【カミーノ8】Re Start
新たにGETしたパートナー。
再びカミーノを歩きたい!そんな熱い思いを足元に託して。
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<カミーノ8日目>
膝を痛めて歩けずに、安静にしていたパンプローナ滞在3日目。
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その日の夜、sakiちゃんがLINE電話をくれました。
あまりにも心配でパンプローナに一度戻ろうかと言ってくれて!
(そんなことはさせられない!でも・・・ありがとう!)
ネットでも色々と当てはまる症状を調べてくれて、本当に、涙が出そうなほど優しいsakiちゃん。
彼女のその気持ちが、今は何よりのパワーになる!
sakiちゃんは私の半月板を心配していたのですが、
痛む部位は内側ではなく、皿の外側の端っこだと伝えたら、
それならばおそらく筋肉だろうって。
筋肉の炎症なら72時間!
少しずつ、ちゃんと回復していく事を聞いてホッとしました。
sakiちゃんはやはり、先日のドクターよりよっぽど的確で頼りになる!
それから、sakiちゃんは今日のアルベルゲでマルタ島出身のMarkとHoraceと会い、
彼らから、私とZUBIRIで撮った写真を見せてもらったそう!
私のことをとても心配していたと教えてくれました。
カミーノ二日目に出会ったお茶目で陽気な二人組。
順調に旅を続けているんだ。良かった!
同じ日にSJPPを出発したsakiちゃんとは実質4日分くらいの開きが出ていて、
彼女は私のだいぶ先を歩き、もう道中で会うことはできないけれど、
こうやって、時々励まし合いながらともにゴールを目指せたらいいな。
(て、励ましてもらってばっかりだけど!)
初日の素敵な出会いに改めて幸運を思い、
女神様のようなsakiちゃんの優しい声を聞いて、すっかり元気を取り戻した私。
ぼんやりとした思いが決意に変わりました。
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明日、この街を出よう。
新しい靴とともに。
Reiniciar Mi Camino
少しずつ、少しずつ。
また、前へ進もう。
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<カミーノ9日目>
結局三泊もしてしまったパンプローナのアルベルゲIrunakoを、4日目の朝、ついにチェックアウトします。
「まあ、ついに行くのね!」
「寂しいわ。でも、良かった!」
底抜けに明るく超絶優しい受付のママンたちとハグを交わしてサヨナラをします。
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久しぶりにきちんと歩く準備を整えて、
宿を出ようとした時、同じ日にチェックインして顔を見知っていた背の高い巡礼者の男性に声をかけられました。
「膝は大丈夫かい?」
「まだ全快ではないけど、少しずつ、かな。」
「どこまで歩くの?」
「今日は5km先まで!」
「十分だね!」
実は彼も、私と同じく3日前に膝を壊してしまいパンプローナから進めずにいたのでした。
カミーノの後は仕事に戻らなければいけないのでタイトな日程を組んでいて、
今回は、コンポステーラ到達には間に合わないだろう、と。
「Buen Camino!」
同士のようなその彼の思いも連れて、私はパンプローナを先に旅立ちます。
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そう、今日の目的地は5km先。
普通なら1時間ちょっとで歩けるこの距離を、
今日はゆっくりゆっくり時間をかけて、休憩をたっぷり挟みながら亀の速度で進む予定。
最初よりはだいぶ和らいだものの依然として右膝の痛みは残り、
かばうように歩くと今度は体の他の部分を痛めてしまうので、
痛み止めを飲み、「絶対に無理は禁物」を念頭に置いて、
今日の目的地、CIZUR MENORを目指します。
Re Startにふさわしい青空!
石畳のパンプローナの旧市街を抜け、広大な公園の緑の中を歩きます。
道に刻まれたホタテのマークを時折見失いそうになりキョロキョロしていると、
街の人たちが「こっちだよ!」と順路を教えてくれます。
また、横断歩道を渡りかけた時には、
信号停止をしている車からファン!とクラクションが鳴り響き、
運転席の窓から身を乗り出して、
「あっち、あっち!」と指をさし、正しい道のりを示してくれます。
巡礼道は優しさの塊!
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公園のベンチで一休みして体を伸ばし、念入りにストレッチ。
公園を抜けたところでは、カフェに入ってブランチ休憩。
ゆっくり、ゆっくり。
急ぐ理由は一つもありません。
歩くことに、ただただ喜びを噛みしめながら。
やがて、先日訪れた病院を横目に街を抜けると、
どこまでも広がる黄金の大地。
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と思えば、反対側は青々と生い茂るグリーン。
青空と麦畑に包まれて、最高の気分!
ゆっくりだから、
道も、草木も、花も、建物も、
空気も、匂いも、風も、温度も、
ひとつひとつをもっと感じられる。
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5日ぶりに歩いて、たった5kmがとても長く感じたけれど、
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本日のゴールになんとか到着!
今夜の寝床にチェックインします。
クレデンシャルにスタンプをもらい、
受付でもらった使い捨てシーツをかぶせて自分のベッドを確保します。
※アルベルゲ豆知識※
道中のほとんどのアルベルゲではシャカシャカシートのような簡易シーツを受付で配られます。
巡礼者自身にシーツかけてもらう事でベッドメーキングの手間を省き、運営をシンプルにしているのでしょうか。
もちろんチェックアウト時にはシーツを外して指定の箱へ。
また、掛け布団は基本常備されていませんので、my寝袋携帯はマストとなります。
お腹ペコペコの私は食事を求めてレストランへ。
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本日のperegrino menu、11ユーロ也。
アルコールにデザートまで付いて、このコスパの良さはとてもありがたいです。
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お腹を満たしてアルベルゲに戻ると、
巡礼者たちが、外で手作りディナーを食べながら談笑しています。
ここはとても見晴らしの良い立地!
Wifiは使い物にならないくらい激弱でしたけどね★
たかが5km、されど5km。
今の私には簡単じゃないこの距離。
サンティアゴ・デ・コンポステーラへ続く道は果てしなく遠いけれど、
Re Startを無事切れたことに、
安堵と心地よい疲れが体中を巡るのでした。
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■カミーノ9日目
2017/5/26 (金)
PAMPLONA – CIZUR MENOR <5km>
アルベルゲ/Sanjuanista ドミ7ユーロ Wifiほぼ×
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