歩く!イースター島
レンタカーを借りて島中ドライブもいいけれど、
歩いても楽しいイースター島。
車では入れない道も結構あるし、小さなこの島はなかなか奥が深い!
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この日は宿のみんなで早朝車を出してトンガリキの朝日を見に行った後、
海を見下ろすように立てられた7体のモアイスポット「アフ・アキビ」へ。
ここに車を止めて、
アフ・アキビの裏からトレッキング開始!
島の真ん中にある丘の頂上を目指して歩きます。
なだらかな起伏が続く道。
木も生えていない、どこまでも続く金色の絨毯を歩く。
あまりにも同じ景色が続くものだからどちらの方向が正解かも分からなくなるほど。
あの丘の向こうが頂上!?と思っててっぺんを目指して歩いたら、また同じような丘がデジャヴのように現れて、
全然終わりが来る気配がない!
それを数回繰り返し、
2時間ほどが経過した頃でしょうか。
窪地の中になぜか一本だけ木が生えている、
そんな不思議な景色を見つけ、
その丘からはほぼ360度海が見渡せて、
「もう、ここがゴールでいいよね!」
「ゴールに認定!」
頂上の立て札があるわけでもないし、そう思えたところがゴールなのです★
みんな頑張った!
(本当は総勢7人だったのだけれど、かなり早い段階で消えた2名の脱落者がww)
ここからの景色は本当に最高!!!
島中が見下ろせる、イースター島で一番高い丘の上。(のはず。)
まわりになにもない、絶海の小さな孤島。
広大な太平洋をカヌーで渡りポリネシア人がやってきたという。
そして、いまだどこにもルーツを見いだせないラパ・ヌイ固有の巨石群モアイが誕生した。
本当に謎だらけの島。
さえぎるもののない金色の大地を眺めながら、
イースター島の不思議に思いを馳せてみたりして。
心地よい風が丘の上を吹き抜け、疲れた体を優しく癒してくれるようでした。
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みんなでいっぱい写真を撮って、
景色も十分楽しんだ!
レンタカーの返却時間も迫っている事だし、
モアイの元に残った二人も待っているし、
さて、帰ろうか!
下りは楽々。
グングン進めちゃう。
気付いたら先を行く二人と後を行く三人の二手に別れていて、
あっという間にtomoちゃんとmasa君の姿が見えなくなっちゃった。
ま、私たちはマイペースに行こう!
ところが、
なんだか見覚えのない分かれ道に突き当たってしまい、
「あれ・・・どっちだっけ?」
「ん~、こっち行くか!」
直感で選んでみる。
けど、絶対行きがけにこんな森の横通らなかったよね!?
この時はまさか、
元来た方向からそんなに外れているとは誰一人思いもしなかったのですが・・・!
とにかくひたすら前へ。
もう、それしか道はない。
引き返すなんて考えたくもない。
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そこへ、
こんなに何もない丘の途中で奇跡的に一台の車が向こうからやってきて、
反射的にyu君が親指を立てて車を止める!
「モアイのところに行きたいのですが道に迷ってしまって。」
すると、車に乗せて連れて行ってくれる事に!
助かったぁ!!!
私たちを拾ってくれた彼の名はニコラス、24歳。
もちろんこの島で生まれ育ったローカル!
車はぐんぐんと森の中に突き進み、気付いたら獣道。
私に助手席を譲ってくれたyu君とhiromiさん、荷台で大丈夫かな?
と、後ろがちょっと気になりつつニコラスとおしゃべり。
彼はこの辺りに住む友達を探しに来ているそうで、
って、この辺り完全に森の中やん!!
こんなところに住む人って、どんだけサバイバルなの!?
モアイのような顔つきをした土着の民族なら出て来そうな雰囲気満々だけど・・・。
森の中に住む友達は一体何者なんだろうという疑問はとりあえず胸にしまい、
少し英語が話せるニコラスと会話を続けます。
彼はアメリカ、イタリア、ボリビア、ペルー、アルゼンチンと結構色んなところを旅行してきたようで、
でもやっぱり一番はイースター島だと断言する。
8歳からこの島でサーフィンをはじめ、彼の欲しいものは全てここの海の中にあるって。
(イースター島の海は常にものすごくいい波が立っている。)
そんな彼がちょっぴり羨ましかった。
地元福岡は大好きだけど、
私は場所や土地、ひいては故郷や家族、人にもそんなに執着がなくて、
振り返ると常に定まらずにいつもふわふわ。
彼はどこへ行っても、例えどこに住む事になろうとも、
帰る場所はこの海に囲まれた小さな島なんだって、胸を張って言えるんだろうなって。
と、そんな事をぼんやりと思いながら。
車に乗ってしまえばあっという間にモアイのところに戻れるものだと思っていたけれど、
これが全っ然辿り着かない!
森を抜けていったん道路に出てからもかなりの距離を走行。
予想を遥かに越えて時間がかかり、
ようやくアフ・アキビのモアイの場所に到着して無事みんなと合流する事ができました!
私たち、一体どこをどう間違えたらこんなにはぐれるの!?
完全に別の方向を突き進んでいたらしい。
全部同じ景色だから本当に分かりにくいんです★
ちゃんと、前を行く二人に付いていくんだった。
ニコラスに拾われてなかったら、
いや、その前に、
車を見つけたyu君が機転を利かせてヒッチハイクをしてくれていなかったらと思うとゾッとする。
通信手段を持たないわたしたち。
何時間も現れなくてみんなに心配をかけるところだった。
ニコラスに再三お礼を告げて自分たちの車に乗り換え、
なんとか時間ギリギリ(ちょっと過ぎ?)にハンガ・ロアの町でレンタカーを返す事ができましたとさ!
というわけで、
非常に道が分かりにくいのが難点ですが、
イースター島を360度見渡せる唯一のスポット、丘の上へのトレッキング、かなりオススメです♪
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「歩き」繋がりでもう一つ別のお話。
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その日は珍しく午前中ゆっくりしていて(厳密には朝日を狙うつもりが寝坊してしまった)、
久しぶりにまとまった睡眠が取れたおかげで疲れていた体もばっちり回復。
午後は行ってみたかった洞窟を目指してみよう!と、
目的地まで片道およそ一時間半、宿から西海岸に沿って歩く事にしました。
(みんなまったりしていたので一人で行ってきましたよ!)
ハンガ・ロアの町を出て、
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墓地を抜け、
夕焼けモアイスポット「タハイ儀式村」を通り抜け、
馬っこたちに見送られながら未舗装の一本道に入り、
ついでに馬っこの頭蓋骨?にも見送られ!?
しばらく歩き続けると、
バギーと藁葺き屋根の小屋が。
これは何ぞや?と立ち止まってみると、
ひらひら空を舞う物体に誘われて何気なく奥へ。
謎の物体の正体は凧!
女の子が熱心に凧揚げに興じているのでした。
弟君も登場!
ファミリーがここでピクニックをしていたのです。
しばらく凧の行方を眺めていると、
ママがクーラーボックスからスイカを取り出して、
切り分けてくれました!
ucaはスイカを手に入れた!
渇いた喉をひんやり甘い果汁が潤してくれて、
HPばっちり回復!!!
「muchas gracias!!」
ありがとうはラパヌイ語で「Maururu」
そう教えてくれたファミリー。
マウルル。
柔らかく美しい響き。
Thank you!
Gracias!
Maururu!
Arigato!
いっぱいの感謝を伝え、
素敵な笑顔に見送られながらまたまた洞窟を目指して歩きます!
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ファミリー曰くここから15分だよって事だったんだけど、
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歩けども歩けどもそれっぽいものには遭遇しなくて、
もう軽く20分は越えた!
え~~~!?
どこよーーーー!!!
ちょっぴり心折れかけていたところへ逆方向から三人のガールズが登場!
尋ねてみると、アフ・アキビのモアイのところから歩いてきた彼女らも同じ洞窟を目指しているらしい。
一緒になって探してみると、
やっぱり私の方が通り過ぎていたみたい!
よくよく見ると看板らしきものがあったらしく、字は完全に薄れて消えかかっている。
道理で気付かなかったわけですね。
その看板から海側へ折れて、
これまた一人だったら完全に見逃していただろう!っていう、
サインも何もない小さな穴の中へ。
ビンゴ!!!
本日の目的地、二つの窓を持つ洞窟「アナ・カケンガ」に到着!
洞穴からは青い海が目の前に迫り、
辿り着いた達成感もあいまって気持ちの良い眺め。
しかもここの洞窟の岩壁は不思議な緑色をしているのです。
洞窟を出てさらに海側へ下るとモアイベンチが待っています。
歩き疲れた足をここでしばし休めて、
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またもと来た道を戻ってハンガ・ロアの町へ帰ります!
アナ・カケンガも先日の丘トレッキングと同様、ちょっぴり分かりづらい場所にあるのですが、
お散歩に適度な距離でこちらもオススメですよ♪
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他にもまだまだ歩けるスポットはいっぱいあって、
プチトレッキングまで楽しめちゃう、魅力たっぷりのイースター島なのです。
車を下りて自らの足で歩く事で、ラパヌイの人々とのささやかな交流も待っているかも!
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