直感が頼り!世界遺産のチェルニウツィ大学
ウクライナ国旗カラーの花束。
リヴィウから次に目指す街「チェルニウツィ」への電車は一日1本のみ。
現地夜着はできるだけ避けたいのですが、選択の余地無く、街に着いたのは夜の10時半。
駅の外は暗く、人もほとんど見当たりません。
予約していた宿までは、歩いて20分程かかりそう。
とりあえずお腹が空いて仕方がなかった私は、こんな時間まで開いていた駅前のレストランで、ピザを丸々一枚食べて腹ごしらえ。
お店を出る頃には深夜0時近く。
重~いコロコロを引きずりながら、宿を目指すべく夜道を歩き始めました。
ほどなくして、車が私の横にピタリと止まり、ウィンドウが開きました。
「どこへ行くの?乗せてってあげるよ!」
と声をかけてきた運転席の男性
「大丈夫!歩いて行ける!」
「暗くて危ないから。荷物も大きいし、ホラ、乗りな!」
しばらくこんなやり取りをしながら、私は本能の嗅覚をクンクンと作動させています。
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よし、この人は、大丈夫そう!
GOが出ましたv( ̄∇ ̄)
完全に根拠のない直感です(笑)
私はいつも、だいたいフィーリングや直感で判断でします。←時として危険!?
計画的に物事を進めるのも意外と大好きな私ですが、
瞬時に選択を迫られる事の多々ある旅では、直感に素直に従うのも方法のひとつ♪
「ここが、予約しているホステルなの」
車の外から彼に地図を見せました。
「ちょっと遠いから、乗って行きな!」
乗るっ!お願いしますっ!!
・・・結果、とっても親切な人でした♪
宿の入口が分かりにくかったのですが、一緒になって探してくれて、
重たい荷物も、2階のホステルのレセプションまで運んでくれて!
ウクライナ人、優しいわぁヽ(´∀`。)ノ゚
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無事ホステルに辿り着いたものの、こんな深夜に申し訳ないな。宿の人起きてるかしら?
チェックインしようと扉を開けてリビングに入ると、
こんなところに日本人!!!
地球の歩き方にも載っていないチェルニウツィの、数ある宿のこのホステルで、
まさか日本人に会うとは・・・!
(そもそもウクライナは、ガイドブックのロシア版の巻末に、ちょこっと添えられているのみ。)
逆にオーナー夫婦は、お客さんと一緒にクラビングに出かけているとの事(笑)
勝手にドミトリーの空いているベッドを陣取って、
夫婦が帰って来るまで彼とおしゃべりしていました。
そんなチェルニウツィのはじまり。
街自体はとりたてて特徴もなく、←失敬★
ブルーの建物があったり。
可愛いピンクの教会があったり。
見所が特にあるというわけではないのですが、
この街のハイライトは何と言っても。
チェルニウツィ大学!
なんと世界遺産に登録されている大学なのです!
1882年に完成したこの建造物群は、聖職者の住居や修道院、庭園などからなり、
今は大学の校舎として使用されています。
takayuki君曰く、
ここはガイドさんを付けて回った方がいい。
知的美人な女性がガイドしてくれるから♪
・・・という事で。
ガイドしてくれるのは、こちらの大学の学生さんでもあるインテリ美女、ハーリャさん。
(実物は写真の100倍美しい!)
彼女は2度目の大学生。
以前は経済学を学んでいたけれど、今は入り直して、心理学に専攻を変えたそう。
とっても分かりやすく興味深い説明で、大学内を案内してくれました♪
まずは、一番古いメインチャーチ。
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数々のイコンや天井のパターンが美しい!
入口ゲートから見て正面にそびえる建物の中へ移動。
「大理石の間」と呼ばれるシャンデリアがゴージャスな講堂は、
年間を通して様々なイベントや祝賀会、ダンスパーティーなどが開催されるホールです。
5月には、ウクライナの伝統的な民族衣装を着たパーティーが開かれるそうで、
きっと、とても華やかでしょうね!見てみたいなぁ!!!
しかし、昨年は内戦の影響で、ほとんどのイベントがキャンセルになったそう。
とても残念な事、とハーリャさんは長い睫毛をふせながら、悲しそうに言いました。
講堂を挟んで両側にある2つのホール。一方は、「青の間」
作業する学生さんたちがチラホラいて、
展示会も行われていました。
宗教画や、
伝統工芸品。
刺繍。
とても若い学生さんたちが作ったものとは思えない程、完成度の高い作品ばかり!
講堂を隔ててもう一方のお部屋は、ミーティングなどに使われている「赤の間」
昔は、壁紙がオールシルクだったそう!
写真には写っていないのですが、
オーストリア・ハンガリー帝国の皇帝フランツ・ヨーゼフからの贈り物である大きな鏡があります。
ちなみにこの大学は、Josef Glavkというチェコの建築家が設計したもので、
なんと当時29歳という若さ!
生涯100以上のプロジェクトを手がけたという、才能溢れる建築家だそうです。
美人なハーリャさんのおかげで、
特に興味もなく期待していなかった大学見学が(笑)思いのほか楽しめました♪
夜はtakayuki君とディナーしに行ったり、
ほんっとに期待してなかった分、←何度も言う(笑)
予想外に充実したチェルニウツィでした!
以前旅友とも話していた事なのですが、
前情報がすごかったり、期待が膨らみすぎている場合は、
実際行ってみると、あれ?こんなもんか・・・と肩すかしを食らう事も多いのですが、
全然期待してない場所を訪れると、なかなか素敵だったり、思わぬ出会いがあったり、想像以上に楽しめたりして!
感動が待っていたりするものなのです♪
映画なんかもそうですよね!
何事も、期待しないって意外と大切(o´ω`o)
女子大生、いい響きです♪やっぱり美女率高いよ〜ウクライナ!!
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最後に、チェルニウツィで泊まった安宿、Tiu Hostelsファミリー!
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ホステルのオーナー夫婦。
ロンドン出身マーカスとウクライナ美女でめちゃくちゃ気の強い奥様ルバ、
(完全に尻に敷かれているようです!)
ヤンチャで可愛い二人のベイビー、ニック!!
とても居心地良く、ゲスト同士が交流しやすい宿なので、
チェルニウツィに行かれる方は是非♪
マーカスが、次に移動する街 カミャネッツ ポディルスキー(舌噛みそう★)のホステルを紹介してくれました。
もともと彼が経営していたのを、最近アメリカ人に売ったというLuba’s Hostel。(奥様の名前♪)
マーカス曰く、オーナーのアメリカンはアジアを旅するマリファナ好きのヒッピーのジョー。
ど、どんな人なんだろう・・・(°◇°;)
とりあえず、宿も確保できたし、次の街に向かいます!
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モロッコ大興奮中♪行く前からいいフィーリングあったけど、すぐにはまった!
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