April 23, 2016  Categoyr: └ CHILE ( チリ )

ついにご対面!ラピスの鉱山

チリ ラピスの鉱山

仕事で鉱山へ向かうDigardoのお誘いを受けて、Tulauhenの山の麓から車で2時間。
アルゼンチンとチリの国境近く、標高3,500m地点。

ついにラピスの鉱山にやってきました!



チリ ラピスの鉱山

ほら、ポテチの袋がこんなにパンパン!
ペットボトルも。
標高の高さを物語っています。

 

チリ ラピスの鉱山

鉱山の手前に、作業員の仕事の拠点となる建物が。

 

チリ ラピスの鉱山

真っ赤な屋根の小屋は、
棟ごとにドミトリー、シャワートイレ、キッチンとダイニング、作業室などに分かれ、
発電も問題なし!
とても綺麗で快適に生活できそうです。

 

チリ ラピスの鉱山

Digardo、山道のロングドライブお疲れ様でした!
お茶を飲んでしばし休憩。


さあ、ラピスのところへ行ってみようか!

 

再び車に乗って移動。

 

チリ ラピスの鉱山

鉱山の前にはブルドーザーや大きな機械。

 

そして、

 

チリ ラピスの鉱山

目の前にそびえる、青く染まる断崖!

ついに、ラピスとご対面です!!!

 

チリ ラピスの鉱山

ラピスの鉱山は現在アフガニスタンとチリにあって、
アフガニスタンは戦争で封鎖中。
世界中でラピスが採れるのは実質ここだけという、大変希少でレアな場所なのです!

 

チリ ラピスの鉱山

もちろん足元にも原石ゴロゴロ!

 

ラピスって水に濡れるとさらに青が濃く輝くそうで、
Digardoがボトルの水を石にかけると、

 

チリ ラピスの鉱山

わぁ、ほんとだ。
絵の具みたいに鮮やかな青になった!

 

チリ ラピスの鉱山


チリ ラピスの鉱山

自然の色とは思えないほど、
水を得て毒々しいほどに発色するラピスブルー。

綺麗・・・。

 

チリ ラピスの鉱山

あっちにチョロチョロこっちにチョロチョロ。
気になる石を見つけてはお水をかけて、艶めく青の美しさにうっとりするのでした。

ちなみに、
青い部分をラスリータ、
グレイの部分をアンデスィータ、
白いラインをカルシータと呼ぶそうです。

 

チリ ラピスの鉱山

これは、ラピス・・・じゃない!?
不思議な緑色の石。

 

チリ ラピスの鉱山

金箔のように輝く岩も。



チリ ラピスの鉱山

鉱山の一角に気になる洞窟を発見しちゃいました!

ドリルで穴を開けダイナマイトを爆発させながらラピスの原石を発掘していくので、
ここも人工的に作られた洞穴のようです。

 

チラリと中を覗いてみると・・・、

 

チリ ラピスの鉱山

ワオ!!!
これぞまさしく青の洞窟。

入りたいな。
中見たいなぁ〜。

 

Digardoを呼んで聞いてみたら、中まで連れて行ってくれる事に!
どこまで優しいんだDigardo!!!

 

チリ ラピスの鉱山

Digardoの懐中電灯のみを頼りに洞窟を歩きます。

 

中は予想以上に奥深くて、もちろん真っ暗!
何も見えない。
地面は水が浸っているところもあって、足元に気を付けながら少しずつ前へ。

 

チリ ラピスの鉱山

Digardoが壁に灯りを向けると、そこだけ青い世界がフワッと広がって、
とても神秘的。

 

チリ ラピスの鉱山

湿った洞窟の中だからか、外よりも青が濃い気がする。

 

チリ ラピスの鉱山

足元にもラピスがザクザク!

 

チリ ラピスの鉱山

しばらくDigardoと探検を楽しみ、
ラピスの洞窟を出ると、


チリ ラピスの鉱山

DigardoのボスRaulが鉱山に来ていました!

これからミーティングタイム。
そうなんです、Digardoは仕事中なのです!
それなのにどこぞの馬の骨とも知れない謎のアジア女に付き合ってくれて、
申し訳ない・・・。

 

Digardoの仕事内容は調査なのか、発掘なのか、イマイチ理解できず。
お互い言葉があまり通じくて。

彼の会社の名前は、
Las Flores de Los Andes S.A.
という事だけは分かりました。
「アンデスに咲く花」という美しい名前です。

チリにはラピスの会社が二つあって、もう一つはLapis Chile。
そのまんまですね。
山の向こう側がLapis Chileの敷地らしく。
そういえばここに来る途中にLapis Chileの分かれ道があったのを思い出しました。

 

チリ ラピスの鉱山

お仕事の邪魔しないように、あとは一人で散策。

 

チリ ラピスの鉱山


チリ ラピスの鉱山


v

そしてせっせとラピス拾い。




みなさんのお仕事が一段落してランチタイム。
なんと、私もお誘いいただきました!

 

チリ ラピスの鉱山

小屋の中で作業員の皆様と一緒にお昼ご飯。

 

チリ ラピスの鉱山

調理担当のスタッフさんが作ってくれました。
チキンと、野菜の煮込みとご飯。
美味しい~~♪



ランチの後Digardoの仕事が終わるのを待って、またまた絶景の道を下ってTulahuenに戻りました。

あぁ、至れり尽くせりの幸せな一日!


チリ ラピスの鉱山

こちらは鉱山で拾い集めた本日の戦利品たち。

 

チリ ラピスの鉱山

お水をかけるとやっぱりさらに綺麗。

(こうして荷物は順調に増えていくのです♪)




そして、


トゥラウェン レストラン

この日の夜はDigardoとボスのRaulと三人で、
Paulinaの食堂でディナー。

 

トゥラウェン レストラン


あの山で採れたラピスはその後どうやって宝石の形になるの?と聞いてみたら、
ほぼ中国に運ばれるとの事!
チリには貴重な鉱山があって石を採掘する事はできるんだけど、
宝石を取り出して磨いたりアクセサリーにする技術がないらしく。

てことは、チリで商品として売られているものは全て逆輸入品なのでしょうか?


チリ ラピスの鉱山

地球が生み出す神秘の青にたっぷり酔いしれた一日。

宇宙に浮かぶ小さな命の惑星。
ラピスの青って、まさに地球みたいな色をしている。


ラピスの鉱山に行きたい!
その願いを叶える事ができて、


そしてもうひとつ。

 

私には、Tulahuenでやるべき大切なミッションがまだ残されているのです。

 

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