またね

ガールズ旅もラストスパート！
年が明け2017年1月1日、
楽園バラデロから首都ハバナへ戻ってきました。
ところが、

 

宿探しに難航！

 

予想はしていたけれど、元旦のハバナのCasaはどこも満室かお正月休み！
政府公認のCasaの目玉（おうち？）マークを見つける度に、一件一件当たっては何度も断られ、

ようやくGETしたCasa、TERE & FERENは、

 

4人が一緒に泊まれるロフト部屋！
完璧♪
その数分後に欧米人カップルが宿を探しにやってきたけれど、
私たちが一歩早くお部屋を確保していたので彼らはまた寝床を探す旅に出ていきました。
ごめんよ〜！でも、セーフ！！！

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この日の夜は、私とharunaちゃん、kaorinとhiromiちゃんの二手に別れ、

私たち二人は、

 

カピトリオの隣にある、

 

 

宮殿のような立派な建物（お昼の様子）、

 

ガルシア・ロルカ劇場へやってきました。（夜の様子）

 

目的はキューババレエ団。

 

harunaちゃんは幼い頃からバレエを習っていて馴染み深く、
私はその方面の芸術の世界には無知甚だしいのだけれど、現地の劇場でバレエやオペラ、音楽などを鑑賞するのは結構好き。

年末に劇場の前を通った時にちょうどチケットの販売が開始され、
しかもタイミング良くキューバにいる間の公演だったので、
せっかくなら本場でキューババレエを見てみたいね！と、チケットを買っておいたのです。
日本円にして3000円ちょいと格安だったしね♪

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劇場の前は、うんとお洒落をしたドレッシーな女性たちで溢れとても華やか。

 

中に入ると、

 

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白を基調とした装飾に、天井画とシャンデリア、重厚な赤の緞帳と、豪華絢爛な佇まい。

 

階下のオーケストラも準備を整えています。

 

「今日の演目はなんだろうね？」

 

入り口で購入した簡易パンフレットを広げてみます。
チャイコフスキーという文字は分かるけど、タイトルも解説もスペイン語で意味不明。
harunaちゃんがスマホを取り出してオフライン辞書で単語を調べてみると、

 

「くるみ・・・
くるみ割り人形だ！
クリスマス近くによく上演される演目だよ。」

 

キューバの国歌とともに幕が上がりました。
パンフレットには、
つい先日亡くなった「フィデル・カストロに捧ぐ」と書いてあります。

 

劇団長？市長？
お偉いさん方の挨拶が終わり、いよいよバレエが始まりました。

 

人間業とは思えない無重力の舞いに、あっという間にクララの夢の世界へ引き込まれます。

 

「あ、真央ちゃん！」
「ソフトバンク！」
「昔やってたテトリスのステージの音楽！」

↑しゃーしー私。（博多弁でうざったいってこと。）

 

知っている音楽が次々と流れてきて、はー出所はここだったのか、と、
ちょっと嬉しくなってしまいました。

 

妖精たちの軽やかでフワフワな踊り、世界の国々を表した音楽や動き、カラフルで可憐な衣装。
飽きないどころか、身を乗り出して、目を凝らして食い入るように見つめます。
いつの間にか、くるみ割り人形に連れられて自分もめくるめく世界を旅している気持ちになってしまい、
最後、ゆっくりと夢から覚めるクララに感情移入して、
あんなに素晴らしい旅や素敵な出会いが、全て夢でしたで終わるなんて悲しすぎる！と、
恥ずかしくて堪えていた涙が、気付けば頬を伝っておりました。
夢が終わる寂しさと、感動がごっちゃになった涙。
私、本や映画、舞台に触れる時、おかしいくらい涙腺がバカになってしまうのです。
（前にも書いたかもしれないけれど、一人で映画館に崖の上のポニョを見に行って号泣した気持ち悪いやつです。
あと、旅の間の長距離バスの中、アナ雪見ながらずーっとグスグス鼻水垂らして号泣してたり。
あ、高校生の頃映画館で見たタイタニックでは、泣き過ぎて人生最初で最後の鼻ちょうちんを膨らませた。）

harunaちゃん、そんな私を見てギョッとしたかもしれない。w

 

カーテンコール。

 

ブラボーブラボーー！！！
はあ、目と耳の保養になりました。
いいもの見た〜。

 

そんな、眼福な一年の始まり。

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翌日、

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日が上る前の早朝からお出かけ。

 

目指すは二度目の革命広場です！

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年末、クラシックカーをチャーターして革命広場へやってきた時に会場設営が行われていて、
工事のおじちゃんに何があるのか話しかけてみました。
すると、
1月2日だよーみたいな事をスペイン語で言っていて。
そういえば、革命記念日は1月1日。
2日ならハバナに戻っているから、なにかイベントがあるのなら是非とも見に来よう！と、
この日を楽しみにしていたのです。

 

前日、泊まっているCasaのパパママに聞いてみると、
広場に行くなら明日は朝5時に家を出ないと、なんて言ってて、
さすがに5時は無理だったけれど、
かなり早い時間に宿を出て、歩いて革命広場へ向かいました。

 

交通整理をしている警察の導かれるまま通りを歩いてゆくと、

 

満員電車並みの人だかりに突き当たりました。

なになに？なにごと！？
全然前が見えないんだけど！

 

もはや見晴し台と化した工事のトラックによじ上ってみると、

 

なんだかすごい事になっています！

 

北○鮮を彷彿とさせる！？
一糸乱れぬ軍隊の行進。

 

その後には続くのは、民衆？

 

「我らはフィデル」

 

私たちのいる横道の行き止まりも解除され、
せきを切ったように人々が本道に溢れ出し、ぐんぐん支流に飲み込まれていきます。

 

私たちもパレードの中へ。

 

革命広場を目指して歩きます。

 

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星型のタワー、ホセ・マルティ記念博物館。

 

広場に到達しました。

 

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フィデル・カストロさんが亡くなって初めての革命記念セレモニー。
熱狂の渦に飲み込まれ、キューバ人とともに練り歩いた革命パレード。
社会主義国キューバの民衆の一体感、熱気を、肌で感じた貴重な経験でした。

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帰り道、

 

おっちゃんそれどこで見つけた！？
珍しいゲバラ尽くしのシャツ！

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宿に戻って、

 

ここで、ついにkaorinとお別れです

空港へ向かい、
一足先にカリブの島国キューバから、
我らが島国日本へ、現実世界へ帰っていきます。

 

彼女の鶴の一声で二人のカンクン集合が決まり、
あれよあれよと旅先で出会った同世代ガールズが集まって、最終的に4人となった私たち。
いわば、kaorinは今回のガールズ旅の発起人。
彼女のお誘いがなければ、奇跡的な再会の連続とキューバの旅は実現しなかった。

 

半年以上も前に、
あの時、声をかけてくれてありがとね、kaorin♪

 

またね。
日本か、世界のどこかで！

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キューバの旅も、残りわずかとなりました。

 

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