巨人の石道

北アイルランド ジャイアンツコーズウェイ

イギリスからアイルランド。
島と島をまたぐ道のりは意外とあっけなく。



イギリスからアイルランド フェリー

フェリー乗り場。

 

イギリスからアイルランド フェリー

グレートブリテン島から海を越えてアイルランド島へ。


北アイルランド ブッシュミルズ

北アイルランドのベルファストで一泊を挟み、
翌日北海岸の街ブッシュミルズへ移動。


ジャイアンツコーズウェイ ホステル 安宿

予約していた町外れのFinn McCools Giants Causeway Hostelは、サンルームを備えた可愛らしい宿でした。



ヨーロッパの旅、いよいよアイルランド編へ突入〜!

 

と言いたいところですが、ここ北アイルランドはまだイギリス領内。

そもそもイギリスと呼ぶのは日本人だけで、
正式名称は、

 

United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland

グレートブリテンおよび北部アイルランド連合王国

 

長いっ!笑
実はUKが一般的な通称。
その名の示す通り、グレートブリテン島と北アイルランドをまとめてイギリスなのです。

 

アイルランドはもともとケルト人の多く住む国。
聖パトリックの布教によりカトリック系キリスト教を取り込んでいったケルト人と、
アイルランド北部に入り込んできたプロテスタントのイギリス人。
宗派の対立と英国からの独立、複雑な問題が絡み合い、血なまぐさい内戦、紛争が続き。
アイルランドが独立しても北アイルランドだけはイギリスに留まり、
ひとつの島に二つの国が存在することになったのです。
もちろん使われている通貨も、国境を境にポンド、ユーロと違います。
それでもEU下で行き来も輸出入も自由だった今までは良かったのですが。

ブレグジット最大の障壁がアイルランドの国境問題でしたよね。

 

島国日本からは想像もつかない、
複雑な問題を抱えている、同じ二つの島国なのです。

 

とは言え。

 

北アイルランド 観光

海を越えてやってきた、この緑広がる大地は、
私が思い描くアイルランドのイメージそのもの。

 

だって、ここはイギリスだけどアイルランドだから。


知っていました?
昨年日本初、アジア初のワールドカップが国内で行われたラグビー。
8強入りを果たした日本代表の活躍で大盛り上がりでしたよね!
私もその頃はちょうど日本にいて、テレビにかじりついてエセファンしていました!w
イギリスだけ一国から複数のチームが出られるなんてズルイー!って思っていたあなた。
(それは私です。)

 

イングランド
スコットランド
ウェールズ
アイルランド

 

そもそもUKはバラバラな4つの国の連合体。
それぞれに独立したラグビー協会があるので、UK代表!ではなく4つの代表に分かれるらしい。
(サッカーも一緒)
この中でややこしいのがアイルランドチーム!
もともとアイルランドと北アイルランド(イギリス領)に分けられる以前からラグビー協会がが存在していたので、
歴史的混乱の中で今もワンチームであり続け、
試合が始まる前には『Ireland’s Call』(アイルランドの叫び)という代表歌を、国歌の代わりに歌うのです。

2020年にEUを離脱したイギリス。
今後、ラグビーアイルランドチームにも影響が出てくるのでしょうか。


さて、
アイルランド観光一発目に訪れたのは、

 

北アイルランド ジャイアンツコーズウェイ

世界遺産にも登録されているジャイアンツ・コーズウェイ。

 

北アイルランド ジャイアンツコーズウェイ

立派な建物のビジターセンターでチケットを購入。
中は展示物が充実していました。

 

北アイルランド ジャイアンツコーズウェイ

整備された遊歩道を歩いて海岸へ下りていきます。

 

北アイルランド ジャイアンツコーズウェイ

青い空と海が気持ち良い!

 

北アイルランド ジャイアンツコーズウェイ

なんの変哲も無い海岸?

 

北アイルランド ジャイアンツコーズウェイ

ここの何が世界遺産なの?
と言いますと。

 

北アイルランド ジャイアンツコーズウェイ


北アイルランド ジャイアンツコーズウェイ

綺麗な六角形の石柱群!
この景観が、世界的にも10本の指に入る奇景として自然遺産に登録されているのです。

 

北アイルランド ジャイアンツコーズウェイ

なんでも『巨人の石道』と呼ばれるジャイアンツ・コーズウェイには二つの伝説があり、
ケルト神話に登場する巨人、フィン・マックールがこの海岸を造ったと言い伝えらえているそう。

 

一つは、巨人フィンがスコットランドのベブリディーズ諸島スタファに住む女性に恋をして、
彼女をアイルランドに渡らせるために石の道を造ったという説。

もう一つはスコットランドの巨人、ベナンドナーとの戦いの舞台になったというお話。
巨人vs巨人!

 

どちらのお話もスコットランドと関わりがあります。
実際スタファ島のフィンガル洞窟に同じ玄武石の石柱があるそうで、
その事実がこれらの伝説に影響したのだと考えられています。

 

北アイルランド ジャイアンツコーズウェイ


北アイルランド ジャイアンツコーズウェイ


北アイルランド ジャイアンツコーズウェイ


北アイルランド ジャイアンツコーズウェイ

伝説はさておき、
太古に流出したマグマが冷え固まって、その上に台地が蓄積し、
柱状の岩石が形成されたというのが現実的な説。

 

北アイルランド ジャイアンツコーズウェイ

六角形の岩がでこぼこと突き出た黒い海岸は今にも動き出しそうで、
確かにもの珍しい風景です。

 

北アイルランド ジャイアンツコーズウェイ

進行方向に視線を向けると、
パイプオルガンと名付けられた石柱の壁が目に入ります。
麓に群がる人間と比較すると、その大きさが分かりますよね!

 

北アイルランド ジャイアンツコーズウェイ

海岸沿いの遊歩道を伝い、オルガン岩まで歩いてみます。

 

北アイルランド ジャイアンツコーズウェイ


北アイルランド ジャイアンツコーズウェイ



北アイルランド ジャイアンツコーズウェイ

小高い丘の上から見下ろすジャイアンツ・コーズウェイ。

 

北アイルランド ジャイアンツコーズウェイ

パイプオルガンの真下から見上げる石柱は迫力満点。


ポツリポツリ。

あっという間に青空を覆い隠したぶ厚い雲から、
小雨が降りてきてしまいました。

 

もう少し歩き続けたかったのですが、慌てて引き返します。

 

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