緊張の越境！ヘルシンキからサンクトペテルブルクへバス移動

February 28, 2021 Categoyr: └ RUSSIA ( ロシア )

かつてない緊張の越境

サンクトペテルブルクにあるロシア正教の大本山、カザン大聖堂は、
ローマのサン・ピエトロ大聖堂を模したデザイン。
神聖な祈りの場である内部の写真撮影は禁止でした。

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ヘルシンキ最終日。
ロシア行きの夜行バスに乗るためにKamppiバスターミナルへ。

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停車場のある地下フロアへ降りるためのエスカレーターが、よりによって下り方向のみ故障中！
ただでさえコロコロのタイヤが壊れて動かずに大変なのに、
マリメッコでたんまり購入した戦利品の紙袋、
オーロラのためにストックホルムでGETした大きなダウンジャケットとマルメで買った三脚が荷物を圧迫！
今までになく移動に難儀する状況に陥っているのです。

止まったエスカレーターはただの階段。
ここを大荷物を抱えて下りるなんて、と一瞬立ちすくんでしまいましたが、
バスの出発は15分後。
エイッと気合いを入れ、意を決してよたよたと降り始めたら、
このエスカレーター思いのほか長い！
顔を歪めながらウンショ、ウンショと亀の速度で一歩ずつ足を下ろしていると、
後ろから来たカップルが荷物を持って助けてくれて。
しかも、地下まで降り切ると隣の上りエスカレーターにササッと乗って去って行ってしまいました。
バスターミナルに用事があるわけでもなく、大荷物を抱えた私を見かけて手伝うためだけに一緒に下りてくれたのです。
なんてスマートに、当然のように、困った人を助けるための行動を迷いもなく起こせるのだろう！？

感謝と感動で胸がいっぱいになりながら、お目当てのバスに乗り込みました。

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今回は、ちょっぴり緊張と不安の入り混じる越境です。

なぜなら、

~~（少ーしだけ？）シェンゲンオーバーしている上に、~~

以前にも書いたようにロシアビザの期限。

ロシアビザは近隣国で取得する事ができないので、旅の出発前にあらかじめ日本で取得しておかなければいけません。
その際に、一ヶ月の範囲内でビザに刻印される入国日と出国日を設定します。
ロシアは旅の最後に訪れる予定だったので先の予定を確定させておくのは不本意だったのですが、
決まりごとだから仕方ありません。
そんなわけで、出発から約半年後にあたる10月3日in、11月1日outでビザを申請していました。

ところが、北欧のオーロラ鑑賞で大幅にスケジュールがずれ込み現在10月17日。

二週間も遅刻です！

ネットで探しても、ロシアビザ入国日から大きくズレ込んでしまったというブログ記事は見当たらず。
ロシア入国はかなり厳密な印象だけど、こんな事許されるのかしら？
真夜中に国境で入国拒否か、最悪拘束でもされてしまったらどうしようかと内心怯えていたのです。

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ヘルシンキを出発したバスは、深夜にボーダーに到着。
ここからが正念場です。

さて、一つ目の難関はシェンゲン。

まずはフィンランド側のイミグレで出国手続き。
パスポートコントロールの列がはけていき、最後尾の私の番に。
職員は大柄でいかついお兄さん。

どうか、シェンゲンオーバーに気付きませんように！

差し出したパスポートを舐め回すように見ている？
なんだか、私の時だけやけに時間が長くかかっているように感じます。
焦りを悟られぬよう何食わぬ顔でフンフーンと明後日の方向を向いていたら。

バンッ！

よっしゃーもらった！！！
無事に出国スタンプGETです。

あ、良い子は絶対に真似しないように！
各自自己責任ですよ。
空路だったら多分アウトでしたから（汗）