絶景と恐竜と女子会
トレッキング二日目は、
トロトロに来る決め手となったあの景色を実際にこの目で見るために。
昨日の疲れが残った体にムチ打って、今日も張り切って真っ赤なコンバースで歩きます!!!
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本日はトータル6時間ほどの半日コース。
昨日と同じ10代のガイド君引率のもと、
グループに新メンバーのyukaちゃんが加わり、さらに賑やかになりました!
まさかボリビアの辺境の地トロトロで、
偶然にも日本人女子が3人も集結する事となるとはね★
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今日は昨日のような車移動の遠出はなく、町からの出発となります。
歩き始めてすぐに目の前に現れたのは、
昨日に引き続き、トロトロ名物恐竜の足跡!
やはり、あまりにもくっきりと残る歩行ライン。
こちらはトロトロ一帯に残る足跡で一番大きいサイズ!
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この大地を巨大な恐竜たちが闊歩し、空を飛び交う様を想像してみる。
それはまさに、子どもの頃に見た映画ジュラシックパークの世界!
(あの追いつめられる恐怖心は鮮明に覚えています!)
けれどもこの足跡たちが何億年も前のものだなんて、やっぱりピンと来ないのですが★
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目的地はまだまだ先。
さらに歩みを進めます。
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劇場の形をした岩道を通り過ぎ、
(雨期の間、ここは川が流れるらしい)
友情の橋とやらを渡り、
(7人乗っても壊れない!仲間の固い絆を確認できる天然の岩の橋なのです。)
トロトロで一番訪れたかったポイント、
キャニオンのミラドール(展望所)に到着しました!
ミルフィーユのように細やかな層を重ね、両側から迫りくる切り立った断崖。
写真で見てここに来る事を決意した。
言わば、この景色が私をトロトロに連れて来てくれたというわけです!
いつまでも見ていられるなぁ。
このミラドールでゆっくり時間を取って絶景を堪能した後は、
崖沿いの道に添って再び歩き出します。
この辺りまでは高低差が少なく、比較的なだらかな地形で歩きやすかったのですが、
え・・・嘘でしょ?
この下まで下りて行くの!?
次に目指す場所は、
なんと、このキャニオンの一番下。
深い深い渓谷の谷底だった・・・!
ここからは、ひたすらひたすら下り道。
帰りの事を考えると気が遠くなるくらい、果てしなく続く階段を下りてゆきます。
上り、やばいな。
帰りは絶対にしんどいなぁ。
ついに谷底へ到着!
足場の悪いゴツゴツ岩道をしばらく歩くと、
やがて乳白色の水をたたえた小川が現れ、
本日二つ目のハイライトポイント、
Vergel滝に辿り着きました!
苔むした岩をサラサラと伝う水の絹糸は、荒々しいキャニオンとは対照的。
繊細な自然美にうっとり見惚れてしまいます。
ここでしばしお昼休憩。
みな、思い思いの時間を過ごす中、
妖精が水浴びして遊んでいそうなファンタジーな滝壺で、
カタルーニャ出身のカップルがおもむろに衣服を脱ぎ、水着姿になって小川へダ〜イブ!
バスクリーンのような見た目とは裏腹に、足を浸けただけで飛び上がるほど水が冷たいのです!
さすが、欧米人は皮膚の作りが違うっ!
(真冬の外を半袖短パンで闊歩する欧米人、よく見かけますからね!
見てるこっちが凍えそうになるくらい★)
けれどもとっても絵になる二人なのでした♪
sayaちゃんは日なたの川縁で日光浴を、
私とyukaちゃんはちょうど木陰になった大きな岩の上に寝そべって、
特等席から、ただただぼーっと滝を見つめる。
岩壁のフレームからぽっかり覗く青空。
マイナスイオンを全身に浴びてヒーリング効果抜群!
気を抜くと、うとうと夢の世界に引きずり込まれそうになります。
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至福の癒し時間はそういつまでも続かない。
お昼休憩が終わり、
ここからが地獄の始まりだった!?
下りてきた分だけ上るのは当然の事で、
今度は崖の上を目指して歩かなければなりません。
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ガイド君から私たちに、二つの選択肢が与えられました。
元来た階段道を上がっていくか、
それとも別の獣道を登っていくか。
階段をひたすら上がる方がしんどそうだよね?
同じ景色を見るのもつまらないし、帰りは獣道を登って行こう!
作戦会議の結果、下りて来た道とは別のルートを辿る事になりました。
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小川添いのでこぼこ岩道を逆戻り、
階段の入り口を通り過ぎて、
断崖絶壁サバイバルロードがスタート!
時には斜面に這いつくばるようによじ登りながら、上へ上へ。
昨日から残る筋肉の疲労が応えて足の踏ん張りがきかなくなっている。
さらに、容赦なく照りつける直射日光がみるみる体力を奪い目眩がしてきた。
歩く事に夢中でこまめに水分を取る事を怠っていた私は、
ついに、プチ熱中症の兆候を感じ始めてしまったのです!
「うぅ、気持ち悪い。
軽い頭痛と吐き気がする・・・。」
情けなくも立ち止まってしまった私。
グループのみんなが親身になって心配してくれて、
負担を減らすようリュックのストラップを締め直してくれたり荷物を持ってくれたり!
休憩を度々取りながら、意識的にしっかり水分も補給して、
幸いにもなんとか症状は和らいだのでした。
重たい足を一歩前に踏み出す力をくれたのは、yukaちゃんの背負う熊さんリュック!
ペロンと舌を出して手足をブラブラさせた熊さんは気の抜けるようななんともゆるーい表情と出で立ちで、
目が合うたびにクスリと笑みがこぼれてしまう!
炎天下のフラフラトレッキングの中、yukaちゃんの背中の熊さんが私を元気づけてくれたのでしたw
帰路の道中にも色んな見所があったのですが、
一眼レフをリュックにしまいこんでいた上に、取り出して撮影する気力なんて湧くはずもなく、
残念ながら帰り道の写真は一切なし!
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断崖を登り切りゆるやかに開けた大地を歩く頃には、
ようやく呼吸も整い、景色を楽しむ余裕が生まれました。
この丘を越えると、
眼下に広がる山あいの小さな町!
ようやくトロトロに戻ってきました。
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久しぶりのトレッキング。
なまり切った体はへとへとに疲れ果ててしまったけれど、
大地のパワーをいっぱいに取り込んだ二日間!
まだまだ観光地としてはマイナーなボリビアの秘境、トロトロ。
この町にやってきて本当に良かった。
遥か昔、確かにこの地球に生きていた恐竜の息吹きをちょっぴり感じる事もできたし!?
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トロトロ最後の夜は、
ジャパニーズ女三人、ビール片手に心ゆくまでガールズトーク。
ここがまさか、日本の裏側にある辺境の地とは到底思えないくらい、
まるで居酒屋で語り合うかのごとく、濃厚トークに話しがはずむはずむ!
大地パワーに加え女子エネルギーまでをもチャージしてしまった、充実のトロトロデイズなのでした♪
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★オマケのお話★
~トロトロの晩ご飯~
【1日目】
町で唯一Wi-FIが使えるカフェにて、ボリューミーなクリームパスタ。
(WI-FIの看板が目印。ただし申告しないとWI-FIのスイッチは入れてもらえません。)
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【2日目】
宿泊した宿「Como en Casa」の野菜トマトパスタ。
美人ママが腕を振るうお料理はとっても美味しいと評判なのです♪
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【3日目】
Wi-FIが使えるために結局通ってしまうこのカフェ。
この日はピザとキヌアスープ、カラマリ。
バナナミルクもおすすめです!
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この後、
運命の、奇跡の再会が待っていた!?
そしてまたもや試練へと続くのであった・・・。
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