のマンションに帰るより、この帰って来たただいま感(笑)
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「ucaちゃん~、惜しかったねぇ。
もう少し早く来れば良かったのに。
今日は夕焼けがすごかったのよ!
yukoさんと、
ucaちゃんまだかな~、こんなに綺麗な夕焼けが見られないなんて、もったいねぇ!
って話してたんだよ?」
「お母さん、見た見た。
ばっちり見たよ、夕焼け!
ちょうどバスを降りた時に夕焼けが始まったの!
写真を撮っていたからここに来るのが遅くなっちゃった。」
「わーーー見れたんだ〜!それはラッキーだった。
夕焼けがちゃんとucaちゃんの帰りを待っていてくれたんだね。
今日は特別にすごかったもの。
私はあの道路から見る夕焼けの景色が好きなんだよ。
あそこから見られて、ucaちゃん本当にラッキーだったねぇ!」
「ねぇお母さん、私、空を眺めながら思ってたんだけど、
どうしてパラグアイの夕焼けってこんなに綺麗なの?」
「いやいや、今日のはね、
私がここに住んで何十年も見て来た夕焼けの中で、一番だったよ!!!
あんな夕焼け見た事ないもの。」
「ええええ!?そうだったの?
お母さんが見てきた中で、今日が一番だったんだ。」
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私、ものすごくスペシャルな日にここに帰ってきみたい。
バスを降りた瞬間にベストタイミングを迎えた夕焼けショウタイム。
ああ、神様ありがとうっ!!!
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ドミのお部屋に通されて、
なんと、またまたビッグなサプライズが待っていました!
「sayaちゃん!
なんでここにいるの~!?」
「えええ!?ucaさーーーーん!!!」
ウユニ塩湖で同じ宿に泊まっていたsayaちゃん。
あまりの寒さに体調を崩してしまった彼女に、野菜スープを作ってあげたっけ。
でもあれって、
かれこれ1ヶ月半以上も前だったよ?
あの後sayaちゃん、イースター島を経由してパタゴニアを旅するって言ってたよね?
私はあれからアルゼンチンに抜けて、サルタからイグアスの滝を目指して。
全く別々の方向に進んで行った私たちなのに、
まさかこのタイミングで、こんなところで旅路が交差するなんて!!!
あまりにも偶然、奇跡的な再会を、
キャッキャとはしゃぎながら喜び合ったのでした♪
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それから、もう一つの再会。
私がここを出る前から民宿小林に宿泊していた長期滞在者のyukoさん。
彼女に頼まれていたお買い物の品々を、日本からどっさりと運んできていたのでした!
結構な大荷物になっちゃったけどw
無事お渡しする事ができて、
yukoさんものすごーーーく喜んでくれて、良かった良かったぁ^^
さらに、お母さんにも頼まれものをお渡しして。
桜えびやら塩昆布、それからハエタタキ!(笑)
ここに預かってもらっていたでか荷物のコロコロオスプレーを受け取って、
ひと段落したところでお父さんにお誘いいただき、
美味しい赤ワインボトルを二人で空けちゃいました!
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そしてようやくお待ちかね。
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みんなでテーブルを囲み、お母さん手作りのディナータイム♪
一日で一番幸せな時間!
次の日は、大好物のパラグアイスープを作ってくれました。
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あぁ、なんだか、
福岡に帰っていたのが幻だったみたいに、
以前ここへやってきた時と、何も変わらないな。
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民宿小林は相変わらず平和で穏やかで、
やっぱり犬と猫がいっぱいいて、
明らかに福岡やサンパウロとは時間の進む速度が違う、
自然たっぷりののどかな風景。
いつだって変わらずに、
旅人を優しく受け入れてくれる場所。
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あ、そんな中でもちょっとだけ変化が!
がんも、しらたき、しいたけ、みゆきの元気な子犬4兄弟が、
以前よりも明らかに大きくなっていました!
たった2、3週間でこんなにも変わるんだってびっくりするくらい。
子犬の成長は早いなぁ。
(人間の赤ちゃんの成長も早過ぎますもんね!)
異常気象でものすごく気温が下がっていたここ数日。
(だからあんなに空気が澄んで、夕焼けが綺麗だったのかも。)
あまりの寒さに身を寄せ合って、
4兄弟が無理矢理箱に入っている姿に、
萌えた♪
あんたら仲良過ぎっ!
可愛すぎるでしょうがーーーー!!!
それからそれから、
masaeちゃんが窮地を救った?チビ猫だいふくも、
元気そうで安心しました!
心なしか、この子も少し大きくなったみたい?
て、この写真はでか犬ココと一緒で、
さらに遠近法も手伝って全く成長が伝わりませんがw
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こうして、
再び民宿小林で過ごした、素敵な数日間。
本当はいつまでもここにいたいけれど、
旅立ちの日は必ずやってくるわけで。
実は私、
ここに来る前のフォズ・ド・イグアスで次の夜行バスの予約をしておいたのです。
数日後のバスのチケットを購入するなんて、
先の予定が固定されるのを嫌う私にしてはかなり珍しい事なのですが。
その理由は明確。
次に進むきっかけを作っておかないと、
居心地の良い民宿小林にズルズルと長居してしまい、
ここから出られなくなるのが容易に想像が付いていたから。
そうしたいのは山々なんだけど、私は先に進まなくちゃいけない。
南米の上半分、まだまだ行きたいところは山ほどあるし、この先待ち合わせも控えているし。
心を鬼にして、民宿小林を出ていくんだ!
でもね、もう決めているんです。
ここはリピート必須のお宿認定だから♪
必ずまた、ここに帰ってくる。
お父さんとお母さんに会いに、ね!
その時はもう少し余裕を持って、
1、2ヶ月ここでゆっくり過ごしたいな。
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今回の滞在もちょうど週末にかかっていたので、
土曜日は、お父さんに例のラーメン屋さんに連れて行ってもらって、
お買い物のお礼に♪ってyukoさんに、餃子とラーメンをご馳走になっちゃいました!
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翌日の日曜日はついにラストデー!
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この日はイグアス居住区で大きなバザーが行われる日で。
そのために、お父さんとお母さんは朝4時からせっせとお餅を付いて、
紅白あんこ餅を150個も準備していました!
(この宿には臼と杵があって、お父さんとお母さんは週に二回ほど、店舗出荷用のお餅をついているのです。)
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午前中は、お父さんお母さん、そして宿のお客さん総出でバザーへお出かけ!
イグアス居住区のだだっ広い空き地が、
今日はテントやテーブルで埋め尽くされて大にぎわいです!
食べ物コーナーも充実していて、
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あー、目移りする~!!!
アサードコーナーもあって、
豪快な串焼き肉にも惹かれたけど、
大好きなおうどんをチョイスしました♪
あと焼き鳥も!
(福岡に帰ってた時と、食べてるもの変わらな~い 笑)
もちろん物販コーナーも人だらけ。
これ、すぐ売り切れちゃうから早いもの勝ちなんです!
目を皿にして真剣に物色。
私の戦利品はこちらで~す!
お弁当、クッキー、和菓子詰め合わせ、ティラミス、ロールケーキ。
って、明らかに買い過ぎですよね?
この後移動が控えているのに!しかも夜行バス。
冷蔵庫に入れられないから、全部バスの中で平らげてやりますよ♪
あ、もちろん農協で、保存食用にと定番の羊羹も買っておきました!
保存って言っても、あっという間に食べちゃうんだろうけど。
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さて、私はここでお別れです。
イグアス居住区のバス停から、ブラジルのフォズ・ド・イグアス行きのバスに乗らなければいけません。
みんなはこれから宿に戻るのですが、
お見送りのために、バスが来るのを一緒に待ってくれました。
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バスが来た!
ついに、
お別れの時がやってきてしまいました。
みんな、さよなら!
元気で良い旅をね。
また、
南米か、日本か、
世界のどこかで会いましょう!
そして、
お父さんお母さんありがとう!
大好き!!!
この素敵な宿に、必ずまた帰ってくるね!
「またねーーー!バイバーーーーイ!!!」
大荷物を詰め込むと、別れの余韻に浸る間もなくさっさと走り出すバス!
窓から、みんなの姿が見えなくなるまで手を振って。
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地球の裏側に見つけた懐かしい日本。
ふるさとみたいなあったかい宿。
お父さん、お母さん、
あまり無理しすぎず、
いつまでも元気でいてね!
そう祈りながら、
心の宝箱に思い出をまたひとつしまいました。
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さて、
パラグアイから国境を越えて再びブラジルへ。
フォズ・ド・イグアスのバスターミナルに到着しました。
ここで出発時間を待って、
予約していた夜行バスに乗り換え次の目的地へ向かいます!
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私の旅はまだまだ続く。
私は前に進みます!
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