May 03, 2021  Categoyr: └ RUSSIA ( ロシア )

【後編】シベリア鉄道の小さなおともだち

シベリア鉄道 モスクワからウラジオストクへ

シベリア鉄道の旅も半分を過ぎて、残すところあと三日。
Albinaと入れ替わりで乗車してきたのは、



シベリア鉄道 モスクワからウラジオストクへ

おばあちゃんと孫ちゃんの年の差コンビ!

 

シベリア鉄道 モスクワからウラジオストクへ

お孫ちゃんの名前はSasha君、4歳です。
(日本の4歳の子より大きく見えるような!)
おばあちゃんと仲良くお利口さんで偉いね!
ロシアでもおばあちゃんのことを「バァバ」って言うのには驚いた。
(最近の)日本と同じ。

 

シベリア鉄道 モスクワからウラジオストクへ

SergeyにもMojavaにもすぐに懐いてみんな仲良しに。
寡黙なSergeyが本を読んであげている姿が微笑ましかった!
二児のパパさんだもんね!

 

シベリア鉄道 モスクワからウラジオストクへ

気付いたら、お外はこんな景色に。

 

シベリア鉄道 モスクワからウラジオストクへ


シベリア鉄道 モスクワからウラジオストクへ

フォトグラファー、サーシャ。

 

彼らが乗り込んで来てから、
私も、この愛らしいSashaにずーーっと一緒に遊んでもらっていました。

 

シベリア鉄道 モスクワからウラジオストクへ


シベリア鉄道 モスクワからウラジオストクへ

伝わらない事が分かっているのか分かっていないのか、
なんの疑問も抱かない澄んだ瞳で、目の前のアジア人にロシア語で一生懸命に話しかけてくれます。
分からないまま「うん、うん!」て相槌を打つのがちょっぴり申し訳なく思っちゃうけど。

 

そういえば、スウェーデンのマルメに移住して先日遊びに行った高校時代の友人ikki。
彼女の3人の子どもたち、次女ちゃんと末っ子君は、まだ英語もスウェーデン語もあまり話せないけれど、
(すぐに学校生活が始まった長女ちゃんは早くもペラペラトリリンガル!)
保育園に通い始めた二人はなんの躊躇もなく、
先生やお友達に日本語で話しかけて輪に入り込んでいると聞いたのを思い出して!

小さい子たちが言葉の壁を軽々と乗り越えているんだもん。
それなら私だって!

そう気持ちを切り替えてからは、
Sashaと私の、日本語とロシア語によるへんてこな会話が始まりました。
それが、不思議と成立するから面白い!

 

シベリア鉄道 モスクワからウラジオストクへ

すっかり仲良くなった私たち。
Sashaも、「uca、uca!」と懐いてくれて、
朝は、早起きのSashaが上段のベッドで眠りこけている私を「ucaーーー」と叫んで起こしてくれる。

 

シベリア鉄道 モスクワからウラジオストクへ


シベリア鉄道 モスクワからウラジオストクへ

夜は寝る直前までキャッキャと遊び、
Sashaがあまりにも寝ないから「おやすみ」をロシア語会話帳で調べて、
「スパコィナイノーチェ」と言ったら、
周りの大人たちも、「ほら、ucaにおやすみしなさい」って。

 

ああ、可愛過ぎて癒される。


そんなこんなで、シベリア鉄道の旅もあっという間にラスト一日。

 

実は、深夜爆睡している間にSergeyがチタで下車してしまっていて。
ちゃんとお別れの挨拶ができなかった事がとても心残りだったのです。

初期メンバーのSergey。
多くを語らずとも目元がとても優しいSergey。
さりげなくいつも助けてくれたSergey。

 

みんな、素敵な人たちで良かったな。




お昼前、いつものように紅茶を入れて飲んでいると、

 

「ほらuca、ケーキ食べな、ピロシキ食べな。」

 

と周りが勧めてくれるので、

 

「ありがとう、でも今日はレストランに行くからいらないよ。」

 

とお断り。
そう、最後は食堂車を利用してみようと心に決めていたのです。

そうしたら、
何故かおばあちゃんとSasha、Mojavaまで一緒になって、
4人ゾロゾロと連れ立って食堂車両へ向かうことに!

 

シベリア鉄道 食堂車両 レストラン

こんなに綺麗なレストランがあったのね!
最終日になって初めて知る私。

 

注文したお料理が運ばれてきました。

 

シベリア鉄道 食堂車両 レストラン


シベリア鉄道 食堂車両 レストラン

芋、きゅうり、トマト、ピーマンの切れ端、ぱさぱさチキン。
Soooo simple!!!

味付けは塩と香草ディルくらい。
素材の味を楽しめる一品です・・・?

 

高い!
美味しくない!←本音

 

ロシアの旅史上最もコスパの悪いランチとなってしまいました。

 

シベリア鉄道 食堂車両 レストラン

付き合わせちゃってごめんよぅ(泣)

ま、これも経験です!




シベリア鉄道 ハバロフスク

夜、ハバロフスクに到着。
この駅では停車時間が長かったので、Mojavaと外まで繰り出してみました。


深夜を過ぎて早朝。
ウラジオストクの一つ前の駅。

 

シベリア鉄道 モスクワからウラジオストクへ

ここで、おばあちゃんとSashaが降りてしまいます。

 

シベリア鉄道 モスクワからウラジオストクへ

パジャマ姿からあったかい服にお着替えをしたSasha。

 

シベリア鉄道 モスクワからウラジオストクへ

おばあちゃんっ子の甘えん坊なSasha。

 

シベリア鉄道 モスクワからウラジオストクへ

いつもお膝に乗ってくれて、
おてて繋いで、
ずっと一緒に遊んでくれた、可愛い可愛いSasha。

 

さようなら。

 

また泣きそうになりながら、
おばあちゃんとSasha、大小二つの背中を見送りました。


外国人 タトゥー 変

イワンもさようなら・・・。

って、このお方は初見ですが、
首元のタトゥーに釘付けになってしまい思わずパシャリ!笑
シュールすぎる。
いいの?本当にそれで、良かったの!?
うん、ク・・・クールだよ。
その思い切りの良いチャレンジ精神がね。




シベリア鉄道 ウラジオストク 駅

結局、最初から最後まで一緒だったMojavaとともに、
6時55分、最終駅のウラジオストクで下車。
モスクワから出発したロシア横断シベリア鉄道の長旅を、無事に終えることができました。


電車に乗りっぱなしの一週間。

初めての経験だったけれど、退屈も飽きもせずに、
よく寝てよく食べて、
ゆっくりと読書をしたりブログを書き溜めたり、
時間に追われない、貴重なwifiデトックスの日々を満喫しました。

何より、旅人同士の一期一会。
たくさんの優しさに触れながら交流を楽しみ、
出会いと別れを繰り返して。

ほっこりと温かく、ちょっぴり鼻の奥がツンとするような。

そんな、
旅の思い出の1ページに確かに深く刻まれた、
シベリア鉄道で過ごした7日間でした。

 

ウラジオストクと日本の時差は1時間。
(日本よりもウラジオストクの方が1時間進んでいます。)
時計を合わせると、
ヨーロッパからすっかり離れ、日本がもう目の前であることを実感する。

 

約半年間のこの旅も、ついに終わりを迎えます。

 

※2017年10月の旅のお話です。

 

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