諸行無常
3日間のパンタナールツアーを終えたその足でボリビアとの国境の町へ!
いったんここでブラジルとはお別れですが、また数ヶ月後にこの国に戻ってくる予定です。
今回の南米旅、ルートはかなりグニャグニャ!(そのうちMapを更新しますので、気長にお待ちください★)
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途中まで旅の行程が同じだったので、
パンタナールからボリビアまでは、ロッジで一緒だったAndrejaと行動をともにする事になりました。
セルビア人のAndrejaはなんと身長196cm!!
私の友人の中でダントツで最長身。
165cmの私が並んでも囚われの宇宙人のような姿に・・・。
横にいるだけで、防犯の面ではかなり安心できそうです♪
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パンタナールのロッジの車とバスを乗り継いでやってきたのは、
ボリビアとの国境を接するコルンバという町。
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バスターミナルから客引きの車で移動、
連れて来られたRoad Riders Hostelにチェックインしました。
つい最近オープンしたというこの宿は、全てが真新しくて綺麗で快適♪
何より、
手洗い洗濯スペース、そして太陽がサンサンと降り注ぐ物干しロープがあるのは今の私にはありがたい!
パンタナールのロッジで(おそらく)ベッドバグにやられ、
主に腕と足を、おびただしい程に刺されまくって、
それはもう、痒さで気が狂いそうになるほど!
なので、念のために洋服をぜーんぶお洗濯。
靴も洗って乾かして、バックパックも荷物を空にして天日干し。
一日お洗濯デーを設けたので、
国境を越えるためだけにやってきたこの町に、無駄に二泊もしてしまいました。
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でもそのおかげで、
通り過ぎるだけではもったいない、
コルンバの素晴らしい景色に遭遇する事ができたのです!
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夕暮れ前の一番過ごしやすい時間帯、あてもなく町をぶらついてみました。
中心地はそこそこ栄えていましたが、
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川沿い近くはぐっと雰囲気が変わり、コロニアルな建物が並ぶ可愛らしい街並に。
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気付いたら、
太陽が一日の最後の力をうんと振り絞るように、オレンジ色に発光しています。
そろそろ夕焼けタイムだわ。
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コルンバは、
豊な水をたたえるパラグアイ川に面した港町。
ここは釣り人の憧れの場所でもあるそうで、
川べりで釣りに興じる人々をチラホラ見かけます。
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一見なんの変哲もないこのパラグアイ川、
実は、ん?と目を疑うような、
とても不思議な現象が起こっていまして!
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悠々と流れる川の水が、浮き草の塊を左から右へ運んでいるのです!
絶え間なく、一定方向に流れ続ける緑の塊。
どこから来て、どこへゆくのか。
この川を眺めていると、
何事も、
留まることなく絶えず変化しているんだな、と。
何気なく過ごしている毎日の中では気付きにくいけれど、
確実に時計の針は進み、
形あるものもないものも、目に見えない速度で変化し続けていて。
日はまた昇り沈むように。
つぼみはほころび大輪の花を咲かせ、やがて枯れゆくように。
人は生まれた瞬間から、確実に死に向かっていくように。
諸行無常
盛者必衰
そんな、
実は当たり前の事、
この世の真理みたいなものを気付かせてくれる。
だから、
今この瞬間が愛おしいし、
変わりゆくからこそ、一瞬一瞬を大切にしていけたら素晴らしいなって。
とても難しすぎるけど。
(日々刻まれるシワも成長してゆくシミも、盛者必衰。まるごと受け入れてやろーじゃないのッ!
とか言って、本気国したらシミ取り行きたいw←抗おうとするやつ)
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是非コルンバのパラグアイ川の前で、
時に身を委ね、流れ流れる浮き草をボーッと眺めてほしい。
私の言いたいことが分かるはずですからっ!?(笑)
なんだか、
なんて言ったらいいのか、
三途の川?じゃないけれど、
相当浮世離れしているんですよ、この川!
きっとAndrejaは隣で、
そんな事つゆほども考えてもいなかったと思うけどw
私、ちょっぴり危ない妄想族ですからね・・・。
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目の前では、
今日を照らした太陽が今にも沈もうとしています。
橋をくぐって落ちていく夕日。
その前を、悠々と流れる水面のシルエット。
雲と、川と、橋と、浮き草と。
全てが一つの作品として額縁に収まって、
美しくも儚い一日の終わりを見せてくれました。
パンタナールツアーの三日間よりも、数十分にわたるこの夕焼けショウの方がなんだか感動したなw
二泊しなければきっとこの景色を逃していたし、
ベッドバグに全身食われたのも、結果オーライ!てことで!?
うん、きっと、
そういうことだ。
ウアーーーーッて発狂しそうになるくらい、
死ぬ程痒いけど(泣)
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翌日はタクシーで国境まで行き、イミグレを越えて二度目のボリビアin!
この国境、日によっては長蛇の列ができて何時間も待たされるそうですが、
この日はガラガラで、運良くスムーズに通る事ができました。
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ボリビア側の国境の町キハロから、今夜の夜行バスに乗ってサンタクルスを目指します。
196cmのAndrejaにとって、公共の乗り物はしんどいだろうな。
飛行機のエコノミーなんて、無理矢理折り畳む足が痺れてしまいそう。
というわけで、
一番グレードの高い座席を予約。
シートゆったり配置の180度フラットリクライニング。
このタイプのバスは初めてだわ。
夜まではまだかなり時間があるので、
特に何もないキハロをお散歩し、公園でビールを飲んで、
メルカドでランチ。
人が多く入っている人気の食堂を狙うのがポイント。
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前例もあってハナから期待していなかったボリビアご飯だけど、
あら、ここのは意外と美味しい!
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残り時間はバスターミナル前のお店に入って、
ビールを飲みながら暇潰し。
(こんなに飲んでいたらバスの中で確実にトイレが近くなるな〜。
南米はバスの中にトイレがあるので膀胱炎は免れられるけれど★)
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ようやくバスの時間がやってきました。
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フルフラットの座席でグースカ眠りこけ、
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翌朝、サンタクルスに到着です!
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