オリンピックへの使者
パラカスからバスに乗ってやってきたのはリマ。
さすが首都、今までのペルーとは大違い!
しかも、パラグアイ、ブラジルの田舎、ボリビアと辿ってここへ来た身としては、
久しぶりの、そして想像以上のあまりの都会っぷりに驚いてしまいました。
★
★
ターミナルからタクシーを拾い予約していた宿へ向かったのですが、物価の急上昇にもびっくりです。
タクシー代が高〜い!
小雨打ち付ける窓の外を、近代的なデザインの高層ビルがいくつも通り過ぎ、
整備された真新しい路面バスが横に並び、
片側何車線もあるでっかな道路を車は颯爽と走る。
福岡より、全然都会だ・・・。
(いつも比較対象は地元福岡)
そして、
物価はそんなに変わらないはずなのに、(リマが少し高いかな?)
お隣ボリビアとの国力の差を、はっきりと見せつけられたような気がしました。
今回は、そんなリマの町歩き、
そして、リマの食べ歩きをつらつらと書き記していきますので、どうぞお付き合いくださいませ。
★
★
★
★
リマの最初の二泊はセントロから随分と離れたバランコ地区に宿を取っていました。
★
★
着いたその日はすっかり暗くなっていたので早々と休み、
翌日、明るくなった街に繰り出してみると、
バランコ地区のシャレオツで洗練された雰囲気にこれまたびっくり。
ここは、間違いなくリマの代官山だわ・・・。←どこかで聞いた事のあるフレーズ
シャレオツなレストラン。
シャレオツなカフェ。
シャレオツなショップ。
シャレオツなオーダーメイドの革靴屋さん。
(ここは本当に素敵で、作るわけではないけれども何度も覗いてしまった。日本に比べたらもちろん格安だし!)
シャレオツな食べもの。
シャレオツな美女。
(しつこくてスミマセン!!!)
とにかく、全てがシャレオツで構成されているバランコ地区なのでした!
そして、私のシャレオツのイメージ代表は代官山なのでありますw←あまり行った事ない
★
★
★
★
二日間滞在したLa Quinta Libertadをチェックアウトして、次にお引っ越しした先はセントロ寄り。
★
★
立地はいいし、お部屋は窓いっぱいで光が差し込むし、シャワーもトイレも綺麗で申し分なし。
お部屋の中もWI-FIサクサク!
宿の数件隣には遅くまで開いている中華料理屋さんがあって、
お腹が空くとすぐに駆け込めるのも高ポイント。
リマ後半は、この宿を拠点に過ごします。
★
★
ところで。
★
★
リマに来たら必ず行こうとチェックしていたところが二カ所ありました。
この宿に移って目的地が近付いたので、早速足を運んでみました。
★
★
まず一つ目。
サン・ボルハ地区に位置するラーメン屋さん、NARUTO!
お店に入るとそのカオスぶりにまずびっくり。
オーナーさんは漫画とアニメ好き?
いたるところに、いや店内中に、有名キャラクターの等身大オブジェやポスターが処狭しと飾られているのです。
作品、世代を越えたその共演っぷりは著作権の垣根をも越えて!?あっぱれの一言。
ヲタさんには垂涎ものかもしれません。
で、肝心のラーメンはというと、
私は味噌ラーメンをオーダー。
若干お値段は張るのですが、スープが麺によく絡んで美味しい!
大きなチャーシューも食べ応えあり。
海外で食べるラーメンの中ではかなりレベルが高い方なのでは?
今もブログを書きながら、写真を見て胃袋がキューッと刺激されています・・・。
(ただいまこちら夜22時)
ラーメンナルト、大正解でした♪
★
★
★
そうして、もう一つのターゲットが、
こちら!
ボワワ〜〜〜ン。←ドラ
旧市街のセントロに位置する中華街です。
中華レストランや店頭のガラスケースに並ぶ点心を横目に、まずはお目当てのお店に一直線。
そこは中華料理ではなく、
中華門の手前、
中央市場横の道沿いにある番地628のおうどん屋さん!
まずは、ソパ・ソバ・スペシャルを注文。
この麗しく透き通ったお汁、見た目とは裏腹にしっかりと出汁が効いていて超美味!
きしめんが進む進む!
添えられたユカ芋フライのオイル感と、そばのサッパリ感を交互に、がなかなかオツ。
スープまで飲み干して綺麗に完食です。
数件隣に沖縄ソバを出すお店があるのですが、食べ比べた結果こちらの方が断然美味しい!
お店に来ていた日系の方も、あっちはイマイチでこのお店の方が美味しいよ、と教えてくれましたし。
しかも、
ここの一番の魅力は、実はおうどんではなく、
レジ下のガラスケースに燦然と並ぶ和菓子たち!
どら焼き、クリームどら焼き、おまんじゅう、お餅などが並ぶケースに、
釘付けになってしまった視線を逸らす事ができません。
埒が明かないので、初回はとりあえず全種類購入です。
ちなみに一つ1ソル(約30円)というお値打ち感も最高!
で、吟味した結果、
あんこ餅ときなこ餅、この二択に辿り着きました。
中華街を通るたびにあん餅きな餅10個ずつを買い込みお得意のいっき食い。
そう、私は甘い物に目がないのです。
そうだ、
私が23歳の時に編み出した、甘い物をいくら食べても太らない方法。
一切お金のかからない究極のスイーツダイエット。w
いつか機会があればブログにて公開しようと思います♪←思い切り脱線
中華街にはよく通ったので、
うどんや和菓子だけでなく、
もちろん中華レストランにも行きましたし、点心食べ歩きもしましたよ!
ここはリマ一番の、胃袋の癒しの場所でした。
★
★
二つの目的は無事達成したのですが、
(こちらは一家に一台ならぬ南米の一街に一個、リマのアルマス広場)
もう少し、
リマの気に入ったところだけをピックアップして、ご紹介していきたいと思います。
(こちらはセントロの安全を守るポリスたち。ちょっぴり物々しいけど★)
★
★
★
★
そこは、
用事がない限り、観光客はほとんど訪れる事のない地域だと思われます。
セントロからパンアメリカンハイウェイを北に向かうバスに乗って、大型ショッピングモールPRAZA NORTEを過ぎ、
大きなジャンクションの交差点、カルロス・アルベルト・イサグイレ通りと交差する手前で下車。
何故こんなところへやってきたかというと、
リマへ来る前に予約しようと思っていた宿Tampu Machi Backpackers Hostelに、
日本の友人から荷物の郵送を頼んでいたのです。
このホステルはセントロからかなり遠く立地の面ではかなり不便なのですが、booking.comの予約サイトでレートが9超えの高得点!
口コミを見るとかなりの良宿そうだったので、リマではここに泊まりたいなと思っていて。
ところが、満室の日があって飛び飛びでしか予約ができない事が分かり、急遽宿泊先を変更。
けれども、既に友人は日本での配送手続きを済ませ、
荷物は着々とTampu Machi Backpackers Hostelに向かっている。
なので、宿のスタッフに事情を説明し、荷物受け取りとその際の連絡をお願いする事に。
そうして、受け取り完了のメールが入り、
宿に荷物を取りに行くためにはるばるリマの北部までやってきたわけです。
この、バスを下車した大きな交差点沿いに、私の大好物を発見してしまいました!
ズラリと並ぶ路上マッサージ屋さん!
やった〜!やるやる!
分単位の短い時間からお願いできて、もちろん格安。
肩、首、肩甲骨まわり、背中、しっかりほぐしてもらいました♪
マッサージ師の美人親子!?
こういうタイプの簡易マッサージ屋さんは、ペルーでも、リマでも他に見かけなかったな。
セントロにあったら通ったのに。
一度だけしか行く事はなかったけれど、
ちょっぴり足を伸ばして気軽にマッサージ、オススメです。
(無事日本からの荷物も受け取りました!
人気宿なだけあって、Tampu Machi Backpackers Hostelのスタッフは本当に親切で感じが良い。ありがたかったです!)
★
★
★
★
お次はセントロから南へ下り、新市街のミラフローレス地区。
友人と連れ立って散策してみました。
旧市街のセントロとはまたガラリと表情が変わり、こちらも大変賑わっています。
より都会的な雰囲気。
ここで、
あまりにもシュールな光景に遭遇してしまいました!
ジーーーーーッ。
とつぶらな緑色の瞳で見つめられ、
芝生の上ではキュッと丸まってウトウト。
辺りを見回すと、
ニャ・・・?
ニャニャッ!?
ワサワサ。
なんとなんと、ここはParque Kennedy、
「猫公園」なのです!
結構広い敷地の中をいたるところに猫が放し飼いにされていて、
あっちにノソノソこっちにノソノソ。
柵で囲われているわけでもなく、公園の外に出てまったり休憩していたりお散歩しているニャンコもいて。
この猫公園、あまりにもシュール過ぎですよ。w
よーく見ると猫の体の一部にペンキ?のようなビビッドな色が付けられていて、
どうやらこれが、公園の住猫ですよっていう印みたい。
しかし、この自由すぎる猫たちをどうやって管理しているのだろう?
絶対迷子猫発生するよね?
毎日数匹ずついなくなってそう。
まわりは車通りめちゃくちゃ多いし、交通事故も心配。
私営?国営?
ちゃんとご飯の時間なんかもあるのかしら。
ニャニャ〜ン♪
謎は深まるばかりですが。
公園ですからもちろん入園無料。
猫好きにはたまらない空間・・・かもしれませんね?
★
★
猫公園なるものの存在に驚きを隠せないまま、
この日は近くの洒落たレストランでランチ。
ラムチョップ!withビール
ビーフストロガノフ!
優雅ランチです♪
(ああ、またお腹が鳴りそう。こちらただいま深夜0時近く。)
★
★
★
★
日にちは変わって、
またまた別日に訪れたミラフローレスは、リマで大人気の日本人宿「桜子」に泊まっている友人と一緒に。
お宿桜子に宿泊している日本人の人たちを連れてきてくれました。
★
★
まず向かった先は、
これまた日本人の間では有名らしい、シーフードレストランPunto Azulへ!
せっかくだから食べたい物を食べよう!
テーブルの上が随分と賑やかになりました。
カルボナーラパスタ。
イカスミパスタ。
セビーチェ。
エビのトマトリゾット。
各自選んだものがすごくバランス良くて、4人でシェアする事に。
白ワインも入れちゃおう!
セビーチェLOVE。
人生初のイカスミパスタ!
みんな歯を真っ黒にして無言で食べましたw
どれも美味しくて、ここは連れて来てもらって本当に良かった!
早めに来た甲斐あって、お店を出る頃には行列ができていました。
地元の人たちにも人気のようです。
★
★
お腹を膨らませた後は、海沿いまでお散歩。
今流行の?いやもう古い?
アモーレ公園です。
アモーレ像が中央に鎮座しております。
それにしても、リマにいると本当にどんよりする。
リマには一週間いたのですが、近所のパラカスの晴天が嘘みたいに、一日として晴れた日はありませんでした。
来る日も来る日も灰色の曇天。
何日も青空が見えないと、さすがに鬱々としてしまいます。
どうやらペルー海岸沿いでもリマだけ?
この時期のリマは晴れ間がないらしい、とは後日旅友さんから聞いた話なんだけど。
この後、4人は海沿いのラグジュアリーなマリオットホテルに潜入し、心地よいソファで小休止をさせてもらった後、
タクシーを拾い、日本とペルーを繋ぐ日秘文化会館に立ち寄って解散しましたとさ!
★
★
リマのお散歩とグルメの記事はここで一旦おしまい。
なのですが、
ここからようやく、冒頭のタイトル「オリンピックへの使者」に繋がるお話を。
★
★
★
桜子メンバーと落ち合ってミラフローレスへ行った日。
ある人との出会いが、私の今後を大きく左右する事になるとは思いもしませんでした。
彼の名はhiroさん。
お宿桜子に宿泊しているメンバーの一人です。
(南米編でよく登場するhiro君とは別人。)
それは、お互いの旅ルートの話をしている時でした。
hiroさんは転職前の空き時間を利用して2ヶ月ほど南米を旅しにやって来た人で、
ここリマの後、彼はコロンビアに立ち寄って飛行機でブラジルのマナウスへ向かい、
オリンピックのサッカー日本代表、対コロンビアの試合を見に行く、と。
(この記事は2016年7月後半の出来事を記しておりますw)
サッカーを見終わった後はリオに飛んで、オリンピックの試合を鑑賞してから帰国すると言うのです。
私はというと、
リマの後はもう少しペルーを回って、
8月半ば頃アマゾン川を渡ってブラジルのマナウスに入り、
ブラジルを少し観光してから南米北部へ突入する予定でした。
つまり、
目前に迫るリオオリンピックを、この日まではその言葉さえも忘れていたくらい。
hiroさんが見に行くというサッカーの試合は8/7にマナウスで行われるらしい。
あれ?もしかして、
少し旅程を早めたら、私もサッカー見られる・・・?
そもそも。
南米周遊の旅の間にブラジルのリオデジャネイロでオリンピックが開催されるという事はもちろん知ってはいたのですが、
つゆほども興味がなく、オリンピックを見に行くなんて発想すら湧いた事がありませんでした。
それに、お祭りやイベントの期間中、その街の宿代や移動代が高騰するのは常で、
鼻から、オリンピックなんて行けるはずもないと決めつけていたところもあったように思います。
でも、
目の前のこの男の人は、オリンピックを見るために、わざわざ日程を合わせ、
はるばる日本から南米にやってきたと言う。
「錦織、内村、福原。
各ジャンルの超一流のスポーツ選手たちを一同に見る事なんて、なかなかないじゃない?」
hiroさんのその一言が決定打。
私の中に間違いなく衝撃が走りました。
まるで、雷に打たれたみたいに。
あまりにも現実感がなく、(と勝手に思っていた。)
私とは別世界の出来事だと思っていたオリンピックが、
テレビで見るものと信じて疑わなかったオリンピックが、
急に色付いて現実味を帯びて、
パーッと開眼したような、
そんな瞬間だったのです!
★
★
オリンピックって、見に行けるんだ。
どうしよう、
やっぱり私も、
リオオリンピック、見に行きたい!!!
「ねえhiroさん、オリンピックのチケットってどうやって取るの!?」
★
★
★
こうと決めた時の即決力と行動力は、多分昔から。(普段はぐーたらしているのに。)
それで周りを散々振り回してきた事もあったけれど。
ひらめきの直感に従う事が後々功を奏する事を、もう自らの体験で知っているのです。
★
★
そして、
その二日後にはオリンピックに合わせた全旅程の飛行機、宿、全ての予約を押さえ、
五輪公式サイトに登録し、試合リストを眺めては次から次にポチッ。
観戦試合のチケットを着々と買い進めている私がいました。
当初予定していたブラジル旅のルートはもちろん大幅に変更、
急遽オリンピックに照準を合わせた旅程が完成しました!
このフレキシブルさが個人旅の魅力でもあるのです♪
★
★
リマでhiroさんに会わなければ、
マナウスのサッカーも、リオのオリンピックも、100%見に行く事はなかったと断言できる。
だって、オリンピック観戦なんて本当に眼中になかったのだから。
たった一瞬の出会いがその後を大きく変える。
振り返ると、そんな事を何度か体験していたな、と。
いやむしろ、人生が劇的に変わったと言える私の分岐点は、いつも出会いの後だった。
リオオリンピック期間の、あの何ものにも代え難い感動、体験、スペシャルな日々は、
当ブログを以前から読んでくださっている方はご存知かと思われますが★
あのオリンピックへと私を導いてくれたのは、リマで出会ったhiroさん。
お宿桜子に泊まる友人が連れてきてくれた、hiroさんだったのです。
★
★
そうと決まったらウカウカしていられない。
オリンピックはもう間もなくスタートする。
遅くとも8/6までにはマナウスに到達しなければ。
ここからマナウスまでの道のりはなかなか遠い。
私の旅が、また動き始めました。
<検索キーワード>
結構マメに更新してます!リアルタイムはInstagramでチェック!Follow Me♪
Instagram @uca0319要チェック!
▼世界一周バナーポチッで、ランキングUP応援よろしくお願いしますm(_ _)m▼
にほんブログ村 世界一周ランキングに参加しています。
1日1回のCLICKが順位に反映される仕組みです。
応援よろしくお願いします!
クリックしてから表示が切り替わって、はじめてワンカウントとなるそうです!
ちょっぴり時間がかかるFBのイイネ気分で、クリックしていただけると嬉しいです♪