天を仰ぎ見る瞳
世界の孤島イースター島で、
結界を張る守り神のように、海を背に、島を見つめるように立てられたモアイたち。
彼らの運命は悲しい。
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モアイには目がない。
いや、本当はあったのだけど、なくなってしまった。
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もともとは死者を弔う祭儀目的で作られたという節もあり、
やがては集落の守り神にその目的が変わっていったとされ、
部族の力を誇示するためにモアイは巨大化していったそうです。
村に運び込まれ台座に立てられたモアイに最後に目を入れるのは、とても神聖な儀式。
それはまるで、願をかけながらダルマに目を入れる日本特有の風習のよう。
瞳を持ち命を吹き込まれたモアイたちは、海を背に、集落を見つめるように配置され、
イースター島の人々の営みを見守り続けてきました。
ところが、決して資源豊かではない小さな島に人口が増加し、イースター島は深刻な食料危機に見舞われ、
島の人々は争いを始めたのです。
各部族のモアイを倒し合い、
特に、霊力が宿るとされている目は徹底的に粉々に潰されて。
島中のモアイは一つ残らず破壊されてしまいました。
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今現在島には1000体ほどのモアイが残り、
台座に立てられている約40のモアイは近代復元されたもの。
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人間の手によって作られ、祀られ、破壊され、
時を経て、人々の好奇の目にさらされるためにまた立てられて、
「私たちは何のために生まれ、存在したのか。」
叶う事の無い安息の地を夢見て、
望郷の念を抱くモアイたち。
「帰りたい。」
天の、もっとずっとその先の、彼らの故郷を見つめているような。
モアイと向き合うたびに、
言いようのない哀愁や、悲しみ、切なさを、
大きな大きな彼らの姿に感じてしまうのでした。
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イースター島。
ポリネシアの言葉で「広い大地」を意味するラパ・ヌイ。
かつては「世界のへそ」テ・ピト・オ・ヘヌア、
「天を見る瞳」マタ・キ・テ・ランギなどとも呼ばれていたそうです。
天を見る瞳。
島にたった一つだけ残る、瞳を守ったモアイ。
本当は、
その視線の先に何を見つめているの?
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