アルメニアで一番好きな景色
リダの家でkeitaさんに見せてもらった、アルメニアの一枚の絵ハガキ。
その景色に、一目で恋をしてしまいました。
絶対に、この目で見てみたい！！！
情報があまりなく、地球の歩き方にも載っていなかったから、
（そもそも地球の歩き方のコーカサス地方はほとんど情報がない！
ロシア版の最後に、申し訳程度にくっ付いているだけ）
ここは、一体どこなんだろう！？
と、ちょっぴり途方に暮れかけましたが・・・
ネットで場所と行き方を特定する事に成功！
（便利な時代になったものです）
エレバンから案外と近く、最寄り駅からダイレクトバスが運行しているという事。
一人でふらっと訪れてみる事に！！！
この景色は天候が全て。
晴れていても埃っぽかったりスモーキーだったり、
ちょっと雲が多いともうダメ。
クリアな空気と快晴が絶対条件なのです！
その日は前日大雨からの快晴。
雲が少し多めかな、という若干の不安要素あり。
リダ家の最寄り駅、エレバンステーション裏のターミナルからマルシュで一本。
所要1時間くらいだったかな？
マルシュを降りたところから2キロほど離れている、修道院を目指して歩きます。
低い位置にずいぶんと雲が垂れ込めている。
見えるかな？見えるかな？？
あ、見えた！！！
目の前には、まさしく、絵ハガキの景色。
雄大なアララト山を背負った、ホルヴィラップ修道院。
澄んだ空気と、そこだけ雲が晴れた空。
山の輪郭がはっきりと拝めます。
これは、パーフェクトに近い！
お天気が味方してくれた事に感謝。
ホルヴィラップ修道院の裏の丘に登りました。
目の前に迫るアララト山。
遮るものがないからすぐそこにあるように見えるけれども、そこはもうトルコ領。
アララト山は大小二つの山が繋がっていて、
大アララトが標高5,137m、チビアララトが3,896m。
富士山が3,776mなので、チビの方ですら富士山より高いのです！
丘を降りて、教会に入ってみます。
ここの教会も、アルメニア独特のバラ色のレンガでできています。
風合いのあるこのグラデーションが好き。
中に入ってみました。
素朴で過度な装飾のない、シンプルな教会。
神父さんが、説法（？）をしていました。
本やテレビを通して恋い焦がれる景色。
いつか行ってみたい、この目で見てみたいと、憧れの募る場所があって。
生きている間にきっといつか！と思っていた、
その「いつか」が、「今」に変わる。
今回の旅の、大きな動機のひとつが、
後悔したくないから
でした。
40歳、50歳、60歳になって、
あの時に行っておけば良かった、なんで行かなかったんだろうって、
後々後悔の残る人生が怖かった。
今、私は旅をしながら、後悔の種をひとつひとつ消している最中なのです。
する後悔と、しない後悔だったら、私は迷わず「する」方を選ぶ！
辛い事、きつい事もたまにはあるけれど、
やっぱり日々噛み締める。
旅に出て本当に良かった・・・！
これが、私の正解。
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