こんな息子が欲しい
グアテマラの山奥にひっそりと佇む辺境の村。
山々の緑と、咲き誇る花と、色鮮やかな民族衣装。
そこは、時が止まったままの桃源郷。
★
★
シェラから乗り継ぎを繰り返しやってきた、トドス・サントス・クチュマタン。
秘境、とまでは言わずとも、
だいぶ人里離れた山脈の奥に位置する村。
マム族が今もなお昔ながらの伝統を守り暮らしています。
★
★
宿泊したCasa Familiarは、バスを降りたところからほんの少し小高い場所にあり、
バルコニーからは山あいの村の景色が望めます。
個室のお部屋にはベランダもあり、清潔で居心地の良い宿だったのですが、
標高の高さのせいか、どんより曇り空のせいか、ここにきていっきに気温が下がり、
あまりの寒さに夜はなかなか寝付けませんでした。
パナハッチェルにほとんどの荷物を置いてきているので、まともな防寒具を持ち合わせていないのです。
毛布にびっちりくるまってもガタガタ震えが止まらないほど。
★
★
ところが、
翌日は一転ピカピカのお天気で、昨夜の寒さが嘘みたいな暖かさ!
急激な気温差に体調を崩さないといいけど。
でも、晴れて良かった。
絶好のお散歩日和には間違いありません!
この日は村が一番活気づく土曜市。
カメラ片手に早朝から村へ繰り出します。
ホテルの目の前の路地にもテントが所狭しと張られ、売り物がぎっしりと並べられていました。
昨日は何もないただの小道だったのに!
★
★
★
★
小さな村中が青空市場に早変わり。
朝のかなり早い時間から売り場を設営するのでしょう。
昨日はかけらもなかったもの!
賑やかな市を練り歩くだけでワクワクします。
ところで、
トドス・サントス・クチュマタンは、今まで訪れたどの村とも決定的に違うものがありました。
それは、
★
★
男性の民族衣装着用率!
今まで訪れた村は麗しき女性たちが主役でしたが、
ここではどちらかと言えば男性に目がいってしまいます。
老若男女、みーんな村の伝統的な衣装を身に付けているのでどこを切り取っても絵になる!
ゆえにシャッターを押す手が止まらない!
しかも、写真を撮られる事を好まないマヤ民族の方々ですから撮影はなるべく手短にササッとが基本、
後ろ姿ショットがどうしても多くなりがちでしたが、
トドスの村人はカメラを気にしないどころか、にこやかに笑顔で写ってくださる方も多くて!
(もちろん嫌がる方もいらっしゃるのでそこは臨機応変に、ですが。)
辺境の地なので観光客が少なく、カメラを向けられることに警戒心が薄いのかもしれません。
全てがフォトジェニックすぎて、振り返ると写真の枚数がかなり膨大になってしまいました。
というわけで、
今回は、これでもか!と畳み掛けるように、
たっぷりの写真をお送りしていきたいと思います!
★
★
さて、
着用率ほぼ100パーセント!?のこの村の男性陣の衣装ですが、
大振りの襟と袖もとに華やかな刺繍が施されたストライプの白シャツに、
赤地にストライプのズボンに黒い腰巻の飾り、
青いベルトが巻かれた白ハットが基本形。
これをベースとして、
セーターやポロシャツ、パーカー、ニット帽などと合わせてカジュアルに着崩す人も多いようです。
着こなし方は人それぞれですが、
★
★
ご覧の通り、かなりの民族衣装着用率ですよね!
工事現場のお兄さんたちだって、作業着にも赤ストライプのズボンにハット。
全くぶれません。
男性がここまで皆一様に民族衣装を身につけている村は、今のところ他はどこにも見かけませんでした。
かなりレア。
しかも、
★
★
大人はもちろんのこと、
(笑顔がキュートな歯抜けおじちゃんw)
★
★
若者も、
そして、
私の大好物、
チビッコの民族衣装姿!
ちっちゃな男の子たちも、ちゃーんとミニサイズを着こなしているんですよ!
★
★
★
★
★
★
民族衣装を着せられた幼い女の子たちにかなりときめいてきた私ですが、
男の子たちも萌える♪
日本で言うところの、
七五三のお着物や袴を着たおチビちゃんたちに、
無条件に甲高い声をもらしてしまう、あの感じと一緒です。
「わぁ!かわいいねぇ!!!」
って。
子ども用の衣装だって大人と全く一緒。
サイズが違うだけで、襟や袖の刺繍も手抜きなく美しい。
幼い頃から本物を身につけています。
その姿が新鮮で、
トドスではついつい男性にフォーカスしてしまうのですが、
★
★
もちろん女性だって美しい。
トドスの女性陣の衣装は、
華やかなウイピルを引き立てるシンプルな藍色ストライプの腰巻き。
松田聖子もびっくりの、ド派手ブリブリなおリボンを髪に編み込んだおばちゃまたち多数!
★
★
男性と同じ、青ベルトの白ハットを被る女性も。
この帽子ですが、
普通に売られています。
帽子コレクターの私としては一つ購入しても良かったのだけど!?
見た目とは裏腹に、これ、硬くて重いんです!
持ち運びにかさばるのであっさり諦めました。
プレハブ小屋の中の民芸品コーナーは、
★
★
色でいっぱい。
村人たちが肩から斜めがけしているカラフルなショルダーバッグは、
この村の男たちによる手作りなんですって!
トドスでは、編み物は女性だけでなく男性の仕事でもあるようで。
彼らの襟元に施された色鮮やかな編み模様が見事なのも頷けます。
★
★
★
★
★
★
★
★
★
★
★
★
ゆっくりと時間をかけて市場を散策したあとは、
ちょっぴり気になるあの広場へ。
★
★
宿泊しているCasa Familiarの屋上から見下ろせる、
教会手前の、ちょっとした公園のようになっている建物の上のスペース。
写真の左下、分かります?
柵にもたれかかってずらりと並ぶのは、
村の男たちです!
何をするでもなく、お隣さんと会話を交わすでもなく、
ただひたすらじっとして、
柵越しから下の道路を眺めている男たち。
彼ら、もしかして・・・、
暇人!?
いや、確かに、
娯楽が極端に少なそうな小さな村ではありますが、
何が楽しくて、土曜日の真っ昼間から微動だにせず、大の大人たちが一列に並んで突っ立っているのでしょう。
道路ではイベントやお祭りが開催されているわけでもなし、
喜び組のような、
はたまたブラジルのサンバのような美女たちのパレードが通りを練り歩いているわでもなし、
彼らの視線の先は、
なんの変哲もないただの道路ですよ?
シュールすぎる謎の整列でした・・・。
★
★
この広場、もうひとつ興味深い光景が。
ベンチに腰掛けたおじさまたちの靴を真剣に磨く、
働き者の少年たち!
この広場は男たちの憩いの場であり、暇つぶしの場であり(?)、
靴磨きの広場でもありました。
少年たちの手さばきには無駄がなく鮮やかで、
スピーディーにあっという間に靴を磨き上げてゆく。
その巧みの技に関心しながら見惚れていました。
小さいうちからこんなに働いて、なんて偉い子たちなんだろう!
おじさまたちも、自慢の革靴がピカピカになってご満悦の表情。
なんてったって、
トドスの男たちの足元はかなり攻めのファッション!
ホストも真っ青?
つま先の細くとんがったレザーブーツなんかをサラッと履きこなしてしまうのですから。
(ホスト=とんがり靴、完全に私の偏ったイメージです。)
そんな靴磨きの様子を眺めつつ写真を撮っていたら、
大砲のような私のカメラに気付いた男の子。
手は休めずも、
こちらを意識して、思わずはにかみ笑顔がこぼれます。
ついに、
視線いただきました!
眩しい笑顔にオバチャンのハートはズキュンと打ち抜かれたわ〜!!!
可愛い。
可愛すぎるぞ少年!
息子に欲しいっ!
★
★
桃源郷のようだと言われているトドス・サントス・クチュマタン。
女性だけじゃなく、民族衣装を纏った男性もが魅力的な村。
辺境の山奥の村まで足を運んだ甲斐がありました。
★
★
怒濤の民族巡りもいよいよラストスパート。
明日の日曜市を狙って、またまた次の村を目指します。
ところが、
なにやら異変が!?
<検索キーワード>
トドス・サントス・クチュマタン,シェラ,バス,土曜市,民族衣装,ホテル,安宿,おすすめ,マム族,グアテマラ,世界一周
結構マメに更新してます!リアルタイムはInstagramでチェック!Follow Me♪
Instagram @uca0319要チェック!
▼世界一周バナーポチッで、ランキングUP応援よろしくお願いしますm(_ _)m▼
にほんブログ村 世界一周ランキングに参加しています。
1日1回のCLICKが順位に反映される仕組みです。
応援よろしくお願いします!
クリックしてから表示が切り替わって、はじめてワンカウントとなるそうです!
ちょっぴり時間がかかるFBのイイネ気分で、クリックしていただけると嬉しいです♪