April 23, 2015  Categoyr: └ ETHIOPIA ( エチオピア )

勇気を出してナンパ!

エチオピア トゥルミ 月曜マーケット ハマル族

気が付けば、ジンカ滞在5日目。
早くエチオピアを抜け出したいのに、なかなかそうはさせてくれない。
今日はハマル族の「ブルジャンピング」を見るために、急遽トゥルミの月曜マーケットへ行ってきます!


  

結局メンツが増えて、5人でチャーター車をシェア。

メンバーは、ムルシ村で一緒だったkozueちゃん、masaruさん。
会社の休みを取ってエチオピアにやって来たyukiさん、
口説き落として新たに加わった仲間、民族や言語の調査のためにジンカに来ている研究者takahashiさん、
そして、私の5名。

驚く事に、私以外は全て短期旅行者です!
この小さな村で、まさかこんなにも短期旅行者に遭遇するとは!!!
限られた会社の休暇をうまく工面して、エチオピアくんだりまでやってくる人たちですから、
みんな旅大好きなメンツ!

  

そんな濃い~メンバーに囲まれてのトゥルミツアー。
ジンカから片道約3時間、一日がかりの日帰りトリップです。

今日のツアーはムルシ村に同行してくれたガイド、zenaboに直接頼んで車をチャーターしました。



トゥルミは遠いから朝早く出発するよ、とzenaboに何度も念を押されていたので、
まだ日も出ていない真っ暗な早朝、私たちは約束の時間に集合。

ところが、今日も昨日と全く同じ、いくら待っても車は姿を現さない!
いつの間にかすっかり明るくなってしまった空。
結局、またもや1時間以上も遅刻をしてやってきたのです!!!
しかも、言い訳が始まる・・・。

こいつら~~(#`皿´)!!!

  

気を取り直して、いざ出発です!!
急遽takahashiさんがメンバーに加わったので、
村からだいぶ離れた、彼が滞在する山奥の宿を経由し、迎えに行ってもらいました。

連絡も取れない中、1時間、一人外で待ちぼうけしていたtakahashiさん。
良かったぁ!無事合流できて(>0<)

これで全員集合。
ようやく、車はトゥルミを目指して走り出します。

  

その車内でまたまた一悶着!
急遽人数が増えたものだから、昨日交渉していたチャーター料金を値上げをすると言ってきたzenabo。

「えー!?それだったら、人数を集めてシェアするメリットがないじゃない!!
昨日決めた金額しか払わないよ!」

「だったら、トゥルミへは行かない。今すぐ帰る。」

値段交渉に関しては、エチオピア人って本当にいつも強気。
ていうか、遅刻したくせにーーーっ(>皿<)

  

このままだと帰り兼ねない空気になったので、仕方なくこちらが折れて、
値上げした料金を支払う事になりました。
一人600ブル(約3,600円)。
×5人だから・・・かなりいい設けですよねっ!?
んんん~なんだか、納得いかない後味の悪さが残りますが。


車はカイアファールを経由して、ちょっぴり休憩タイム。

  

エチオピア 茶店 コーヒー ピーナッツティー

通り沿いの食堂へ。

  

エチオピア 茶店 コーヒー ピーナッツティー

こういった食堂以外にも、エチオピアはいたるところに青空茶店があって、
女の人がせっせとコーヒーを淹れている。
どこの茶店も、地元の人たちで賑わっておりました。

  

エチオピア 茶店 コーヒー ピーナッツティー

エチオピアの茶店で味をしめた、私の大好物ピーナッツティーを注文。
トロッと甘くて、美味しいのです♪
takahashiさんは朝から、もりもりとインジェラの朝食を食べておりました!


休憩を終えて再び出発。
カイアファールからはまだまだ遠く、しばらく車に揺られます。

  

と、急に体の異変を感じる私。
強烈な日差しが降り注ぐ車の中は猛暑なのに、体の奥底から悪寒がする。
きっと、また発熱しているんだろうな。

ジンカにきていっきに崩れた体調が、またぶり返してしまったようです。
でもブルジャンピングを見るために、今日一日、気合いで乗り切るしかない!


約3時間のドライブを経て、トゥルミに到着しました。

  

エチオピア トゥルミ 月曜マーケット ハマル族

体がフルーツを欲していたのでマンゴーを買ってみました。
あ、ちなみに、水色のTシャツがガイドのzenabo君です。
ガイドと言っても、特に何もしませんけど!

  

マーケットの会場に着くと、

非常事態発生!!!

  

なんと、

  

なんと・・・!!!



本日、ブルジャンピング中止。

  

ん(・・)?

  

え!?

  

ええええええ~~~~Σ(゚Д゚。)ノノ!?


現地人に話を聞くと、どうやら、ジャンプするためのブル(牛)が逃げてしまったという。
うそ・・・ほんとに?
そんな事ってあるの・・・!?

マーケットだけならトゥルミに来るつもりなんてなかった。
先を急いでいた私は、一日も早くケニアへの国境を目指し、エチオピアを抜け出したいのに。

  

「ゼーナーボ~~~(゚Д゚#)!!!
今日、本当はもとからなかったんじゃないの?
なんで今朝、電話で確認を取らなかったのよ!?
車チャーター代返してよう。
zenaboがブルジャンピングあるよって言ったから、私、今日トゥルミに来る事を決めたんだよ?
知ってるでしょ~(TωT)」

半ば八つ当たり。(笑)
もちろんチャーター代は返ってきません。

  

はぁ、グッタリ・・・。
頭がボーッとする。
さらに熱が上がったかも。

心底残念だ。
ブルジャンピング、見たかったな。

  

エチオピア トゥルミ 月曜マーケット ハマル族

せっかくトゥルミに来たので、脱力しながらもマーケットを見学します。

  

エチオピア トゥルミ 月曜マーケット ハマル族


エチオピア トゥルミ 月曜マーケット ハマル族

ここトゥルミのマーケットで出会えるのは、ハマル族の人々!

  

エチオピア トゥルミ 月曜マーケット ハマル族

女性たちは体にも髪にも赤土を塗り込み、細かく編み込んであるおかっぱ頭が特徴。

  

エチオピア トゥルミ 月曜マーケット ハマル族

鉄の輪っかを首に付けているのは、既婚女性の証。

  

エチオピア トゥルミ 月曜マーケット ハマル族

そしてみな、革のスカートや飾りを纏い、ビーズのアクセサリーを身に付けてとても華やか!

  

研究者のtakahashiさん曰く、
マーケットへ来るためにめいっぱい着飾って、お洒落に気合いを入れているそう。
週末天神へお買い物、ルン♪←福岡ネタ
みたいな、そんなノリ!?

  

エチオピア トゥルミ 月曜マーケット ハマル族


エチオピア トゥルミ 月曜マーケット ハマル族

マーケットでも、素敵な革グッズがズラリと売られていました。

  

エチオピア トゥルミ 月曜マーケット ハマル族

毛革をつけてみると、こんな感じ★


エチオピア トゥルミ 月曜マーケット ハマル族

可愛い子どもに遭遇♪
お口に食べカスをいっぱい付けてニコニコ笑顔!

  

エチオピア トゥルミ 月曜マーケット ハマル族

あちらにはカップルを発見!!
全体的に、ポーカーフェイスで表情を崩さない、クールな印象のハマル族。
ところがこの二人の顔には笑顔が溢れ、ハッピーオーラが漂っておりました♪
思わずジーッと眺めていたら、チュッてキスした〜(*ノ▽ノ)
今日はショッピングデートでしょうか?
微笑ましい二人を見て、荒んでいた心がほっこり。

  

エチオピア トゥルミ 月曜マーケット ハマル族

ハマル族の女性たちの背中には、無数のミミズ腫れのような傷跡。
男性がムチを叩く事で愛情の度合いを示すそうで、この傷は愛の証。
なんとも理解し難い文化です。痛々しい・・・。


民族と一緒に写真を撮ってもらおうよ!って事で、kozueちゃんと共に狙いを定めながらウロウロ。
さて、誰に声をかけようか。

  

あ、私、あの人に決めた!

「すみません、フォト、フォト。OK?」

  

エチオピア トゥルミ 月曜マーケット ハマル族

「10ブル」
お金を渡して、写真を撮らせてもらいました。

  

エチオピア トゥルミ 月曜マーケット ハマル族

ハマル族の最長老かしら?
印象的だったこのおばあさんにも、お金を渡してパチリ。

  

kozueちゃんも、声掛け成功。
私と同じくカメラが趣味の彼女もせっせと写真を撮っています。

  

kozueちゃんがふと、

「まるでナンパですね!」

  

昨日のムルシ族がゴーゴーバーなら、こちらのハマル族はナンパ。

kozueちゃん、うまい事言う〜(*´∀`)b

  

ハマル族はムルシのみなさんと違って、
マネーマネーと向こうから営業をかけてくる事はほとんどない。
ま、そもそも、彼らはただマーケットに買い物来ているのですから、
昨日の集落訪問ツアーとは目的が違うのですが。

勇気を出してハマル族をナンパしなければ、写真を撮らせてもらう事はできません。
そしてなぜか、ムルシ族よりも全体的に写真代の相場が高い。
やはり、こちらが声をかけてお願いする立場なので、売り手市場なのでしょうか。



まだまだ全然写真を撮り足りないのですが、
マーケットをうろつくのにそろそろ限界を感じてきました。
雲一つない空から太陽光線が容赦なく突き刺して、あまりの暑さに立ちくらみがしそう。

みんなも同じ気持ち。
今日はもう引き上げよう。

  

車に乗って、一行はジンカへ戻ります。

  

帰りの車内で突然、zenaboが昨日と似たようなセリフを言いました。

  

「明日はディメカでブルジャンピングがあるよ。」

  

え!?
またそれ!?(笑)

  

「本当に、本当なの?」

「ああ、間違いない。明日は本当にあるはず!」

  

うぅ、それは、是非とも見たい。
こうなったら、なんとしてでも見たい!
いやむしろ、ブルジャンピングを見ないと、エチオピアから出られない気がする!!

  

もはや意地です。

  

4人に聞いてみました。
「明日、ディメカに行ってもいいなって人、いる!?」

kozueちゃんとmasaruさんはもう日程のリミット。
明日にはジンカを出なければいけません。
takahashiさんも研究のためにやる事があるのでパス。

残るはyukiさん。

「私は、行きたいな。行こうかな!」

  

やったあ(≧∇≦)
ディメカ仲間GET♪

  

でも、二人でまた明日も車をチャーターするとなると、さらに高額になるし。
zenabo、どうにかならないの!?
なんとかしてよ!!!

「明日は、公共のミニバスでディメカへ行けるよ。」

「そうなんだ!
ねぇzenabo、
今日はブルジャンピングを見るためにお金を払って車をチャーターしたのに、結局見る事ができなかったでしょ?
だから、私たちをディメカへ連れていって!」

「OK。明日はフリーで君たちに付いていくよ。」

よし!交渉成立♪
zenaboが同行してくれるなら、移動の不安はない。


というわけで、まさかのジンカ6泊決定。
水を流すとこちらに向かって水しぶきが飛んでくるトイレ、
暗闇のチョロチョロ水シャワー、
ジメッと日当りの悪い、落ち着かない個室、
そんな魔のGOHホテルに6泊もする事になるとは(笑)

当初の予定では、ジンカ3泊のはずだったのに〜ヽ(≧Д≦)ノ!!

  

明日こそは、ブルジャンピング、見られますように。



ジンカに帰り着くと、
お腹ぺこぺこの私たちは、村で一番美味しいと噂のレストランに行きました。

  

ジンカ レストラン エチオピア

黄色い看板が目印。

  

ジンカ レストラン エチオピア グルメ 食事

今日はkozueちゃんとmasaruさんが最後の夜になるので、
お別れ会も兼ねて、乾杯!
私は体調を崩しているので、コーラで我慢★

  

ジンカ レストラン エチオピア グルメ 食事

kozueちゃんが頼んだのは、手前のビーフグラーシュ。
ご飯も付いて、美味しそう〜♪

  

ジンカ レストラン エチオピア グルメ 食事

yukiさんは、インジェラティブス。
包んであるインジェラを・・・

  

ジンカ レストラン エチオピア グルメ 食事

オープ〜ン♪
スパイシーな肉炒めが顔を出します。

  

ジンカ レストラン エチオピア グルメ 食事

私とmasaruさんは、安定のティブスwithパン。
間違いない美味しさ!

奥に写っているのは、takahashiさんが頼んだシロとパパイヤジュース。
シロとは、豆のスープのようなペーストのような?エチオピアン料理。
インジェラにかけていただきます。

  

エチオピアに来て、ここジンカでようやく、旅人たちと食事を囲む事ができました♪
みんなで食べるご飯はやっぱり美味しいな。
振り返ると、本当に孤独で過酷なエチオピアの旅だった★

  

宿に戻って水シャワーを浴び、熱冷ましの薬を飲んで、早めの就寝。


長かったエチオピアのラスト、大トリを飾るブルジャンピング。
果たして明日、無事に見ることはできるのでしょうか!?

  

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