勇気を出してナンパ!
気が付けば、ジンカ滞在5日目。
早くエチオピアを抜け出したいのに、なかなかそうはさせてくれない。
今日はハマル族の「ブルジャンピング」を見るために、急遽トゥルミの月曜マーケットへ行ってきます!
結局メンツが増えて、5人でチャーター車をシェア。
メンバーは、ムルシ村で一緒だったkozueちゃん、masaruさん。
会社の休みを取ってエチオピアにやって来たyukiさん、
口説き落として新たに加わった仲間、民族や言語の調査のためにジンカに来ている研究者takahashiさん、
そして、私の5名。
驚く事に、私以外は全て短期旅行者です!
この小さな村で、まさかこんなにも短期旅行者に遭遇するとは!!!
限られた会社の休暇をうまく工面して、エチオピアくんだりまでやってくる人たちですから、
みんな旅大好きなメンツ!
そんな濃い~メンバーに囲まれてのトゥルミツアー。
ジンカから片道約3時間、一日がかりの日帰りトリップです。
今日のツアーはムルシ村に同行してくれたガイド、zenaboに直接頼んで車をチャーターしました。
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トゥルミは遠いから朝早く出発するよ、とzenaboに何度も念を押されていたので、
まだ日も出ていない真っ暗な早朝、私たちは約束の時間に集合。
ところが、今日も昨日と全く同じ、いくら待っても車は姿を現さない!
いつの間にかすっかり明るくなってしまった空。
結局、またもや1時間以上も遅刻をしてやってきたのです!!!
しかも、言い訳が始まる・・・。
こいつら~~(#`皿´)!!!
気を取り直して、いざ出発です!!
急遽takahashiさんがメンバーに加わったので、
村からだいぶ離れた、彼が滞在する山奥の宿を経由し、迎えに行ってもらいました。
連絡も取れない中、1時間、一人外で待ちぼうけしていたtakahashiさん。
良かったぁ!無事合流できて(>0<)
これで全員集合。
ようやく、車はトゥルミを目指して走り出します。
その車内でまたまた一悶着!
急遽人数が増えたものだから、昨日交渉していたチャーター料金を値上げをすると言ってきたzenabo。
「えー!?それだったら、人数を集めてシェアするメリットがないじゃない!!
昨日決めた金額しか払わないよ!」
「だったら、トゥルミへは行かない。今すぐ帰る。」
値段交渉に関しては、エチオピア人って本当にいつも強気。
ていうか、遅刻したくせにーーーっ(>皿<)
このままだと帰り兼ねない空気になったので、仕方なくこちらが折れて、
値上げした料金を支払う事になりました。
一人600ブル(約3,600円)。
×5人だから・・・かなりいい設けですよねっ!?
んんん~なんだか、納得いかない後味の悪さが残りますが。
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車はカイアファールを経由して、ちょっぴり休憩タイム。
通り沿いの食堂へ。
こういった食堂以外にも、エチオピアはいたるところに青空茶店があって、
女の人がせっせとコーヒーを淹れている。
どこの茶店も、地元の人たちで賑わっておりました。
エチオピアの茶店で味をしめた、私の大好物ピーナッツティーを注文。
トロッと甘くて、美味しいのです♪
takahashiさんは朝から、もりもりとインジェラの朝食を食べておりました!
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休憩を終えて再び出発。
カイアファールからはまだまだ遠く、しばらく車に揺られます。
と、急に体の異変を感じる私。
強烈な日差しが降り注ぐ車の中は猛暑なのに、体の奥底から悪寒がする。
きっと、また発熱しているんだろうな。
ジンカにきていっきに崩れた体調が、またぶり返してしまったようです。
でもブルジャンピングを見るために、今日一日、気合いで乗り切るしかない!
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約3時間のドライブを経て、トゥルミに到着しました。
体がフルーツを欲していたのでマンゴーを買ってみました。
あ、ちなみに、水色のTシャツがガイドのzenabo君です。
ガイドと言っても、特に何もしませんけど!
マーケットの会場に着くと、
非常事態発生!!!
なんと、
なんと・・・!!!
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本日、ブルジャンピング中止。
ん(・・)?
え!?
ええええええ~~~~Σ(゚Д゚。)ノノ!?
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現地人に話を聞くと、どうやら、ジャンプするためのブル(牛)が逃げてしまったという。
うそ・・・ほんとに?
そんな事ってあるの・・・!?
マーケットだけならトゥルミに来るつもりなんてなかった。
先を急いでいた私は、一日も早くケニアへの国境を目指し、エチオピアを抜け出したいのに。
「ゼーナーボ~~~(゚Д゚#)!!!
今日、本当はもとからなかったんじゃないの?
なんで今朝、電話で確認を取らなかったのよ!?
車チャーター代返してよう。
zenaboがブルジャンピングあるよって言ったから、私、今日トゥルミに来る事を決めたんだよ?
知ってるでしょ~(TωT)」
半ば八つ当たり。(笑)
もちろんチャーター代は返ってきません。
はぁ、グッタリ・・・。
頭がボーッとする。
さらに熱が上がったかも。
心底残念だ。
ブルジャンピング、見たかったな。
せっかくトゥルミに来たので、脱力しながらもマーケットを見学します。
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ここトゥルミのマーケットで出会えるのは、ハマル族の人々!
女性たちは体にも髪にも赤土を塗り込み、細かく編み込んであるおかっぱ頭が特徴。
鉄の輪っかを首に付けているのは、既婚女性の証。
そしてみな、革のスカートや飾りを纏い、ビーズのアクセサリーを身に付けてとても華やか!
研究者のtakahashiさん曰く、
マーケットへ来るためにめいっぱい着飾って、お洒落に気合いを入れているそう。
週末天神へお買い物、ルン♪←福岡ネタ
みたいな、そんなノリ!?
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マーケットでも、素敵な革グッズがズラリと売られていました。
毛革をつけてみると、こんな感じ★
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可愛い子どもに遭遇♪
お口に食べカスをいっぱい付けてニコニコ笑顔!
あちらにはカップルを発見!!
全体的に、ポーカーフェイスで表情を崩さない、クールな印象のハマル族。
ところがこの二人の顔には笑顔が溢れ、ハッピーオーラが漂っておりました♪
思わずジーッと眺めていたら、チュッてキスした〜(*ノ▽ノ)
今日はショッピングデートでしょうか?
微笑ましい二人を見て、荒んでいた心がほっこり。
ハマル族の女性たちの背中には、無数のミミズ腫れのような傷跡。
男性がムチを叩く事で愛情の度合いを示すそうで、この傷は愛の証。
なんとも理解し難い文化です。痛々しい・・・。
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民族と一緒に写真を撮ってもらおうよ!って事で、kozueちゃんと共に狙いを定めながらウロウロ。
さて、誰に声をかけようか。
あ、私、あの人に決めた!
「すみません、フォト、フォト。OK?」
「10ブル」
お金を渡して、写真を撮らせてもらいました。
ハマル族の最長老かしら?
印象的だったこのおばあさんにも、お金を渡してパチリ。
kozueちゃんも、声掛け成功。
私と同じくカメラが趣味の彼女もせっせと写真を撮っています。
kozueちゃんがふと、
「まるでナンパですね!」
昨日のムルシ族がゴーゴーバーなら、こちらのハマル族はナンパ。
kozueちゃん、うまい事言う〜(*´∀`)b
ハマル族はムルシのみなさんと違って、
マネーマネーと向こうから営業をかけてくる事はほとんどない。
ま、そもそも、彼らはただマーケットに買い物来ているのですから、
昨日の集落訪問ツアーとは目的が違うのですが。
勇気を出してハマル族をナンパしなければ、写真を撮らせてもらう事はできません。
そしてなぜか、ムルシ族よりも全体的に写真代の相場が高い。
やはり、こちらが声をかけてお願いする立場なので、売り手市場なのでしょうか。
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まだまだ全然写真を撮り足りないのですが、
マーケットをうろつくのにそろそろ限界を感じてきました。
雲一つない空から太陽光線が容赦なく突き刺して、あまりの暑さに立ちくらみがしそう。
みんなも同じ気持ち。
今日はもう引き上げよう。
車に乗って、一行はジンカへ戻ります。
帰りの車内で突然、zenaboが昨日と似たようなセリフを言いました。
「明日はディメカでブルジャンピングがあるよ。」
え!?
またそれ!?(笑)
「本当に、本当なの?」
「ああ、間違いない。明日は本当にあるはず!」
うぅ、それは、是非とも見たい。
こうなったら、なんとしてでも見たい!
いやむしろ、ブルジャンピングを見ないと、エチオピアから出られない気がする!!
もはや意地です。
4人に聞いてみました。
「明日、ディメカに行ってもいいなって人、いる!?」
kozueちゃんとmasaruさんはもう日程のリミット。
明日にはジンカを出なければいけません。
takahashiさんも研究のためにやる事があるのでパス。
残るはyukiさん。
「私は、行きたいな。行こうかな!」
やったあ(≧∇≦)
ディメカ仲間GET♪
でも、二人でまた明日も車をチャーターするとなると、さらに高額になるし。
zenabo、どうにかならないの!?
なんとかしてよ!!!
「明日は、公共のミニバスでディメカへ行けるよ。」
「そうなんだ!
ねぇzenabo、
今日はブルジャンピングを見るためにお金を払って車をチャーターしたのに、結局見る事ができなかったでしょ?
だから、私たちをディメカへ連れていって!」
「OK。明日はフリーで君たちに付いていくよ。」
よし!交渉成立♪
zenaboが同行してくれるなら、移動の不安はない。
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というわけで、まさかのジンカ6泊決定。
水を流すとこちらに向かって水しぶきが飛んでくるトイレ、
暗闇のチョロチョロ水シャワー、
ジメッと日当りの悪い、落ち着かない個室、
そんな魔のGOHホテルに6泊もする事になるとは(笑)
当初の予定では、ジンカ3泊のはずだったのに〜ヽ(≧Д≦)ノ!!
明日こそは、ブルジャンピング、見られますように。
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ジンカに帰り着くと、
お腹ぺこぺこの私たちは、村で一番美味しいと噂のレストランに行きました。
黄色い看板が目印。
今日はkozueちゃんとmasaruさんが最後の夜になるので、
お別れ会も兼ねて、乾杯!
私は体調を崩しているので、コーラで我慢★
kozueちゃんが頼んだのは、手前のビーフグラーシュ。
ご飯も付いて、美味しそう〜♪
yukiさんは、インジェラティブス。
包んであるインジェラを・・・
オープ〜ン♪
スパイシーな肉炒めが顔を出します。
私とmasaruさんは、安定のティブスwithパン。
間違いない美味しさ!
奥に写っているのは、takahashiさんが頼んだシロとパパイヤジュース。
シロとは、豆のスープのようなペーストのような?エチオピアン料理。
インジェラにかけていただきます。
エチオピアに来て、ここジンカでようやく、旅人たちと食事を囲む事ができました♪
みんなで食べるご飯はやっぱり美味しいな。
振り返ると、本当に孤独で過酷なエチオピアの旅だった★
宿に戻って水シャワーを浴び、熱冷ましの薬を飲んで、早めの就寝。
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長かったエチオピアのラスト、大トリを飾るブルジャンピング。
果たして明日、無事に見ることはできるのでしょうか!?
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