タイの風俗ゴーゴーバーを思い出す
ジンカ滞在4日目。優れなかった体調も、今日はだいぶいい!
この日は、宿で出会ったkozueちゃん、masasruさんと三人で車をチャーターして、
ムルシ族の集落に行くことになりました。
kozueちゃんとmasaruさんは、それぞれ仕事の休みを取ってやってきた短期旅行者。
短期でエチオピアを選ぶあたりが相当マニアック!
kozueちゃんなんかは、限られた休暇をうまく使って世界中色んなところを回っているみたいで。
旅の熟練者です!
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私たち三人は、約束の時間から宿のエントランスでずっと待っていたのに、
なんと約1時間遅れでチャーター車が迎えにやってきました。
さすがエチオピアンタイム・・・がっつり遅刻。
ドライバーとガイドとセキュリティの3名に連れられて、ムルシの村へ出発です!!
車の中で遅刻のいきさつを話すガイドのzenabo。
何やら、今日来る予定だったドライバーが昨夜飲み過ぎて、寝坊したらしい。
それで、彼らが代わりにやってきたそうで。
んんん〜なんといい加減な!!!
ま、でも、中止にならなくて良かった。
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車はマゴ国立公園内に入り、
ムルシ族の村に到着しました!!
車を出て村の中に入ると、
途端にムルシ族に囲まれて、
「マネー!マネー!5ブル!マネー!!」
それはもう、圧倒されるほど、
ものすごい勢いでもみくちゃにされます!!!
「ちょ、ちょっと、待って・・・ヽ(ヽ>ω<)」
なるほど、これが噂に聞く、ムルシ必殺マネー攻撃か。
想像以上にかなりアグレッシブ!
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ムルシ族の村は今やすっかり観光地化されて、彼らにとっては貴重な収入源。
写真を撮るために、観光客がお金を払う仕組みができあがっているのです。
でも、私たちもムルシ族の生活の場に踏み込んで、好奇心むき出しで見物し、写真を撮らせてもらうわけですから、
彼らだって、タダで見せ物になるわけにはいきませんよね!?
このツアー、
村にお邪魔し、彼らの生活を体験して民族との触れ合いを楽しむ。
なーんて心暖まるうるるんっぽさは皆無。
ただただ、お金を払って民族の写真を撮りに行きましょう、という、
目的が明確すぎるくらいはっきりしている、そんなツアーなのです★
それでも、
これこれ!
テレビで見た事のある、お皿を唇にはめたムルシ族の女性たちを目の前に、
こちらも沸き上がる興奮を押さえられません!
ムルシ族の女性は、幼い頃から唇に土器のお皿をはめて、
成長するに従いだんだんとお皿を大きくして広げてゆくという。
ボディピアス唇版ですね!
大きいお皿をはめた女性ほど美しいとされ、結婚しても男性の前ではお皿を取ってはいけないそう。
しかし最近では、衛生的な問題から政府の指導があり、普段はお皿を外して生活をしているようです。
穴の空いた唇は、このようにただれてぶら下がっております★
この文化も、やがていつかは消滅していくのかもしれません。
それにしても、見るもの全てが衝撃的で、自分が生きてきた世界とはかけ離れすぎていて、
カメラ心がうずうず!
5ブルの札束を手にキョロキョロ、
どの人を撮ろう、あ、あの人が素敵かなっ♪
と、品定めならぬ人定め。
ムルシ族の集合写真を撮ろうものなら、全員からマネーを要求されちゃいますから、
なるべく単体写真を・・・。
ムルシのみなさん、鋭い目つきを光らせて、
私!私!自分を撮ってと、
観光客に必死のアピール!!!
「ん〜・・・決めた!それじゃ、あの人とー・・・ あの人にするっ」
ガイドのzenaboに伝えると、
まとわりついてくるムルシ族の集団を引き離し、
手際良く、はいはい、君と君ね〜こっちへどうぞ〜と、
ご指名が入った選ばれしムルシ族のみをササッと呼び寄せて、写真撮影の環境を作ってくれるのです。
なんだかこれって・・・。
数年前タイに行った時、旅先で出会った子と冷やかしで行ってみたゴーゴーバーを思い出す!
バーカウンターの上で妖艶に踊るランジェリー姿の女性(おかま多数!?)たちが、
私、私を選んで〜と熱烈なアピールをしてくる。
「君いくら?じゃあ、君にしちゃおうかなっ♪ウヘヘ」
て、気分は下心丸出しのおじさん!?
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せっせと5ブル札を渡して、流れ作業のように写真を撮ってゆきます。
ちなみに、子持ちママを撮ると、赤ちゃん分までお代をしっかり請求されます!
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唇にはめるお皿は売られている物もあって、
友人に頼まれていたのでひとつ買っちゃいました。
ムルシの子どもたちも、美しくてフォトジェニック!
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まるで、ファンタジーの映画に出てきそうな、土や木の妖精みたい。
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唇に大きな大きな穴を開け、
1枚布をサラリとまとい、アクセサリーを身に付け頭に飾りを付けた、ムルシ族の女性たち。
人間離れしてなんだか神がかった存在感を放つ、
自然と一体化したようなその佇まいに、女性の強さと美しさを感じるのでした。
・・・て、
現実は、
「5ブル5ブル!10ブル!マネマネー!!」
の世界なんですけど★
いやぁ、みなさん逞しい〜!!!
ああ、もっとたくさん撮っておけば良かったなと、プチ後悔。
このツアー、賛否両論ありますが、
私はムルシ族に会いに行って良かったです!
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帰りの道中には、嬉しい再会が待っていました。
ダナキルツアーで同じ車に乗って4日間をともに過ごした、
チェコ出身のご夫婦、veraとaldrichにばったり遭遇!!
彼らも車をチャーターして、ムルシツアーに行ってきたとの事。
ハグして再会を喜び、お互い、今後の旅の無事を祈り合いました♪
帰り道に通った洗車スポット。
自然の水たまりで車を洗う、ワイルドで圧巻の光景です!
ところで。
kozueちゃんとmasaruさんは、もう一人ジンカにやってきたyukiさんを誘い、
明日もこの車をチャーターして、トゥルミの月曜マーケットに行く事になっていて、
私はというと、明日はジンカを出て、ケニアへの国境を目指すべく移動を始める予定だったのですが、
宿に戻る車の中でzenaboが、
「明日はトゥルミでブルジャンピングがあるよ。」
え、ブルジャンピング!?
見たいっ(>□<)!!!!
ブルジャンピングとは、
ハマル族の成人になる男性が、ズラリと並べられた牛の背中の上を渡る儀式。
マーケットはもういいかな、と思って明日のトゥルミ行きはパスしていたのですが、
ブルジャンピングが見られるとなれば、話は別。
予定変更もいとわない!!
ジンカを延泊して、翌日、日帰りトゥルミツアーに行く事になりました!
(ああ、魔のGOHホテルから抜け出せない・・・)
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